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2022.10.28 『447m峰』  無名の山で紅葉を楽しむ

 先週も月~木曜日の4日間出勤し、

金曜日から3連休。

週4日出勤がパターン化してきた。

願わくば、これ以上増えないでくれ~

 この週末もHiromiとは別行動だったので、

金曜日から2泊の予定で、

平取町の未踏三角点ピークを登り歩くことにしていた。

しかしだんだん予報が悪くなり、

しまいには金~土曜日が雨となってしまった。

それじゃあしょうがないので、

遠出をやめて、

近場で紅葉を楽しむことにした。

今年は紅葉が幾分遅くなっているので、

まだ楽しめるだろう!

 金曜の朝夕張に向かった。

夕張は紅葉の美しいところで、

毎年期待を裏切らない。

先週「平和」に登って、

紅葉を楽しんだときは、

若干早かった感があった。

それで今回は期待を込めて、

「447m峰」を目指すことにした。

 道々3号線を、

栗山町から夕張市に向かって走り、

「夕張トンネル」の、

約1kmほど手前で道々が大きくカーブを描く。

そしてその下を「大蛇の沢川」が流れる。

その「大蛇の沢川」の左岸に沿って、

古いサイクリングロードが伸びる。

これを利用してアプローチする。

駐車地はサイクリングロード入口の、

100mほど栗山寄りに広いスペースがある。

 小雨が降り出したので、

雨具着用でスタート。

「サイクリングロード」に入ると、

期待通り紅葉はいい感じだ。

赤、オレンジ、黄色等の葉が美しい。

 ここにはかつて、

全長18kmに及ぶサイクリングロードがつけられていた。

そしてそれは山間部を走って、

夕張市街地と富野地区を結んでいたらしい。

もうアスファルトの路面上に、

泥が堆積してズブズブ足を取られるところもある。

いつのころにできたものか、

またいつまで自転車走行ができたものか、

破綻した夕張市の過去については不明だ。

ただ時代が悪かった。

現在のようにサイクリングが流行していたなら、

このサイクリングロードも、

維持できたのではないだろうか?

 これまでは雑草や笹に覆われた、

サイクリングロードを利用して奥まで進み、

一段上のサイクリングロードに上がったのち、

更に上の林道まで登って、

尾根の取り付き点まで進んだ。

しかし今回は、

サイクリングロードに入ってすぐ、

右手に現れる古い作業道跡を、

登ってみることにした。

後でわかったのだが、

この作業道は「富野6号線」だ。

「富野6号線」は、

とっくに廃道で荒れている。

そこに倒木が次々に現れて、

わずかな距離を稼ぐにも時間がかかった。

そんな歩きにくい作業道は、

やがて「千代田5号林道」に吸い込まれた。

「千代田5号林道」はしっかりしているので、

ハンターが入っていないかと、

路面をチェックするも、

新しいタイヤ痕がなくてホッとする。

しかしそれもそのはず、

間もなく林道の決壊箇所が現れた。

車一台がギリギリ通れそうに見えるが、

崩れた中がオーバーハングしており、

車がそこにのると間違いなく土砂ごと落ちる。

 林道は美しい紅葉が続く。

それを楽しみながら歩いていると、

例の人工造林地の標識が目に入った。

以前他の山でも、

同じ年の標識を目にしたことがあるが、

そこには「S54年」と記されていた。

昭和54年と言えば、

我々夫婦が結婚した年だ。

あの頃の女房は可愛かったなあ!

小さくて細身で・・・

あれから43年!

その面影はなく・・・

変わったのでございます。

 林道を歩いて行くと、

毎回藪から上がる地点が現れ、

下山はそれを下ることに決めて、

更に先へと進んだ。

そして250で小沢に入り、

すぐ先に突き出ている、

尾根の末端に取り付いた。

しばらく斜度のある尾根を登って行く。

こういうところを登るのは、

スパイク長靴に不利だ。

靴中で足がよじれる。

しかし踏ん張りながら登ると傾斜が落ち、

あとは一本筋の通った尾根を登って行く。

多少笹の濃い部分はあるが、

おおむね薄い藪の尾根筋だ。

笹をかき分けて、

「447m標高点」。

このピークには山名も点名もなく、

地形図には標高点のみが記されている。

笹の中で簡単な昼食とした。

 下山は同ルートを下って小沢へ。

そして林道に戻った。

再び紅葉を楽しみながら歩く。

途中でチェックしておいた地点で、

一段下のサイクリングロードに下りた。

するとこちらの紅葉もまた美しい!

しばらく歩き、

また一段下のサイクリングロードに下った。

この辺りはサイクリングロードが、

三段構えになっているようだ。

ずいぶん凝ったことをしたものだ。

 最下部のサイクリングロードに下ると、

後は直線歩行で道々に出る。

この道々への出口付近も紅葉が美しい。

そして駐車地へ。

う~ん、狙い通りの、

素晴らしい紅葉を楽しめたことに感謝!

