CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-187「復讐の十字架」(イギリス)

2019年07月27日 23時02分14秒 | イギリス映画
暗闇では自分の手さえ信用できない
 建て替え予定のカトリック教会の取り壊し作業に従事する解体作業員マルキーは、何かに取り憑かれたかのように一心不乱に教会を破壊していた。彼の暴力性は日ごとに増大していき、年老いた母や恋人との関係にも溝が生じてしまう。
 やがて新設された教会に司祭として赴任してきた男は、25年前、少年だったマルキーに忌まわしい記憶を焼き付けた張本人だった。
 マルキーは激しい復讐心に突き動かされ、ハンマーを手に教会へと向かう。(「作品資料」より)


 「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのオーランド・ブルーム主演のサスペンス。

 邦題を見る限りは、リベンジ・バイオレンスかと思っていたが、実際はちょっと違ったな。


 主役のマルキーは解体作業員で、現在は旧い教会を解体する作業に従事している。

 そんなマルキーが、ある日、一人の男を見かけたところから様子が変わっていく。

 元々怒りやすいタイプの男のようであったが、内に秘めたモノが噴き出してきたような様子。

 やがて、マルキーがその男に何をされたのかは、何となくマルキーの様子から判ってくる。

 果たして、マルキーは苦悩を脱するため、相手の男に復讐を果たすのか。


 バイオレンス・アクションを期待しただけに、そこはやや外れたかなという印象はある。

 マルキーが教会の解体をしていること。
 そして、相手の男が司祭であること。

 更に原題である「ROMANS」というのは、聖書にある「ローマ人への手紙」のことのよう。

 キリスト教に根ざした話のようであった。

 恋人とも溝が出来、親友も殴ってしまい、どんどん自分を追い込んでしまうマルキー。

 果たしてどのような結末になるのかと気になるところであったが、正に「ローマ人への手紙」という感じだったな。

 期待した展開ではなかったが、行き着く先が気になる話ではあったな。

/5

監督:ルドウィッグ・シャマジアン、ポール・シャマジアン
出演:オーランド・ブルーム、ジャネット・モンゴメリー
   チャーリー・クリード=マイルズ、アン・リード、ジェームズ・スマイリー
於:新宿シネマカリテ

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