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2024.5.25 『天狗山』(栗山・330m)  ムーミンを原風景の中へ!

 

 先週末の土曜日は、

Hiromiが土曜出勤だったので、

ムーミンと栗山町の「天狗山」に登った。

 この朝早く、我が家で預かっていたHiromiのMTBを車に積み、

ホームセンターで購入したカラー平板その他を、

まずHiromiのところに届けた。

大きな物置が完成したので、

何でも容易に片付けられる。

それを終えて栗山町南角田へと向かった。

 合流地点である南角田の「不動の滝」に行くと、

ムーミンもちょうど到着したところだった。

それでそのまま「不動の沢林道」入口へ。

 二台の車を林道入口に置き、

徒歩でスタートした。

最近歩いて来た山が皆そうだったように、

この日もまた素晴らしい新緑の中を行く。

とにかくどこもここも素晴らしい緑の世界だ!

また色々なことを尋ねながら歩き、

230で林道を離れて、

送電線の保守管理用作業道に入った。

上空を送電線が走る。

そしてそれを支える鉄塔も現れる。

緑は美しいのだが、

空が雲に覆われて重苦しいのが残念だ。

 送電線の作業道を抜けて、

「天狗山林道」に上がると、

もう目の前に「天狗山」の頂上部が現れる。

そこで藪に入って、

わずかな先のピークを目指す。

ムーミンにとって笹薮はどうかな?

と案じたが、

別に問題はなさそうだ。

もうずいぶん人が入るようになって、

踏み跡もはっきりしている。

そして四等三角点「天狗山」。

細いトドマツの幹にビスどめされていた、

黄色地に黒文字の私製標識がなくなり、

その前に取り付けられた、

コイル状の針金でくくりつけられた私製標識だけが残っている。

夕張の「空池山」でもそうだったが、

樹木の幹にビスを打ち込む行為に反発し、

取り外す登山愛好家がいるのではなかろうか?

 下山は「天狗山林道」から「不動の沢林道」へ。

そして途中でショートカットして小沢を渡った。

このショートカット中、

トドマツの幹に付けられた、

真新しいヒグマの爪跡を見た。

それも複数個所。

ヒグマの活動が活発なようだ。

 ここに初めて足を踏み入れたムーミンは、

十分楽しめた様子。

登山道しか歩いたことがないので、

地形図を相手にした山登りに興味津々!

この日もきっちり地形図の必要箇所をプリントアウトして持参していた。

まだ時間が早いので、

もう一座へ案内することとして林道を後にした。

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2024.5.19 『於兎牛山』(オソウシヤマ・392m)  ようこそムーミン!

 先日の日曜日は、

お初となるムーミンがやってきた!

ムーミンはHiromiが先月単独で『アポイ岳』に登った際、

その登路で知り合った女性で、

しばらく話しをしたらしい。

結果、彼女のわずかな情報を持ち帰り、

「性格のいい人だから誘ってみて!」と、

私に進言してきた。

そこでそのわずかな情報に頼ってみると、

さほど苦労せずにつながった。

そして今回初めて会うこととなった。

 「ムーミン」とは、

彼女が自ら名乗った愛称。

なんでも高校時代から友達に「ムーミン」、

と呼ばれていたそうだ。

そこで出会ってすぐHiromiに尋ねてみた、

「ムーミンて何だか知ってるか?」、

「カバでしょ!?」。

期待通りの答えが返ってきた。

「カバじゃねえよ、妖精なんだよ!」。

 この日の朝、由仁町のJR川端駅で合流。

ムーミンは真っ赤なPOLOに乗って、

さっそうとやってきた。

そして初対面の挨拶もそこそこに、

ムーミンの車を駅の駐車場に置き、

「於兎牛山」への林道入口に向かった。

 ムーミンは登山年数こそ長いが、

経験は浅そうなので、

まあどこへ連れて登っても新鮮なようだ。

それでこの日はムーミンの住まいから遠くない、

「於兎牛山」に登ることとした。

 スタートして3人で、

ぺちゃくちゃしゃべりながら歩く。

何と言っても初対面なので、

尋ねることがたくさんある。

 クオーベツ川に架かる「久尾別橋」を渡り、

しばらく歩くと「クオーベツ貯水池」へ。

水が蓄えられた貯水池は美しい。

初めて足を踏み入れたムーミンは、

全てのことに関し興味津々だ。

 貯水池から少し戻って伐採地に入った。

伐採地の中の作業道を登り、

上部を走る「川端林道」へショートカットして当てる。

そして川端林道にのると、

周囲の緑が輝きだした!

