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2020.7.26 『三角山』(夕張・770m)  笹刈り作業

 

 四連休最終日は夕張の『三角山』で笹刈りをすることにした。

この『三角山』には積雪期に何度も登っているが、

無積雪期には登ったことがなかった。

ただ、道々夕張~岩見沢線の万字峠から、

林道万字線に入ってすぐの地点にピンクテープがあり、

踏み跡が続いていることは知っていた。

なのに何故これまで登らなかったかと言うと、

それは距離が短すぎることにあった。

地形図を見ると万字線の登り口からピークまでは、

標高差約90m、距離にして500mほどしかない。

だから「天気の悪い時にでも・・・」と思っていた。

これが積雪期だと道々夕張~岩見沢線の、

夕張側は夕張市福住の「夕張神社」で、

万字側は万字二見町でそれぞれ通行止めとなるため、

結構な距離を歩いて登れることに魅力がある。

そんな『三角山』に最近後輩のY澤が、

はるばる旭川からやってきて登った。

ただ登っただけなら彼のブログ記事を読んで、

そのまま終わるところだったが、

この度はひとりでしっかりと笹刈りをしたものだ。

それを知ってしまっては、

この先輩も微力ながら協力しないわけには行かない。

また、Hiromiもそんな話しには嫌な顔をせず、

すぐにやる気を出してくれる。

 この日は帰宅してから4日分の洗濯その他の片付けがあるので、

朝早くに刈り分け道に入った。

するとあるある笹の葉やクキが、

びっしり地面に落ちている。

Y澤はえらい!

よく一人で頑張った。

それからHiromiと余分な笹を刈りながら進んで行く。

笹を刈っていたのが1時間半。

おかげでルートの半分は広々とした登山道となった。

そこでHiromiの安価なタチバサミ2本の刃が、

グニャグニャと波をうってしまった。

それで作業をやめて登って行くと、

上部はまだかなり笹の混むところがあった。

後で考えると、まずピークの一等三角点に立ち、

下山しながら笹の濃い部分を刈るべきだった。

まあ、今度また登って上の方を刈ろう。

 下山後すぐ帰途につき、11時前には帰宅した。

すぐに4日分のあとかたずけ、写真の整理などをして、

夕方「サイゼリヤ」で反省会。

二人していい4連休だったことに感謝。

そしてその帰りホームセンターに寄り、

新しいタチバサミを購入した。

 

 

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2020.7.25 『上幌倉』(429m)  赤平市を見下ろす山へ

