CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-132「VETERAN ヴェテラン」(アメリカ)

2020年07月18日 22時29分52秒 | アメリカ映画
古いが走れる、俺たちみたいだ
 麻薬系鎮痛剤オピオイド危機によって、俗称“ハイプ”と呼ばれるドラッグに溺れる薬物常用者が蔓延、ハイプを巡り都市は交戦地帯となり、警察の機能も停止してしまう。
 そんな無政府状態の街で、かつてベトナム戦争で鬼軍曹として怖れられたフレッドは、VFW(海外派兵退役軍人会)の支部を改装してバーを営んでいた。毎夜、フレッドと共に戦地を潜り抜けた常連客の戦友たちが集まり、いつもの昔話で盛り上がる。
 そんななか、突然ひとりの少女が店の中に逃げ込んで来る。その後、続けざまに凶暴な男たちが乱入。フレッドたちは返り討ちにするが、店の外にはまだ大勢の気配が漂っていた。
 少女は、組織から大量のハイプを奪ってきたと話し始め。(「KINENOTE」より)


 ディーラーから麻薬を奪ってきた少女が、フレッドが営むバーに逃げ込んでくる。
 少女を追う男たちが、バーに乱入して凶行に走る。

 海外派兵退役軍人であったフレッドと仲間たちは、乱入してきた男たちを撃退するが、次々と少女と麻薬を狙った者たちが襲撃してくる。

 図らずも少女を護る形となったフレッドたち。

 果たして、フレッドたちは次々と襲い来る者たちを退け、少女を護ることが出来るのか。

 
 フレッドたちはバーの中に立て籠もり、店は取り囲まれる。

 究極の状態の中でのサバイバル戦。
 更に、中にいるのはフレッドを始め、ジジイたちばかり。
 退役してきたばかりという軍人も1人いることにはいるが、他は本当に戦えるのかと思われる者ばかり。

 それが、すっかり狂気に走った者たちと命を賭けた戦いを繰り広げるという展開。

 サバイバル・サスペンスであるが、どうも違うジャンルの作品を観ているように感じさせる演出だったな。

 戦いの中で、人の頭は潰され、手足が吹き飛ばされたり。
 まるで襲ってくるのがモンスターかゾンビのようで、それらの体を破壊しまくるスプラッタ・ホラーのような印象を受ける展開だったな。

 逆に、その演出が緊迫感を弱めたかなという印象もある。

 相手にはならないと思われる年老いた男たちが、襲撃者たちを撃退していくという展開は興味深い作品ではあった。

/5

監督:ジョー・ベゴス
出演:スティーヴン・ラング、ウィリアム・サドラー、マーティン・コーヴ
   デヴィッド・パトリック・ケリー、シエラ・マコーミック、トム・ウィリアムソン
   トラヴィス・ハマー、ドラ・マディソン、ジョージ・ウェント、フレッド・ウィリアムソン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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