なんと美しい緑の回廊か!?

この前日歩いた「古潭越林道」の緑も美しかったが、

こちらもまた素晴らしい!

いやあ、ムーミン、

いいときに登ったわあ!

 最後は林道を離れて、

尾根上の薄い藪となるが、

この藪に対して何も反応がなかったムーミン。

こりゃあ藪山も行けるかなあ?

そして三等三角点「於兎牛山」(点名:於壮志山)。

記念撮影を終えると即、

Hiromiが下山を開始した。

Hiromiはダニが気になるのだ。

するとムーミン、

「えっ、もう下りるんですか?」

そんなせっかちな山登りなんか経験がないようだ。

Hiromiの姿がなくなったピークで、

ムーミンが一言つぶやいた。

「私こういう山登りを求めていたのかもしれない」。

いいじゃないの~

 林道に戻って、

またぺちゃくちゃおしゃべりをしながら下る。

そして広い伐採地まで戻ったところで昼食とした。

天気はいいし、

緑が美しく言うことなし!

 昼食後またまたぺちゃくちゃと歩いて駐車地へ。

その後川端駅でムーミンとは別れた。

もちろん次回の山行を約して!

ムーミンもHiromi同様、

仕事が忙しいようだし、

自らの山行もあるだろうし、

どの程度同行できるのかは不明だが、

まあ一緒に行動できるときはそうしましょ!

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2024.5.12 『宇佐美』(194m)  若葉のころ

 先日の日曜日は、

栗山町へタラの芽を採りに出かけた。

私が小学生時代を過ごした団地から、

最も近いところに位置する三角点ピークを踏んで、

林道を歩きながら、

タラの芽を採って行くと言う予定。

 この朝Hiromiを迎えに行き、

栗山町桜山地区に向かった。

そして「桜山池」の手前の広場に駐車。

ここから「桜山池」を時計回りで周遊する林道にのる。

駐車地を起点に、

ちょっきり一周することになる。

歩行距離は6kmほど。

私の原風景の中で、

大変気に入っている林道だ。

伐採地が多く、

広い景色を次々眺められる林道だ。

 駐車地から歩き始めると、

ずぐにエゾシカ防護柵ゲートが2つ現れる。

これを左に入り、

林道を一周して右から出てくる。

 林道を歩き出すと、

萌え始めた木々の若葉が何とも美しい!

毎年思う、

「若葉のころって、こんなにきれいだったっけ?」と。

この美しい黄緑が7月ころまで続き、

その後は太陽の光をいっぱい吸収して、

黒々と染まって行く。

 

 歩き始めて2kmほどで、

左手の藪に入った。

藪は薄いので難なく進み、

小高い位置で三等三角点「宇佐美」。

毎年訪れる三角点ピークだ。

直近では今冬「栗山ダム」から登って、

湖岸林道に下り湖を渡った。

近場にあってずいぶん楽しませてくれるところだ。

 三角点に立った後は、

再び林道に下って先へと進む。

すると間もなく最初の伐採地が現れ、

右手の空知平野が一望できる。

ただ、この日は黄砂の影響なのか、

ぼんやりとした空気が漂い、

遠くの景色が霞んでよく見えなかった。

また、伐採地にはタラの芽がたくさんあるのだが、

ここは伐採されて久しいので、

雑草やブッシュが濃くなり、

その中には入る気がしない。

それで先へと歩を進めた。

するとすぐにワラビが自生しているところに出合う。

ここでは手ごろに伸びたワラビを収穫。

Hiromiはワラビを持ち帰らないので、

私の手伝いをしてくれた。

それと、道端のフキ採りも。

フキがまた食べごろでいいんだよねえ!

