CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-286「イエスタデイ」(イギリス)

2019年11月19日 00時36分35秒 | イギリス映画
ハリー・ポッターで誰?
 売れないミュージシャンのジャックが夢を諦めたその日、世界規模で12秒間の大停電が起きる。
 その瞬間、交通事故に遭い、意識を失って病院に担ぎ込まれたジャック。彼が目覚めると、そこはなぜか歴史上からビートルズの存在が完全に消えた世界になっていた。
 ジャックが仲間たちに弾き語りでビートルズの『イエスタデイ』を披露すると、幼なじみで友人のエリーは初めて聴く美しいメロディに驚き、大感動してしまう。
 やがてジャックが歌うビートルズの名曲の数々は、彼の持ち歌として世間の注目を集め、瞬く間にスターへの階段を駆け上っていくジャックだったが。(「allcinema」より)


 ある事件をきっかけに世界からビートルズの存在が消え、唯一彼らを知る売れないシンガー、ジャックがビートルズの曲を披露すると、思わぬスターへの階段を駆け上がっていく姿を描いたコメディ。

 「スラムドッグ$ミリオネア」「T2 トレインスポッティング」のダニー・ボイル監督の作品。

 ビートルズの存在がなくなってしまった世界で、唯一彼らのことを知るジャックが彼らの歌を歌うことで急激にスターダムに乗っていく。

 本当に他の人々がビートルズのことを知らないのか疑心暗鬼となりながら音楽を奏でるジャックの姿がコミカル。

 ネットで何度検索してもビートルズは出てこない。

 更にオアシスも出てこないようで、他にもコークやシガレットも世界から消えていることが徐々に判ってくる。

 世界規模で12秒間の大停電が起き、その後そのような世界となったのだが、果たして何故そうなったのかは判らない。

 そんな中でジャックは次々とビートルズの歌を発表し、スターへとなっていく。

 戸惑いの中でどんどんスポットライト浴びるようになるジャック。

 果たしてこのまま世間はビートルズを知らないままに終わるのだろうか。

 
 ストーリーも面白かったが、やはり数々のビートルズの曲が歌われるところに気持ちを高められたな。

 ジャックの歌に惹かれたエド・シーランが彼の元に連絡してくる。
 最初登場した時は顔がぼかされていたので、別人が演じたものかなと思っていたら、ちゃんと本人が出ていたんだな。
 それも長く。

 有り得ないような設定で繰り広げられる、ある意味のドタバタ・コメディ。

 どんな結末となるのか気になったが、意外と正攻法な展開で、そのままのものはそのままだったな。


 この先ビートルズが完全に忘れられることはないだろうが、それでも知る人物が減っていくと思われる中、未来もビートルズを伝え続けていってほしいという思いがあったのかな。

/5

監督:ダニー・ボイル
出演:ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ケイト・マッキノン
   エド・シーラン、ジョエル・フライ、ジェームズ・コーデン
於:TOHOシネマズ新宿

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