今なら日本刀が1本付いてくる
昼はデザイン会社の社員、夜は新鮮組総長という2つの顔を持つ近藤静也。ヤクザであるにも関わらず争いごとが嫌いな彼は、堅気として働き続けることを望む一方で、総長としても斬新なアイデアで新鮮組を盛り上げていた。
敵対する鬼州組との抗争が終わって数カ月が経ち、仕事もシノギも絶好調な日々を送る静也だったが、鬼州組6代目組長・海腐からの意外な提案をきっかけに、平穏な日常と新鮮組の存続が脅かされる事態に陥ってしまう。(「作品資料」より)
人気コミックを実写映画化した「静かなるドン 前編」「静かなるドン 後編」の続編。
再び前後編2部作で、こちらは前編。
新鮮組総長である近藤静也。
昼間はデザイン会社でウェブ・デザイナーとして堅気の仕事をしている。
鬼州組がいつ襲撃してくるか知れぬ中、静也はSNSなどを駆使して新鮮組の好感度を上げていく。
そんな中、鬼州組では出所したばかりの海腐が組長となるが、新鮮組に対し手打ちの申し出をしてくる。
意外な申し出に驚く静也であるが、その申し出を受け入れる。
しかし、鬼州組内部ではこれを不満とし、静也に世界一と言われる殺し屋を差し向ける者が現れる。
命を狙われる静也。
果たして静也は殺し屋の手から逃れ、鬼州組との手打ちを行うことが出来るのか。
物語は意外な展開となっていき、単なる静也暗殺計画に留まらぬ話となる。
何者かが裏で糸を引いているようである。
それとは別に静也は女子高生の彩子と知り合いとなるのだが、彩子は父親がヤクザであったことからヤクザを嫌っている。
ヤンキーに絡まれているところを助けられた彩子は、静也をいい人だと言うが。
クライマックス、思わぬ事件の後、殺し屋に命を狙われることになる静也。
しかし、その顛末は更に思わぬものとなる。
決着は後編となるのだが、この展開でどう決着を付けるのか、予想できないな。
日本統一してヤクザも平和を望む静也の危機が描かれ、興味惹かれる話であった。
/5
監督:鳴瀬聖人
出演:伊藤健太郎、筧美和子、深水元基、本宮泰風、三宅弘城、坪倉由幸、新谷ゆづみ、山中柔太朗、久保田悠来、マギー、藤井アキト、森下能幸、山口祥行、渡辺いっけい、筒井真理子
於:新宿バルト9
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