 周遊林道2つ目の伐採地からは、

東の風景が眺められ、

夕張の『冷水山』や『鳩ノ巣山』が見えている。

西に比べると幾分空気が澄んでいた。

そして更に歩を進めて行くと、

再び西側に伐採地が広がる。

3つ目のこの伐採は3年前のものだ。

 3つの伐採地を眺めた後は、

緑豊かな中を進んで行く。

そして水たまりの多い作業道に乗り換えると、

トドマツの林を抜け、

送電線の下に出る。

ここから先に最後の伐採地が広がる。

そしてタラの芽採りなんだがもう成長しすぎて、

ほんのちょっぴりしか採れなかった。

まあ、それはそれでいい。

そんなことより、

広く気に入った風景を眺めながら、

のんびり歩くことで、

ずいぶん癒された感じだ。

相変わらず慢性的な疲労を抱えているHiromiにとっても、

リフレッシュ効果があったのではないか?

  最後は「桜山池」の堰堤に下り、

池の風景を眺めながら昼食とした。

の~んびりとして、

いい気持ち~

対岸上部には、

直前に立ってこちらを眺めた伐採地が広がっている。

 昼食後周遊林道歩きを締めくくって駐車地へ。

そしてかたずけを済ませて帰途に着いた。

自宅にはこの日もフキとワラビを少々持ち帰り、

その少ない量から、

女房にかかるストレスを最小限に抑えた。

 

 

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2024.4.30 「馬追丘陵」  ネギを胸張って持ち帰ってはみたものの・・・

 4月も最終日の朝、

「今日はギョウジャニンニクを採ったて来て、

晩飯はジンギスカンにするから!」。

勇気を出して言ってみた。

すると、意外なほどあっさり、

「わかったぁ」

と言って冷凍庫にしまってあるジンギスカンを出した。

「やったぜ!」。

うちの女房はギョウジャニンニクが大嫌い!

昔は一緒に少しは食べたんだよ。

ところがある日突然体に合わなくなってしまったようで、

1本食べただけでもトイレから出られなくなってしまった。

それからは臭いをかぐのも毛嫌いし、

とにかく「臭い」、「臭い!」、「臭い!!」、「臭い!!!」、

と言い続けるものだから、

とうとう持ち帰るのをあきらめた。

もう十数年前の話しだけどねえ。

その後今から数年前に、

一度だけ持ち帰ったことがあったが、

それ以来となったこの日・・・

 この日は朝からいつ雨が降り出すかわからない空模様。

それで極力近くでギョウジャニンニクの収穫に当たるべく、

馬追丘陵へと出かけた。

そして旧マオイゴルフ場そばを駐車地として、

もう閉鎖されて5年にはなるゴルフ場の中を歩いて行く。

広い池のあるなかなか良い風景だ。

この池には大きな鯉がいるようで、

時折その魚影を目にする。

 ゴルフ場をセンターハウス方向に向かい、

それに近付いたころ、

少々の藪を漕いで「馬追林道」に上がった。

この新しい林道を歩いて行くと、

今まさに伐採されたばかり、

という場面に出くわす。

周囲に目をやれば、

いつ伐採されてもおかしくない大木が林立している。

そしてこの伐採地から、

尾根筋に刻まれた刈りわけ道を上がって行く。

どなたかがきれいに笹刈りをして下さった後だ。

誠にありがたい。



 おおよそトドマツの林の中に刻まれた刈りわけ道を登り、

「文学台」(250m)へ。

重苦しい空の下で、

石狩平野の広い風景を眺めて下山開始。

一旦林道に下りて沢に入った。

そこでギョウジャニンニク採りを始めたが、

ここは全般的に茎が細い。

こんな近場で苦労もせず手に入るのだから、

そう贅沢も言ってはいられないが。

もうかなり成長してしまっていたが、

とりあえずレジ袋(大)をいっぱいにして下山。

また広いゴルフ場の中を歩いて駐車地へ。

 自宅に着いて、

とりあえずこの夜食べる分だけを玄関に置いて、

残りは物置に入れた。

波風が立たないようにするのもゆるくない。

そして玄関から台所に持って行って洗った。

夕食までざるに入れて放置することにしたが、

女房がやってきて、

ざるごと換気扇の真下に置き、

換気扇を回し始めた。

なんともいや~な空気が流れる。

それでパッと済ませようと、

自分でフライパンに入れて、

ジンギスカンと一緒に煮た。

それから夕食だったが、

女房はジンギスカンから少しでも離れようと、

食卓テーブルのいつもの席とは違う席へ移動。

そうなるともう、

喉通らないんだよねえ!

