CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-243「戦慄怪奇ワールド コワすぎ!」(日本)

2023年09月25日 00時13分16秒 | 日本映画
死ぬのは嫌だなあ
 呪われた廃墟で撮影された投稿映像。そこには、不気味な祭壇と全身血まみれの赤い女、そして謎の赤ん坊の泣き声が収められていた。
 粗暴なプロデューサー・工藤とディレクターの市川、カメラマンの田代による「コワすぎ!」チームは、怪異を解き明かすべく取材に乗り出すが。(「作品資料」より)


 「不能犯」「地獄少女」等の白石晃士監督の最新作。

 一本の投稿動画に端を発し、そこに映し出されたものを調べようとするプロデューサーたちの奮闘が描かれる。

 「オカルトの森へようこそ THE MOVIE」と同じく監督得意のモキュメンタリー・ホラーである。

 元々OVA作品で、これまで9作製作され、劇場版もあったらしいが、鑑賞したことはなかったな。

 今回、八年ぶりの新作で、結構規模も大きく劇場公開され、初日ではあったが、客も多かったな。

 三人の若者が、ある廃墟を訪れ、全身血に染まったような紅い女に遭遇し、その映像が残される。

 その動画が投稿され、プロデューサーの工藤は、一攫千金を狙い、その廃墟をディレクターの市川、カメラマンの田代、霊能者である鬼村、そして投稿者である三人とともに赤い女が現れた廃墟へ向かう。

 しかし、廃墟へと向かった彼らの前に思わぬ出来事が降りかかってくる。

 いきなり時空を越えたような展開となり、そこからは怒涛の展開。

 結構笑える話が幾つも混ざっている。

 霊能者が意外とぶっ飛んだキャラというのは監督作ではよくある設定かな。

 時空を越えた展開から赤い女の意外な正体も明らかになる。

 本当の敵、悪霊とは。

 終盤に出てくる赤子とそこからのラストの展開は、以前にも観たような展開だったかな。

 まあ、超常現象を追いながら、ちょっとコミカルな要素も入れて、面白い作品ではあったな。

 ちなみに、廃墟は「カメラを止めるな!」でも撮影されていた場所だったな。

/5

監督:白石晃士
出演:大迫茂生、久保田智夏、福永朱梨、小倉綾乃、梁瀬泰希、木村圭作、南條琴美、桑名里瑛、吉田悠軌、白石晃士
於:新宿ピカデリー

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