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2022.11.19 『唐沢』(453m)~『西山』(樽前山・994m)  懐かしい仲間がやって来た!

 

 先週末の土曜日は、

ずいぶん久しぶりに、

「Megu」と「シケ」がやって来て合流した

10日ほど前に、

ひょんなことからシケが『樽前山』に、

シシャモナイルートから登りたい、

という意思をもっていることに接し、

「一緒に登るか?」

と声をかけたところ、

二つ返事でOK!

そしてMeguも登りたいと言っているとのことで、

この日のパーティー結成となった。

但しこの件はHiromiに内緒とし、

常日頃から二人に会いたがっている、

Hiromiへのサプライズとすることにして、

二人にも協力してもらった。

 土曜日の朝、長沼町の「馬追丘陵」麓で合流することにした。

こちらが先に着いてしまったので、

Hiromiには雨だから、

急いで『樽前山』に向かう必要はないと、

無理な理由付けをして、

二人の到着を待った。

間もなく一台の車でやって来て、

車窓越しに二人を見たHiromi、

「あの人達こっちを見てるよ」

と言って気付かない。

そして旭川ナンバーの、

見覚えある車体にハッとした。

「あっ、シケさんだ!」

そこにMeguも車から降りてきたものだから、

もう有頂天になってはしゃぎ出した。

ハイッ、かくしてサプライズ大成功!

 

 今回は乗ってきたシケの車をそこに置いて、

私のハイエース1台で支笏湖のシシャモナイに向かった。

はじめは小雨が降りやまなかったのだが、

千歳の街を抜けるとようやく雨が上がり、

青空が広がり出した。

そしてシシャモナイの作業道入口に到着すると、

この時期としては気温が高く、

気持ちのよいコンディションとなった。

 9時10分、ゲートを越えて作業道に入った。

ずいぶん歩いたこのルートだが、

自分としては2年ぶりか。

 私が初めてこのルートに足を踏み入れたのは、

もう20年ほど前になる。

当時「苔の洞門」が崩落危険のため、

閉鎖されて立ち入り禁止となった。

それでシシャモナイからの、

夏道ルート開拓をすることにした。

そこにこの作業道があったので、

うまく利用できた。

 歩きだしても女性たちは、

全く話しが止まらない。

この時気付いたのだが、

Meguとシケは声と話し方がよく似ている。

 このルートの下部樹林帯には、

緑輝く苔がひじょうに多く、

Meguもシケも苔が好きだと言って、

盛んにカメラのシャッターを切る。

そして「ここいいわぁ!」、

「ここいいわぁ!」を連発する。

そんな中でちょっと寄り道をして、

10時10分、三等三角点「唐沢」

三角点を意識して地形図を眺めると、

こんなところにもつい立ち寄りたくなる。

 初めてここを歩く二人が、

ずいぶん気に入ってくれた樹林帯を抜けて、

火山灰大地に出ると、

そこは自然の中の「日本庭園」といった感じだ。

これがまた初めての二人の心をつかみ、

写真撮りまくり!

このルートを歩くことを切望していた魂全開だ。

そして外輪山とその奥にそびえる、

雪を頂いた溶岩ドームを目にして、

またまた感動しきり!

案内する者としては、

「ああ、連れてきてよかった」、

と思える瞬間だ。

 凍結していることを予測し、

アイゼン装着も視野に入れていた、

外輪山への急登だが、

この日は暖かく雪が融けていたので、

スリップに注意しながら問題なく登っていく。

何度登ってもきついこの登りが、

この歳になって更にきつくなる。

前を行くシケが、

「脚だる~い!」と言って、

時々足を止めて呼吸を整える。

そしてようやく急登をクリアすると、

「西山」方面の風景が美しい。

また遮るものがないので、

風が強くなり体温が下がる。

それでもみんな元気で歩を進め、

12時ちょうど、

『樽前山・西山』(三等三角点樽前山=たるまえさん)。

ちょっと風を避けて、

本家シケのバウム儀式指導。

捧げる角度を何度だかに・・・

そして昼食として、

各自スウィーツを含めて空腹を満たした。

 下山は下部の涸れ沢まで同ルートを下る。

外輪山からの急下降に各自神経をつかい、

必死にスリップして転倒しないよう下る。

この下降で私は大腿の筋肉痛となった。

ここではHiromiが一番慎重だった。

 また日本庭園を楽しみ、

美しい緑の苔が出迎えてくれる樹林の中へ。

ここでもまた写真撮りに励む女性たち。

苔の美しさを楽しみながら、

涸れ沢に下った。

そしてここからは、

涸れ沢を下る。

この涸れ沢はかつて「苔の洞門」として、

多くの観光客が訪れたところだ。

閉鎖されてもう20年が過ぎようとしている。

そんな「苔の洞門」の風景を楽しんでもらう。

女性たちはすぐに、

「ここすご~い!」

「壁がたか~い!」と感嘆の声を上げる。

Hiromiは以前この中を歩いているのだが、

その記憶が全く残っていないようで、

一緒になって感動している。

 「苔の洞門」は第一、第二と、

二つに分かれている。

涸れ沢の上流部から「第二洞門」に入って抜けた。

そしてしばらく歩くと「第一洞門」の入口だが、

こちらは段差が大きく、

作業用のロープがかけられているものの、

入ってしまってから引き返さざるを得なくなった場合、

登り返しが不安だったので、

中に入ることをやめて、

一段上の大地に上がった。

そして上から第一洞門を見下ろすと、

何やら作業が行われていた。

結果、中に入らなくて正解だった。

 藪の薄い中を歩いて作業道へ。

するとゲートは近い。

14時50分、ゲートから駐車地へ。

心配した天候だったが、

小春日和の中楽しく歩けたことに感謝!