肉だけ急いで食べて、

ギョウジャニンニクは大半を捨てた。

それも女房が出してきた、

「臭い消し袋」に入れて!

やっぱりもう持ち帰れないな、

と確信した瞬間だった。

物置にまだ大量にあったものを全て捨てようと思ったが、

茎を醤油漬けにして保存した。

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2024.4.28 『石油沢』(530m)~『鷲ノ沢』(355m)  今年も笹刈りの季節が来た!

 

 3月から続いた繁忙期。

その間土曜日が全て出勤となり、

休みが週一日だけだった。

それが昨日で全て終了した。

長かった~

去年はまだコロナ明けで、

土曜日は休んでいたと記憶している。

その前の数年はコロナ禍で休みが多かった。

つまり久しぶりの週6日出勤が続いたわけだ。

これからはようやく土日が休日となるので、

ゆっくり山を楽しみましょう!

 私は今日から9連休。

世の中10連休と言う人も多い、

と思われる今年のカレンダー。

しかし、逆にカレンダー通りどころか、

ほとんど休めない人もたくさんいるわけで、

そんな不公平な現実が、

皆平等となることはないのだろうか?

 今朝Hiromiを迎えに行って、

栗沢町美流渡地区に向かった。

このGWは山も楽しみたいが、

今冬引っ越したHiromiの家の庭を、

少しでもきれいにしなくちゃいけないので、

とりあえずは近場へと出かけて、

できるだけ早く戻ってその作業に当たることにした。

 美流渡地区から「幌向川ダム」に向かい、

舗装された駐車場に車を置いた。

ダム湖は雪解け水をたっぷり蓄えていた。

そして湖の周囲は、

木々に若葉が芽生えだし、

ほんのりと色が付き始めていた。

そんな中でそばのキャンプ場には、

既に数張りのテントが張られ、

キャンプを楽しむ人々の、

楽しそうな声が聞こえてきた。

 駐車場からチェーンゲートを越えて林道に入った。

ところが、いつも閉ざされているチェーンが、

今回は外されたままになっていた。

どうしてきちんと閉じておかないのかねえ?

 歩き始めて間もなく、

「ミルトマップ1号橋」を渡った。

すると林道は分岐となるので、

これを直進せず左の枝に入った。

新たに砂利が敷き詰められた林道を歩いて行く。

この後林道は、

大きくジグを切って高度を上げていく。

そして「鷲ノ沢」の直下を巻くようにして北へと向かう。

この「鷲ノ沢」には帰路で寄ることにした。

 「鷲ノ沢」と同高度までは、

テンポよく高度を上げた林道も、

その後は傾斜が落ちて、

ほぼ平坦な歩行が続く。

林道の周囲には純白のこぶしの花が目立つ。

まだ木々に若葉が少ない中で、

控えめな白さのこぶしが何とも美しい。

 後半は緩やかに高度を上げた林道を、

490で離れて藪の尾根に取り付いた。

笹の密度はそこそこだが、

丈が低いので問題ない。

そんな笹をかき分けて登り、

三等三角点「石油沢」

久しぶりの三角点ピークで、

今年初めての笹刈りをした。

ここは以前にも笹を刈っているので、

ほんの少し手入れをしただけだ。

そして去年の12月で賞味期限が切れたバウムがあったので、

おいしくいただいた。

 林道に戻って復路に入った。

緩やかな傾斜の林道を楽々歩いて行く。

そして290まで下った地点で藪に入った。

見かけは薄い感じの藪だったが、

ハイイヌガヤがしなる鞭のような幹を、

思いきり伸ばしており、

それがまた多かったのでてこずった。

そんな斜面を尾根の頭まで登ると、

ハイイヌガヤが消え、

笹だけとなって歩きやすくなった。

ただ、Hiromiの様子がおかしい。

いつものような勢いがない。

おかしいと思っていたら、

あいつ今日は登山靴を忘れてしまって、

フツーの靴で登っていたのよ!

