寒い冬が過ぎたら、松や柏が生き残ることを知る
1933年、日本統治下のソウル(京城)では、抗日組織「黒色団」のスパイ「ユリョン」が暗躍していた。
警備隊長の高原は、朝鮮総督府内に潜入して総督暗殺を企むユリョンを捕まえるべく、人里離れた崖上のホテルに容疑者たちを集める。疑いをかけられたのは、保安情報受信係監督官の村山、暗号記録係のチャギョン、政務総監秘書の佑璃子、暗号解読係長のウノの4人。
たった1日という限られた時間の中、仲間のために暗殺作戦を成功させなければならないユリョンと、自分にかけられた疑いを晴らそうとする者たちの心理合戦と死闘が幕を開ける。(「作品資料」より)
1930年代、日本統治下の京城、ソウルを舞台に〝ユリョン〟と呼ばれる謎の諜報員が暗躍する様を描いたスパイ・アクション。
抗日組織の〝黒色団〟はユリョンと呼ばれるスパイを放っており、新たに赴任する朝鮮総督の暗殺を目論む。
ことは未遂に終わり、犯人も射殺されるが、朝鮮総督府内にユリョンが潜入していると考えた警護隊長の高原は、府内の職員5人を人里離れたホテルに集める。
何故この5人を選んだのか判らないが、拷問にかけユリョンを見つけ出そうとする。
実はユリョンは暗号記録係のチャギョンであることは判っているのだが、果たして彼女がどのようにこの状況から脱するのか気になる展開。
5人の中には元警護隊長で、あることから左遷同様に保安情報受信係監督官となっている村山がおり、この状況の中でもある目論見を持って動いている。
5人の中でも駆け引きが行われるが、ある人物の意外な正体と行動が明らかになる。
多分早々に退場するだろうなと思っていた人物が意外な行動を見せたりもする。
逆にここまで生き延びるのかという展開であった。
スパイを炙り出そうとする中での決死の戦いと脱出劇。
緊迫感溢れる展開で面白いスパイ・アクションであった。
集められた5人の中で、社内配達をしていたドンヒが一番可哀想だったな。
/5
監督:イ・へヨン
出演:ソル・ギョング、イ・ハニ、パク・ソダム、パク・ヘス、ソ・ヒョヌ、キム・ドンヒ、キム・ジュンヒ、コ・インボム
於:シネマート新宿
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