CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-202「兄に愛されすぎて困ってます」(日本)

2017年07月03日 00時04分14秒 | 日本映画
唐揚げ食べたい
 告白12連敗中の女子高生・橘せとか。ところが突然モテ期が訪れて、他校の先輩・美丘千秋やセレブの芹川高嶺といったイケメンたちと急接近。不慣れな事態にすっかりパニックになるせとか。
 そんな彼女をずっと見守ってきたのが兄のはるか。かわいい妹に悪い虫が付かないようにと過剰に干渉してしまうのだった。
 ところが、せとかと自分は血が繋がっていないことを知ってしまう。
 しかも、それを知っているのははるかのほうだけだったのだが。(「allcinema」より)


 血の繋がらない兄と妹の物語と言うと、年代的には「みゆき」を思い出してしまうな。

 恋に恋する女子高生の橘せとか。
 これまで告白12連敗中であったが、突然のモテ期到来。

 同級生の千雪の兄、美丘千秋や幼なじみのセレブ、芹川高嶺などがせとかに近づいてくる。

 更に、せとかとは血が繋がっていないことを知った兄のはるかも、せとかへの気持ちを抑えられなくなってくる。

 そんなことを知らないせとかの恋模様、そしてはるかとせとかの運命を描いたラブ・コメ。

 原作はコミックらしいが、ドラマも放映していたのも観たことはあり、話はその続きということにはなるんだろう。

 せとかを演じたのは「PとJK」の土屋太鳳。
 はるかを演じた片寄涼太は知らなかったが、GENERATIONSのメンバーなんだな。

 「帝一の國」の千葉雄大も出ていたが、他の出演者はほとんど知らなかった。
 千雪を演じたのは「高校デビュー」の大野いと。出番が少なかったのが、個人的には残念。


 ストーリーとしては、せとかを巡る恋の行方、そしてはるかのせとかへの想いの行方を描いている。

 やっぱり気になるのは、果たしてせとかははるかと血が繋がっていないことを知るのか、そしてはるかは気持ちをせとかに伝えるのかというところ。

 恋模様は完全にコミック仕様、王子様っぽいキャラなど登場で、壁ドンなども多用。

 チラシなどで全く宣伝されていなかったが、NON-STYLEの井上も出演し、イケメンの教育実習生を演じている。
 なかなか面白い役柄で登場しており、笑わせてもらえたが、場合によっては、出演シーン全てカットだったのかもしれないな。


 結末はある程度予想していた展開であるが、大きな事実が明かされるような展開の割には、アッサリした感じではあったな。
 最後は、周囲の反応も見せてほしい気はしたな。

 はるかのせとかへの想いの切なさも見せるところもあったが、全体的にはコミカルな恋愛モノで、それ故設定自体の重みはあまり関係なかったんだなという印象の作品だった。

/5

監督:河合勇人
出演:土屋太鳳、片寄涼太、千葉雄大、草川拓弥、杉野遥亮、大野いと
    YOU、神尾楓珠、森高愛、川津明日香、越智ゆらの、近江谷太朗
於:シネ・リーブル池袋

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