 

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2022.10.23 『天狗山』(栗山・330m)  Chiharuと二日続けて紅葉の中へ

 

 先日の日曜日は、

Hiromiが土曜の午後から、

一人で室蘭方面に出かけて行ったので、

またChiharuに声をかけてみた。

土曜の夜「明日も山に行ってみるか?」と。

すると即「行きたいです!」

と返ってきた。

やる気満々!

その時点で紅葉が気になっていた、

栗山町の「天狗山」に連れて行くことに決めた。

ただ、運動とは無縁の生活を送ってきたChiharuにとって、

人生最長の距離を歩いた翌日だけに、

身体のあちこちに疲労を蓄え、

果たして翌日も歩けるのだろうか?

という疑問が当然湧いてくる。

そして日曜日の早朝、

Chiharuからlineが入った。

「純粋に筋肉痛です。

しかし気力はあります。

ただ平地なら歩けますが登りとなると、

登れるのかどうかわかりません。

どうしたらいいでしょうか?」と。

やる気があるなら、

とりあえずやってみて、

辛くてダメならやめりゃあいい。

また、Chiharuにとって、

ほとんど経験したことがなかった筋肉痛を抱えて、

あえて登ってみるのも良い経験となる。

 日曜日の朝、由仁町のJR古山駅で合流し、

栗山町南角田の「不動の沢林道」へと向かった。

現地に行くと、

期待通り紅葉真っ盛りだ。

 7時40分、林道入口付近をスタート。

周囲の紅葉が美しい。

ただ小雨の中だったので、

この日も太陽光は望めなかった。

また色々な話しをしながら歩く。

そして気になる筋肉痛をはじめとした体調だが、

歩き出すと、

「なんか筋肉痛がしなくなりました!」と、

一時しのぎ的なことを言う。

自分の身体のことを、

全く理解していない感じだ。

まあ、これが初心者なんだろうなあ。

 紅葉はあくまでも素晴らしく、

そんな中でトドマツの幹についた、

ヒグマの新しい爪痕をChiharuに示すと、

好奇心いっぱいでその写真を撮っていた。

 220で林道を離れ、

送電線の作業道を登った。

そして「天狗山林道」に出合うと、

最後は藪に入ってピークに立つ。

わずかな距離の藪漕ぎだが、

それがまたChiharuの好奇心に火をつけた!

「すごいとこ登るんですねえ。

帰り下りれるだろうか?」

と心配そうな発言が続くけれど、

反面予期せぬ冒険にワクワク気味だ。

 9時05分、四等三角点「天狗山」

ピークでは木々の葉が少し落ちて、

木の間越しに麓の田園地帯の風景が見えていた。

そして再び林道に向かって下る。

脚に自信がないChiharuは、

この笹の中の下りを心配していたが、

「案外転ばずに下りれるんですねえ」

と楽観発言!

短い藪漕ぎを終えて林道に下り立つと、

「こんなとこ歩けるなんて、

もう達成感いっぱいです!」

ええーっ!?

まさかそこまで楽しんでいただけるとは・・・

Chiharuには藪漕ぎの素質が備わっているのか?

藪を漕いで「達成感」とは、

全く予想していなかった。

それにしても、

初心者は初々しくていいねえ・・・

 この後は「天狗山林道」から、

「不動の沢林道」へとつないで下る。

そして途中で少々の藪漕ぎを経て、

一旦「不動の沢」に下り、

ショートカットしてエゾシカの防護柵ゲートに出た。

そんなショートカットも、

Chiharuの冒険心をくすぐる。

 10時ちょうど、駐車地。

時間は早いが雨降りだし、

この後Chiharuに予定があるので、

その場で解散。

Chiharuはこの日も、

我が女房譲りの登山靴を使用したが、

帰宅後汚れを落として、

丁寧にストーブ前で乾燥させている写真を送ってきた。

 

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2022.10.22 『クオベツ山』(506m)  おしゃべり紅葉街道を行く

 

 先週末はHiromiが土曜出勤日となっていたので、

その妹のChiharuを連れて、

紅葉を楽しむことにしていた。

そこで選定したのが『クオベツ山』だ。

四季を通じて登ってきたこの山へは、

長い林道を伝って登ることができる。

アプローチとなるのは、

大きくわけて2つあり、

一つは由仁町川端地区の奥で、

「クオーベツ林道」に入り、

約10km歩いてピークに至るもの。

そしてもう一つは夕張市滝の上から、

道々「夕張~厚真線」に入り、

「厚真川林道」ゲートから徒歩で、

約7kmの林道歩きを経てピークに至るもの。

また、積雪期は別ルートで、

尾根をつないで登ってきた。

そんななじみの深い『クオベツ山』であるのに、

この度認識が違っていたことに気付いた。

これまでこの山は、

夕張市と厚真町の境界線上にあると、

暗黙の了解的に思い込んでいた。

ところが今回改めて地理院地図を見てみると、

なんと夕張市ではなく、

隣りの由仁町と厚真町の境界線上にあったのだ。

由仁町が思いのほか、

南に大きく食い込んでいた。

いやあ、お恥ずかしい!

