CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-149「THE KILLER 暗殺者」(韓国)

2023年06月21日 00時11分33秒 | 韓国映画
死んでもいい子なんていない
 かつて伝説の暗殺者として恐れられた男ウィガンは、引退後は財テクで成功を収め、派手な生活を送っていた。
 そんなある日、妻が友人と旅行へ出かけることになり、ウィジンは妻から友人の娘である女子高生ユンジの世話を頼まれる。軽く考えて引き受けたものの、ユンジは人身売買組織に誘拐されてしまう。
 ユンジを救うため再び戦いの世界に身を投じ、暗殺者としての本能を呼びさましていくウィガンだったが。(「作品資料」より)


 「剣客」と同じく、チェ・ジェフン監督とチャン・ヒョク主演で製作されたクライム・アクション。

 元殺し屋の男は、旅行に出かける妻から、共に出かける友人の娘の世話を頼まれる。

 しかし、その娘、ユンジが人身売買の組織に誘拐されてしまったことから、男はかつてのスキルを活かしつつ、彼女を救い出すため組織に迫っていく。

 何故か、殺し屋が子供を護るという設定って多いような気がするな。

 本作でも台詞で言及されていたが、「アジョシ」もそうだったな。

 ただ、本作での子供というのは、17歳の女子高生。

 そんな女子高生、ユンジが人身売買組織に狙われ、彼女を救い出すために組織を追うのだが、その先には思いもつかぬ首謀者の存在があった。

 冒頭から激しいアクションが繰り広げられる。

 銃撃戦もあり、ナイフや斧を使っての戦い、そして肉弾戦が随所に展開される。

 最強の殺し屋ということであるが、暗殺技術だけでなく、戦いのスキルも相当なもので、相手がどれだけの人数いても敵無しという感じである。

 子供に対しては、あまりいい感情を持っていない男であったが、ユンジと接しているうち、かつて自分を殺してと依頼してきた女子高生を思い出してか、少なからず気になる存在となっていく。

 クライマックスは、敵の中でも最強の男との対決、そして明らかになる黒幕。

 ラストに妻と抱擁するシーンで、もしかしてそうなのかと思わされる。

 一人の女子高生を救うため、元殺し屋が挑む戦い。

 激しいアクションが繰り広げられ、ある意味スッキリとする展開でもあり、面白いクライム・アクションであった。

/5

監督:チェ・ジェフン
出演:チャン・ヒョク、ブルース・カーン、イ・スンジュン、イ・ソヨン、チェ・ギソプ
於:シネマート新宿

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