goo

2020.2.27 『796m峰』(点名:本遠)  シューパロ湖の展望台へ!

 今日は休み。

以前よりKasaneと休みを合わせ、

一緒に登ることにしていた。

Kasaneは休日がほとんどウィークデーなので、

こうして休みを合わせることで同行できる。

そんなKasaneと今朝夕張のシューパロ湖で合流。

早朝の運転が嫌な私は、

昨夕現地に向かいゆっくり酒を呑み、

今朝はゆったりのんびりと、

Kasaneがやって来るの待った。

しかし時間を余してひま~

Kasaneが到着したのは9時を過ぎていた。

なんでも水を忘れて三笠まで買いに行ったとか・・・

水なら私が余分に用意しているのに。

今回は私の到着予測時刻がはずれた。

 

 てきぱきと準備を終え、

9時25分、シューパロトンネルの三笠側出口そばの駐車地をスタート。

すぐ西側の斜面に取りついた。

傾斜がきつい斜面なので、

グイグイ高度を上げていく。

昨日のものと思われるスノーシューのトレースが続いていた。

雪質はこのところ悩まされてきたものとは幾分違い、

ある程度締まり出していた。

この山のルートは、

奥行きが1km弱に対して稜線に出るまで、

500mの標高差があるため、

急登の連続でなかなかきつい。

最初の急登を終えると、

Co.550で林道が現れる。

 

それを利用して一旦南に進路をとるが、

長くは続かず急斜面に取り付かなければならない。

もう背後には木々の間から純白のシューパロ湖が見え隠れしている。 

そのシューパロ湖と、

迫力ある『夕張岳』をKasane 見せてやりたくて、

今回はこの山を選定した。

そこに素晴らしい好天だ!

もう言うことのない天候の中をゆっくりゆっくり登って行く。

ラッセルを交代しながらきつい急登に耐えて、

11時15分、Co.760で稜線上に出た。

ここからは広々とした地形を、

南に向かって進むのだが、

私はこのルートでこの辺りの風景が一番好きだ。

広々として実に気持ちがいい。

Kasane は今回も辺りをキョロキョロしながら、

好奇心いっぱいの様子だ。

ときに「あっ、オオワシだ!」と叫ぶ。

そういうたぐいの大きな鳥は皆トンビだと思っていたが、

それは大きな間違いだったようだ。

また若いKasaneに教えられた。

左手に純白のシューパロ湖を眺めながら、

楽しく歩を進め、

11時45分、二等三角点:「本遠」

このピークから眺めるシューパロ湖、

そして『夕張岳』は本当に美しい。

晴れてよかった。

Kasane も満足そう。

よかった、よかった!

頂上にどっかりと腰を下ろし、

美しい風景を眺めながらゆったり昼食を摂るKasane。

いつまで眺めていても見飽きることのない風景ではあるが、

風が冷たく体も冷えてきたので、

12時20分、豊かな気持ちで下山を開始。

急斜面をスタスタ下り、

Kasaneきは「下山おもしろい~」と声を上げる。

そして13時10分、駐車地。

楽しかったねえ!

山は晴れりゃあ100倍楽しいさあ!

Kasane は今月納車になったばかりの新車、

白い「SWIFT」で帰っていった。

今度はいつ一緒に登れるかな?

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020.2.24 『258m峰』(点名:十三哩)  夕張の雪景色を楽しむ

 三連休最終日はようやく晴れた!