みんなぁ、楽しかったねえ!

 この後長沼町まで戻り、

Megu、シケと別れた。

二人は「長沼温泉」で汗を流してから、

遠路を帰途に着くことになった。

またねぇ~

 

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2020.6.3 『樽前山・西山』(994m)~『東山』(1,022m)~「932mP」  シシャモナイより20km歩行

 今日はMachiko と『樽前山』へ。

シシャモナイ(支寒内)から登りたいと言う、

Machiko の希望を叶えることにした。

ただ昨日の朝までは雲が多い予報だったため、

別の山に登る予定でいた。

そして私が家を出る夕方になって、

予報が快方に向かったので、

急ぎMachiko に変更を伝えた。

そして早起きと起きてすぐの運転が嫌な私は、

昨日の夕方支笏湖のシシャモナイに入り、

一人ゆっくりと酒を楽しんだ。

 今朝目覚めると、

新緑の奧に見える空が青い。

いい天気じゃないかあ!

土壇場で変更してよかった。

そして7時近くにMachiko がやって来た。

毎年必ず登っている『樽前山』だが、

私はもう長い間このルートからしか登っていない。

7合目の駐車場から最期に登ったのは、

おそらく10年以上前のことだろう。

7合目は人や車が多すぎて、

とんと足が向かなくなってしまった。

  7時20分、シシャモナイの林道ゲートをスタート。

これまで歩いてきた山々同様、

ここも新緑が美しい。

まるで緑のトンネルをくぐっているようだ。

そんな美しく飽きない林道を歩いて行くと、

一昨年の台風で発生した、

凄まじい数の倒木群に行く手を阻まれる。

その後それを回避するべく、

藪に入って大きく迂回していた。

ところが今日は前を離れて歩いていたMachikoが、

倒木群の中にどんどん入って行く。

そのうち行く手を阻まれて戻ってくるだろう、

と思っていたが戻っては来ない。

それで着いていってみると、

苦労はするものの、

どうやらこうやら通過することができた。

よく見るとじゃまで通行が不可能な箇所の枝が、

ノコギリで切り払われていた。

どなたかのご尽力によるもので、

大変ありがたく通過させていただいた。

その後コケの美しい樹林帯を抜け、

8時30分、溶岩台地。

そして目の前に溶岩ドームがドーンと現れる。

その角度から目にする初めての光景に、

Machikoは感動しきり。

「連れてきてよかった」と思える瞬間だ。

あとはほぼ一直線に外輪山へ向かう。

このルート中では外輪山への登りが一番きつい。

Machikoが遅れながら奮闘する。

9時30分、外輪山北の縁。

ここから振り返る支笏湖や『風不死岳』の風景が美しい。

きついノルマで熱くなった身体を、

心地よい風が冷やしてくれる。

ウィークデーなので人が少なくていい。

楽しく歩き、そして登り、

9時55分、『西山』。

記念撮影はMachikoにポーズを任せるが、

どれも65歳にはふさわしくない。

 『西山』から下りだすと、

溶岩ドームと『東山』が並んで見える。

私はこの雄大な風景が大好きだ。

ただこの頃になると西風が、

かなり強く吹き出したので先を急ぐ。

雄大な風景を眺めながら歩き、

10時45分、『東山』。

ここでもカメラの三脚を立てられないくらいの風が吹いていた。

『東山』からは「932mP」へ向かう。

この辺りの風景もいい。

東の真下には7合目登山口の駐車場が見えている。

山中には人がまばらだというのに、

7合目の駐車場は車がいっぱいだ。

やはりあそこには足が向かない。

もう二度と行くことはないかもしれない。

 「932mP」へは外輪山を北の端で外れ、

広々とした風景を眺めながら稜線を歩いていく。

急登だが見た目ほどは時間がかからない。

トントコ登って、

11時30分、「932mP」。

これで予定の縦走を締めくくる。

あとは下るだけ。

「932mP」から戻って、

外輪山とのコル近くで登山道を外れる。

そして外輪山の北斜面をトラバースしながら下り、

登路で使った踏み跡に当てた。

そこで昼食だ。

 昼食後はただ淡々と下った。

前を行く私に離れて着いてくるMachiko。

従って話しをすることもない。

なんだか昔の私とHiromiを思い出してしまった。

「いつもこうだったなあ」と。

14時ちょうど、駐車地。

全行程20km。

今日も楽しかったわあ~

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2019.10.21 『樽前山』(西山~東山~932mP)  シシャモナイからAyumiを連れて