なんでも面倒くさがり、

すぐ思い込みで決めつける、

O型の悪い癖だ。

当ブログのカテゴリーでは、

「安平町、厚真町周辺の山」、

に分類することにしよう。

 今回は夕張側の「厚真川林道」で、

紅葉を楽しみながら歩き、

『クオベツ山』に登ることにした。

但し、Chiharuはこれまで、

運動らしきことを全くしたことがなく、

本人も「運動神経0」と自己紹介する辺り、

出たとこ勝負で、

歩けそうもなくなったなら、

すぐに引き返すことにした。

運動の経験がないと言うことは、

心拍数を最大に上げることも、

ほとんどなかったであろうから、

歩くスピードもゆっくりと言うことで、

その点は今このジジにピッタリ!

 8時10分、「厚真川林道」の、

チェーンゲートを越えてスタート。

狩猟シーズンに入っているので、

ハンターに要注意だが、

林道上に新しいタイヤ痕がなくホッとした。

 林道周辺は早速盛期を迎えた紅葉が出迎えてくれた。

これにはChiharuもすぐに感動!

またこの日は気温が高く、

歩いているとすぐに汗ばんでくる。

そこで厚着をしてきたChiharuに、

アウターを脱ぐよう指示。

ところがChiharuのザックが小さく、

脱いだアウターが入らない。

私のザックに入れてやってもよいのだが、

それを遠慮したChiharuが、

アウターを腰に巻き付けた。

するとこれが不思議な姿に変わった。

厚めのアウターを脱いだChiharuは、

その下にも同色の青く、

薄めのアウターを着ていた。

この姿を後ろから眺めると、

まるで青いコートを着ているように見える。

そしてハットを頭に載せているものだから、

高原を歩く南米のご婦人のようだ。

 紅葉は高度を上げるほど盛期を過ぎて、

葉が落ち色あせて見えた。

ましてこの日は空全体を雲が覆い、

太陽光を受けないと紅葉も映えない。

しかし、初めて二人で歩く林道は、

ずいぶん会話が弾む。

Chiharuも私と同じくO型なので、

オープンな性格で、

なんでも質問に答えてくれる。

その中にはHiromiの知らなかった面もあり、

私としては大変有意義な時間だった。

また、この日Chiharuが履いた靴は、

私の女房がまだ山登りをしている頃使ったものだった。

但し2~3回使用したところで、

脚を骨折して山登りをやめてしまった。

足のサイズは同じだが、

果たしてChiharuの足に合うものなのか、

細かく確認しながら歩いた。

 楽しく会話を続けて、

10時05分、『クオベツ山』(ニ等三角点:久尾別山)。

このピークは展望がない。

人生2度目の山登りで、

展望がないのは厳しいか?

ただこの日は紅葉を楽しむのが第一の目的だから。

 下山は同ルートを戻る。

再び紅葉とおしゃべりを楽しみながら歩き、

途中の土場で昼食とした。

初めて山の中で昼食を摂るChiharuは、

ホイップクリーム入りの菓子パンをかじっていた。

ChiharuもまたHiromi同様、

パンが大好きらしい。

しかし、Hiromiが買ってくるパンなんか、

中に何も入っていない、

4個入れとか6個入れの丸パンばかりだからねえ。

おいしそうに見えないのよねえ~

 昼食後も楽しく会話を続けながら歩き、

12時20分、駐車地。

長い距離なぞ歩いたことのなかったChiharuが、

終わってみれば往復14kmを歩き通した。

駐車地に近くなると、

多少ふらつきはしたが、

とにかく歩き通した。

途中で「きつい」と発することもなく、

楽しく歩き通した。

よく頑張った!

そして女房譲りの靴も、

何の問題もなくChiharuのものとなった。

結果、Chiharuには大変大きな自信となったようで、

大満足の様子で帰って行った。

Chiharuにとって、これが本当のデビューだ!

 

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2022.10.21 『宇佐美』(194m)  周遊林道で紅葉を楽しむ

 

 先日金曜日に夕張で、

「平和」周辺の紅葉を楽しんだ後、

高度を下げた里山の紅葉はいかがなものか、

と栗山町桜山地区に向かった。

そしていつものように、

「桜山池」手前の広いスペースを駐車地とした。

ここまでは舗装道路なので楽だ。

駐車地には栗が落ちていた。

こんな風に落ちている栗は、

中身が小さくて食べられないものが多いのだが、

ここの栗は立派なものだった。

拾ってはこなかったけどねえ・・・

 駐車地をスタートしてすぐ、

エゾシカの防護柵扉を開けて、

「桜山池」を大きく回る、

周遊林道に入った。

そこで周囲を見回し、

こりゃ紅葉はちょっと早かったな、

と感じた途端、

目の前の地面にひょっこりとエゾリスが現れた。

すぐ木に登りこちらを伺っている。

機敏な動きにシャッターを切るのが難しい。

しかし捉えたぞ!