そのことを忘れていた。

 三等三角点「鷲ノ沢」。

このピークからはそのまま尾根を先に進んだ。

すると突然前方が開け、

ダム湖を一望できるところに出る。

そして滑る急斜面を、

ゆっくり慎重に下った。

この下りでもHiromiはフニャラフニャラする靴で、

なかなか大変そうだった。

その後無事林道に下り立ち、

あとは淡々と歩いて駐車地へ。

登山靴を忘れたHiromiは当然疲れた様子だったが、

3月から続いた週6勤務を終えた私もまた、

う~ん、疲れているのよねえ・・・



 帰路でホームセンターに寄り、

除草剤を購入。

Hiromiの庭が広くてねえ、

そこに雑草がいっぱい!

でも、明日の夜辺りから雨になりそうだから、

除草剤を撒くのは明日にした。


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2024.4.21 『御園北』(ミソノキタ・195m)  伐採地の風景に癒されて・・・

 

 先日の日曜日、

午前中『雨霧山』に登った後、

まだ正午少し前だったので、

近くの山に寄ることにした。

車を栗山町東山地区から御園地区へと移動。

そして「伊藤の沢林道」に入った。

この林道の入口に廃倉庫が建っており、

その前が広く空いているので、

これを駐車地とした。

 このところ気温が低く、

時折霧雨が降る暗い空模様が続いている。

この日もやはり寒くて、

アウターを脱ぐことはできなかった。

 スタートして間もなく、

エゾシカの防護柵扉を抜けた。

その後すぐに施錠された林道ゲートが現れる。

ここも雪が融けて間もない時期には訪れたことがなく、

殺風景な風景が新鮮だ。

その中に咲くエゾエンゴサクが、

春の訪れを知らせてくれているのだが、

寒い・・・

 林道ゲートの奥で北側に杉の林が見える。

杉は本来北海道には自生していない。

それがどうしてここに立っているのか、

不思議な光景だ。

 杉の木を眺めて少し行くと、

左手に作業道が現れるので、

これに入って伐採地に向かう。

 

この伐採地の風景が好きで、

何度かこの上のピークに登ってきた。

 伐採地の中の作業道は、

荒れて歩きにくいが、

とにかく周囲の風景が好きだ。

まっすぐに伸びたトドマツと、

その倒木が織りなす光景は迫力がある。

以前はこんなに倒れていたかな?

と思えるほど、

数多くのトドマツが倒れていた。

それに気付くのも、

まだ雪が融けたばかりで、

下草に覆われていないせいか?

 伐採地のピークに上がって振り返ると、

これがまたよい景色で、

南北に走る送電線の向こうに、

夕張の山々が連なる。

思えばこの辺りのずいぶん多くのピークに立ったものだ。

 伐採地のピークから樹林に入り、

藪漕ぎとなるが、

その藪は薄いので苦にならない。

尾根筋を歩いて行くと、

昨年新たに伐採された地形が見えてくる。

そして次のピークに立ち、

四等三角点「御園北」。

ここの標石は倒木の下になっていた。

それに気付かず、

Hiromiがそこを通り過ぎてしまい、

引き返すよう声をかけた。

 下山はほぼ同ルートを引き返し、

また伐採地の良い風景を眺めたあと、

作業道を下った。

この伐採地は他のそれと同じく、

タラの芽が採れるところだ。

しかし、容易に人が入れるので、

長くは採れないだろう。

山菜採りの人間は、

こういうものを目にすると、

すぐに芽を根元からもぎ取って、

木をダメにしてしまう。

 林道に下って寒々とした中を歩き、

駐車地に戻った。

そして帰途に着き、

夕方あらためて「反省会」とした。

辛い4月もあと少し!