 21日(月)は私が勤める会社のカレンダーが休みになっている。

そこでこの日は時間の管理が自由なAyumiを誘って、

初めて一緒に登ることにしていた。

Ayumiとは3年前の『神居尻山』で知り合い、

その時点で私の出身高校の後輩であることが判明していた。

その後なかなか一緒に登る機会に恵まれず、

この日はHiromiが仕事のため、

全くフリーの私から声をかけた。

そして「どこに登りたい?」と尋ねると、

迷うことなく「シシャモナイから樽前山!」と言ってきた。

シシャモナイから『樽前山』に登ることが、

数多くある目標の中の一つだったようだ。

また、Ayumiとなかなか登る機会がなかった理由に、

Ayumiの体調不良が挙げられる。

Ayumiは極度の貧血で、その治療に長い時を費やしたようだ。

                      

 月曜の朝、現地集合としていたので、

10分早く到着した私に続いてシシャモナイにやってきた。

Ayumiは住まいがある空知からやってくるので、

運転が大変だろうと気遣うと、

それは全く苦にならないと強調していた。

若いねえ~

 準備を整え、

8時ちょうど、林道ゲートをスタートした。

この先は倒木の嵐で、広葉樹もかなり倒れてしまっているので、

紅葉はまばらにしか目につかない。

そして林道を完全に寸断する地点へ。

横たわった樹木が二重にも三重にも重なり、

その奥行きが深いため大きく迂回して先に出なければならない。

この遠回りに思いのほか時間を費やしてしまう。

今年7月にもHiromiとここを訪れているが、

その時より更に歩きにくくなった気がする。

この倒木群をクリアするのに時間を要している時だった。

森の中でヒグマが吠えた。

いかにも自然の中で生きていることを強調するようなその声は、

二度、三度繰り返され、これにAyumiがヒビった。

そして恐怖の奇声を上げる!
その奇声に私がビビる。

Ayumiの声はとにかく甲高く、

そういう声に慣れていないので、

この後幾度となく驚かされることとなった。

 聞けばこの3年間で結構な山行を重ねてきたようだが、

今回の行程には感嘆の声が次々と飛び出した。

登山道のない樹林帯を歩くワイルド感覚に驚嘆し、

樹林帯を抜けて目にする溶岩ドームの迫力ある光景に感激する。

連れて歩く者としては、

こういうふうに喜んでくれることが一番の楽しみだ。

それにしても高く、細く、大きな声の出し過ぎ~

 この日の行程の核心は外輪山への急登だ。

これには元気いっぱいのAyumiも手こずり、

何度も立ち止まって呼吸を整える。

それを調子が戻った私は先に登って待ち、

しっかりとかっこいい写真を撮ってやる。

10時20分、外輪山北の縁。

Ayumiがこの山に関して未体験だったのはここまでで、

この先は自分で何度も登ってきたようだ。

今回は私の決まったルートに従い、

まずは『西山』へ。

月曜だから人がいないかと思ったら、

少人数パーティーや家族連れなどで、

けっこう賑わっていたので驚いた。

10時45分、『西山』。

天気が良くて気持ちがいい。

風も適度なそよ風で心地よい。

『西山』から『東山』への歩行は、

素晴らしい青空の下で何とも言い様がない爽快さだ。

溶岩ドームと空にスマホのカメラを向けたAyumiが、

「ブルーっ!!」

細く大きく甲高い声で!

は、はずかしーっ!!

 

 11時30分、『東山』。

ここはいつものように人だかりなのでスルー。

楽しい細尾根歩きを続けて『932mP』へ。

私はこの行程でこのあたりが一番好きかもしれない。

『932mP』へ続く登山道も美しい。

 12時05分、『932mP』。

ここで昼食とした。

昼食後はこれもいつも通りなのだが、

一旦外輪山方向に下り、

その最低標高辺りから外輪山北斜面をトラバースしながら下降する。

そして溶岩台地の中の登山道に当てる。

これはただショートカットしているだけで、

別に大したことではないのだが、

Ayumiにとってはすごい体験だったようで、

「戻ったーっ!!」

その後は樹林帯に入り、また倒木群の中を時間をかけて下り、

14時30分、林道ゲート。

Ayumiにとってはこの上ない体験ができたようで、

感激して遠路を帰って行った。

ちなみにこの日の全行程が18km。

Ayumiとしては新記録だそうだ。

 

 

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2019.7.7 『樽前山』(西山・994m)~(東山・1,022m)~「932mP」  達成3500回!

