CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-107「フォー・ハンズ」(ドイツ)

2019年04月30日 00時28分28秒 | ドイツ映画
あたしのことは放っておいて
 幼い頃、姉のジェシカと共に、両親が強盗に殺害される現場を目撃したソフィー。ジェシカはそのトラウマと妹を守らなければという強い思いから、精神のバランスを崩し、ソフィーを必要以上に束縛し、依存するようになっていた。
 やがて、犯人の出所を知ったジェシカは復讐を計画。ところが、突然の事故で命を落としてしまう。
 深い悲しみに襲われながらも、前向きに新たな人生を歩もうと決意するソフィー。だがその日から、たびたび記憶を失い、気がつくと見知らぬ場所で目を覚ますようになっていく。
 記憶を失っている間の行動を調べ始めたソフィーは、自分が姉の名を名乗り、犯人への復讐を遂げようとしていることを知る。(「KINENOTE」より)


 幼い頃に目の前で両親を殺されたジェシカとソフィーの姉妹。

 ジェシカはソフィーを守ると誓い、20年が経つ。

 そして犯人が出所したことを知ったジェシカは犯人を殺すことを計画するが、突然の事故で亡くなってしまう。

 残されたソフィーは新たな人生を歩みだそうとしていたが、突然人格が変わったような言動を取り、その間の記憶が残っていない状態となる。

 やがて、姉ジェシカと思われる人格に変わり、両親を殺した犯人に復讐を企てていることを知り、戸惑い、苦悩するソフィー。

 果たして、ソフィーはジェシカの霊に乗っ取られているのか、それとも解離性同一障害となってしまったのか。


 人格が変わった時の言動は記憶がなく、更に人格が戻った時には、何故自分がそこにいるのかも判らないし、自分が何をやってしまったかも判らないという怖さ。

 どうやらジェシカの人格は復讐を果たそうとしている模様。

 何とかその復讐を阻止しようとするソフィー。

 二人、二つの人格がそれぞれ行動していく中で、果たしてどのような結末となるのか興味深い展開。

 ジェシカが犯人に近づき、顔を見られたことによって、ソフィーに危険が迫っていく。

 果たして、ソフィーとジェシカの運命はどうなるのか。

 ラストには衝撃の真実が明かされるという結末。

 罪悪感が起こしたことだったんだろうか。

 なかなか面白い設定のサイコ・サスペンスであった。

/5

監督:オリヴィエ・キーンル
出演:フリーダ=ロヴィーサ・ハーマン、フリーデリーケ・ベヒト、クリストフ・レトコフスキ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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