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2024.4.14 『竹の子山』(156m)  美しい風景に癒されて・・・

   日曜日だけ週一休みの先日、

栗沢町美流渡で「幌向炭山」に登った後、

同じく栗沢町で「竹の子山」に寄ることにした。

今冬もスノーシューで歩き回った丘陵地帯だが、

ついこの間まで全体が真っ白い雪の中にあったのに、

もうそれがほとんど消えていた。

融け出すとあっと言う間に消えていく雪。

毎年繰り返されてきたことではあるが、

自然が織りなす不思議な現象だ。



 栗沢町上幌から、

「レインボウ林道」に入った。

この林道は「レインボー」ではなく、

確か「レインボウ」となっていたはずだ。

そしてこの林道は、

栗沢町上幌地区と、

同じく栗沢町由良を結んでいる。

特徴的なのが全線舗装されていることだ。

この林道の最高標高点付近に、

作業道の入口が現れるので、

そこを駐車地とした。

 まだ雪が融けたばかりの、

寒々とした風景の中へと歩き出した。

しかしこの日の気温は、

寒々とした風景とは裏腹に、

どんどん上昇し、

長袖のシャツなぞ着ていられなくなったので、

今年初の半そでシャツ姿で歩いた。

向かい風となる暖かい南風が、

なんとも心地よい。

 広い風景が大好きな私は、

この伐採されて広々とした丘陵地帯をとにかく好む。

思えば昨秋初めて「めまい」なるものにおそわれ、

その後の癒しにもここを歩いた。

そしてこの日も週6日出勤で疲れた肉体に、

自然の風景と癒しを求めてここを歩いていた。

 広い風景の中で荒れた作業道を歩いて行くと、

すっくと立ち並ぶトドマツの木々に、

何とも言えぬ美しさを感ずる。

また、時折見える東側の田園地帯もまた、

雪が融けたばかりで緑の作物がなく、

薄茶色の土が全体を覆い寒々としている。

 素晴らしい風景を眺めながら歩き、

2km弱で「竹の子山」の基部に達した。

作業道からトドマツの林に入り、

最後は笹薮の中で標石を探し、

三等三角点「竹の子山」

この形がいびつになってしまった標石を目にしたのは、

ずいぶん久しぶりな気がした。

 復路の作業道途中で、

いつもの簡単な昼食とした。

暖かく静かな中で、

ひとり腰をおろしてゆっくりくつろいだ。

その後また美しい風景を眺めながら駐車地へ。

まだ正午を過ぎたばかりだったが、

帰宅してやらなければいけないことがあったので、

片づけを済ませて帰途に着いた。

そして帰宅してやったこと。

それはハイエースの荷室に積み込んだ荷物を全ておろすこと。

この翌日車検に出すためだ。

4~5年前から、

         

車検時には荷室を空にすることになったので、

毎年この時期の大仕事だ。

       

玄関と物置にはおろした荷物がいっぱいだ!

そしてまた1週間が始まった。


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2024.4.14 『幌向炭山』(ホロムイタンザン・361m)  早春の里山に癒されて・・・

