CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-105「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室」(日本)

2023年05月04日 23時28分44秒 | 日本映画
筋トレやり過ぎ、汗かき過ぎ
 横浜のランドマークタワーで大規模な爆発事故が発生した。
 数千人が逃げ惑う未曾有の事態に陥る中、東京都知事直轄の救命医療チーム「TOKYO MER」のチーフドクター・喜多見は一刻も早く現場へ向かうべきだと主張するが、厚生労働大臣によって新設されたエリート集団「YOKOHAMA MER」の鴨居チーフは「安全な場所で待っていなくては、救える命も救えなくなる」と正反対の意見をぶつける。
 そんな中、地上70階に取り残された193名の中に、喜多見と再婚し妊娠中の千晶もいることが判明する。(「作品資料」より)

 もちろん未見であるが、TVドラマの劇場版として製作された一本。

 オペ室を搭載した大型車両、ERカーで事故、災害現場に駆け付け、医療を施すチーム、TOKYO MER。

 チーフの喜多見をはじめとする面々は、危険な場所に飛び込んでは治療を必要とする人々を助けてきたが、その行動は時として問題視されている。

 そんな中、横浜ランドマークで火災が発生し、TOKYO MERも駆けつけるが、同時に政府直轄のYOKOHAMA MERもやって来て、その対応で対立する。

 火災が広がるタワーの展望室には、193名もの人々が取り残され、そこには喜多見と再婚し、妊娠9か月である千晶もいる。

 そんな危険な現場へと入っていく喜多見たちに対し、鴨居をリーダーとするYOKOHAMA MERのメンバーは地上で治療にあたる。

 パニック・サバイバルというわけではなかったが、何とか誰も死なせずに救おうとする喜多見たちの姿と、最後に残ることになってしまう千晶と喜多見の姿が胸に来る。

 展望台でパニックになった人々の中で、TOKYO MERが治療にあたる姿を見ていた中学生たちが取った行動とその後の人々の行動が、理想論とはいえ、こういう風にありたいものだなと思わせてくれる。

 取り残された千晶は、切迫早産の危機に陥り、喜多見が現場から何とか救い出そうと奮闘する。

 なかなか最後は、感動的な決着ではあったな。

 緊迫した展開と、ちょっとした人間ドラマも盛り込んで、面白い一本であった。

/5

監督:松木彩
出演:鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、佐野勇斗、ジェシー、フォンチー
   菜々緒、杏、徳重聡、古川雄大、渡辺真紀子、橋本さとし、鶴見辰吾、仲里依紗、石田ゆり子
於:TOHOシネマズ池袋

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