CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-224「遥かな時代の階段を」(日本)

2023年09月06日 01時14分39秒 | 日本映画
流されて、次も地獄か
 本業である探偵稼業は冴えない仕事ばかりの日々が続く濱マイク。そんなマイクと妹の茜の兄妹を捨てたストリッパーの母親・リリーが突然、黄金町に戻ってきた。
 一方、アジア系外国人が中心となっている裏組織「黒狗会」の内部では、黄金町の「川」の利権をめぐるいさかいが巻き起こっていた。
 しかし、川の利権の裏には黒狗会組長の神野すら手出しすることができない「白い男」という謎の男の存在があった。(「作品資料」より)


 〝私立探偵濱マイク〟シリーズ、「我が人生最悪の時」に続く第二弾。

 1995年製作、同年公開で、こちらも鑑賞していたが、4Kデジタルリマスター版での劇場リバイバル公開で再度鑑賞。

 ペット捜しなど、今ひとつ冴えない仕事が続く濱マイク。

 そんな時、マイクと妹の茜を捨てた母親のリリーが横浜に戻ってくる。

 時を同じくして、マイクが刑事の中山から強制的に依頼された仕事をしたことによって、一人の女性が殺されてしまう。

 マイクは責任と怒りを感じ、命を狙われながらも、川を仕切る伝説の男〝白い男〟を見つけ出そうとする。

 前作に登場した〝黒狗会〟とトップの神野も登場し、事件に絡んでくる。

 リリーが横浜に戻ったことで、心乱されるマイクは、茜にはリリーのことは隠そうとする。

 そんなリリーは、白い男だと思われる男と行方をくらます前から親密であったようで、もしかすると白い男が、マイクの父親なのではないかと思わされる。

 マイクの命を狙うのは、その白い男が組織する川の者たち。

 果たして、マイクと白い男の対決の行方はどうなるのか、マイクの運命は。

 事件の解決という形で終わるようではなかったな。

 若干幻想的というか、現実ではないような世界も多少あったりする。

 細かいところで気になる部分はあるのだが、母と子の関係と、父親かもしれない男との対決と、やはりどこか情を感じさせる内容で惹き込まれる作品であった。

 第三弾となる「罠」の予告もあり。

 実は、本作でよく憶えているのは、この予告で星野が倒れているシーンであったな。

/5

監督:林海象
出演:永瀬正敏、南原清隆、佐野史郎、杉本哲太、塚本晋也、松田圭司、麿赤兒、宍戸錠、白川和子、坂本スミ子、鰐淵晴子、岡田英次、大嶺美香、フランソワーズ・モレシャン
於:新宿ピカデリー

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