 私は疲れている。

コロナ禍が続いた3年間は、

この繁忙期でも注文が少なく、

けっこう休みが多かったのだが、

それが明けると日常が戻り、

この時期は月~土曜日の6連勤となってしまった。

それでもコロナ前に比べると、

仕事の量は減っている。

コロナ前だとこの時期は、

月~土曜日の6連勤に加え、

早出と残業を繰り返していた。

それがないだけまだましではあるが、

やはりこの時期に週一休みはきつい。

行きたい山に行けない辛さ・・・

 この度の週末は、

Hiromiが金曜日から南日高に、

車中泊数泊の予定で出かけて行ったので、

単独である故、

疲れた肉体をいたわりつつ、

のんびりと癒し登山をすることにした。

そして燃料代も節約ということで、

近場の栗沢町で「幌向炭山」に登ることに決めた。

 今朝家を出て栗沢町に向かった。

日々仕事に追われている間に、

世間の雪がほとんど消えてしまった。

融け出すと早いものだ。

栗沢町の美流渡地区も、

田園に雪は残っていなかった。

「幌向炭山」は緩やかな円錐形をしており、

その姿は西側の田園地帯から望むことができる。

 「幌向炭山」の南尾根の末端に、

地形図にはない林道が走っているので、

これに入ってすぐの地点を駐車地とした。

上空には小規模送電線が走っている。

 駐車地から送電線の作業道に入り、

数十メートル進んで笹をひと漕ぎして、

トドマツの林に入った。

ここから急登となり、尾根筋を登って行く。

東側には美流渡地区の田園地帯が広がる。

急な尾根は長くは続かず、

突然傾斜が落ちて、

平たんな尾根筋が続く。

もう農作業が始まったようで、

田園地帯から農業機械のエンジン音や、

その他諸々の音が聞こえてくる。

 尾根筋を歩いて行くと、

やがて林道の末端に合流する。

新しい林道で、

確か2~3年前に開削されたものと記憶している。

しかし、この林道を車両が走行するのを見たことがないし、

林道上にもそんな痕跡は残っていない。

 山々の北側の部分には、

いまだ雪が残っており、

ときにはそれを踏みしめて進む。

林道脇のフキノトウが早春の息吹を感じさせる。

また、途中で樹木が切れて、

東側の風景を一望できる箇所がある。

そこには美流渡地区の集落の向こうに、

「幌向岳」(836m)が、

まだ白い姿を見せていた。

 林道の後半は長い直線を結んで続き、

「幌向炭山」頂上部の基部で藪に入った。

藪は薄く苦にならない。

尾根筋にはシカ道も走っており、

短い距離で二等三角点「幌向炭山」。

もう何度目のピークだろう?

直近では昨秋Hiromi、Meguと東側から登っている。

今回利用した西尾根に続く新しい林道は、

他の山域でもずいぶん経験してきたように、

地形図に記されていないため、

藪漕ぎと決めて入山して発見したもの。

山と言うのは地形図を見て自らのルートを定め、

実際に足を踏み入れてみないと、

どう状況が変わるかわからない、

と言うことを教えてくれる典型的な山だ。

 下山も同ルートを引き返した。

まだ雪が残る部分があり、

融けたところも、

正に今融けたばかり、

ということを感じさせる早春の楽しい山歩きだった。



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2024.3.17 『馬追』(ウマオイ・229m)  雨が落ちる前に・・・

 先日の日曜日、

雨が降り出す予報の中、

午前中降られずに「天狗山」に登った後、

まだ空が明るかったので、

もう一つ登って帰ることにした。

 栗山町南角田から、

由仁町古山を経由して国道274号線にのった。

そして長沼町の道の駅方向に走り、

道の駅手前4kmほどのところにある、

林道入口に駐車。

林道は除雪されていないので、

入口に駐車しても問題はない。

 ここは馬追丘陵の南端だ。

馬追丘陵は北の「長沼スキー場」から始まって、

この南の「由仁林道」入口で終息する。

直線距離にして13kmになる、

南北にひじょうに長い丘陵地帯だ。

その丘陵には、

「長沼スキー場」から「長官山」を越え、

一旦旧「馬追温泉」に下ったのち、

道々をまたいで「馬追山」を越えて、

南の道々夕張~長沼線との出合いまで、

整備された遊歩道が続く。

そして道々から今回の274号線の間は、

「由仁林道」が通っている。

従って北の端から南の端まで通して歩ける。

ただ、私もそれを一本のルートとして歩き通したことはない。

 駐車地に着くと、

辺りはめっきり春めいた雰囲気が漂う。

足下の雪もそこそこ締まり、

「ツボ足でもいいかな?」、

と思ったが、

念のためスノーシューを装着した。

 国道沿いの駐車地から200mほど歩くと、

ダイヤルキーで施錠された、

「由仁林道」のゲートが現れる。

それを越えて林道に入った。

樹林の中に刻まれた、

広い林道を歩いて行く。

すぐに人工造林地に付けられた、

プレートが目に入った。

そこには「S6」と記されている。

つまりこの林の植林がなされたのは、

昭和6年と言うことだ。

昭和6年と言うと、

もうとっくに亡くなってしまった、

私の母が生まれた年。

ここを歩いてこのプレートを目にするたびに、

亡き母のことを思い出す。

 林道は前方の見晴らしがよく、

写真には前を歩き、

遠く離れて行くHiromiの姿が写る。

ここでも体重の軽いHiromiは雪面をスイスイ歩いて行くが、

私は一歩一歩ズブッ、ズブッと沈むので、

とてもじゃないがHiromiのペースでは歩けない。

スノーシューを装着してよかった。

 ちょうど200で目指すピークの基部に達した。

ここから作業道を利用して、

一旦北側に回り込んだ。

もう笹が広く出ていて、

正面を登ることが困難だったからだ。

北側に回り込んで、

雪が残っている部分を登った。

そして三等三角点「馬追」

この季節に登るのは初めてだった。

 ピークからは登路とは別の、

東側に下って「由仁林道」に戻った。

この間の笹の背丈の高いこと!