 四連休三日目の朝は、

赤平市西豊里町の山中で目覚めた。

南に見える歌志内市の『神威岳』(かもいだけ)が、

白いガスに包まれて姿を消していた。

旧産炭地の赤平市は、

私が中学~高校時代を過ごした滝川市の隣町だ。

その後大学進学で地元を離れ、

「札幌トヨタ自動車」に就職して滝川市に戻った。

その際2年間赤平市を担当したことがあり、

私には馴染みのある町だ。

ただ当時とは大きく変わってしまい、

街中の風景も道路も、

以前とは全く違って見える。

今回の『上幌倉』(三等三角点)は、

地形図を眺めて面白そうだと思ったこと、

そして頂上まで破線ではあるが林道が続いているので、

現在藪漕ぎを避けなければならないHiromiにとってもいいかなと、

この四連休中の一座に組み入れた。

 ほぼ中腹の駐車地をスタートし、

狭いながらも舗装された林道を登って行く。

かつては炭都として栄えし頃の名残りか、

林道はどこまでも舗装されている。

ただ標高260m辺りからは、

路面が荒れている上イタドリがはびこって、

明らかに廃道となっていた。

更に登って行くと災害で地盤が崩れ、

ガードレールの基礎が宙に浮いている場面も。

それが妙に野性味を感じさせる。

そんな場面を越えた先に現れたゲート。

錆びてはいるが鎖で頑丈に施錠されていた。

施錠したまま放置され、

廃道と化してしまったものだ。

舗装道路はCo.330で切れて、

その先に広大な伐採風景が広がった。

広く伐採された風景を目にするのは気持ちがいい。

しかしながら、その先に続くはずの、

地形図に示された破線の道がない。

それはあくまでも容易に推測できたことで、

さてどうするかと思案した時に、

現在のHiromiの脚の状態(ウルシかぶれ)では、

とうてい約300mの濃い笹漕ぎは避けなければならない。

Hiromiは私に一人で行ってくれと言うが、

一緒に登っているのにそういうわけには行かず、

今回はここで断念することにした。

また近い将来必ずここを訪れよう。

まだ9時過ぎに駐車地に戻つた。

そして時間がある中での次なる行動は、

滝川市にある私の家の墓の様子を見ること。

昨年墓石の一部を何者かによって損壊された。

しかしながら今回は無事だった。

そのあと再度高校時代の恩師の奥様を訪ねることにした。

それは先日伺った際に奥様が話されていたことが、

耳について離れなかったからだ。

奥様はこう言われた。

「パンが食べたいんだけど、

近所に一軒だけあったお店が閉じてしまったので、

バスに乗って買いに行かきゃならなくなった」と。

そんな話しを聞いてしまっては、

当然その願いを叶えてやらなければ!

またHiromiに付き合ってもらい、

その日の昼食弁当と菓子パン、

食パンをたくさん買って行った。

奥様は大変喜ばれ、

冷凍して大事に食べるとおっしゃっていた。

 恩師宅に別れを告げたあとは、

新十津川町にてこの先登る予定の山への林道偵察をし、

浦臼町の「鶴沼温泉」で汗を流し、

万字峠へと車を走らせた。

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2020.7.24 『雨龍山』(253m)  意外にも一等三角点

 四連休二日目の『上徳富』~『泉山』終了後、

雨竜町のコンビニで昼食を摂り、

そこから北西に見える『雨龍山』に向かった。

町道を暑寒ダム方向に向かい、

地形図で「第三町内」と記されたところから林道に入り、

その入り口を駐車地とした。

他に東側より車道が頂上近くまで続いているが、

それでは歩く距離が短過ぎてつまらない。

外に出ると暑い!

しかし地形図によると、

この山の上部では林道が切れて藪漕ぎとなる。

それでそれなりの暑いが、

 

がまん支度で12時15分スタート。

林道は角張った砕石が敷き詰められて、

それがゴロゴロするものだから歩きにくい。

しかし直線的な林道は、

標高200m付近で車両の通行が不能となった。

路面には雑草が広がる。

そしてじきにその雑草をかき分けて進むようになる。

地形図では230mまで林道が伸びているのだが、

その手前で判然としなくなり、

自然に藪漕ぎとなった。

ただこの藪はヨシやワラビがほとんどなので柔らかく、

進んで行くのがさほど苦ではない。

またこれらは緑一色で美しくもある。

そんな草をかき分けてピーク手前で笹薮へ。

わずかに笹を漕いで、

13時ちょうど、一等三角点「雨龍山」

わずか300mにも満たないピークに、

「一等」がつけられていることに驚く。

それでも標石の周りは一等らしく、

きれいに笹が刈られていた。

ただ、そこに至るまでの踏み跡が見当たらない。

ほとんど西側から上がっていると思われるのだが・・・

 下山を開始すると真っ黒い雲が覆い出したものの、

終日雨に当たることはなかった。

13時35分、駐車地。

雨竜町の銭湯で汗を流し、

赤平市に移動して車中泊とした。

そしてこの夜、子供の時以来の蛍を目にした。

 

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2020.7.24 『上徳冨』(225m)~『泉山』(233m)  自然味あふれる里山へ

