CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-163「氷の微笑」(アメリカ)

2023年07月07日 00時09分08秒 | アメリカ映画
刑事が間違った女に堕ちる
 サンフランシスコ。ナイトクラブを経営する元ロックスターの男が自宅の寝室で惨殺された。
 刑事ニックは被害者の恋人で事件当時のアリバイが不確かな作家キャサリンを尋問するが、ミステリアスな彼女に翻弄され、捜査は難航する。キャサリンの抗えない魅力と刑事としての使命との間で、深みにはまっていくニック。
 そんな中、さらなる殺人事件が起こる。(「作品資料」より)


 1992年製作、日本でも同じ年に公開され、大ヒットしたエロティック・サスペンス・スリラー。

 今回、4Kレストア版として劇場公開され、およそ30年ぶりに鑑賞。

 殺人の容疑者であり、ミステリアスな女性、シャロン・ストーン演じるキャサリンが尋問中に足を組み替えるシーンは話題になったな。

 情事中にアイスピックで惨殺された、元ロックスターの事件を捜査することとなった刑事のニック。

 一緒にいたと言われる、作家のキャサリンを尋問するが、時に赤裸々に、時にはぐらかしてくる彼女に翻弄される。

 そんな彼女を捜査の対象としていくうちにニックは彼女に魅力を感じ、惹き込まれていくが、やがて新たな殺人が発生する。

 彼女の周囲では何人もの人が死に、更に今回の殺人は、彼女が書いた本での描写と全く同じものである。

 そんなキャサリンを捜査するニックも、捜査の際に観光客を射殺してしまったことがあり、監察官から目を付けられている。

 カウンセリング医師のベスと話をし、禁酒禁煙を実行中であったが、キャサリンと出逢ったことにより、それらを破っていってしまうニック。

 果たして、キャサリンが犯人なのか、そして二人の関係はどうなるのか。

 濡れ場も多く、エロティックな雰囲気で展開されるサスペンス。

 ニックとキャサリンが懇ろとなった時に、危険な状況を予感させるシーンが何度もある。

 事件の顛末に関しては、徐々に真実へ向かっていく。

 キャサリンは容疑者という立場を楽しみ、ニックに惹かれていくようである。

 判りやすいストーリーだったとは思うが、ラスト・シーンだけは今ひとつ理解しかねるものがあったな。

 エロティックな要素満載で繰り広げられるサスペンス・スリラー、興味惹かれる作品であった。

/5

監督:ポール・ヴァーホーヴェン
出演:マイケル・ダグラス、シャロン・ストーン、ジョージ・ズンザ、ジーン・トリプルホーン、デニス・アーント、レイラニ・サレル、ブルース・A・ラング
於:シネ・リーブル池袋

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 23-162「リトル・マーメイド... | トップ | 23-164「GONZA」(日本) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカ映画」カテゴリの最新記事