なんだか「グゥーッ、グゥーッ」と聞こえるのは、

こちらを威嚇しているのか?

それにしてもどうして細かく、

機敏な動きができるのだろう?

人間にあの筋力と神経が備わったなら、

正に超人だなあ。

 林道を歩きながら目にする広葉樹の葉は、

やはり色付きが浅い。

ただ、茶褐色に染まっているものも多いので、

このまま紅葉しないで終わってしまう!?

そんなことを思いながら、

林道を離れて少々の藪漕ぎで、

三等三角点「宇佐美」

すぐ林道に戻った。

 更に歩を進めて行く。

この辺りの森林は、

ほとんどが王子製紙の社有地だ。

近年は輸入材の高騰で、

国産木材の需要がずいぶん伸びていると言う。

最近やたら伐採地に出くわすのは、

そのせいなのか?

右手に伐採地を見て進み、

それが終わると左手に伐採地が広がる。

そこからは夕張の『冷水山』(702m)や、

これもなじみの深い『鳩ノ巣山』(622m)、

『三角山』(770m)などが見えている。

そんな山風景を眺めた後は、

ようやく色付いた紅葉が見られるようになった。

そしてまた右手に伐採地が現れ、

西の空知平野が見渡せる。

またこの伐採地は新しく、

一昨年から昨年にかけて、

新たに伐採されたところだ。

そのおかげで、

西側の展望がすこぶる良くなった。

 林道の終盤は「桜山1号林道」に乗り替えて、

送電線を目指す。

そして送電線まで進むと、

送電線の保守管理用作業道から、

真っ赤に染まった美しい紅葉が見られた。

その後は送電線の作業道を利用して進み、

最後は急斜面を下って「桜山池」に至る。

この下りで嫌なものがズボンについた!

何の草の種なんだか、

びっしりくっついて、

手で払おうとすると、

何かべたつく感じだ。

寒気がするこの種は勘弁だわぁ~

 渇水した貯水池の、

美しい風景を眺めながら、

いつもの簡単な昼食とした。

そして駐車地へ。

すぐ着替えを済ませて帰途に着いたが、

車中泊時に寒くてよく眠れなかったせいで、

ひどく疲れを感じた。

やはり車中泊より、

自分のベッドで休むのが一番だぁ~

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2022.10.21 『平和』(413m)  いよいよ夕張の紅葉だ!