 四連休二日目、

金曜の朝は新十津川町大和で目覚めた。

ゆっくり準備をして、

士寸の「福井谷貯水池」に移動。

8時15分、貯水池のダム下駐車地をスタート。

今回も極力藪漕ぎを避ける予定。

ここからの林道沿いには、

二つの三角点がある。

貯水池下の林道にはゲートがあるものの、

扉が大きく開かれて開放されていた。

ただ、すぐ脇には新十津川土地改良区の、

「立ち入り禁止」と書かれた、

警告板も備えられている。

林道は車両の通行量が多いようで、

路面がしっかりと締まって歩きやすい。

そこにヒグマのフンが現れる。

このフンは貯水池までの間にも数ヶ所あり、

里に隣接しているのに、

ヒグマの影が濃いことを伺わせた。

フンはその後も数ヶ所で目にすることとなった。

車が通らない林道はゆっくり高度を上げて行き、

Co.200で突然前方の樹林が開けて、

広い風景が目に入ってきた。

伐採地だがその先にこのルート上の、

最初の三角点があることを直感させる。

  

そして近付いて伐採跡を少し登ったところで、

それを探すと間もなく標石が見つかった。

9時05分、二等三角点「上徳富」

標高は低いが二等らしく眺めはいい。 

しばし広く美しい風景を眺めて、

次なる三角点を求めて歩き出した。

ここからはほとんど高低差のない、

平坦な林道歩きとなる。

そんな林道を快適に歩いていた時だった。

突然蜂の羽音が耳に入ったと思ったら、

バチッという感触と音がして、

私の左まぶたにぶつかってきた。

更に間髪なく激痛が走った!

一瞬で刺されてしまった。

激しい痛みにしばしその場に立ち尽くした。

しかし蜂の毒が注入されたまぶたには、

その後も終日痛みが残ったままだった。

この日二座目の三角点は、

背の高い笹藪の中にあった。

Hiromi を林道で待たせて、

一人三角点標石を確認するつもりだったが、

笹をかき分ける私の背後から、  

結局Hiromi も着いてきた。

9時50分、三等三角点「泉山」

人が訪れた形跡がなく、

笹に覆われた標石周りを、

きれいにしてやろうと、

ザックからタチバサミを出した時だった、

突然スズメバチが我々の回りに現れた。

それも一匹ではなく3~4匹だ。

直感的に「ヤバイ行くぞ!」

とHiromi に告げてその場を離れ、 

急ぎ林道に戻った。

それでもまとわりついていたスズメバチだったが、

間もなく姿を消した。

おそらく三角点付近に巣あったのだろう。

危なかった。

そのまま復路に入り、

淡々と歩きやすい林道を戻り、

最後に「福井谷貯水池」の風景を楽しんでいると、

水面を何かが泳いでいる様子。

目を凝らすとそれはヘビだった。

テレビでは見たことがあるものの、

実際にヘビが泳ぐ姿を目にしたのは初めてだ。

10時55分、駐車地。

楽で楽しいが、

色々あった山行を終えた。

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2020.7.23 『須摩馬内山』(478m)  今年もウルシにやられた!

 私の仕事先は盆に備えての注文が増えたものの、

量的には例年の数分の一程度。

従って今回の四連休も人並みに取得できた。

例年だとこの四連休も、

祝日は出勤で日曜日一日だけの休日だったのだ。

そんなせっかくの四連休ではあったが、

天気予報がパッとせず、

雨を避けるだけではなく、

ガスで展望が望めないであろう高所もやめて、

空知の里山で三角点を求め歩くことにした。

しかし先日の土日連続の藪漕ぎで、

Hiromi が右膝表面と、

左膝裏側をウルシにかぶれてしまったので、

藪漕ぎは極力避けて、

林道歩き中心の山を選定した。

そこで初日の23日(木)の朝Hiromi を迎えに行き、

滝川市に向かって車を走らせた。

そして全く藪漕ぎなしで登れるであろう、

『須摩馬内山』(すままないやま)を、

地形図から拾って登ることにした。

昔滝川で暮らした私には、

馴染みのある「丸加山」には10年ぶりくらいで訪れた。

林道にゲートが設けられたことを期待したがそれはなく、

舗装された林道「エルム線」を車で上がっていく。

そして展望台を過ぎて少し行った待避所を、

これ以上進んではまずいと、

駐車地として徒歩でスタート。

蒸し暑い!