夕張で目覚めるのがまたいい。

今回は初めて夕張市十三里(とみさと)地区の山に足を踏み入れた。

この辺りはJR石勝線と道東自動車道が並行して走っている。

その道東自動車道の真下を駐車地として、

6時30分にスタートした。

前日は一日吹雪模様で降雪もあったため、

木々の枝に積もった純白の雪が、

青空と美しいコントラストを生み出している。

ここの積雪状態はこの冬としてはいい方だ。

この前二日間で難儀した積雪とは明らかに違う。

 7時ちょうど、四等三角点「十三里」。

わずか30分でピークに達した。

そしてこのピークから次の三角点「人漁山」に向かうのだが、

ここで私がミスをした。

頭の中に入れていたこの辺りの地形図を、

間違って記憶していた。

それで地形図に赤鉛筆で記しておいたルートとは、

別の尾根を下ってしまった。

ただそれはそれで美しい風景の中を歩くことになり、

初登の好奇心も強く楽しくて仕方がない。

とにかく雪景色が美しい。

一旦沢まで下って登り返したが、

これを過ぎて間違いに気付いた。

それで今回は偵察行と割り切り、

初めての山域の地形を知るべく歩き回った。

次回改めて挑む『人漁山』へのルートがはっきりしただけではなく、

今回の「十三里」から『鬼首山』へのルートも確認できた。

夕張に関しては隅から隅まで歩いてみたいという私なので、

この上なく有意義な山行となった。

そして前述の通り青空の下、

素晴らしい雪景色にうっとりさせられた。

それはHiromiも同様で、

Hiromiのカメラで撮る私の写真が、

いつもより多かったことがそれを伺わせる。

 地形を確認しながら、

最後は駐車地の南800mほどの地点で道東自動車道に下った。

そして9時30分、駐車地。

駐車地では隣にスタート時にはなかった、

ランドクルーザーがとめられており、

フロントガラスの内側にハンターであることを伺わせる、

「入林時注意」と書かれた用紙が置かれていた。

こんなものを見ると一瞬ドキッとする。

我々のトレースを伝って登って行ったようだ。

下山に登路のルートを使わず、

周回ルートで戻って良かった。

それにしても「入山時注意」というのはおかしくないか?

注意するのは我々ではなく、

銃を持ったハンターの側だろう!

JRや高速道路、または人家のすぐそばで銃を持ち歩いて、

そこで発砲するというのは、

どうにも腑に落ちない限りだ。

 まだ時間は早かったが、

帰ってから3日間分の後始末があるので、

こういう時は時間的余裕が欲しい。

そして夕方いつものように「サイゼリヤ」で、

Hiromiと3日間の山旅の思い出を語り合った。

山は晴れると100倍楽しい!

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020.2.23 『575m峰』(点名:峠)~「545mP」  吹雪の日高峠

 日曜日の朝、日高峠の頂上付近は、

夜間降雪もなく静かだったのに、

夜が明けると天候が一変した。

降りしきる雪と強い風。

外に出るのがおっくうでたまらない。

しかし意を決して、

8時30分、駐車地をスタートした。

そしてすぐ国道を渡って斜面に取り付いた。

スタート地点の標高が約500m。

従ってわずかな標高差で目指すピークに到達する。

ピークまでの針葉樹林が見事だ。

樹林の中は風が弱まり、

足元の積雪も浅いので歩きやすい。

8時55分、三等三角点「峠」。

本来はここから北西に伸びる町界の尾根に沿って歩き、

6kmほど先の三角点を往復するつもりだった。

ところが尾根上はここも雪質が悪く、

スノーシューを深く飲み込む。

それではとても長く歩けそうもないので、

スタート直後に出合った、

地形図にはない林道を利用することにした。

ただ天気も荒れているので、

まあ行けるところまで行くべえ、

ということにして林道に戻った。

この林道は大変都合よく、

目指す方に向かって伸びている。

しかし雪は深い。

一歩一歩が深く沈んで消耗する。

さすがのHiromiも、

この日は新雪に深くスノーシューを取られる。

そして降りしきる雪は益々ひどくなり、

モチベーションが上がらない。

そんな状態で歩を進めていると、

林道が高度を上げだし、

気がつけば尾根上の「545mP」に達していた。

10時15分、点名のない「545mP」でやめることにした。

復路は自らの深いトレースを楽に歩き、

10時45分、駐車地。

天気予報を確認するも、

吹雪は終日続くということで、

時間も余してしまうし、

夕張まで戻ることにした。

一旦夕張を通り越していつもの追分で、

「ぬくもりの湯」につかり、

再び夕張に戻って車中泊とした。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020.2.22 「605mP」(点名:振内平)~『振内山』(740m)  ラッキーな林道除雪