 先日木曜日の終業後、

帰宅してシャワーを浴び、

夕張に向かった。

仕事は15時に上がることが、

この3年間で常態化したので楽なもの。

まあ、この先忙しくなれば、

出勤日数が増え、

17時の終業時刻まで残らなければならなくなることはありうる。

 木曜の夕方17時には夕張の車中泊地に着いたが、

ホント日が短くなったなあ。

17時を過ぎると真っ暗だ。

日が短くなっていくのは、

淋しくて仕方がない。

まだ2か月もの長きにわたって、

日が短くなり続けることを思うと、

なんとも重苦しい気分になる。

 夕張市は紅葉がとにかく美しいところ。

それでこの時期は、

夕張の山に登ることが主となる。

金曜日は夕張市清水沢から、

「清水ノ沢ダム」に向かった。

そしてダムの少し手前の空き地に駐車。

駐車地の周辺が、

既に美しい紅葉だ。

この辺りは赤く染まるモミジが多い。

 準備を終えて6時半に駐車地をスタートしたが、

辺りはガスに覆われている。

但し、天気予報は「晴れ」とのことだったので、

「いずれガスが晴れるだろう」、

とは思って歩を進めるのだが、

早く晴れてくれないと、

せっかくの紅葉風景の写真が台無しだ。

まあ、ダム湖方面にレンズを向けると、

幻想的と言えば言えなくもないが・・・

 ダム施設の入口にはゲートがあり、

きっちり施錠されている。

そして「立ち入り禁止」だ。

私はダム施設に用事はなく、

隣接する林道を歩くので、

そこは自己責任、自己判断で通らせていただく。

ダム施設を過ぎて、

湖岸に沿って伸びる、

古い林道跡を進む。

この古い林道は、

とっくに廃道となり、

笹やその他の雑草に覆われている。

昨年はこの林道を奥まで進み、

藪が濃く進めなくなった地点で、

斜面に取り付いて藪漕ぎで、

「400m峰」に登ったことを思い出す。

 湖岸を歩いて行くと、

美しい紅葉風景が次々に現れ、

目を楽しませてくれる。

夕張の紅葉は本当に美しい。

 湖岸の藪をかき分けて、

1kmほど進んだところで足を止めた。

紅葉が美しいのはその辺りまでで、

その先を見通すと、

ほとんど色が感じられず、

殺風景な感じだった。

そこで引き返し、

「平和」のピークに近い位置で、

急な尾根に取り付いた。

この尾根を直登して、

ピークに立つことにしたのだが、

思いの外笹が濃かった。

過去に他の尾根を利用して登っているが、

今回の尾根が短い割には一番きつかった。

そして四等三角点「平和」

実に穏やかないい点名だねえ。

先週はこの北側の「400m峰」に登った。

昨秋はダム湖から藪をかき分けて、

「400m峰」に上がり、

その後尾根伝いでこの「平和」へとやってきた。

夕張は本当に楽しませてくれる。

 下山する尾根の紅葉がまたきれいで、

何回もカメラのシャッターを押してしまう。

またスパイク長靴で下る急斜面はきつい。

何度も靴中で足がよじれてしまった。

 駐車地に着くと、

早朝のガスがすっかり晴れ、

陽光に紅葉が映えていた。

さて、次はもっと高度を下げて、

紅葉の進み具合を見てみるか!

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2022.10.16 「262mP」  厚真町マツノ沢奥地林道探索

 厚真町の多くの地区で、

4年前の「胆振東部地震」による崩壊地の、

災害復旧工事が終了したように見える。

しかしそれはほんの人目につくところだけで、

一歩その奥に足を踏み入れると、

崩壊したときそのままの風景が広がっている。

この日の山行もそんな中で実施した。

 厚真町幌内地区の奥で車中泊し、

朝起きてみると、

前日そこにいた雄鹿が、

まだとどまっており、

しばらくその辺を悠然と歩いた後、

ゆっくり山の方に去って行った。

結局一晩中車中泊地のそばで過ごしたのだ。

 この日はまず幌内地区奥で、

「マツノ沢」に沿って伸びる林道が、

どんな状況になっているのかを確認し、

尾根に取り付いて、

尾根上を「坊主山」(四等三角点)まで歩き、

崩壊地の状況を見て歩くこと。

「マツノ沢」に沿って伸びる林道奥には、

先月むかわ町側から登った「幌内」(ニ等三角点)がある。

それで今度は、

厚真町側から歩いてみたいという思いがあった。

 この日の朝車中泊地をスタートして、

広い風景の中の林道を歩き出した。

この辺りは以前崩壊した土砂、

流倒木がぎっしり折り重なって、

大量に堆積していたものと思われる。

それらがすっかりかたずけられ、

今は広々とした風景が広がる。

そんな中で紅葉が進んで美しい。

 はじめは沢と言うより、

池か沼のように水が溜まっていたが、

それを過ぎると水量の少ない小沢となった。

そしてそこにあるはずの林道だが、

やはり崩壊した土砂に、

ほとんどが埋まってしまっていた。

また、狭くなった沢奥をのぞき込むと、

やはり流倒木が折り重なって、

山のように複雑に積みあがっていた。

こりゃダメだ!

今このルートで「幌内」を目指すことは不可能だ。

 林道探索の目的を終えて、

最寄りの尾根に取り付いた。

ここから「坊主山」を目指すのだが、

ミスをして隣りの尾根を登ってしまった。

林道奥地の凄まじい光景が残像として残ったこと、

登り行く尾根から目にする崩壊地の光景が、

これまたすごい迫力で、

魂を吸い込まれるような気迫を感じたこと、

などで気付いた時には、

地形図に記された「262m標高点」の上だった。

そのまま尾根を進んでもいいが、

かなり遠回りになることから、

一旦沢筋まで下ることにした。

そして隣りの尾根に取り付いた。

はじめは倒木を越えるのに少々手間取ったが、

それを過ぎると薄い笹原の尾根だった。

急登だったが長くは続かず、

尾根が平坦になったところで驚いた。

その先の尾根がない!

地震で尾根ごと崩れ去ったのだ。

まあまあすごい光景だ。

どうも地震が起きた際は、

この辺りが震源地に近かったのか、

これまで色々見てきた中で、

もっとも崩壊の規模が大きい。

なんとか崩壊した中に下り、

先へと登り返そうかとも考えたが、

視認できない部分があり、

そこで先に進めなければ危うくなるため、

迷った末に断念。

結局進退窮まって撤退せざるを得なかった。

しかしそれはそれで深く心に残るものを見た。

いやあ、素晴らしい日となったことに感謝!