車の来ない舗装道路は快適だ。

登路のところどころで深川方面の風景が見える。 

歩き出して35分で予定の分岐に達した。

砂利道の枝道に入ると、

間もなく目的のピークだ。

しかし三角点標石は見つからなかった。

辺りでは伐採のための作業道が開削された痕跡が残り、

三角点標石はその残骸に埋もれてしまったと思われる。

すぐに下山を開始。

駐車地に戻って滝川市に向かった。

そして少し買い物をし、

昨年2月に亡くなられた恩師の奥様を訪ねた。

コロナ騒動で訪問を自粛していたのだが、

もう82歳になられた奥様のことは、

常に気がかりだった。

しかしいたって元気なご様子に、

ホッと安堵した次第だ。

しばらく会話を楽しみ、

すぐ近くの「滝川ふれ愛の里」で入浴し、

車中泊地の新十津川町に向かった。

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2020.7.19 『分監山』(460m)  残念、415でリタイア

 月形町の『分監山』には積雪期しか登ったことがない。

その積雪期には回を重ねて登ってきた。

そして数年前無積雪期に登ってみようと、

林道や作業道を探してみたが、

そういう助けが全くない山だということを知り、

積雪期限定としてきた。

ところが先日二等三角点「月形」を求めて、

『分監山』西側の林道を歩いた際、

偶然西面に地形図にはない小沢を発見した。

それで今回この沢から入ってみようと挑んでみた。

 日曜の朝、気温が低いうちに登ってしまおうと、

我々としては早い6時前にスタートした。

駐車地は小沢のすぐ北側で、

広いスペースがあった。

小沢に足を踏み入れると、

すぐ右を走る尾根のブッシュが大変薄いことに気付いた。

それで急斜面をブッシュにつかまって登り、

尾根上を登ることにした。

この薄いブッシュ帯は予想もしていなかったことだが、

しかしいつまでも続くとはとても思えなかった。

快適な尾根上を登っていくと、

Co.370で突然笹が現れ、

アッという間に全てが笹薮に飲み込まれてしまった。

それでも北側に落ち込む斜面の、

笹が薄い部分を利用して登る。

しかしその逃げはいくらも続かず、

やはり笹を漕いで行くしかない。

そして樹木が切れ、

頂上に続く大地に出ると、

笹の密度、丈、太さが急激に増す上、

植物のツルが身体に巻きついて、

とても進行できる状況ではなくなった。

標高415m、頂上手前200mの地点で断念。

このリタイア宣言はHiromiも待っていた。

残念だが下山を開始。

車に戻って片付けをしながらHiromiが言う、

「もう一回挑戦したいなあ」

だったらまたやってみましょう!

但し今度は別ルートで。

 

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2020.7.18 『長峯山』(350m)  長い林道を歩いて藪へ

