CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-115「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」(イギリス)

2018年05月14日 00時14分46秒 | イギリス映画
突き進むことこそ勇気だ
 1940年5月、第二次世界大戦初期。独裁者ヒトラー率いるナチス・ドイツの前にフランスは陥落寸前で、英国にも侵略の脅威が迫る中、新首相に就任した前海軍大臣のウィンストン・チャーチル。国民には人気があったものの、度重なる失策で党内はもちろん国王からも信頼を得られず、弱音を吐く彼を妻のクレメンティーンは優しく叱咤する。
 就任直後の演説では勝利を目指して徹底抗戦を誓うも、戦況は悪化の一途を辿っていく。そしてドイツ軍に追い込まれた英国軍が、ついにフランス・ダンケルクの海岸で絶体絶命の状況を迎える。
 英国への上陸もいよいよ現実の脅威となる中、犠牲を回避すべくドイツとの和平交渉を主張する外相ハリファックスの必死の説得を受けるチャーチルだったが。(「allcinema」より)


 日本人の辻一弘がアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞に輝いたことで、日本でも注目されたであろう作品。

 その辻一弘がメイクを施したゲイリー・オールドマンが主演男優賞を獲得している。

 
 ヒトラー率いるナチス・ドイツが隣国侵攻を開始した中、新たにイギリス首相となったチャーチル。
 ドイツへの徹底抗戦を唱えるが、それを良しとしない閣僚もおり、ナチス・ドイツだけでなく、内にも敵がいるという状況。

 そんなチャーチルの首相就任からの27日間の奮闘を描いた作品。

 その最後となるのは、あの「ダンケルク」の戦い。

 内外での様々な障壁がある中で、チャーチルが最後に取る決断までを描いているが、大きな障害となっているのが、チャーチルを首相から下ろそうとする面々。

 そして、彼らはチャーチルの徹底抗戦に対し、ナチス・ドイツとの和平交渉案を推し進めようとする。

 ナチス・ドイツの勢力がイギリスへも及ぶかもしれないという危機の中、四面楚歌となったチャーチルがどのような決断を下すのか。

 これまで明かされなかった閣議記録を基にして作られたという作品。

 史実とは言え、緊迫感ある話であった。

 チャーチルの決断がなければ、現在の世界の状況は違ったかもしれないな。
 そして、もしかすると今の日本の状況も違ったものになっていたかもしれないな。

/5

監督:ジョー・ライト
出演:ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ
    スティーヴン・ディレイン、ロナルド・ピックアップ、ベン・メンデルソーン
於:TOHOシネマズ シャンテ

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