CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-095「モービウス」(アメリカ)

2022年05月02日 00時34分26秒 | アメリカ映画
腹が減ると俺は危険だ
 天才医師のマイケル・モービウスは、幼いころから血液の難病を患っている。同じ病に苦しみ、同じ病棟で兄弟のように育った親友のマイロのためにも、一日も早く治療法を確立したいマイケルは、コウモリの血清を投与するという危険な治療法を自らの肉体を実験台にして試す。
 その結果、マイケルの肉体は激変し、超人的なスピードや飛行能力、周囲の状況を察知するレーダー能力が身につくが、代償として血に対する渇望に苦しむこととなる。自らをコントロールするために人工血液を飲み、薄れゆく人間としての意識を保つマイケル。そんな彼に対し、マイロも生きるためにその血清を投与してほしいという。
 同じころ、ニューヨークの街では次々と全身の血が抜かれるという殺人事件が頻発する。(「作品資料」より)


 「ヴェノム」と同じく「スパイダーマン」に登場するヴィランを主人公としたマーベルの新作。

 自ら血の難病を患っているマイケル・モービウスは、自らのため、そして同じく難病を患っている親友のマイロのため、コウモリの血清を自らに投与するという危険な試みをする。

 結果として、超人的な能力を身に着けることになるが、同時に血を欲するようになる。

 特殊なクモに噛まれてスパイダーマンになったのに対し、こちらはコウモリの血清によって出来上がったもの。

 街では血を抜かれた遺体が発見され、モービウスが容疑者として手配される。

 自らの状態を何とか制御しようとしているモービウスが、自分と同じような状態にある者の存在を知り、殺戮を止めようと奮闘する。

 すぐに街で起こっている事件の犯人は明らかになる。

 マイケルはその暴走を阻止しようと立ち上がる。

 それと同時に自らに課された運命も終わらせようと考えるマイケルであるが、物語はその後も続いていく。

 アクションなどはこれまでにも観たことのあるシーンが続いていており、目新しさという点では、それ程なかったが、対決の行方、更にその後に続くであろう物語が興味深い展開。

 エンドロール途中に挟まれる映像では、その後に続く話を期待させるものがある。

 アンチ・ヒーローっぽい話で、必ずしも正義ではないモービウスの行動、戦いが興味深い作品であった。

 〝俺はヴェノムだ〟と言って驚かせるシーンは笑えたな。

/5

監督:ダニエル・エスピノーサ
出演:ジャレッド・レト、マット・スミス、アドリア・アルホナ、ジャレッド・ハリス、アル・マドリガル、タイリース・ギブソン、マイケル・キートン
於:グランドシネマサンシャイン池袋

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