CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-260「スキップ・トレース」(アメリカ・中国・香港)

2017年09月03日 18時02分15秒 | アメリカ映画
他につかむところがないんだ
 香港警察の刑事ベニー・チャンは9年前、香港裏社会を牛耳るヴィクター・ウォンを捜査中に相棒のヤンを失う。以来、ヤンの一人娘サマンサの面倒を見ながら、ヴィクターを執拗に追い続けてきた。ところが、強引な捜査が元で停職処分となってしまう。
 そんな中、詐欺被害に巻き込まれたサマンサのために、犯人のコナー・ワッツを追ってロシアへと向かったベニー。ロシアン・マフィアに捕まっていたコナーを奪い返すや、2人まとめて追われるハメに。
 しかも、コナーが9年前の事件の重要な証拠を握っていることが分かり、2人は何度も衝突しながらも、一緒に必死の逃亡を繰り広げるのだったが。(「allcinema」より)


 「レイルロード・タイガー」のジャッキー・チェン主演のバディ・アクション・コメディ。

 9年前に相棒のヤンを殺され、その娘のサマンサを育ててきた刑事のベニー・チャン。
 ヤンを殺した香港裏社会のボス、ヴィクター・ウォンを捕まえることに執念を燃やしている。

 そんな中、ヴィクターの息のかかったカジノで働いていたサマンサが、アメリカ人のコナー・ワッツに金を騙し盗られてしまい、ベニーがコナーを追跡、捕まえることに。

 ロシアでコナーを捕まえたベニーであるが、ロシアン・マフィアに追われることになり、更にヴィクターの手下にも追われることに。

 実は、コナーはヴィクターを逮捕できる重要な秘密を知った男であった。

 様々な追っ手が迫る中、ベニーとコナーは、香港へ戻るため決死の逃亡を繰り広げることになる。

 
 ストーリーもアクションも王道的なバディもののアクション・コメディではある。

 最初は互いを嫌い、対立していたベニーとコナーが、決死の逃亡を繰り広げていく中で、互いのことを知り、絆を深めていく。

 そして、ジャッキー・チェンお得意の、随所に笑いを交えながらのアクション。

 そのためか、ロシアン・マフィアもヴィクターの一味も凶悪さがやや薄れていた感じではあったが。

 ロシアからモンゴルを横断して中国へ戻ろうとする二人であるが、その道中の風景はさすがに雄大なものが多かったな。

 監督は、「クリフハンガー」「ザ・クリーナー 消された殺人」のレニー・ハーリンであるが、完全に中国風のアクション・コメディ。
 監督らしいシーンは、断崖絶壁にかかったロープを滑車で渡るというシーンぐらいか。


 果たして、二人は無事に香港に戻り、危険な状況となっているサマンサを救い、ヴィクターを逮捕できるのか。
 クライマックスにどんでん返しを見せるが、違う種類の驚きを感じさせるものだった。


 王道的な展開の作品ではあったが、ある意味安心して観られるジャッキー・アクションである。

 アクションは引退すると言っていたジャッキー・チェンであるが、結局その後もアクションは封印していないような。
 本作はハリウッドの要請によってのアクションだったのかな。

/5

監督:レニー・ハーリン
出演:ジャッキー・チェン、ジョニー・ノックスヴィル、ファン・ビンビン
    エリック・ツァン、イヴ・トーレス、ディラン・クォ、シー・シー、ジャン・ランシン
    ヨン・ジョンフン、リチャード・ン、マイケル・ウォン、ウィンストン・チャオ
於:TOHOシネマズみゆき座

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