この日もここに登って本当に良かった。

周りを見渡すと、

ところどころにピンテが見られる。

これは近々新たな災害復旧工事を始める目印だ。

一旦工事が始まると、

この辺りには立ち入れなくなるし、

その工事がいつまで続くのか不明だ。

従ってこの辺りに足を踏み入れるのは、

今がラストチャンス。

近いうちにまた訪れたい。

 尾根上からそのまま沢筋に下って、

ドロドロの登山靴やスパッツを洗い、

広い広い風景の中を駐車地に戻った。

そして着替えその他のかたずけを済ませて帰途に着いた。

その途中の工事現場で、

面白いものを目にした。

はじめはヒグマ捕獲用の箱ワナか、

と思ったがやけに大きい。

そばに寄ってよく見ると、

それはヒグマを捕獲するためではなく、

突然現れたヒグマから逃れるために、

人間が入って安全を確保するためのオリだった。

中にはクマよけスプレーが備えられている。

こんな人間用のオリを見たのは初めてだ。

いやあ、色々ためになる日だったなあ。

 一旦帰宅して後かたずけをし、

夕方Hiromiといつもの「反省会」とした。

そして二日間の山行の余韻に浸った。

 

 

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2022.10.15 『墓上』(はかうえ・411m)~『上貫気別山』(かみぬきべつやま・419m)  すっきりした尾根歩き!

 

 土曜日の昼近く、

『岩知志山』から下山後、

道々638号線を桂峠から総主別方面に下り、

大きな「豊糠橋」を渡って3kmほど走って、

左手の町道「総主別~旭線」に入った。

町道とは言っても、

「総主別川」に沿って伸びる、

フツーの林道だ。

ここには以前この町道から登った山もある。

長い砂利道を走って行くと、

急に高度を上げだす。

そして下り始めるところに駐車スペースを見つけた。

標高300mのそれは、

絶妙な位置にあり、

すぐ尾根に取り付いた。

 尾根を伝って二つの三角点を結ぶ。

その一つが「墓上」と言うから、

午前中の「新妻」に続き、

ここでも面白い点名をもつ三角点を狙うことになる。

 尾根は取り付きから斜度がきつく、

いつも通り前を行くHiromiが、

笹を握って登る場面も。

しかし長くは続かず、

やがて平坦な尾根の頭に上がった。

その後は小さなアップダウンを繰り返す、

標準的な尾根歩きが続く。

そしてまず、

四等三角点「墓上」

「墓上って言うんだから、お墓があるのかなあ?」。

「きっとこの下の方に、墓地があるんだべ」。

なんともありきたりな、

つまらない会話をしてしまった。

 「墓上」からは同じくすっきりした尾根筋を進むが、

この尾根はそれ自体が美しい。

足元がきれいだし、

辺りの植生も美しい。

エゾシカのフンが見当たらないのがいいのかも。

 時折樹木の切れ目から、

平取の風景が見渡せる。

もう全体が秋色に染まっている。

そんな風景も含めて、

楽しく歩いていると、

突然伐採地に出た。

尾根の南側が開けている。

伐採地の風景を好む我々にとっては、

正に大歓迎の広い風景だ。

伐採地の風景を楽しみながら、

更に尾根筋を進んで行くと、

四等三角点「上貫気別山」

この日4座目の三角点だ。

そしてここもきれいでいい。

樹木の切れ目からは、

『於曽牛山』(898m)が見えていた。

 復路でもまた伐採地の風景を楽しんだ。

午前中はどんよりとした空模様で、

せっかくの紅葉も映えなかったが、

午後はすっかり晴れた。

 最後は斜度のある下降に注意し、

町道脇の駐車地へ。

この後町道を来た方へは戻らず、

先に下って行くと、

墓石のようなものが見えたので止まった。

すると墓石には、

「旧上貫気別墓地」と刻まれていた。

なぁるほど、

やはりここにはかつて墓地があり、

その上にある三角点を「墓上」としたのだと納得。

その名の通り納得できてよかった。

 「平取温泉」で汗を流し、

いまだ災害復旧作業が続く、

厚真町幌内地区の奥まで入って車中泊とした。

するとそこには立派な角をもつ雄鹿が一頭いた。

この雄鹿はこちらが声を出そうと、

手を叩こうと一向に逃げようとしない。

それどころか、

そのうち寝そべってしまった。

まだ家族を作る前の若い雄鹿のようだが、

実に堂々としたものだ。

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2022.10.15 『新妻』(293m)~『岩知志山』(447m)  新妻は牛だった・・・

 

 週末の土曜日は、

平取町の面白い点名をもつ、

四等三角点に登ってみることにした。

「新妻」っていったい何!?

