CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-028「暗殺」(中国)

2023年02月09日 01時14分43秒 | 中国映画
鍵が空から落ちてくるのか
 上元歴6年、「唐門」という女性だけの暗殺一族では秘宝「陰陽眼」によって予知された悪人の名前を名簿に載せ、彼らが悪事を働く前に殺害して天下の平和を守ってきた。その命令は絶対であり、いかなる理由があろうとも殺さなければならない。
 ある日、唐門の一員である唐無煙が次の標的になってしまい、刺客たちに追われることになる。(「作品資料」より)


 唐代を舞台としたアクション・エンターテインメント。

 唐門という女性だけの暗殺一族は、洞天儀という装置によってその名を示された悪人を問答無用で殺害していた。

 しかし、そんな暗殺者たちが何者かに殺されるという事態が続く。

 そんな中、次に名前が記されたのは、唐門の一人である唐無煙。

 皆が彼女を殺そうとする中、何とか唐無煙は逃れ、盗賊の楚晨と出会い、行動を共にする。

 唐門の唐霜が追っ手を差し向ける中、何とか事態を打開しようと唐無煙は動くのだが。

 ワイヤーやCGなどを駆使したアクションが繰り広げられる作品。

 剣術や仕込み刃、幻術までを使っての暗殺者同士の対決が描かれるが、基本的には女性同士の対決。

 しなやかな動きで見せるアクションは、見応えのあるものが続いていく。

 更に、妖艶に誘うような仕掛けで暗殺を成し遂げるなど、セクシーなシーンも随所に混ざっている。

 楚晨は、武術には長けてはいないが、唐無煙を護るために体を張った行動を取り、徐々に二人の仲が近づいていくのだが、それが唐無煙の命取りにもなりかねない状況となる。

 てっきり権力欲しさに唐霜が唐無煙を陥れたのかと思ったのだが、そう単純な話でもなかったよう。

 洞天儀を動かしている陰陽眼というものが、鍵となっているようではあったが。

 女暗殺者が時に妖艶に、時に激しく戦いを繰り広げる、楽しめるアクション・エンターテインメントであった。

 結末は、何となくそれでいいのかと思うところはあったが。

/5

監督:ルオ・リー
出演:ワン・ジアりー、クララ、イバン・ワン、ジン・ヨウメイ、ジーナ・ホー
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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