![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/a1/af55296f1ccf1976ec48ab8a2a550873.jpg)
記憶の断片を繋ぎ合わせようとする者は、時に固執することもある
1950年代のアメリカ郊外。かつてナチスの軍人だった男から戦時中に暴行を受けたマヤは、街中で偶然その男を見かけ、復讐心から男を誘拐。夫のルイスの手を借りて自宅の地下室に監禁する。マヤは殺したい気持ちを抑え、男に罪の自白を求める。
しかし、男は人違いだと否定し続ける。(「作品資料」より)
1950年代のアメリカ郊外。一人息子と一緒に公園にいたマヤは、ある指笛を聞き、その男の姿を見て驚愕する。
その後、その男の後をつけ、住まいを見つけ出したりするのだが、果たしてマヤにとってその男が何者なのか。
やがて、マヤは男が仕事から帰る途中の路上で、男を殴りつけ、誘拐し、自宅の地下室に監禁する。
夫のルイスは、マヤが取った行動に驚き、事情を訊く。
そこで、マヤはこれまでルイスにも隠していた事実、15年前に妹と共に、ナチスに暴行されたこと、そしてその中の一人が、拉致した、トーマスと名乗る男であると確信し、それを白状させよう、ひいては殺害さえも辞さないことを告げる。
マヤの言うことを否定するトーマス。
何とか白状させようと、狂気まがいの言動を見せるマヤ。
真実を知ろうと奔走するルイス。
果たして、マヤの主張することは真実なのか。
マヤを演じたノオミ・ラパスは、「アンストッパブル」でも、他の家の娘を、亡くした娘であると狂気じみた主張をする女性を演じていたな。
本作でも、自らが憶えているという指笛と顔だけで、トーマスがナチスであり、自分と妹を襲った男であると主張する。
マヤは悪夢を見ることで、かつて精神科医に通っていたこともあり、ルイスはハッキリと彼女の主張を受け止めることが出来ずにいる。
家の地下室で、縛り付けられたトーマスとマヤたちのやり取りが繰り広げられる。
果たして、マヤの主張は正しいのか、それとも妄想なのか。
なかなかハッキリとした真実が見えてこない中、クライマックス、ことは思わぬ展開へとなっていく。
妄想とも現実ともつかぬままの展開は、緊迫感があって面白かった。
ノオミ・ラパスは、こういう狂気を湛えるような役柄が、よく似合うな。
この先は、別の秘密を抱えて生きていかなければならないんだな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/baseball.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/baseball.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/baseball.gif)
/5
監督:ユヴァル・アドラー
出演:ノオミ・ラパス、ジョエル・キナマン、クリス・メッシーナ、エイミー・サイメッツ
於:新宿武蔵野館
1950年代のアメリカ郊外。かつてナチスの軍人だった男から戦時中に暴行を受けたマヤは、街中で偶然その男を見かけ、復讐心から男を誘拐。夫のルイスの手を借りて自宅の地下室に監禁する。マヤは殺したい気持ちを抑え、男に罪の自白を求める。
しかし、男は人違いだと否定し続ける。(「作品資料」より)
1950年代のアメリカ郊外。一人息子と一緒に公園にいたマヤは、ある指笛を聞き、その男の姿を見て驚愕する。
その後、その男の後をつけ、住まいを見つけ出したりするのだが、果たしてマヤにとってその男が何者なのか。
やがて、マヤは男が仕事から帰る途中の路上で、男を殴りつけ、誘拐し、自宅の地下室に監禁する。
夫のルイスは、マヤが取った行動に驚き、事情を訊く。
そこで、マヤはこれまでルイスにも隠していた事実、15年前に妹と共に、ナチスに暴行されたこと、そしてその中の一人が、拉致した、トーマスと名乗る男であると確信し、それを白状させよう、ひいては殺害さえも辞さないことを告げる。
マヤの言うことを否定するトーマス。
何とか白状させようと、狂気まがいの言動を見せるマヤ。
真実を知ろうと奔走するルイス。
果たして、マヤの主張することは真実なのか。
マヤを演じたノオミ・ラパスは、「アンストッパブル」でも、他の家の娘を、亡くした娘であると狂気じみた主張をする女性を演じていたな。
本作でも、自らが憶えているという指笛と顔だけで、トーマスがナチスであり、自分と妹を襲った男であると主張する。
マヤは悪夢を見ることで、かつて精神科医に通っていたこともあり、ルイスはハッキリと彼女の主張を受け止めることが出来ずにいる。
家の地下室で、縛り付けられたトーマスとマヤたちのやり取りが繰り広げられる。
果たして、マヤの主張は正しいのか、それとも妄想なのか。
なかなかハッキリとした真実が見えてこない中、クライマックス、ことは思わぬ展開へとなっていく。
妄想とも現実ともつかぬままの展開は、緊迫感があって面白かった。
ノオミ・ラパスは、こういう狂気を湛えるような役柄が、よく似合うな。
この先は、別の秘密を抱えて生きていかなければならないんだな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/baseball.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/baseball.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/baseball.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/baseball.gif)
監督:ユヴァル・アドラー
出演:ノオミ・ラパス、ジョエル・キナマン、クリス・メッシーナ、エイミー・サイメッツ
於:新宿武蔵野館
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます