22-282「ワイルド・ロード」（アメリカ）

間違いは発見の入り口
　犯罪組織から金と麻薬を盗んで逃亡したフレディは、腹部に被弾しながらも長距離バスに乗り込む。これまで父親らしいことを何もしてやれなかった娘リリーへのせめてもの償いのため、どうにか逃げ切ろうとするフレディだったが、冷酷な女ボス・ヴィックが差し向けた追手により、フレディと共謀した仲間たちは次々と殺されていく。
　出血多量で意識が朦朧とし、車内には怪しい行動を取る乗客もいる中、フレディは藁にもすがる思いで疎遠になっていた父親に助けを求めるが。（「作品資料」より）


　犯罪組織から金と麻薬を奪って逃亡するフレディ。

　長距離バスに乗り込むが、腹部に銃弾を受けて重傷を負っている。

　何とか逃げ延びようとバスの中から仲間や元妻に電話をかけるのだが、なかなか簡単にことは進まない。

　しかも組織の女ボス、ヴィックによって仲間たちが殺され、追手が放たれる。

　腹部に銃弾を受けたフレディは出血のため、徐々に意識が朦朧となっていく。

　そして、フレディは最後の頼みの綱として、ある人物に電話をかけるが、それは仲がいいとは言えない父親であった。

　バスの車内でも、何となく怪しい人物と出会い、疑心暗鬼に陥っていく。

　更に停車するたびに危機が迫ってくる。

　銃撃による傷で命の危険にも晒される中、果たしてフレディは生き延び、逃げ切ることが出来るのか。

　主人公であるフレディはほぼバスの車内にいる状況で、物語は進んでいく。

　元妻と娘のリリーのために金を奪ったフレディであるが、電話で話すものの、果たして二人に会えるのかも怪しい状況。

　車内での事件もあり、フレディは最後に車内で出会った少女にリリーへの金を託し、ある決断をする。

　言葉通りに絶体絶命の危機にある中、フレディの運命がどうなるのか、最後まで気になる展開であった。

/５

監督：アンドリュー・ベアード
出演：コルソン・ベイカー、ストーム・リード、ドレア・ド・マッテオ、トラヴィス・フィメル、ケヴィン・ベーコン、ルイス・ダ・シルバ・Ｊｒ
於：ヒューマントラストシネマ渋谷