 今回の三連休は事前の週間予報で、

雨だ吹雪だと言われてきたが、

何とか快方に向かってくれという願いも虚しく予報のまんま。

しかし我々はそれなりに楽しんできた。

北海道の北や西はダメ。

そして東もダメと言うのであれば、

中間点を狙ってみる。

土曜の朝ゆっくり、

9時にHHiromi を迎えに行った。

当日は雨の予報だったので、

短時間で登れる山を予定していた。

また、Hiromi が日々の仕事に疲れていることもあり、

朝ゆっくり寝せてやろうという親心も・・・

平取町を目指して車を走らせると、

だんだん日が差してきた。

であるならば、 

予定を変更して別の山に登ってみるかと、

平取町振内からNTT 他のアンテナが立ち並ぶ、

高所に向かう林道の入口に行ってみた。

この入口には小さな鳥居と祠がある。

そして驚いた。

積雪が少ないにしても、

そこから歩かなければならないと思っていたところ、

なんと除雪されているではないか。

積雪期の林道ではしばしばこういう状況に出くわす。

林業関係者が奥地で伐採その他の作業をしているのだ。

林道が除雪されているのを目にして、

それを利用しない手はない。

時間は遅かったが、

除雪された林道を利用することで、

出遅れた時間を挽回できる。

迷わず『振内山』を目指すことにした。

この『振内山』は未踏のままで、  

近いうちに登ろうと、

地形図は用意していた。

ただルートは今回のアンテナ群経由ではなく、

西から伸びる長い「幌毛志林道」を利用するものだった。

とにかく思いがけないチャンスが転がり込んだ。 

鳥居のある林道入り口から車で登り、

3.1km走ってCo.400で上部の「蛍火林道」ゲートに着いた。

除雪の跡はこのゲート内に伸びていた。

ゲートそばに広い駐車スペースがあったので、

そこから11時20分、

スノーシューでスタートした。

路面はアスファルトであろうと思われる林道を上がって行く。

11時45分、アンテナ群。

大きなアンテナは四基建っていた。

そしてそれを過ぎると樹林帯に入る。

しばらくは針葉樹林帯の中で、

浅い雪を踏みしめて歩いた。

ところがそれを抜けてカラマツ林になると、

中途半端に積もった雪にスノーシューを深く飲み込まれる。

これがきつい。

この冬はこの中途半端な積雪に悩まされる。

ところがHiromi はまたスイスイ歩いていく。

そしてその後を着いて歩く私は、  

一歩一歩ズボッ、ズボッ!

この時点で『振内山』を諦めることにした。

 

とても無理・・・

この日もHiromi にはなりたくないが、

Hiromi の軽い体重を羨ましく感じた。

13時ちょうど、『602mP』(四等三角点「振内平」。

ここで昼食とした。

そしてここでやめようと思ったのだが、

せっかく訪れたチャンスを無駄にはできず、

またズボズボスノーシューを取られながら、

一歩一歩歩を進めた。

そんな私に対し、

Hiromi は変わらずスタスタ登っていく。 

 

13時40分、『振内山』。

諦めなくてよかったと思える瞬間だ。

 

 下山はやけに長く感じた。

下山を開始するとすぐに吹雪となった。

しかしアンテナ群まで下ると雨に。

これがまた鬱陶しい。

15時05分、駐車地。

雨の中のあとかたずけは辛い。

その後日高町に走り、

「日高高原荘」で汗を流した。

その後日高峠で耳にする予報は、

翌日曜日吹雪・・・

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020.2.15 『592m峰』(点名:歴史村)  ボタ山を越えて

 この週末は土曜日だけの山行。

日曜日は孫たちの相手をしなければならない。

 今朝Hiromiを迎えに行き、

今回も夕張に向かって車を走らせた。

先日三角点を有する「福住北」(609m)に登ったとき、

「石炭の歴史村」を挟んで南側にたたずむ、

やはり三角点「歴史村」をもつ『592m峰』に登ることを決めた。

夕張市の三角点を一つ一つ踏んでいく。

 夕張市に入るとそれまで降っていた雪の降り方が強くなった。

雪が降る中での準備は何とも鬱陶しい。

天気予報では「曇り」であって、

決して降るとは言わなかった。

 7時35分、夕張市高松に駐車地を見つけてスタート。

地形図上に破線で示された道があったので、

それに沿って入山する事にしていたが、

実際にそこへ行ってみると、

破線どころか広い道路が奥へと続いていた。

ただ冬期の除雪がされているわけではないので、

踏み跡のない雪面を歩いていく。

地形図上でこの山は見えている部分が、

ほとんど急峻な斜面に覆われているので、

一旦南側に入り込み、

緩やかな南斜面を登ることにする。

実際に急な斜面を目にしてみると、

登れない部分がないでもないが、

今回は目的が他にもあったので、

やはり山合をを詰めるように進んだ。

そして現れたのがボタ山だ。

私はこのボタ山に登るのが小さい頃からの夢だった。

夕張、三笠、赤平、歌志内、芦別などの産炭地で、

随分目にしてきたボタ山だが、

実際それらに登ったことがなかった。

いつも思っていたこと、

それは単に「あの上から見渡したら眺めがいいだろうなあ」。

そんなことを思い出しながら登った今日のボタ山。

ボタ山の頂上に近付くとエンジン音が聞こえた。

こりゃあ作業しているのかな?