 土曜の終業後、

Hiromiを拾って支笏湖畔の支寒内(シシャモナイ)に行って車中泊。

日曜の朝6時05分、
シシャモナイの作業道入口ゲートをスタートして『樽前山』を目指した。

『樽前山』に登るときは常にこのルートで、

7合目登山口へはもう10年以上行っていない。

人と車がごちゃごちゃの7合目登山口には足が向かない。

シシャモナイからは歩く距離も往復20km程になるのでいい。

 スタート時は湖にもガスが広がって、

天気予報が言うほど良くない状況だった。

林道を歩いていくと、倒木で車両が通行不能箇所が現れた。

そのときはまだ事の次第が飲み込めず、

「また倒木かあ・・・」程度に感じていた。

ところが「苔の洞門」(現在は立ち入り禁止)から伸びる枯れ沢が近付くと、

突然大量の倒木で行く手を阻まれた。

そしてそこでハッと気がついた。

昨秋の風台風(かぜたいふう)で馬追丘陵が倒木の嵐に見舞われたように、

この地も同様の被害を受けたのだ。

昨年の同時期以来ここを訪れたことがなかったので、

そんな大きなことが頭から抜けていた。

この森は今から15年前の風台風で、

凄まじい面積の木々がなぎ倒された。

そのときにこの作業道も倒木が広く塞いでしまったのだが、

1年後きれいに除去されて、作業車が走れるまで回復した。

しかし今回は15年前より更にひどい。

人一人がどうやっても越えられない倒木群!


樹林の中を大きく迂回して枯れ沢に出た。

この森には植生として笹がなく、

細いブッシュがまばらに生えているので、

その気になればどこでも歩けるのがいい。

今回は5月にこのルートをひとりで歩き、

最終的に行き詰ってしまったHiromiの足取りを検証するのが最大の目的。

しかしHiromiはその場その場で、

あっちに行った、こっちを歩いたというものだから、

検証もなにもあったもんじゃない。

ただ樹林が切れて自然庭園に出る頃になって、

ようやく東側のピークを目にして、

「ここまで来て引き返した」というのを聞いて納得した。

自然(樹林)の中で地形や山並みを見ながら、

自らの位置確認をすることができたことで、

その日のHiromiの行動は成長したとエールを送る。

 樹林帯を抜けて外輪山を目指すのだが、

だんだん低いガスに近付き、

8時25分、外輪山北の端。

辺りはすっかり濃いガスの中。

ここで考えたが、ガスに包まれた中を歩くのはいったいいつ以来だろう?

とにかく今年は天候に恵まれてきた。

それを考えると腹も立たず、ただ淡々と『西山』を目指す。

そしてその急登で背後に気配を感じて振り返ると、

なんか派手なパンツをはいた若者が両手ストックで上がってくる。

それで追い越しやすいように端に寄って登るんだが、

後ろにぴたりと付いても前に出ない。

「変な奴だなあ」と思いつつ前を行くHiromiが、

 8時45分、『西山』の頂上に立つと同時に、

「Amigoさんですよねえ?」という若者の問いかけ。

一瞬驚いたが、私のブログを見ていただいている青年(?)だった。

そしてその場で一緒に私の「3500回登山達成」記念撮影に収まってもらった。

一緒に写真に収まった青年は、

Yamada君と言って、『樽前山』から近い富川から来た。

既婚だが奥さんは仕事で今回は単独。

『西山』からは同じく『東山』まで行くとのことなので、

しばし同行することとなった。

9時30分、『東山』。

風が強くてカメラの三脚が立てられない。

 『東山』でYamada君と別れて『932mP』へ。

外輪山の登路からここまでガスに覆われなんにも見えない。

すぐに下山を開始し、

いつものように登山道を離れて外輪山をトラバースしながら西に進路を取る。

そして樹林帯を抜けてきた登路に合流。

あとは淡々と下るのだが、

枯れ沢と合流してからの下山が、

ショートカットしようと樹林帯を歩いていると、

突然倒木群が進路を塞ぎ、

ずいぶん無駄に歩かされることになった。

しかしそれも一種の喜び!

この辺りの地形をより一層把握できることになる。

 

 最後は「コケの洞門」と、その入口付近を上から眺めて、

12時05分、駐車地。

 夕方から当然「サイゼリヤ」で二人打ち上げ!

私は今日節目となる「3500回登山」を達成したが、

Hiromiもまた近日大きな節目を迎えることになる。

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2019.4.12 「馬追丘陵」  早朝トレーニング登山開始!

 4月に入って夜明けが早くなった。

そこで先週から早朝のトレーニングを開始した。

夜明けが遅いと、どうにもおっくうで控えていたものだ。

毎年4月から晩秋の11月までの間、

週に1~2度程度の早朝トレーニング登山を実施している。

以前は札幌市内の山でこれを実施していたが、

馬追丘陵を知るようになってからは、この辺りに通い詰めとなった。

馬追丘陵だと終業後に一旦帰宅してシャワーを浴び、

自宅から30分で着ける。

長沼スキー場の麓で車中泊して翌早朝に登って帰宅し、

朝食を摂って出勤するパターンだ。

朝食は納豆、バナナ、ヨーグルト。

 先週スキー場の麓で車中泊準備をし、

酒を飲んでいると、窓をコンコンと小さく叩く音!