 この週末は月形町の山に登ることとし、

金曜の夕方Hiromi と出かけた。

地形図を眺めると、

樺戸山地の南端にポツリポツリと、

三角点を有する面白そうな山々が見受けられる。

その中で今回は月形ダムから、

長い林道を歩いたのち、

藪漕ぎを経てピークに至る、

『長峯山』に登ってみることにした。

 金曜の夕方月形ダムに向かうと、

ダムのすぐ手前に施錠された、

鎖のゲートが現れ、

すぐ横には駐車スペースがあったので、 

そこで車中泊とした。

 土曜の朝7時15分、 

駐車地をスタート。

すぐ月形ダムに出た。

この月形ダムには思い出がある。

私の子供たちが小学生のころ、

このダムのすぐ下に流れる川で、

川エビをすくって遊んだものだ。

そして最後にここを訪れてから、

既に32年もの年月が流れたことを思うと、

感慨深いものがあり、

しばし湖面を眺め思い出にひたった。

 『長峯山』へは月形ダムでせき止められたダム湖の、

西側に続く林道を歩いて行く。

林道はスタートして間もなく、

イタドリがはびこりだし少々心細くなる。

いずれどこかで廃道となり、

そこから先へは進めなくなるのでは、

と不安な気持ちになる。

湖側の草丈が高く湖面を見下ろすことができない。

蛇行しながら北に向かって進む林道は、

いつしか湖を離れ、

ポン須部都川の右岸を歩くようになる。

そんな中で次なる山行で利用するための、

別の林道分岐を確認して行くが、

3本現れるはずの林道が、

1本しか確認できなかった。

他の2本は完全に廃道となってしまったようだ。

 林道が小さな橋を渡り、

ポン須部都川の左岸を歩くようになると、 

このルートで大きなポイントとなる分岐が近い。

8時35分、ダムから5km歩いてその分岐に達した。

そして分岐を右に入った。

ここまでほとんど高度を上げることなく、

ほぼ平坦に進んできた林道は、

ここで高度を上げていくことになる。

と同時に日差しが強くなり、暑い暑い!

そして8時50分、Co.220で最期の分岐に達した。

しかしここからの林道は草が密生し、 

既に廃道となっていた。

ただ路面を覆っているのが、

笹ではなく柔らかい草だったので助かった。 

それをかき分けて進んで行くと、

北東方向に樺戸山地の核心部が姿を現した。

『隈根尻山』から『三角山』までが、

迫力ある姿を見せている。

9時25分、林道終点。

なぜここが終点なのか不明だ。

ここが終点ならここまで林道を開削した意味は?

林道終点から獣道を、

また草をかき分けながら進み、

頂上直下に到達したが、

最期の登りは標高差60mの急斜面に、

密度の濃い笹がびっしりだ。

それをいくらか登ってみたが、

とても登りきれないと、

一旦下ってルートを再考察。

そして笹ではなく草つきの斜面を登って、

上部の笹藪に入ることにした。

これを決行するもやはり斜度がきつく、

柔らかい草をつかんでは滑り落とされ、

それでも諦めず繰り返し、

10時05分、四等三角点「長峯山」

頂上は樹木に覆われて展望はないが、

南の樹木の裂け目から、

月形ダムの湖が見えていた。

 下りはより笹の濃い部分を、

笹をつかみながら獣道に下り、

林道終点に戻ってまずは「ホッ・・・」。

その後最終林道分岐まで戻ってダニチェック。

あとは暑いが風通しのよい林道を、

ただ淡々と引き返した。

Hiromi は相変わらず元気がよく、

面白くない冗談を連発する。

「いいからお前は余計なこと言わないで、

ただフツーにしてれ。そしたら笑えるから」

暑さでくたびれモードの私は、

Hiromiの笑えない冗談には、

とても付き合っていられない。

そしたらHiromiのやつ、

「こんにゃろ!」だと。

 12時20分、月形ダム。

ここで湖を眺めながら昼食とし、

12時50分駐車地。

最期の藪漕ぎはきつかったが、

なかなか面白い山行を終え、二人して満足。

月形温泉に移動して、

ゆっくり昼寝をしたあと入浴。

そして『分監山』麓にて車中泊とした。

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2020.7.17 『252m峰』(点名:奥千代谷)  水のある風景をつなぐ

