CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-102「ヒットマン・ロイヤー」(日本)

2023年05月01日 00時29分48秒 | 日本映画
法で裁けないものはありますか?
 弁護士の神道楷は裁判では連戦連勝の負け知らずで、所属する弁護士事務所内でも不動のエースだった。
 しかし、幕末の伝説の殺し屋「人斬り以蔵」こと岡田以蔵の血を引く楷には、法の抜け穴を利用して悪事を働く者たちに直接裁きを下す「人斬り」という裏の顔があった。また、彼は老舗のヤクザ・権藤組の4代目組長・権藤平八朗の隠し子であり、その出自を隠して生きてきたが、権藤が新興組織に襲われたことをきっかけに、若頭の鬼頭が楷に接触してくる。
 そしてある日、入念に準備して挑んだある裁判で、楷は予想外の敗北を喫してしまう。(「作品資料」より)


 連戦連勝の凄腕弁護士の神道楷。

 その裏では、法の抜け穴を利用しようとしたり、裁判で偽証する者たちに直接裁きを下していた。

 実際は、偽証によって裁判で劣勢になると、その偽証した者に成敗を与え、証言を覆らせるようなことをしている。

 しかし、ある裁判で思わぬことによって足を引っ張られた楷は、弁護士事務所を辞める。

 そんな彼に、権藤組の若頭、鬼頭が近づいてきて、楷の父親である組長権藤平八郎が、振興組織のメイヘムの一人に刺されたことを告げる。

 権藤組は弱小ヤクザではあったが、地域の人々とは暖かい交流で、親しまれていた。

 ヤクザである父を嫌っていた楷であったが、鬼頭と行動を共にするうち気持ちに変化が訪れ、やがてメイヘムと対峙することとなる。

 幕末の伝説の殺し屋、人斬り以蔵の末裔だということであったが、それが意味を持っていたのかは、今一つ図りかねたが、楷は暴虐を尽くし、権藤組のある商店街を乗っ取ろうとするメイヘムから組と商店街を護る手助けをする。

 しかし、メイヘムと彼らの裏で手引きをしている者の本当の狙いは別のところにあった。

 弁護士が、ヤクザと共に戦いを挑むという話。

 わずか3人の組員の権藤組と楷、そして楷が所属していた弁護士事務所で秘書をしていた葵も加わり、何となくファミリー感を醸し出しながら、ことに当たっていく。

 クライマックスは、楷のアクションという展開であったが、完全に決着がつくラストではなかったな。

 続編を狙っているのか。

/5

監督:大野大輔
出演:荒木宏文、陣内将、秋谷百音、高橋健介、北川尚弥、伊能昌幸、渡邊将、才川コージ、忍足洸武
於:シネマート新宿

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