「誰だ?」とスライドドアを開けると警察官だ。

「ここで何をしているんですか?」

「山に登るんだよ、明日の朝」

「ああ、山登りなんですかあ・・・」

この二日前に今年始めてここで車中泊をした。

そのときにリフト乗り場のすぐ近くにある農家の灯りがついていた。

この農家は一昨年まで人が住んでいたものの、

昨年は栗山町にでも居を構えたのか、

昼間農作業をしたあと車で立ち去り、

家に灯りが灯ることはなかった。

だからこちらもそこで落ち着けたものだ。

そして今回はその灯りをつけた農家が、

一晩中駐車している私の車を見て不審に思い、

栗山警察署に通報したのだ。

警察官によると、住人がかわったよう。

ああ、めんどくせ~

 私の年齢になると、いくらトレーニングを積んでも、

体力が向上することはない。

現状を維持しようと思っても、それすらすることができないしまつだ。

そんな状況の中、トレーニング登山を重ねるのは、

身体が記憶している“山登りモード”を忘れさせることなく、

いつでも週末の山登りに、スムーズに対応できるよう備えるためだ。

定年後今の会社に勤めて、

何もしないでいることのマイナス面を嫌というほど体験した。

 早起きは辛い。

起床は4時45分。

すぐ外に出て簡単にストレッチをする。

そして5時ちょっとにスタート。

今はまだ積雪が残っているので車道を回避し、

雪面をショートカットして電波塔のそばの車道に上がる。

それから砂利道を歩いて「文学台」まで行き、

石狩平野の広大な風景を眺める。

その後一旦駐車地に戻り、スキー場下部まで下る。

そして広いスキー場を登る。

短いスキー場ではあるが、斜度があってなかなか良い負荷が得られる。

しかしそれよりも何よりも、広い景色大好き人間の私には、

このスキー場とそこから見る下の風景がたまらなく好きだ。

だから毎週毎週通える。

馬追丘陵は誠にありがたい存在だ。

 

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2018.8.19 『樽前山・西山』(994m)~『東山』(1,024m)~「932mP」 支寒内から入って一巡り

 

 盆が過ぎても8月いっぱい土曜休日がない私は、

この週末も日曜日だけの山行だ。

盆休山旅で1,000kmほど車を走らせたので、

今回は近場に決めた。

そんな近場でも、日帰りの早朝運転は嫌なので、

土曜の終業後、Hiromiを拾って支笏湖の支寒内(シシャモナイ)まで走った。

Hiromiの住まいから支寒内まではちょうど1時間。

到着して乾いた喉に一気に‘のどごし生’を流し込んだ。

「う、うめえ~っ!!」 

 『樽前山』には私が最も好む広さがある。

従ってそんな広い景観を楽しみに、毎年登っている山だ。

それも通常の登山口である「7合目」は人や車が多いので避け、

常に支寒内から作業道を利用して登っている。

このルートは外輪山に上がるまで人に出会うことがなく、

大変静かな山旅を楽しめる。

 

 日曜日の朝6時20分、

作業道のゲート前の駐車地をスタート。

気温は低めだが、歩き出すとすぐに暑くなるので、

二人とも夏スタイルの軽装だ。

ただ、この山の気象状況の変化は十分承知しているので、

準備は万全に整えてある。

作業道はゲートから2.2kmで終点を迎える。

この作業道はかつて倒木で覆われたこともあったが、

長い時を経ずして整備された。

そんなに重要な作業道なのか?

と、首をかしげたくなるような迅速さだった。

  作業道は2.2km歩いた後、

6時55分、枯れ沢に吸い込まれて終点を迎えた。

この枯れ沢を下流に向かうと「苔の洞門」となる。

ここからは枯れ沢の左岸にかすかに残る踏み跡をたどる。

昨年までは結構はっきりしていた踏み跡だが、

歩く人が少ないためだろう、

ほとんどわからなくなっている箇所もある。

ただ、この一帯は下草がまばらで笹は無し。

どこでも容易に歩ける状態なので、

方向感覚が優れている人なら、

踏み跡を気にすることなく進める。

そしてこの辺りは黄緑色のコケが美しい樹林帯だ。

そんな景観を楽しみながら飽きることなく歩いて行くと、

突然樹林を抜け、まばらな白樺林の自然庭園に出る。

この自然庭園が美しく、当会のToshiが好む景観だ。

いやいや、ToshiだけではなくHiromiもここに来て、

「これこれ、この庭園がいいんだよねえ~」と感激。

この自然庭園は溶岩台地の上に有り、

このあとは一貫して溶岩の上を歩くことになる。

木々がまばらな中、

正面に見える外輪山の上の溶岩ドームを目指して直進する。

ゆっくりゆっくり高度を上げて、

外輪山の裾に取り付く。

そして足元の不安定な溶岩の急登を経て、

外輪山に敷かれた登山道に乗る。

振り返れば素晴らしい風景が広がる。

 

 外輪山の登山道に乗って前方に目をやると、

大きな『西山が』鎮座している。

何度見ても素晴らしい!

