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2023.8.26 『クオベツ山』(506m)  涼を求めて軽装登山

 

 先週は北海道でも猛暑日があり、

相変わらず湿気が多く暑い日が続いている。

しかしその異常な暑さも、

土曜日に秋雨前線が通過した後、

空気が入れ替わり、

乾いた空気で涼しくなる、

との予報に期待した。

ようやく北海道らしい涼しさがやってくる、

と信じたのが間違いだった。

 土曜の朝Hiromiを迎えに行き、

夕張へ向かった。

この日は天候が不安定で、

いつ雨に見舞われるかわからないとの予報を受け、

近場で活動することとし、

極軽装で歩ける「クオベツ山」を選定した。

「クオベツ山」に続く林道が二本あり、

一本は由仁町川端から、

そしてもう一本が夕張市滝ノ上奥から続く。

歩行距離は前者が片道約10km、

後者が同じく片道7kmほどとなる。

今回は暑い中での歩行である上、

いつ雨が降り出すかわからないので、

少しでも短い後者を利用することにした。

 夕張市滝ノ上地区から、

道々1065号線に入り、

夕張川に架かる「滝の上橋」を渡ると、

砂利道の道々は「於兎牛沢川」に沿って伸びて行く。

「於兎牛沢川」は夕張市と由仁町の境界線となっているため、

川の右岸を走るときは夕張市であり、

道路が左岸に替わると由仁町を走ることになる。

 「滝の上橋」から砂利の道々を、

約5.5kmほど走ると、

道々が終点を迎え、

「厚真川林道」入口に突き当たる。

林道入口には広い土場があるので、

これを駐車地として、

8時ちょうどスタート。

すぐに「厚真川林道」のチェーンゲートを越えた。

尚、林道入口の駐車地は夕張市であり、

ゲート奥の「4号橋」を渡ると由仁町に入る。

 広い林道ははじめほぼ南に向かって、

直線的に伸びて行くが、

右へカーブを切ると、

あとは蛇行しながら伸びて行く。

この右へのカーブから高度がみるみる上がって行く。

そして登り切った頃現れる、

「雨量観測所」の建物を過ぎると、

方向がまたほぼ南を向く。

またこの辺りも5年前の「胆振東部地震」の際、

斜面の崩落があちこちで発生した。

災害復旧工事の跡が林道上に現れる。

斜面の更なる崩落を防ぐため、

コンクリートで固められた部分もある。

 駐車地から3.7km歩いた地点で、

林道分岐が現れる。

これを直進すると、

長い距離の先で厚真町の「厚幌ダム」に行きつく。

8時55分、ここで我々は右の林道に入った。

この林道の名称は由仁町から続く、

「クオーベツ林道」と思われる。

そしてこの林道は、

「クオベツ山」に向かって伸びる尾根に沿って、

忠実につけられており、

これがまた境界線となっていて、

尾根の進行方向右側が由仁町、

左側が厚真町となる。

そこで地形図をよく見ると、

林道はギリギリ由仁町側に続いている。

 この日も暑く、

したたる汗を拭き拭き歩いて、

周囲の植生が針葉樹に変わると、

目指すピークはもう近い。

林道を離れて丈の低い笹の中を少々登ると、

9時50分、『クオベツ山』(二等三角点:九尾別山)。

四季を通してずいぶん回を重ねて立ったピークだ。

今は積雪期に訪れることがなくなったが、

昔は積雪期にしか登らなかった。

 ちょっと早いが昼食とした。

Hiromiは昨年体調不良で、

通院する病院が増えたことから、

最近体質改善を目指し、

食生活を変えている。

従って山に持参する昼食も、

果物や生の野菜ばかりだ。

「食べる?」と聞かれるが、

「いらねえよ~」

そんなHiromiの努力が、

そろそろ報われそうな気配だ。

 下山は同林道を忠実に戻った。

11時55分駐車地に戻って気温を確認すると34℃!

暑いわけだぁ・・・

 

 この後速やかに帰途に着き、

午後の早いうちに帰宅してゆっくり休んだ。

 

 

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2023.8.20 『金沢』(126m)~『伊達山』(101m)  暑い! 暑い!! 暑いーっ!!!

 先日の日曜日の話しになるが、

雨の中を歩いた「石油沢」から駐車地に戻り、

車で当別町の「北海道医療大学」裏手に広がる、

「ハッピーバレーGC」に向かった。

そしてゴルフ場の前を通り過ぎ、

舗装が切れる林道入口を駐車地とした。

すぐ目の前には伐採地が広がり、

その奥に地理院地図に山名が記されている「伊達山」がある。

積雪期にしか登ったことがない「伊達山」だが、

ピークはすぐそこにあるので、

それは後で攻めることとし、

まず林道の奥にある二等三角点を踏むことにした。

 この朝は雨模様だったが、

既に上がって日が照っていた。

雨が降った後の湿気と日照りで、

もう暑い暑い!