土曜の早朝Hiromiを迎えに行き、

平取町に向かった。

計画は平取町豊糠地区から藪に入り、

「新妻」を経由して、

『岩知志山』まで足を伸ばす、

ということにした。

ところが現地に行ってみると、

酪農家の家屋が林道終点に建ち、

周辺は全て放牧地となっていた。

結果取り付き点を見いだせず、

道々を振内方面に戻り、

「豊糠林道」を利用することにした。

林道入口そばに、

ちょうど良い駐車スペースも確保できた。

8時50分、駐車地をスタート。

「豊糠林道」に入ると、

間もなく施錠されたゲートが現れた。

そこには狩猟期間が、

10月22日から、

と記されていたのでホッとした。

ゲートを過ぎて歩いていくと、

紅葉がなかなかきれいだ。

この一週間でずいぶん色が深まった。

ゲートから1kmほど歩き、

右手の尾根に取り付いた。

この地点の標高が、

350mほどであることから、

高度を下げていくことになる。

 藪は薄くどこでも歩ける状態だ。

紅葉が益々美しくなる。

枝尾根に気を付けながら、

多少のアップダウンを繰り返し、

徐々に高度を下げていく。

途中でHiromiが、

「あの青いの何!?」

と声を上げた。

見ると風船のようなものが木に引っかかっていた。

更に目を凝らすと、

何やら恐竜のキャラクターのような、

ビニール製のおもちゃだ。

地面から4mほどのところに引っかかっている。

どこかから飛ばされてきたのだろうか?

それにしても場違いな・・・

目指す「新妻」の、

目の前まで進んで驚いた。

なんとそこには牛がいたのだ

目の前には金網と電気柵が巡らされている。

10時10分、目指す「新妻」は、

その中の小ピークだ。

そばでは牛たちが草を食んでいる。

いやあ、「新妻」って、

牛だったのねえ~

あきらめて引き返した。

そして10時35分、

一旦「豊糠林道」まで戻り、

今度は反対側の尾根に取り付いた。

北向きだった尾根を登り、

間もなく西向きの尾根に乗り換えた。

こちらの尾根筋はスッキリしており、

紛らわしい枝尾根も出てこない。

先を行くHiromiが速すぎて、

写真を撮れなくなってしまうので、

時折「止まれ!」と声を出す。

その都度「ハイ」

と言って立ち止まるが、

またすぐどんどん離れてしまう。

元気なのはいいけど、

少しは状況を考えてくれない?

 スッキリした尾根を登りきり、

10時55分、二等三角点『岩知志山』(点名:岩知志)

このピークには以前Hiromiと立っている。

簡単な昼食を摂ったが、

ハエがうるさくてかなわない。

この時期になってもまだ、

しつこく顔、耳、腕等にくっついてくる。

この日はいったい何十匹のハエをつぶしたことか。

 下山は近くの尾根を下降し、

林道に下ることにした。

どこでも歩ける薄い藪なので、

快適に下って林道に下りた。

もうゲートに近い位置だったので、

ゆったり歩いて、

11時40分、駐車地。

時間があるのでもう一山行!

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2022.10.14 『400m峰』  夕張で遅い紅葉の様子見

 

 盆休みが明けてから、

先週まで週3日出勤が続いていたが、

今週は4日出勤に増える。

注文が増えてきたためだが、

例年暇な時期ゆえ、

いつまで4日出勤が続くかなあ・・・

 今年はどうも紅葉の訪れが遅いようで、

平地では殆ど何も色付かない。

それで里山はどうかと、

様子を見に出かけることにした。

 金曜日の朝夕張に向かった。

夕張は平地より標高が高いので、

里山でも紅葉が始まっているんじゃないか、

と期待して出かけたものだ。

 道々3号線を栗山町から、

夕張に向かって走り、

夕張の市街地に入る直前の、

「夕張トンネル」入口を駐車地として、

9時25分、スタート。

すぐ道々反対側の「千代田林道」に入った。

そして紅葉だが、

まだ盛期には早いがかなり色付いてきている。

結構楽しめそうなのでホッとした。

 一人で林道を歩いていると、

必ず立ち止まるところがある。

それは「人工造林地」の標識前だ。

そこに植林されたのが何年か気になる。

その年を目にするたびに、

色々なことを思い出させてくれるのが楽しい。

Hiromiと一緒だと、

待ってくれないから、

そんなことしてられないけどねえ。

今回目にした標識には、

「S49年」と記されていた。

昭和49年と言えば、

私が20歳になった年。

今は「成人式」が盛大に行われるが、

あの頃もそういうイベントがあったのだろうか?