 先週は4連休だった私の仕事だが、

今週は昨日からまた5連休。

そして今週も金曜に休みが一致したMachiloと、

栗沢の三角点を求めて林道を歩いた。

直前までは別の山で藪漕ぎを予定していたが、

気温が上がってかなり暑くなりそうなので、

急きょ変更したものだ。

このルートは先月Hiromiと初めて歩いてみたのだが、

当日は雨模様で雨具着用だった。

したがって風景もよく見えなかったことから、

今日の晴れた日に歩いてみることにした。

 今朝いつも通り我が家にMachikoの車を置いて出発。

栗沢町上幌から千代谷川に沿って伸びる林道、

「シコロの沢線」に入り、

「千代谷貯水池」を駐車地とした。

「千代谷貯水池」からは目指す「奥千代谷」が見える。

前回はそれがガスに紛れて、

はっきりとは確認できなかった。

しばし「千代谷貯水池」の風景を楽しんだが、

突然現れたシマヘビにMachikoが過剰反応し、

アッという間に車まで戻っていた。

 9時40分、舗装道路を徒歩でスタートした。

暑い日差しの中での舗装道歩きは、

更に暑く感じるところだが、

今朝は低く湿ったガスが麓まで降りていたため、

黙って立っていると寒いくらいの空気感だった。

曲がりくねった舗装道路が徐々に高度を上げて行く。

しかし車なんか通らないこの山奥の林道が、

何故立派に舗装されているのか?

どうにも理解できない。

 Co.210で林道から尾根に取り付き、

きれいに笹刈りされた尾根筋を登って、

10時15分、四等三角点「奥千代谷」(おくちよたに)

このあと一旦林道に下り、

下りた地点の林道分岐から、

砂利の枝道に入った。

それをしばらく行くと広い伐採地に出て、

そこからスタートした「千代谷貯水池」がよく見えた。

そして砂利道の林道を更に進み、

10時55分、「茂世丑二の沢貯水池」

小ぶりながらも、水のある風景はいい。

昼食タイムをとって、

ゆっくり美しい風景を堪能した。

この風景はMachikoも随分気に入ったようだ。

またダムの堤にはワラビが自生しており、

ちょこっと採っただけで結構な量になったので、

Machikoに持たせてやった。

 復路に入ると上空に青空が広がりだし、

日が照って急に暑くなった。

暑い中を淡々と歩き、

12時25分、駐車地。

再度「千代谷貯水池」を眺めに行くと、

やはり青空と陽の光が、

美しい風景を更に際立たせていた。

そんな素晴らしい風景を脳裏に焼付け、

豊かな気持ちで帰途に着いた。

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2020.7.12 『375m峰』(点名:大森)  コンパクトだが形のよい山

 日曜日の朝は穂別の稲里地区で目覚めた。

この稲里地区はヒグマの影が濃いところで、

 

過去に山菜採りの人が遭遇し、

命を落とす事故が発生した。

この朝穂別川に架かる、

「山本橋」まで移動する間の農道で、

数ヶ所ヒグマの糞を目にした。

そして駐車地をスタートして、

すぐの林道入口に真っ黒い糞!

前日の夕方ここを通った時にはなかったものだ。

 「大森」は樹海温泉はくあの駐車場からよく見える。

その標高ゆえ小振りだが、

鋭角のピークを持つ姿は、 

登行意欲をかきたてられる。

そんな「大森」には今年の4月、 

一人で登ってみた。

当日は雨模様だったので、

晴れた日に再度登ってみたいと思っていた。

またHiromi が初登であることも後押しをした。

7時35分、「山本橋」たもとの駐車地をスタート。   

林道「稲豊線」に入るとすぐ、  

エゾシカの防護柵とゲートが現れる。

しかし、このゲートの外に先ほどの、   

ヒグマの糞があったわけで、 

ヒグマはどうやってゲートの外に出た?

