CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-111「リアル」(韓国)

2018年05月10日 00時17分58秒 | 韓国映画
もう一人のあなたを殺します
 野心的なカジノオーナーのチャン・テヨンは、新しいカジノ“シエスタ”もオープンさせ、成功をほしいままにしていた。しかし彼にはある秘密があった。
 ある日、そんな彼の前に同じ名前チャン・テヨンを名乗り、顔もそっくりなルポライターの男が現われるのだったが。(「allcinema」より)


 主人公だと思われるチャン・テヨンが、精神科医らしき人物と話すシーンから始まる。
 そして、医師はチャン・テヨンに、あなたは解離性同一障害だと告げる。

 何となく現実と非現実を行き来するような話で、ちょっと観ているのが辛くなるかなと思ったら、序盤は多少落ちてしまったな。


 その後、全身大怪我をした人物が病院に運び込まれ、病室でその人物を見つめるチャン・テヨン。

 このあたりもまだ、現実と非現実の狭間にいるのかなと感じる。

 やがて、チャン・テヨンは高層ビルにそびえるカジノ〝シエスタ〟のオーナーとなるが、その利権争いに巻き込まれていく。

 そんなチャン・テヨンを助けるのが、ルポライターだという男。
 全身大怪我をし、整形手術も受けているが、自らをチャン・テヨンと改名し、恐ろしいほどチャン・テヨンの真似をしてくる。

 チャン・テヨンの闘いを描きながら、彼になり代わろうかという謎の男の言動を映し出していく展開。

 果たしてこれが現実の話なのか、あるいは、この謎の男はチャン・テヨンのもう一つの人格で、非現実で繰り広げられている話ではないかと最後まで疑わしかったな。

 正直最後まで捉えどころのない話で、やっぱり現実の話ではあったのかなと思うのだが、それでもクライマックスからラストは、ちょっと現実越えしたような展開だったな。


 二人のチャン・テヨンをキム・スヒョンが二役で演じている。
 ほとんど謎の男は仮面を付けていたが、多分二役だろうなとは思ったが、その演じ分けはなかなか良かったな。

/5

監督:イ・サラン
出演:キム・スヒョン、チェ・ジンリ、ソン・ドンイル、イ・ソンミン、チョ・ウジン
於:シネマート新宿

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