と思ったが、大きな発電機が無人の中で作動していた。

辺りを見回しても人の気配はなく、

隣に2キロリットルのタンクローリーを置き、

冬の間、いや一年中動き続けているのだろう。

と言うことは、ここでは今でも石炭の露天掘りが、

そのまま継続されているということか?

発電機とは別にそのような作業を伺わせる設備を目にした。

夕張は石炭と完全に切れていると思っていた。

 ボタ山からの風景は四方を山に囲まれており、

遠方を見渡すことはできなかった。

それに雪がひどくて目を開けていられない。

ボタ山を下りCo.550で『592m峰』の南斜面に取り付いた。

このところの暖気で融けた雪面が凍り、

分厚い皮のモナカ雪となっており、

時折それを踏み抜いてスノーシューごと取られる。

カラマツ林の美しい斜面を登り、

8時55分、四等三角点「歴史村」。

樹木が林立するため展望は利かないが、

唯一北の「メロン城」方面だけが、

雪で霞む中に風景が見えていた。

 下山は西に向かい、崖を避けて車道に下りたのだが、

モナカ雪の急斜面を下るのに手こずった。

突然前に出したスノーシューを飲み込まれてつんのめる。

モナカ雪ではHiromiの尻滑りも効かない。

二人で四苦八苦して車道に下りた。

そして9時50分、駐車地。

車に戻っても降雪がひどく、

片付けるのにドアを開けると車内に雪が吹き込む。

もう煩わしいったらありゃしない。

今日は短い行程の山に決めてよかったと、

急ぎその場を離れた。

帰宅して写真の整理をしていると、やけに眠くなり昼寝。

これがまた気持ちいい。

すっきりしたところで「サイゼリヤ」に出かける。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020.2.11 『609mP』(点名:福住北)  時間がない中快晴の下の風景に感動!

 

 10日(月)は勤め先のカレンダーが休みとなっていたので、

朝ゆっくり除雪をして午後は『長官山』でトレーニングとした。

除雪、そうまた除雪だった。

ホント、降りだしたら止まらない。

その雪が月曜の夜、また石狩湾周辺で降るとの予報が出された。

しかも札幌、江別に大雪注意報が発令された。

それで11日祝日の山行をどうしようかと迷った。

雪が降る、それも大雪と言われては、

家の除雪が気になって仕方がない。

結局出した結論は金曜の夜夕張に出かけて、

朝短時間で登れる山に登って帰宅するということ。

 月曜の夕方『長官山』でのトレーニングを終え、

長沼温泉で汗を流して仕事から帰宅するHiromiを迎えに行った。

そして向かった夕張は素晴らしい星空だった。

 今朝7時、道々夕張~岩見沢線の通行止めバリケードをスタートした。

バリケードは夕張市福住の「夕張神社」前にある。

この道々は一昨年までこの先2kmほどのところにある、

旧「メロン城」まで除雪されていた。

しかし無駄な経費を費やす余裕なぞあるはずもないのが夕張の現状だ。

ただ、「メロン城」手前の冬季排雪場はどうなったのか?

以前は「志幌加別川」河岸が排雪場になっていたのだが・・・

スタート地点から「花畑牧場」の生キャラメル工場が見える。

一世を風靡した「生キャラメル」はどうなった?

最近では耳にすることもなくなり、

この工場も稼働しているのかどうなのか?

建物の周囲に車は数台とまっていた。

道々を歩いて次に目にするのが、

「石炭の歴史村」入口付近に建つ「夕張希望の丘」のモニュメントだ。

「希望の丘」なあ、なんだかなあ・・・

そして「ファミリースクールふれあい」の廃墟となった施設だ。

裏側には体育館も備えられた大きな建物が、

今は荒れ放題のまま放置されている。

なんだか今の夕張を象徴しているようで淋しい。

続いて「石炭の歴史村」博物館の立派な建物が見えてくる。

ここは一昨年坑道火災が生じ、

消火のために大量の水が注入されたため、

今後博物館として再開できるのか?