二人して広い世界を楽しみながら、

淡々と歩を進めて、

8時25分、『樽前山・西山』。

タイミングよく誰もいなかったので記念撮影。

そしてすぐさま歩行を開始。

『東山』を目指す。

この日は天気予報からガスがかかり、

展望を望めないと覚悟していた。

ところがところが・・・

 

 『東山』を目指して外輪山を歩いていると、

冷たい風がかなり強くなった。

しかし、我々はあくまでも軽装のまま進む。

人影はいつもに比べてまばら。

黙々と歩を進め、

9時05分、『樽前山・東山』。

ここからはそれまでとは違う、

鋭角な山姿を楽しみながらの歩行となる。

進行方向には緑の『風不死岳』が大きな山体を誇示している。

荒廃したような火山から見る緑の『風不死岳』が美しい。

下降しながら外輪山を進んで行くと、

「932mP」とのコルに至る。

そこから「932mP」への急登が始まるのだが、

この時点で雨が降りだした。

ただ。激しく降るわけではないので、

我々は構わず軽装で登る。

9時35分、「932mP」。

小雨の中ではあるが。

ここから見る『東山』方向の景色が、

私が最も好む山風景の一つであることをHiromiに伝えて、

即下山を開始。

 

「932mP」を『東山』方向に戻って、

下りきった辺りで登山道を外れて外輪山の北斜面を、

 
西方向にトラバースしながら下る。

シシャモナイからのルートに戻るためのショートカットだ。

火山岩がゴロゴロしていて歩きにくいが、

ショートカットであるから、

近道には違いないわけで・・・

Hiromiはこの通常ではない条件下での歩きが得意ではなく、

しばしば姿が見えなくなって待つ。

そして雨は降ったり止んだりを繰り返す。

正規のルートに戻ってからは、

特に会話をすることもなく淡々と歩き、

11時05分、駐車地。

 

 やはりね、『樽前山』に登るには、

このルートが最良であることを改めて確信した。

更に締めくくりはやはり「サイゼリヤ」。

16時過ぎに二人で「かんば~いっ!!」

 

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2018.7.22 『風不死岳』(1,102m)   北尾根を登るもヘロヘロ~

 今日の週一休日も昨日の朝までは雨の予報だった。

しかし昨日の午後になって予報が変わったので、

終業後にHiromiを拾って支笏湖に向かった。

早朝の運転はまっぴらなので、

今回も前泊ということにした。 

今朝まで『風不死岳』登山口で寝ていたが、

暑くて車の窓4枚を網戸にして寝た。

それでも夏用の薄いシュラフには入れず、

その上に寝て朝まで過ごした。

  今朝7時、登山口をスタート。

と同時にHiromiの脚を見ると、

既に蚊に刺されており、そこが腫れている。

Toshiも同じように刺されたところがすぐ腫れる。

これはアレルギー反応だろうか?

私はいくら刺されても腫れることがない。

ただムヒを塗布するだけだ。

この「ムヒ」というのは本当にいいもので、

刺された箇所に塗布するとかゆみが完全に抑えられる。

二合目までは古い作業道を歩き、

三合目近くで登山道となる。

 

『風不死岳』は二合目までは古い作業道を歩き、

三合目近くで登山道となる。

  

『風不死岳』北尾根コースは支笏湖の湖畔に端を発し、

奥行きが浅いために五合目辺りから急登の連続となる。

 7時30分、五合目。

その急登が始まって私の調子が悪くなった。

呼吸が荒く、一歩一歩が辛くてたまらない。

私は毎年夏から秋にかけて調子が悪くなる。

昔は調子の良し悪しなぞは感じたことがなく、

常に全開モードで登り続けた。

しかし、50代後半くらいになると調子の善し悪しを感じるようになった。

夏場から初秋にかけて、どうにも登るのが辛くなる。

そしてこれは毎年のことなので、

私の体のリズムなのだろうと思うようになった。

ただそのリズムの底も歳とともに深くなり、

悪い時の辛さが次第に大きくなってきた。

まあ、一週間後には64歳の誕生日を迎えるわけだから、

しょうがあんめえなあ~

また秋になったら回復するだろう。 

 北尾根コースは八合目を過ぎると危険箇所が出てくる。

段差が大きかったり、崖状地形だったりと。

数年前の正月に、

ここをアイゼンなしで苦労しながら登下降したことを思い出す。

そんな箇所を慎重登っていくうちにガスに包まれた。

今日はガスで何も見えないことを覚悟で登っているので想定内。 

 8時45分、『風不死岳』。

賑やかな頂上を覚悟していたが、

意外にも我々の他に2名パーティー1組だけだった。

しかしガスで何も見えないので、

5分ほど留まって下山を開始した。

登ることにひどく辛い思いをした今日の北尾根コースも、

下山となれば楽なものでスタスタ下って、

9時55分、登山口。

まだ時間が早かったので、

いつもなら「馬追丘陵」に寄って登るのだが、

今日は辛い思いをしたのでその気にはなれなかった。

しかし夕方Hiromiとしっかり「サイゼリヤ」には出かけた。

 

 

 