私の身長の倍はある。

 林道に下るとすぐに伐採地が現れ、

その標高故高度感はないが、

南側の広々としたいい風景が眺められる。

ここの伐採は昨年されたものだ。

 登りに比べると、

比較にならないほど楽な歩行を終えて駐車地へ。

結局雨には当たらずに済んだ。

誠にありがたい。

いい日を終えて帰途に着くと、

弱い雨が降り出した。

ホント、ラッキーな一日だったことに感謝!



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2024.3.17 『天狗山』(栗山・330m)  意外にも全線ツボ足歩行!

 先日の日曜日は、

どんよりとした重苦しい空から、

じきに雨が降り出す予報だった。

それではじめから極近場の、

時間がかからない山に登ることに決め、

栗山町南角田地区に向かった。

そこで久しぶりに「天狗山」に登ることにした。

 南角田に行ってみると、

融雪が思いの外進んでいることに驚いた。

なかなか気温が上がらず、

融雪が進まない今冬だったが、

元々積雪の少ないこの辺りは、

一旦融けだすとどんどん進む。

 除雪終点を駐車地としてスタートしたが、

農道にキャタピラ痕が続いていた。

これは楽ちんとばかりに、

スノーシューを手に持って歩く。

畑の融雪作業のため、

農業機械が走行した跡だろうと思っていたが、

キャタピラ痕は農道から林道に入っても、

更に奥へと続いて行く。

これはハンターのものかぁ?

 手に持っていたスノーシューを、

ザックにくくりつけて、

ツボ足で進むことにした。

 キャタピラ痕の上は、

固く締まってツボ足で十分だった。

そして駐車地から2kmほど歩いて、

「不動の沢林道」のゲートを越えた。

楽に歩かせてくれるキャタピラ痕は、

更にゲートの奥へと続いていた。

そこではっきりした。

これはハンターの乗り物だ。

ゲートのダイヤルキーを開けて進んでいた。

 キャタピラ痕が、

どこまでも続いてくれるおかげで、

楽に歩けるのだが、

前を行くHiromiが相変わらず速いので疲れる。

マイペースで歩く私との間隔が、

だんだん開いて行く。

 「不動の沢林道」は、

250で「天狗林道」に出合うので、

そちらに乗り換えた。

するとキャタピラ痕も、

「天狗林道」上に続く。

こりゃあ最後まで楽をできそうだ。

 上空は相変わらず重苦しい雲に覆われている。

しかし雨が降り出さないだけましか・・・

 「天狗林道」を歩いて高度を上げて行くと、

「天狗山」の頂上部が正面に現れ、

上空を走る送電線の下をくぐる。

そして林道を離れて藪に入る。

この藪にははっきりした踏み跡が続く。

やはり人が入っているようだ。

ちょっと前までは、

人の痕跡なぞ全く見られない、

実に静かな山だったのだが・・・



 四等三角点「天狗山」。

そばの立ち木に小さな私製標識が付けられている。

この私製標識が付けられた翌年に、

例の黄色い私製標識も付けられたのだが、

今回それはなくなっていた。

誰かが持ち去ったのか?

この時点でまだ9時40分。

腹が減るはずもなく、

即下山を開始した。

 またキャタピラ痕の上を下って行くが、

下りではショートカットを織り交ぜる。

上部林道から下部林道へと急斜面を下った。

また後には「不動の沢林道」ゲートへとは戻らず、

途中のカラマツ林を抜けて「不動の沢」に下った。

そして対岸を登り返すと、

エゾシカの防護柵ゲートがすぐそばだ。

それを越えて直線的な林道を歩いて駐車地へ。

キャタピラ痕のおかげで、

快適なツボ足歩行を楽しめたことに感謝!

まだ時間が早いし、

雨も降りだしそうに見えなかったので、

近くのもう一座へ!

雨よ、降らないでくれ~

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