 山に関係ないものが次々と目に飛び込んでくる。

「石炭の歴史村」博物館を右手に見る辺りで左手の斜面に取り付いた。

南斜面となるためモナカ雪が斜面を覆い、

スノーシューのアイゼンが効きにくい。

しかし空は快晴のうえ風景が素晴らしい。

この辺りは何度か登っているが、

かつて夕張が炭都として栄えし頃は、

炭鉱住宅の長屋がびっしり建ち並んでいたところだ。

その名残である道路跡があちこちに見受けられる。

そんな中に桜の苗木がたくさん植樹されている。

それらが一斉に咲きほころぶと、

さぞかし見事な眺めになるだろうと、

想像を掻き立てられる。

ルートはほぼ直進とする。

辺りの植生がカラマツ林と、

それらが伐採されたあとの植林地となる。

一貫して広い風景を眺めながらの登行は楽しい。

そしてまっすぐに伸びたカラマツの林が青空によく映える。

カラマツの林が切れて、

トドマツの林に足を踏み入れるとピークは近い。

北側にピークの向こうの風景が見え出すと、

8時25分、四等三角点「福住北」。

頂上は広く平坦な上、樹木が生えているので展望は利かない。

そして風が冷たく寒い。

すぐに下山を開始した。

また広い地形に出て登路とはルートを変えたが、

周囲はとにかく広くて快適だ。

そんな中を下って行くと、突然ブランコが現れた。

この辺りに炭住がひしめき合っていた頃の名残だろう。

この高さでのブランコはさぞ気持ちよく乗れたんだろうと、

容易に想像がつく環境だ。

なんだか深く心に残るブランコだった。

 9時30分、駐車地。

短い山行ではあったが、

快晴の下の素晴らしい風景を楽しめたことで、

今日はこの山に登ってよかったと実感し、

急ぎ帰途に着いた。

そして除雪、除雪!

と思っていたら、なんと庭に積もった新たな雪は、

たったの5cm!

やられた、また天気予報にだまされた・・・

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020.2.9 『487m峰』(点名:日吉)  夕張の隠れた名峰に登る

