CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-056「BLISS ブリス」(アメリカ)

2021年03月21日 23時31分22秒 | アメリカ映画
昨日の感覚に戻して
 スランプに陥り、クライアントからの援助も打ち切られてしまった画家のデジーは、家賃すら払えなくなり、現実逃避のため、売人が勧めるドラッグ“ブリス”に手を出してしまう。(「KINENOTE」より)


 スランプに陥り、クライアントからの援助も打ち切られ、家賃も払えなくなった画家のデジー。

 断ち切ったはずのドラッグに手を出し、気分が高揚していく。

 友人のコートニーが勧めるドラッグにも手を出すと、あまりの快楽に気を失ってしまうが、数か月間進んでいなかった絵が進み始める。

 どんどんドラッグに手を染めるデジーであったが、体調にも異変が起き始める。

 てっきり、芸術のためにドラッグをやり続け、体が蝕まれていく様子を描く話だと思ったが、ある時点で話の様相が変わっていく。

 確かに体に異変が起こるのだが、デジーは血に塗れていく。

 スプラッタ・ホラーのような様相を見せ、果たしてデジーの運命は、物語の行き着く先はどうなるのか気になるところ。

 自分の異変に驚き、戸惑いながらも絵が進んでいくことにも満足するデジー。

 デジーの異変には、コートニーとその恋人、ロニーが関わっているようだが、彼らはデジーを見て、ほくそ笑むだけ。

 クライマックスに近付くと、デジーの恍惚感は恐ろしい事態を引き起こす。

 果たして、これは現実なのか、幻覚なのか。

 ちょっと種明かしに関しては、理解し辛い部分もあったが、思わぬ方向へと展開していく狂気が興味深い作品であった。

/5

監督:ジョー・ベゴス
出演:ドーラ・マディソン、トゥルー・コリンズ、リース・ウェイクフィールド
   ジェレミー・ガードナー、グラハム・スキッパー、クリス・マッケーナ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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