当時はまだ学生だったこともあり、

そういうことには全く興味がなかった。

当時実家のあった町内会から、

記念のアルバムを配られて、

「あっ、成人になったんだぁ」、

と感じたことを思い出す。

またこの年は初めて本州の山に登った年だ。

最初に『八ヶ岳』に登り、

夏休みに入ってすぐ登ろうとした『北岳』だったが、

夜行列車で出かけたものの、

増便につぐ増便のバスにも乗れず、

そのまま始発電車で、

当時住んでいた東京に戻った。

そして決めた、

人があふれかえる本州の山には、

二度と登らないと。

その後は夏休みに北海道に戻り、

チョロチョロと登っていた。

本州の山にはその後も登っていないし、

今後も足が向くことはない。

 ずいぶん横道にそれてしまった。

林道上にはヒグマの足跡が、

前方からやってきて、

私の後方に向かっていた。

しかし更に歩を進めて行くと、

今度は私の前を前方に向かって歩く足跡だ。

その足跡を追うように進んで行く。

紅葉は結構楽しめ、

歩くのが楽しい。

 林道ゲートから3kmほど歩いて、

伐採地そばの藪に入った。

笹をかき分けて尾根筋まで上がり、

尾根伝いに進む。

そんな尾根もそこそこきれいな紅葉に彩られている。

間もなく前方に目指すピークが見えてくる。

最後はわずかな急登で、

11時15分、「400m峰」

このピークには山名も点名もなく、

地形図にその標高点のみが記されている。

東から南にかけて、

伐採地となっているため見晴らしがいい。

と、突然東の伐採地下部で、

ヒグマが吠えた。

「吠えた」とは言っても、

気持ちの良いあくびのような吠え方だ。

それを何度も繰り返す。

林道上で私の前を歩いて行った個体のようだ。

そんな声を耳にしながら、

昼食を摂っていると、

今度は更に奥から吠える声が聞こえた。

別の個体がいるようだ。

なかなかヒグマの影が濃い辺りだ。

思えばこのすぐ近くで、

昨年の11月にハンターが、

ヒグマに襲われて命を絶っている。

そのときと同一個体である可能性もある。

 昼食が終わって下山を開始しようとすると、

今度はエゾシカのけたたましい鳴き声だ。

ヒグマが吠えたのと、

同じ場所から聞こえる。

それにしてもすごい声で異常だ。

ヒグマに捕らえられたものか、

あるいは仲間にヒグマの存在を知らせているのか?

答えは前者だろう。

けたたましい鳴き声の場所が移動しないので、

間違いなくヒグマに捕食されている。

自然の中の弱肉強食を、

この耳ではっきりと確認した。

 下山は同ルートを戻った。

12時50分、駐車地。

これから夕張は素晴らしい紅葉に包まれる。

短い期間ではあるが、

今年も里山の紅葉を楽しみたい。

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2022.10.10 『長官山』(254m)  Chiharuデビュー!

 

 ChiharuはHiromiの妹!

最近になって急に山登りに興味をもちだしたよう。

この前日の「反省会」にChiharuを呼んで、

ゆっくり話しをしてみた。

すると姉のHiromiが、

楽しそうに山登りしている姿を長いこと見てきて、

「自分もやってみたい」

という思いに至ったそうだ。

それで姉に相談すると、

最低限必要なものを用意するよう言われ、

それらを用意した。

その中にはもちろん登山靴やザックも含まれる。

ところが、言われるまま用意したのはいいが、

姉からはさっぱり誘いの言葉がない。

どうやらHiromiも、

Chiharuが言われるまま必要品を、

速やかに用意するとは思わなかったようだ。

「Chiharuなんか、どうせ口先だけでやりたいと言ってるだけだべ」

的に・・・

それがパッと準備されたものだから、

逆にあっけにとられた感じだ。

先日の車中泊の折、

Chiharuがザックと靴を買った、

という連絡を受けて驚くHiromiを見た。

そんなこんなで、

やる気があるなら手を貸しましょう!

と言うことになった。

 Chiharuのデビューは、

一旦10月22日と決めたのだが、

「反省会」の後、

「明日は雨だが、どこかに登ってみるか?」

と問うと、

「行きたいです!」

と即答だったので、

この日の山行となった。

但し雨の中なので、

直近の「長官山」とした。

 この日の朝「長沼スキー場」集合。

Hiromiを拾ってスキー場に行くと、

Chiharuは既に到着しており、

車の中だと言うのに、

雨具のフードまでかぶり準備万端だった。

ただ、雨の中でのデビューで、

真新しい登山靴を汚すのも嫌だろうから、

持参していた長靴に履き替えさせた。

舗装道路から遊歩道へと、

路面が安定したルートを歩く。

 さてスタート!

と言うことで2~3歩歩いてHiromiが、

Ciharuの姿を見て気付いた。

「Chiharu、それ後ろ前じゃないの!?」

あっちゃ~っ!

見ると雨具のズボンが後ろ前だ。

そしてそんな姿を写真に撮らせてくれたり、

履き替えずそのまま行く、

と言うサバサバとしたCiharuだった。

それにしても、

いかにもデビューの新人らしくていいねえ!

 この日はスキー場から車の走らない舗装道路を歩き、

「文学台」分岐を直進して「長官山」へ。

その後「文学台」に立ち寄って駐車地に戻った。

一貫して雨は降り続いたが、

小雨程度で助かった。

ChiharuもHiromi同様、

その小雨が気持ちいいと言って、

歩行を楽しんでいた。

とりあえず、まずまずのデビューができてよかった。

 

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