 今日も予定通り除雪から始まった。

予定通り夜中に除雪車がやってきて、

ガガガーっというけたたましい騒音を発して、

玄関前に固い雪を大量に置いていった。

ただ、今朝の作業はそれを片付けるだけだったので、

除雪としては比較的短時間で済む。

それでも一日が除雪からのスタートとなると、

山へ向かうモチベーションが上がらない。

8時前Hiromiを迎えに行ったのだが、

その時点でも「今日も長官山でいいかなあ・・・」と思っていた。

しかし空は青く澄み、

遠くの山々が美しく陽光に照らされている。

そんな風景に誘われて夕張まで運転が続いた。

そして「どこに登ろうか?」と迷って思いついたのが、

夕張市街地に入って一番近いこの山だった。

位置は夕張運動公園のすぐ北側。

運動公園と目指すピークとの間には、

今は閉館となってしまった旧「ユーパロの湯」がある。

除雪されていない「ユーパロの湯」の敷地の前を通り、

立派な高齢者施設の奥の除雪終点を駐車地として、

8時50分、スタートした。

すぐに北側の斜面に取り付き、

急傾斜を登りきると一旦作業道に出た。

その作業道を横断して、

向かい側の斜面に取り付きたいのだが、

沢地形に隣接していたので、

それを外して東側に回り込み、

沢の東側の尾根に取り付いた。

カラマツ林の中を登っていくのだが、

中途半端な雪がスノーシューごと深い笹の中に引き込む。

ズボズボと足を取られて大変歩きにくい。

ただ傾斜がきついので、

鈍足でも高度はそれなりに上がっていく。

そしてCo.420で突然周囲に樹木がなくなり、

南から西にかけての視界が開けた。

そこには古い送電線をつなぐ鉄塔が建っていた。

夕張が炭都として栄えし頃の名残だ。

この鉄塔を過ぎると目の前はスッキリと上部に向かえるので、

Hiromiが発した、「よし、ここからはかわるか!」。

しかし、斜面はすっきり見えるのだが、

中途半端な積雪がいつまでもどこまでも煩わしく・・・

それでも頑張って急斜面にトレースを刻んで行くHiromi。

辛い努力を重ねて、

9時55分、四等三角点「日吉」。

すっきりした頂上から、すぐ北側に『冷水山』。

その東から南、そして西に目をやると、

これまで登ってきた夕張の山々が手に取るように見渡せた。

私はこの夕張の山々をこれだけ歩いてきたんだと実感。

ところが隣りの弟子に色々説明しても、

「なにがなんだかわからん!」と。

まあ、そうそう理解はできんわなあ・・・

 下山は急斜面に露出している笹が、

スノーシューのアイゼンに絡みつくので怖い。

滑り降りようとすると笹に引っかかってつんのめる。

それでも下山は楽だ。

10時45分、駐車地。

全くやる気が起こらない日だったが、

登ってしまえば素晴らしいと感動できた「日吉」に感謝!

そしてまたひとつ夕張の三角点を踏めたことに、

夕方「サイゼリヤ」でHiromiとカンパイ!

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020.2.8 『長官山』(254m)  とうとう来た、大雪だ~

 年が明けて1月は史上最小の降雪記録となったが、

今週半ばに降り出した雪が止まず、

日々除雪に追われることとなった。

そんな雪が山には更にどっさり降り積もったことだろうから、

バックカントリーで滑りを楽しむ人々には好都合だろうが、

スノーシューで登ることだけを考えている我々にとっては、

ちょっとばかり困ったことになった。

降ったばかりの深雪というのはふわふわと軽すぎて、

スノーシューを深く飲み込んでしまう。

従って寒暖を繰り返して雪に圧力が加わり、

落ち着くまではしばらくかかることになる。

そこで降雪が少なかったであろう山域を目指すことにしていたが、

金曜夜の天気予報は土曜の午後から石狩湾周辺、

特に石狩南部が大雪に注意と言う。

それってつまり我が家の地域じゃん!

大雪になる可能性があると言われたなら、

とてもじゃないが落ち着かなくて遠出はできない。

いつでも帰宅して除雪できる位置にいて遊ぶしかない。

それでまた夕張の三角点を有する山をつぶすことにした。

ところが今朝起きてみると、

既に大雪で除雪車も来ておらず、

ひどいことにになっていた。

いつも早起きで暗いうちから除雪に励むお向かいさん曰く、

午前3時頃から急に降り出して、

アッという間に大雪になってしまったため、

除雪車の出動判断時刻外だった。

結局その状況では山どころではなくなってしまった。

Hiromiにいつ出られるかわからない旨連絡をして除雪に励んだ。

しかし除雪中も激しく降り続く雪が、

除雪をする端から積もっていく。

従って何度も雪をかき集めなければならない。

私の家は常時車を5台分駐車できるスペースを確保している。

その面積を除雪するので時間がかかる。

降りしきる雪が弱くなったのは9時近くになってからだ。

最後の除雪を済ませてHiromiを迎えに行った。

その時点でもうどこへも行く気はなく、

馬追丘陵『長官山』でトレーニングと決めていた。

 Hiromiのところへ行ってみると、

新たな降雪がサラッと降っただけだった。

今回の大雪は私が住む狭い地域だけだったのだろうか?