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2018.6.24 『紋別岳』(865m) 雨上がりのドロドロ登山道を避けて・・・

 昨日(日曜)の早朝、『徳舜瞥山』登山口で目覚めた。

一昨日『来馬岳』から下山後、

蟠渓温泉で汗を流して移動したものだ。

ところが夕方6時頃になると、突然雨が降りだした。

予報を確認して、降らない方へ出かけたはずなのに・・・

その後ラジオから流れる天気予報では、

あっちもこっちも雨、雨、雨・・・

予報が完全に悪い方へ変わってしまった。

そんな雨は一晩中降り続き、

いや~な夜が過ぎ、明け方にようやく止んだ。

しかし辺りは低いガスに覆われ、湿気が多く何も見えない。

この『徳舜瞥山』の登山道は、

ただでもドロドロのところが数箇所ある。

それが雨上がりでは余計ドロドロ状態であることを思うと、

益々モチベーションが上がらず、

 

「紋別岳に行くべえ~っ!」

「そだねえ~っ!」

 と言うわけで、6時半にはそこを離れた。

そして支笏湖方面に車を走らせ、

美笛峠頂上のトンネルを過ぎた時だった。

支笏湖方面がすごく明るいる。

更に峠を下って支笏湖沿岸の国道を走ると、

雨が降った形跡がない。

そう、美笛峠の東側は全く降らなかったのだ。

当然後悔した、前夜のうちから支笏湖まで戻ればよかったと。

その後『紋別岳』に近付くに従って天候は回復。

しかし気がかりなことも。

一年を通して人気の高い『紋別岳』であるから、

もう駐車場が車でいっぱいではないか?

ということ。

ところがその駐車場に着いてみると、車は一台もない。

なんだか狐につままれたような、妙な感じだったが、「ラッキーっ!」。

 

 すぐに準備をしてスタート。

新緑が美しい中、NTTの管理道路を登って行く。

久しぶりの『紋別岳』だ。

この山には20年ほど前、

途中から電線下に、それを保守管理するための刈り分け道ができた。

そしてこの刈り分け道を伝って登ると、

直接頂上につながる尾根上を進むため、

大きなショートカットとなる。

しかし今回その刈り分け道を覗いてみたが、

もう笹に埋もれており、ほとんど廃道状態だった。

実に惜しい限りだ。

 

 結局頂上まで管理道路を歩いて登った。

スタート時にガスがかかっていた頂上は、

我々が到着するとすっかり晴れていた。

そしてこの日の早朝まで留まっていた『ホロホロ山』方面は、

相変わらず濃いガスの中にあった。

移動してきたことにホッとする瞬間だ。

しばし支笏湖を中心とした風景に見入り、下山を開始した。

時間的に下山途中では多くの登山者と行き交うだろうと予想していた。

ところがまた驚きで、すれ違ったのは単独の女性二人と、

5人の年配女性パーティー。

これだけであった。

そして登山口に下り立ってみて更に驚き!

私の他に車が1台しかない。

あれぇ! みんなバスできたのかい!?

何とも不思議なことではあったが、

総括、女性はやはり強い!

我々が登山口に戻ったのが10時半。

それまでの間この山に入っていたのは、

女性がHiromiを含めて8名に対し、男は私一人だけ。

いやあ、現代社会で女性が目覚しい活躍をしている縮図を見た思いだぁ・・・

 

 早い時間にHiromiを自宅に送り届け、

私も帰宅して諸々の後始末。

そして夕方「サイゼリヤ」へGO!

この夜は久しぶりにToshiを含めて3人で語り合った。

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2017.7.23 札幌低山5座  やる気がでな~い!

  

 日々早出と残業が続き、工場内に缶詰めで一日中細かい仕事に追われていると、

山に対するモチベーションが全く上がらない。

山よりも「サイゼリヤ」に行って、ワインを飲みながらのんびりしていたいというのが正直な気持ちだ。

しかし、時間があれば山に向かうことが体に染み付いてしまっているので、やはり山を目指す。

ただ、長い運転をする気にもなれないので、今日は札幌の山で過ごした。

この週末、Hiromiにはせっかくの土日連休を無駄にせぬよう、

一人で車中泊一泊の山行に出かけさせた。

 今朝5時前に家を出て、まず有明登山口から『白旗山』に登った。

それからの行動は以下の通り。

   ①『白旗山』(322m) 頂上着 6:00

   ②『野牛山』(539m )  〃   7:15

   ③『藤野富士』(651m)  〃     9:00

   ④『豊見山』(579m)   〃 10:10

   ⑤『豊平山』(663m)   〃   11:45

 

『白旗山』は有明登山口からしか登ったことがない。

上部で頂上に近付くと、下草が生い茂っている部分が有り、

雨の後や朝露で草が濡れているときはロングスパッツ必携だ。

 続いて『野牛山』だが、私はここがあまり好きではない。

なんだかいつ行ってもジメジメした感じがする。

林道の途中には避けようのない水溜りがある。

そして隣接する「滝野丘陵公園」の頑強な鉄柵。

それは馬追丘陵で見る自衛隊の鉄柵よりごつい。

そして頂上に着いても視界0。

たいして苦労するわけじゃないが、いくらかでも景色を楽しみたいものだ。

 

