CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-123「ブラフマーストラ」(インド)

2023年05月25日 01時09分13秒 | インド映画
闇を呼び起こせば、光も目覚めるぞ
 ムンバイで暮らす天涯孤独の青年シヴァは、見知らぬ科学者が何者かに襲われる場面を幻視する。
 その理由を調べはじめた彼は、古代ヴェーダの時代から秘密裏に受け継がれてきた神々の武器「アストラ」と、その中でも最強といわれる「ブラフマーストラ」の存在を知る。ブラフマーストラが目覚めれば、世界は地獄と化すという。
 そしてシヴァは、それらの武器を守護する役割を務めてきた人物の息子であり、偉大なる火の力を宿す救世主だった。(「作品資料」より)


 インド古代史をモチーフに、神々の武器を持つ者たちの戦いを描いたファンタジー・アクション。

 天涯孤独の青年シヴァは、イーシャという女性と出逢い、一目惚れ。

 やがて恋に落ちていく。

 時を同じくして、シヴァは幻視を見るようになり、一人の科学者が殺される場面を見る。

 それが、現実のことと知ったシヴァは、イーシャと共に、次に狙われる人物を助けようとするが、それが神々の最強の武器である〝ブラフマーストラ〟を狙う者との戦いとなる。

 シヴァは幻視の他にも火と繋がるという特殊な能力も秘めており、やがてブラフマーストラを護る、火の力を宿す戦士であることが判る。

 まだまだその力を発揮できないシヴァは、訓練を重ね、その能力を自在に発揮できるようになろうとする。

 このあたりは、一人のヒーロー誕生の物語のようである。

 そして、イーシャとの愛に加え、両親に関する秘密も絡んでくる。

 そんな神々の武器を持つ者たちの戦いが冒頭から描かれるが、特殊効果をふんだんに使った映像で繰り広げられ、それは最後の最後まで途切れることないものだった。

 ハリウッドに負けないくらいの映像であったな。

 ブラフマーストラは三つに割られ、それを合わせると世界を壊滅させる程の力を持つというもの。

 果たして、シヴァは能力を開花させ、ブラフマーストラの復活を阻止できるのか。

 圧倒的な映像で見せつけるファンタジー・アクションで、エンターテインメントとして楽しめる一本であった。

 冒頭で、「第一章 シヴァの物語」と出てきたが、原題からすると本作自体が「PART1 シヴァ」となっており、しっかり第二章へと繋がっていくようである。

 邦題は全く「第一章」等は付いておらず、本作がヒットしなかったら、「第二章」は公開しないということなんだろうな。

/5

監督:アヤーン・ムカルジー
出演:ランビール・カプール、アーリヤー・バット、アミターブ・バッチャン、シャー・ルク・カーン、モウニー・ロイ、ナーガールジュナ・アッキネーニ
於:新宿ピカデリー

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