私は昨日も休みだったので、

『長官山』に3度登ってトレーニングとした。

昨日はほとんどトレースがなかったので、

今日は私が踏んだトレースを利用できる。

 10時25分、「マオイゴルフ場」入口前の、

冬季通行止めバリケードをスタートした。

この頃になると青空が広がり、

雪を頂いた木々を明るい陽光が照らす。

そんな美しい風景が続く。

私の地元で今朝まで激しく降り続いた雪を思うと、

なんとも皮肉な光景と映る。

しかし今朝の状況を思い起こすと、

どこにも出かけられなかったのが現実だったと納得せざるを得ない。

 11時ちょうど、『長官山』。

すぐ火葬場登山口に下った。

こちらも天気が良くなかった昨日に比べると、

太陽光がいっぱいで見慣れた風景を、

より美しく引き立たせている。

11時30分、火葬場登山口。

墓地の中の道がサラリと除雪されたようだった。

そしてすぐに登り返す。

12時05分、再び『長官山』。

今度は「馬追温泉」登山口に向かって下った。

このコースは常に踏み跡があるが、

昨日私が登下降した後に複数名が登ったようだ。

足元の雪面がよく締まっていた。

積雪が増えたので、何箇所かショートカットして下った。

12時30分、「馬追温泉」登山口。

このあとは少し戻って沢筋に入った。

そこで昼食だ。

私手製のサンドイッチとカップ麺。

そこにHiromiがビスコを持ってきた。

これはMachikoの真似だ。

バウムクーヘンにビスコ。

我々はパクリコンビなのだ~

 簡単な昼食後は沢から尾根筋に上がり、

尾根をまっすぐ詰めて、

13時25分、三度『長官山』。

まだ時間は早かったが、

駐車地へ下ることにした。

正直飽きた。

昨夜宴会で夜中に帰宅したHiromiも疲労が残っていた。

「マオイゴルフ場」までの車道を下り、

13時50分、駐車地。

そのまま帰宅し、

留守の間に屋根から落ちた雪の始末と、

物置の屋根の雪下ろしをして「ホッ・・・」

今夜雪が降らなくても、

夜中に除雪車がやってきて、

玄関前に大量の固く締まった雪を置いて行く。

そんなことを思うと、

明日の山に対するモチベーションが全く上がらない。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020.2.2 『空池山』(560m)  見た目よりきつい山

 日曜の朝は道東道夕張インターの近くで目覚めた。

この日予定した『空池山』は、

夕張インターのすぐ東側に位置する。

随分昔から気になっていたにもかかわらず、

これまでに一度も登ったことがなかった。

標高500m台の稜線をもつこの山は、

麓から眺めると簡単に登れてしまうように思える。

ところがそこに足を踏み入れてみると、

予想をはるかに超えるアルバイトが待っていた。

周囲を高速自動車道と急峻な斜面に囲まれたこの山に登るには、

林道を利用して尾根に取り付くのがよかろうと判断。

 日曜の朝7時ちょうど、

林道入口から300mほど夕張寄りにある、

町道脇の駐車帯をスタートした。

 7時15分、作業道「山夜沢線」のゲートを抜けて入山した。

このゲートまでわずかな距離ではあるが、

前日強引に車で入った跡があった。

いったいどんな車なのか?

タイヤ痕から考えて、

ランドクルーザーよりも大きな車のようだ。

 作業道は水量が少なく静かな「山夜沢」に沿って、

徐々に高度を上げて行く。

明るい作業道を歩くのは気持ちがいい。

雪質も前日の『北川奥』への林道より随分歩きやすい。

直線的だった作業道が大きく蛇行を始めたCo.300で、

作業道を離れて緩やかな斜面に取り付いた。

しかし緩やかだったのははじめだけで、

すぐ強烈な斜度の笹付き斜面に変わった。

眼前を塞ぐように立ちはだかる斜面を目の前にして、

Hiromiがポツリと言った、

「危ないんじゃない?」

早くもリタイアモードに変わってしまった。

けれどそんなところでやめるわけにはいかない。

私が先に立ち、一歩一歩笹の急斜面を登った。

雪が少ないのでスノーシューのアイゼンを、

薄い雪の下の凍てついた土に突き立てることになる。

だからこそ滑り落ちることなく登れた。

一旦平坦地に出たあとはHiromiが前を行く。

そして第二段の急斜面に苦労する。

こちらは傾斜が落ちたものの、

積雪が半端に増えてスノーシューのアイゼンが効かない。

時間がかかった斜面を抜けると、

Co.450で尾根の頭に上がった。

そこからはすっきりとした尾根が稜線に向かっているようでホッとした。

それでも稜線に出るまでは笹漕ぎで、

スノーシューを外す場面も。

 9時35分、明確なピークに立った。

地形図の「550mP」だ。

ここが『空池山』ならいいのだが。

そしてHiromiがまたここでポツリ、

「もうここでいいんじゃない?」

相変わらずのリタイアモード。

Hiromiは年が明けてからどうも積極性がない。

もう稜線に上がったのに、やめられるわけねえべ!

 稜線上はわずかなアップダウンを繰り返し、

北に進路をとって進む。

そこから見る西側も東側も急斜面が続き、

どこからも登れそうにない。

途中「540mP」を踏み、

両側の新鮮な風景を楽しみながら歩き、

10時10分、三等三角点『空池山』。

そこにはどなたかが自費で作られたと思われる、

山頂標識が木に付けられていた。

こういうものを嫌がる人もいるようだが、

私もHiromiも歓迎する。

何もないよりは登った甲斐があった気がする。

この日も前日に続き、岳友「シケ」の真似をして、

初登の証のバウムクーヘンを食べた。

バウムクーヘンて、改めておいしいと感じている。

 下山は速い!

