肉まんは5分前に入れたから
夢を追って上京したものの、35歳でフリーターをしながら自堕落な日々を送っている島崎広。そんな島崎に、現実世界に自分のアバターを生成し、自由に操ることが可能となる「ジェメオスギア」が未来から贈られてくる。
自身のアバターをイケメンに設定した島崎は、いつもとは違う自分となり楽しんでいたが、ひょんなことから世界の危機に巻き込まれる事態に。
島崎はイケメンのアバターからヒーローへと二段階の変身を試み、世界と戦うこととなるが。(「作品資料」より)
俳優への夢を諦め、フリーターをしている35歳の男がヒーローとなって戦うことになる姿を描いた特撮ヒーロー作品。
島崎広が住む部屋に、未来から謎の贈り物が届けられる。
それは装着して起動すると、自分のアバターが作られる〝ジェネオス ギア〟であった。
最初は何も判らず使用する島崎だったが、やがてアバターをイケメンのヤマトに設定し、楽しむようになる。
しかし、危険な状況になるとパワーを持つヒーローに変身する。
イケメンのヤマトとなって人気者となり、ヒーローとして悪人を成敗して更に人気者となる。
そこへ別のヒーローが登場し、ヤマトの人気を奪っていく。
ヒーローとして楽しんだものの、やがて自分が本当にやりたい、なりたいものは何か、今の生き方に悩むようになる島崎。
そんな中でもう1人のヒーローの正体が明らかになる。
ギアを装着して別の場所から操るので、危険はないかと思われるが、ヤマトが殴られたりすると、島崎にも痛みが走る。
それにやはり体力は使うようである。
島崎の対応ぶりなど、笑わせられるシーンもある。
更にクライマックスでの対決は、ヤマトたちとは別に、島崎たちが戦っている様は滑稽だったな。
映像は正に特撮という感じ。
笑いもあり、おじさんの悩みもあり、面白い特撮ヒーロー作品であった。
/5
監督:田邉明宏
出演:谷佳樹、清水剛、田嶌友里香、服部武雅、田口巧輝、伊藤学、幸村未鈴、榎本くるみ、一三、長谷川芳明
於:池袋シネマ・ロサ
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