そこでHiromi 曰く、

「ゲートの扉を手で開けて出たんじゃないの?」。 

ちょっとちょっとぉ、

やめてよねえ、バカなこというの~

扉は簡単に開かぬよう鎖が絡めてある。 

林道を「今村の沢川」に沿って、

500mほど歩いていて、 

沢が林道から離れる地点で、

古い伐採用の作業道に入った。

しかしこの作業道は背の高い雑草に覆われ、

足下は水がたまってグチャグチャだ。

気持ちの悪さをこらえて歩く。

ただ背後には稲里の風景が広がりだす。

そして笹藪に入っていくが、

密度がかなり濃く、

思うようには進めないので、

回避して針葉樹林に逃げ込んだ。 

しかし長くは続かず再び笹薮へ。

ただ当初よりは薄くなったので、

それらを押し退けて進む。

しばらく笹藪を進み、

Co.300で再び針葉樹林に入った。

 

そして若い笹に覆われた、

古い作業道を登っていく。

前回はこの笹が薄かったと記憶していた。

Hiromi はこの日も元気で、

どんどん先に行く。

やがて針葉樹林が切れると、

前方に緑の笹斜面が現れる。

これを登りきると目指すピークだ。

ところがこの斜面はかなり斜度があり、

手足を使って登らなければならない。

「ピッケルがあれば」、と感ずる場面だ。

ヘイコラ踏ん張って登り、

8時40分、四等三角点「大森」

樹木が密生して展望は効かないが、

何もなければいい眺めだろう。

それにしても緑が美しい!

下山も同ルートをたどった。

藪漕ぎも下山は楽だ。

9時40分、駐車地。 

短い行程ではあったが、 

なかなか内容の濃い山行を終え、

早々と帰途についた。

 

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2020.7.11 『298m峰』(点名:魔狐阜)  短時間で登れる二等三角点

 土曜の午前中「下穂別」から下山後、

穂別に一軒だけあるコンビニで、

美味くて簡単な昼食を摂り、

直近の三角点を有する山へと向かった。

 この「穂別」はかつて「穂別町」という、

独立した自治体だった。

それが平成の大合併で、

隣りの鵡川町に吸収されてしまった。

従って現在は鵡川町穂別地区となっている。

それが私の中では今なお違和感が残り、

つい「穂別町」と言いたくなる。

 穂別市街地から鵡川に架かる穂別橋を渡り、

鵡川町方面に約1.5kmほど走ると、

左手に「千熊線」の林道入口が現れる。

二等三角点「魔狐阜」(まこぶ)へは、

この林道を利用すると藪こぎが短くて済む。

地形図を見てそう判断し、

とりあえず車で林道に進入した。

ゲートが施設されていない林道を、

500mも進むと伐採地となり、

十分なスペースがあったので、

そこを駐車地として、

11時25分、徒歩でスタートした。

この頃になると晴れた空から太陽が照りつけ、

かなり気温が上がっており、

スタート直後からひどく体が重い。

本当に暑さに弱くなった。

車の通らない静かではあるが、

大変暑い林道を登って行く。

そしてCo.150で地形図上の林道分岐が現れたので、

予定通り新たな林道に入った。

しかしそこここで林道が廃道となっているように、

ここも同じく廃道と化していた。

そんな林道をわずかばかり入ったところで、

目の前の広く緩やかな尾根に乗り換えた。

足元の笹は背丈が低く大変歩きやすい。

Hiromiがいつも通りグイグイ登って行くのに対し、

私は消耗しきってヘロヘロ。

Hiromiはすぐに写真を撮れる範囲から逸脱してしまう。

まあ、辺りは変わり映えのしない風景が続くのだが。

ただ、緑が濃くて大変美しい。

Hiromiはグイグイ、私はヨタヨタと登り、

12時ちょうど、二等三角点「魔狐阜」(まこぶ)

樹木に覆われたピークだが、

その切れ間から穂別の市街地が間近に見えた。

さすがは二等三角点、

樹木がなければ素晴らしい展望が広がるだろう。

ここは短時間で登れる割に、

人が訪れることがなさそうで、

三角点の標石が笹に埋もれていたので、

Hiromiと笹を刈りきれいにしてやった。

 下山は登りに比べると楽なもので、

淡々と下って12時44分、駐車地。

暑さでぐったりした私は、

片付けを済ませてしばらく昼寝をした。

その間に屋根の上でザックや登山靴を干すのを忘れずに。

 

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