Hiromiが心配していた急斜面の下りも問題なし。

林道に下ってガシガシ歩き、

11時30分、ゲート。

そして11時40分、駐車地。

一旦帰宅して、夕方もちろん「サイゼリヤ」で反省会!

久しぶりに納得できる良い二日間だった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020.2.1 『528m峰』(点名:北川奥)  また一つ夕張の三角点へ

 先週は道東での大雪予報が伝えられる中、

札幌や私が住む江別市でも、

新たな降雪が10cmだ、20cmだと予報されてきた。 

ところが結果は新たな降雪ほとんど0!

相も変わらず天気予報の精度の悪さを感じざるを得ないが、

この当たらなさは歓迎だ。 

もうここまで来たら街に雪はいらない。

 土曜の朝穂別キャンプ場で目覚めて外を見ると、

山肌の積雪が予想以上に少ない。

ツボ足で上がれそうな斜面が続く。

そんな光景を目にすると、 

遠くへ足を運ぶ気にはなれず、

占冠に向かう予定を変更して、

夕張に戻って未踏の三角点を有する山に登ることにした。

 8時50分、南清水沢の熊の沢川に沿って伸びる林道入り口をスタートした。

この林道の入口手前には3軒の民家がある。

ところがこのうち現在も住人が暮らすのは、

最奥の1軒だけになっていた。

他の2軒には玄関前の除雪あとがなかった。

昨年まではどちらも人が住んでいる様子だったのだが。 

最後に残った1軒がそこを離れてしまうと、

もうこの市道は除雪されなくなるのだろう。

鎖が張られた林道ゲートからスノーシューでスタートしたのだが、雪面はモナカ雪。

その上をHiromi がスタスタと歩いていく。

ところが私は一歩一歩がズブッズブッと埋まり、

全くスピードが上がらない。

いや上がらないどころか、苦痛でたまらない。

背負う荷物も含めて計算すると、

Hiromi とのスノーシューにかかる重量の差が約40kg。

その差が歩きにくくさせるのだ。

とにかくHiromi は雪面に軽いトレースを残すだけで、

軽やかに歩いていく。

Hiromi になりたいとは思わないが、

ひじょーにうらやましい。

9時ちょうど、林道分岐。

この分岐を直進すると、

雨霧林道で『雨霧山』に続く。

今回はこの分岐を右に入る。

歩きにくい林道をやっとこ歩いて、

9時30分、林道を離れて尾根に取り付いた。

雪面は相変わらず歩きにくく、

Hiromi が先を行く。

途中作業道が現れたので、

利用できる部分はそれを利用して進んだ。

そして作業道を離れて再び尾根筋に戻ると、

今度は笹の海だ。

積雪が少ないので雪による笹への圧力が足りず、

ズボズボとスノーシューが飲み込まれる。

これがこの日最も辛かった部分だ。

まるで12月のまだ雪が落ち着かない時期が、

この時期まで続いているようだ。

Hiromi があまり先に行ってしまうと、

後ろからの写真が撮れなくなってしまうので、

何度か「止まれ」と声をかけた。

そう、そうやって制止しなければ、

私をおいてピークまで行ってしまう。

ようやく笹の海を越えると細尾根の急登となり、

少々の辛抱で、

11時20分、三等三角点『北川奥』。

すっきりと鋭角で形のよいピークだ。

そして景色がいい。

そこからは晴天のもと、

夕張の山々はもちろん、

その背後には明峰『夕張岳』が誇らしげに鎮座する。

また遠く『幌尻岳』や増毛山地の山までもが見渡せたことに驚いた。

とにかく天気が良ければ山は100倍楽しい。

この日はこの山に登ってよかったと、

Hiromi と二人して満足。

下山もズボズボ埋まる雪に四苦八苦しながら下り、

林道も楽には歩かせてもらえず、

それでも一歩一歩歩を出して、

13時25分、林道入り口。

まだ早かったので、

翌日登ることにした『空池山』の状況を確認して追分に向かった。

夕張「レースイの湯」の入浴料金が、

昨秋1000円に上げられてからは、

追分まで走って「ぬくもりの湯」で汗を流すようになった。

燃料費を考慮しても追分に走る方が安く済むだけではなく、

どうしても「レースイの湯」のやり方が気に入らない。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする