CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-013「ヒッチャー」(アメリカ)

2021年01月20日 22時09分59秒 | アメリカ映画
母さんなら素通りしている
 どしゃ降りの雨の中、テキサスのハイウェイで拾ったヒッチハイカー。その男は、自分が殺人鬼である事を告げるとナイフを取り出す。
 主人公の青年は、辛くもその難を逃れたものの、それ以来、殺人鬼と青年の死を賭けた恐怖の“鬼ごっこ”が始まった。(「allcinema」より)


 雨中のハイウェイで拾ったヒッチハイカーから執拗に命を狙われる青年の運命を描いたサスペンス・スリラー。

 1986年製作の作品で、2007年に製作されたショーン・ビーンがヒッチハイカーを演じるリメイク版の「ヒッチャー」は鑑賞したのだが、こちらは未見であった。

 今回、ニューマスター版なるものが劇場公開されるということで鑑賞することに。
 ヒッチハイカーを演じたのは、「ブレードランナー」等のルトガー・ハウアー。

 
 車の陸送の仕事を請け負ったジム・ハルジーは、シカゴからサンディエゴまでのハイウェイで、ジョン・ライダーと名乗るヒッチハイカーを拾う。

 しかし、早々にジョンは、自分は殺人鬼だと告げ、ジムにナイフを突きつける。

 何とか機転を利かしてジョンを車から落とすジムであったが、それからジョンは殺戮を繰り返しながら、ジムを追い詰めていく。

 特別理由も告げず、ジムを追い回すジョン。
 理不尽な状況に陥ったジムは、ジョンから逃れようとするが、次々とジョンの殺戮ぶりを目の当たりにする。

 何を考えているのか判らずに殺戮を繰り返すジョン・ライダーが不気味であり、狂気に満ちていたな。

 殺戮のみならず、ガソリンスタンドの爆破や炎上する車、果ては大クラッシュするパトカーなど、カー・スタントなども見もの。

 当時は、CGの技術などもないのだろうから、本当に爆破したり、車に火をつけたりしているんだろうな。

 連続殺人犯、しかも警官殺しの容疑までかけられてしまうジム。
 途中のダイナーで知り合ったナッシュという女性の協力を得るが、このナッシュ、ジムを助けたりするが、巻き込まれてしまった形で、可哀想だな。

 冷静な様子を見せながら狂気の行動を見せつけるジョン・ライダーと、彼に追われることとなるジム・ハルジーの追跡劇は緊迫感があり、行き着く先が気になるサスペンス・スリラーであった。

/5

監督:ロバート・ハーモン
出演:C・トーマス・ハウエル、ルトガー・ハウアー
   ジェニファー・ジェイソン・リー、ジェフリー・デマン、ジョン・M・ジャクソン
於:シネマート新宿

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