CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-096「男たちの挽歌」(香港)

2022年05月02日 23時22分28秒 | 香港映画
大変なんだ、足を洗うのは
 香港マフィアの幹部であるホーと相棒マークは、強い絆で結ばれていた。ホーの弟キットは兄の仕事を知らないまま警察官となり、ホーは弟のため足を洗うことを決意する。そんな矢先、取引のため台湾へ渡ったホーは相手組織の裏切りにあい、逮捕されてしまう。
 マークはたったひとりで敵組織に乗り込み復讐を果たすが、自らも足に大怪我を負う。3年後、刑期を終えて出所したホーは、キットから絶縁を言い渡される。
 堅気として生きることを固く胸に誓うホーだったが、いつしか戦いへと巻き込まれていく。(「作品資料」より)


 1986年製作、日本では1987年に公開された香港ノワール。

 こちらも4Kリマスター版としてリバイバル公開。

 監督は後にハリウッドでも監督するジョン・ウー。

 チョウ・ユンファの2丁拳銃が有名になったな。

 
 香港マフィアの幹部であるホーは、弟のキットが警官になることから足を洗おうと考えるが、その矢先台湾で罠にはまり、逮捕、収監される。

 それに絡み、父親が殺されてしまい、キットは兄に対し、激しい恨みを持つ。

 3年後、ホーは出所するが、キットからは絶縁を言い渡され、組織は彼に絡んでくる。

 相棒のマークはホーの復讐を果たすが、足に大怪我を負い、今では組織の下っ端として酷い扱いを受けている。

 それでも、堅気として生きていこうとするホーであるが、組織はホー、更にキットにまで魔手を伸ばし、ついにホーは組織との対決を決意する。

 本作の見どころは、ガン・アクションだろうな。

 もちろんホーの相棒、マーク演じるチョウ・ユンファの二丁拳銃など、絶え間ないガン・アクションは見応えがある。

 そんな中で、何とか堅気として生き、キットとの仲を取り戻そうとするホーの苦悩など、人間的なドラマも描かれる。

 組織の挑発も跳ね返し、堅気に生きていこうとするホーであるが、ついには組織の手がキットにまで及び、更に組織から虐げられているマークの気持ちを汲み取り、ホーは組織との対決を決意する。

 最後は意外な展開となるのだが、これが香港ノワールなんだなと思わされる作品であった。

/5

監督:ジョン・ウー
出演:チョウ・ユンファ、ティ・ロン、レスリー・チャン、エミリー・チュウ、リー・チーホン、ケン・ツァン
於:グランドシネマサンシャイン池袋

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