続いて『藤野富士』だが、ここは整備が行き届いた「藤野聖山園」の中に登山口が有り、

駐車場もアスファルトなので快適だ。

登山口を入ると、笹刈りがされていた。

ここは『野牛山』に比べると乾いた感じがして、気持ちよく歩ける。

そして残り500mを切ると、突然背後の視界が開け、

南の景色が一望できる。

そんな景色を楽しんだあと、間もなく頂上に到着だ。

笹に埋もれた頂上からの展望は、樹木に阻まれてきかない。

駐車場からは次に目指す『豊見山』(右)と『豊平山』(左)が目の前にそびえる。

どちらもいい形をして、登行意欲をそそられる。

 四座目は『豊見山』。

登山口を入って間もなく古くて悲惨なスキーリフトの終点が現れる。

そこから前に登った『藤野富士』が望まれる。

やはり「富士」の名にふさわしく、形の良い山だ。

この山の登山道が美しい。

クヌギを中心とした落葉樹林は、緑の時期も美しい。

そして両側が急激に落ち込む細尾根の登山道も魅力的だ。

そんなことを楽しみながら、短時間で頂上に立てる。

 最後は『豊平山』だが、いつも登っている(現在は登山禁止の)西側からではなく、

東の「藤野コース」を登ってみることにした。

最初は沢沿いの登山道を歩くが、なんだか日高の山を歩いているような錯覚にとらわれる。

この沢の水が白濁しているのだが、上部に採石場があるため土砂が流入したのだろう。 

登山道は採石場の古い作業道を利用してつけられていた。

そして急峻な頂上部直下で道が二手に分かれた。

そこで北尾根コースを登り、東面コースを下ることにした。

北尾根コースは急登の連続で、グイグイ高度を上げ、見晴らしの良い頂上に躍り出る。

そこからは前に登った『藤野富士』が東に望め、北側には『八剣山』が望まれる。

思えばこんな天気の良い日にこの山に登ったのは初めてだ。

下山は「東面コース」だが、こちらの方が長いジグを切るため、緩やかな傾斜だった。

下部で出合う車道からは採石場の中を通って下山。

今日は日曜日なので、採石場も休みで人がいなかった。

 今日の5座で人に出会ったのは、最後の『豊平山』で2組のみ。

あとの山では誰にも出会っていない。

暑いからだけではない。

こんな日だって人気の『藻岩山』や『三角山』では人がいっぱいだろう。

ちょっと目先を変えただけで静かな山歩きを楽しめる。

いやいや人口190万の大都市だというのに、静かな自然が残された札幌というのは、本当に素晴らしい街だ。

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2017.7.16 『紋別岳』(865m)  雨から逃れて

 

 

 今日の天気予報は、全道的に雨。

一週間のうちにたった一日しかない休日が雨予報だ。

なんとも納得いかない思いではあるが、自然が相手では致し方ない。

  少しでも雨を避けられそうなところで、支笏湖の『紋別岳』に登った。

ここは頂上までNTTの管理道路(舗装)が施設されているので、

途中で雨に降られても足元がきれいなままだ。

 

 今日はずいぶん久しぶりに、Toshi、Hiromiとの三人登山だ。

思えばToshiとは2007年に『夕張岳』(金山コース)で知り合ってから、

先月で付き合いが10年となった。

またHiromiも2013年に『神居尻山』で知り合って、

同じく先月で付き合いが4年になった。

そしてそれは「忘れ物、落とし物兄妹」誕生からの年月を意味する。

 

 7時に登山口に着いてみると、先行者の車なし。

また、その時点ではまだ雨が降り出していない。

 

7時15分、登山口をスタート。

まだ気温はそれほど高くないが、空気が湿気って暑く感じる。

当然すぐに汗をかき、体がじとっとして不快だ。

それでも樹林帯の狭い登山道を歩くよりずっと涼しい。

 

この行程の半分ほどを歩くと、一旦正面に目指す頂上が姿を現す。

立ち止まって水分補給をしたくなる場面だ。

久しぶりに三人が揃うと、話題も色々だ。

楽しく会話しながら淡々と歩いて、

8時10分、頂上。

この頃になると雨がポツポツと降り出し、

ガスが湧いてきて下界は何も見えなくなってしまった。

そんな頂上には長居することなく下山を開始した。

下山路も登路と同じく忠実に舗装道路を歩き、

8時55分、駐車地。

今日は山中で誰にも会わなかった。

『紋別岳』でもこんなことがあるんだなあ。

頂上付近で落ちだした雨は、

支笏湖から離れるといよいよ本降りとなった。

いいタイミングで山行を終えたものだと安堵。

そして帰宅する頃には雨足が強まり、とうとうザーザー降りに!

 

 さて、今日も「サイゼリヤ」でワインだ!

ワインでしっかり酔い、また明日から仕事に励もう。

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