CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-012「キング・オブ・シーヴズ」(イギリス)

2021年01月19日 21時53分52秒 | イギリス映画
刑務所での生活より死後の方が心配だ
 かつて“泥棒の王(キング・オブ・シーヴズ)”と呼ばれた男ブライアンは、年老いた今は裏社会からも足を洗い、穏やかな老後を送っていた。しかしある日、知り合いのバジルから、ロンドン随一の宝飾店街“ハットンガーデン”を狙った大掛かりな窃盗計画を持ち掛けられる。
 そこでブライアンは、テリーやケニーらかつての悪友たちを集めて窃盗団を結成すると、綿密な計画を練り、準備を進めていくのだったが。(「allcinema」より)


 イギリス史上最高齢の強盗として知られ、25億円もの金品を強奪したという実話を基にして製作されたクライム・サスペンス。

 かつて泥棒の王と言われていたブライアンは、妻を亡くした後、知り合いのコンピュータ技術者のバジルから持ち掛けられた強盗話を、かつての仲間と共に引き受けることにする。

 狙うはロンドン随一の宝飾街店〝ハットンガーデン〟にある店。

 平均年齢60歳以上の男たちの強盗の顛末が描かれた作品。

 本作を観ていると、ふと思い出すのが、「ハットンガーデン・ジョブ」という作品。
 同じように60歳以上のジーサンズの強盗を描き、しかもリーダーの名前も本作と同じくブライアン。
 そちらも、実話を基にしていたのかな。


 早々に強盗を決行する展開となり、その後は、仲間同士の対立に猜疑心を持ったやり取りが繰り広げられる。

 淡々と描かれており、やや盛り上がりに欠けるところがあったかなという印象。

 老人ばかりということで、健康面の問題が強盗実行の障害になりそうな部分は面白かったな。

 後半の対立と騙し合いの展開からどのような結末となるのかなと気になる。
 ブライアンの行動には、何か思惑でもあるのかと思い、最後にスッキリするようなどんでん返しでも見せてくれるかと思ったが、意外とアッサリした結末だったかな。

 ある意味、事実に即した展開だったのかもしれないな。

 作中の出演者たちの若き日の映像が流れる。
 何かしら出演作から切り取ったものだったのかな。

/5

監督:ジェームズ・マーシュ
出演:マイケル・ケイン、ジム・ブロードベント、トム・コートネイ、チャーリー・コックス
   ポール・ホワイトハウス、マイケル・ガンボン、レイ・ウィンストン
於:TOHOシネマズ シャンテ

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