CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-119「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE」(日本)

2023年05月20日 12時07分25秒 | 日本映画
人には法が必要です
 2118年1月。公安局統括監視官として会議に出席した常守朱のもとに、外国船舶で事件が発生したとの知らせが入る。
 朱は厚生省統計本部長・慎導篤志とともに現場へ急行するが、捜査権はなぜか外務省海外調整局行動課にあった。船からは、篤志が会議のゲストとして呼んだストロンスカヤ博士の遺体が発見される。刑事課一係は、この事件は行動課が以前から追っていた組織・ピースブレイカーが博士の研究を狙って起こしたものだと知り、行動課との共同捜査としてチームを編成。
 そこには、かつて公安局から逃亡した狡噛慎也の姿があった。(「作品資料」より)


 人気TVアニメシリーズの劇場版。

 これまでに何作か劇場版が製作、公開されており、おそらくその全てを観ているとは思うのだが、TVアニメの方は全くの未見。

 それでも何となくキャラや設定は判っていたかな。

 外国船で事件が発生し、常森朱が急行するが、捜査権は外務省海外調整局行動課の手にある。

 一応、協力してことに当たっていく常森と公安局の面々。

 捜査を行っていくうちにピースブレイカーという組織が関わっていることを知るが、その裏には様々な謀略が巡らされていた。

 人々を監視し、治安を守っているというシビュラシステムの中、法務省も法も必要ないと考える政治家たちもおり、法の存続の是非が問われる。

 もちろんピースブレイカーとの対決も面白かったが、裏切りなのか、協力なのか、今一つハッキリしない中での真実の追及も興味深い。

 常森と狡噛慎也の関係も興味深い展開があったな。

 何人かの犠牲が出た後、ことを終焉させようという上層部に反して、ピースブレイカーを捕らえようとする常森。

 果たして、ことの決着はどうなるのか。

 驚きは、ピースブレイカーとの対決の後に起こる出来事だったな。

 資料によると本作は、劇場版の「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__」と第三期TVシリーズをつなぐエピソードということらしい。

 TVシリーズは未見であるが、「PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR」を鑑賞しており、その時の常森の登場は気になる感じであったが、本作はその前譚になるんだな。

 設定に追いつけない部分もあるが、アクションも展開され、面白いSFアクション・アニメである。

/5

監督:塩谷直義
声の出演:花澤香菜、関智一、野島健児、伊藤静、沢城みゆき、佐倉綾音、櫻井孝宏、東地宏樹
     本田貴子、山路和弘、日髙のり子、梶裕貴、中村悠一、清水理沙、加瀬康之、菅生隆之、大塚明夫
於:TOHOシネマズ池袋

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