CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-241「ウィンター・ドリーム 氷の黙示録」(アメリカ)

2017年08月15日 01時01分29秒 | アメリカ映画
氷は人を黙らせる
 2307年。地球は氷河期を迎え、地表は氷で覆われていた。
 科学者は強靭なヒューマノイドを作り出すが、ASH-393と名づけられたヒューマノイドが反乱を起こす。
 精鋭特殊部隊スパルタン7はヒューマノイド討伐に向かうが。(「KINENOTE」より)


 2307年、氷河期を迎えた地球を舞台に、人類が生み出しながらも反乱を起こしたヒューマノイドと人類の対決を描いたSFアクション。


 地球が氷に覆われ、生存さえ難しくなってきた環境の中、労働力として人類はヒューマノイドを生み出す。

 そんなヒューマノイドを奴隷のように扱っていた人類であったが、ASH-393というヒューマノイドのカリスマ的リーダーが現れる。

 そして反乱を起こし、地下基地を脱出して雪原の彼方へと姿をくらますが、そんなヒューマノイドとリーダーのASH-393を討伐するため、対ミュータント特殊部隊の精鋭スパルタン7が送り込まれることになる。

 そのリーダーであるビショップは、ヒューマノイドが反乱を起こした際、妻のマーラを殺されており、人一倍ヒューマノイドに対する復讐心が強かった。


 そんなビショップをはじめとするスパルタン7のメンバー、4人のヒューマノイド追跡、そして戦いを描いた作品であるが、まず惹き込まれるのは、その舞台となる風景。

 氷河期となった地球ということで、一面雪と氷に覆われた大地。

 正に何モノも生存することは出来ないという印象。

 そんな中、完全防備で進行するビショップたちであるが、早々に乗り物を破壊され、雪の中を歩かなければならなくなる。

 寒さに弱い身としては、観ていて、絶対こんな場所へは行きたくないなと思わせる。


 物語は、ビショップたちとヒューマノイドの戦いも描かれるが、ビショップがヒューマノイドと接触するうちに、ヒューマノイドの真実が明らかになる。

 そして、妻の死の真相と身篭っていた子供のこと。


 単なる戦いを描くだけではない、どこか絶望と希望を交ぜ合せたような話の作品。

 自らが生み出したものを受け付けないという人間のエゴも描かれているようだったな。

 ストーリーとしてはそれ程特化した感じではなかったが、極寒の中での展開で、本当に生きる厳しさを感じながら観れる作品だった。

/5
監督:ジョーイ・カーティス
出演:ポール・シドゥ、アリエル・ホームズ、ブランデン・コールス
於:新宿シネマカリテ

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