CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-039「グラビティ 繰り返される宇宙」(アメリカ)

2019年02月06日 00時50分47秒 | アメリカ映画
失ったものを探しているが、なくても生きてだろ
 元刑事のコールは、デッド・ゾーンで消息不明となった宇宙船アトロパ号を追っている。アトロパ号には、恋人が乗船していた。予定より早く船を見つけ乗り込んだところ、不明船と衝突し、航行不能になってしまう。
 調査に乗り出すと、衝突したのは過去のアトロパ号であることが判明。船中には自分たちの死体があり、船外ではさらに過去のアトロパ号とその脱出ポッドたちが無数に浮き惑星の重力に囚われて輪を作っていた。
 未来のアトロパ号が自分たちに衝突する時が刻一刻と迫る中、コールは愛する人を救うため、究極の選択をする。(「KINENOTE」より)


 元刑事で辺境警備を行っているコールは、デッドゾーンで消息不明となった調査船アトロパ号を追う。

 アトロパ号を発見するコールであるが、乗り込んだ途端、不明船と衝突する。

 それは自分たちの船、アトロパ号であり、その中で発見したのは、一人のクルーの死体。

 やがて、時間の歪みから、同じことが繰り返し起こっていることを突き止め、未来のアトロパ号が自分たちに衝突することが近づいていることを知る。

 繰り返し起こる惨事を脱するため、コールたちは奮闘する。


 ループして起こる惨劇を逃れるため奮闘するコールや乗組員の姿を描いたSFパニック・アクション。

 自分たちと同じ宇宙船への衝突。
 その中で見つける一人のクルーの死体。

 やがて起こるであろう、同じ惨劇。

 事態を解明していくうちに、何故そのようなことが起きたのか明らかになっていく。

 実は、クルーの中にはコールの元妻、モイラも乗船しており、彼らの過去にあった出来事も明らかになっていく。

 そして銃殺されたと思われるクルーの死体。実際、手を下した者も明らかになろうとする。

 徐々に真相が判明、そしてこの惨劇が何十、何百回と繰り返されていることを知る中、コールはモイラを救うためある決断をする。

 
 こういう作品だと、果たして起こり得る事態を変えることが出来るのか、繰り返される惨劇は変えることが出来ないのか。
 タイム・スリップとはちょっと違うが、やはり時間が関わる物語としては気になってくる。

 最後にコールが取った決断というのが、この惨劇のループをどのように回避するのか判り難かったが、少なくとも一人は結果を出したということか。

 設定、話の展開としては面白いSFアクションであった。

/5

監督:エリ・サジック
出演:マイケル・アイアンサイド、アンソニー・ボナベンチュラ、ジーニー・ボレット
   クリス・ボス、デヴィッド・M・エデルスタイン、ベン・クリーヴァー
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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