汗を拭き拭き林道を北に向かうと、

間もなく林道脇に木材の集積が見られた。

切り出したばかりのようで、

その前を歩くと木の香りが強い。

Hiromiが一緒にいたなら必ず、

「いいにおい!」

と言っただろう。

また、伐採作業が実施されている場所に続く、

「立入禁止」と書かれた作業道入口には、

木材運搬車が停まっていた。

この日は日曜日なので、

作業は休みだ。

そして運搬車には、

「林業機械補助金利用」、

と書かれたステッカーが貼られていた。

こういう制度もあるんだねえ。

 木材の集積地を過ぎて少し行くと、

左前方の林道脇に、

こんもりと盛り上がった藪が見えてくる。

そこで藪に入り、

二等三角点「金沢」

こんなところが「二等」であることに驚く。

 林道に下った後は駐車地に向かって引き返す。

そして駐車地のゲートから伐採地に入った。

雑草が深いと思っていたが、

案外丈が低くて助かった。

この辺りは高度こそ低いがいい風景だ。

伐採地の最上部で藪に入ろうとしたときだ。

目の前にまるで登山道を思わせる、

立派な小道が現れた。

明らかに「伊達山」のピーク方向に続いている。

きっちり草刈りされたこの小道は、

「伊達山」に立つために管理されているのだろうか?

 藪を漕ぐことなく楽々歩いて「伊達山」着。

小道はここで二手に分かれ、

更に奥へと伸びていた。

この日は暑くて一刻も早く下りたかったので、

その先を確かめることはしなかったが、

いったいどこへ続いているのか、

興味津々で次回の楽しみとした。

 「伊達山」にはこの直前に登った「石油沢」と、

同じ形式の私製標識が付けられている。

今度はどこの山でこの標識に出会えるか、

楽しみなところだ。

 暑い中を下って駐車地へ。

暑くて汗を拭きとっても、

またすぐにふき出してくる。

着替えも楽じゃない。

それでもまあ、いい休日が過ぎて行く。

帰宅して冷たいビールを喉に流し込んだ!

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2023.8.20 『石油沢』(171m)  つまらん、雨だわ~

 

 先日の日曜日は朝から雨!

前日の土曜日は出勤。

そう、まだ土曜出勤が続いている。

もう暇なのに会社のカレンダーが、

出勤となっているのよねえ・・・

 Hiromiとは別行動だった日曜日の朝、

暑いのでどこに登ろうか?

と思案し、

「夕張の山にでも出かけるかぁ」、

と外に出ると雨が降り出した。

であるならば、

極力近いところがいいと、

樺戸山地の南端に向かった。

そして当別町金沢地区で、

農道から狭い林道を抜けて、

南北に走る広い上部林道へ。

雨の中で藪漕ぎはきついので、

藪に入らずに済む「石油沢」まで歩くことにした。

 現地に着くと外気温は23℃。

久しぶりに低い気温だが、

車外に出ると空気が湿気って、

全く涼しさを感じない。

雨も降っているので、

ゲート前を駐車地として、

傘をさしてスタートした。

ゲートの扉は閉ざされているが、

施錠はされていないので、

自由に開閉できる。

しかし一般者の通行は禁じられている。

 歩き出すとすぐに雨が小降りとなった。

ただ前述の通り湿気がひどく、

すぐに汗が噴き出る。

傘をさしても汗で体が濡れるなら、

多少の雨に当たっても同じこと。

その後雨の強弱によって、

傘をさしたりたたんだり・・・

 ゲートから2kmほど歩いて、

右手の作業道に入った。

一昨年間伐作業のため作業道がつけられた。

粘土質の作業道が雨で滑る。

それでも藪を漕ぐよりましだ。

もう目指すピークまでは近く、

作業道から薄い藪を越えて、

三等三角点「石油沢」

昨年付けられた私製標識が、

こんなに高かかったっけ!?

間違いなく積雪期に付けられたものだ。

この特徴ある私製標識を目にすると、

もう一つある「伊達山」を見たくなった。

次はそちらを見に行こう!

 林道に戻ってトボトボと復路につく。

そのころにはもう雨が上がっていた。

全く車を目にすることのない、

静かな林道を歩くのはいいものだ。

駐車地に近付くにつれ、

ガスも上がってきた。

しかし雲がなくなると直射日光を受けて気温が上昇する。

雲っている分いいのかもね~

 

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2023.8.17 『於兎牛山』(オソウシヤマ・392m)  盆休最終日は台風接近!

 

 先週の話しになるが、

私の盆休み最終日の17日は、

台風7号が本州に甚大な被害を及ぼした後、

日本海を北上することとなり、

朝から雨が降っていた。

それで女房に「於兎牛山でも登ってくるわ~」

と告げて家を出た。

はじめ降っていた雨は、

現地に近付くと止んだが、

荒れ狂ったような空模様が落ち着かない。

 由仁町川端地区から、

「クオーベツ林道」の入口へと向かい、

いつもの駐車スペースに入り、

車外に出て驚いた。

すごい湿気を感じる空気が漂っている。

台風の影響によるものだ。

じっとしていても汗がにじみ出る中をスタート。

先行者の車が一台停まっていたが、

「於兎牛山」に向かったのだろうか?

 

 歩き出すと汗がふき出すものの、

この前日完全休養としたので、

なんだか身体が軽い感じだ。

調子よさそうなふりしてるけど、

当てにならないよ!

年寄りなんだから、

ただの勘違いかもね~

 「クオーベツ林道」を歩いて行くと、

「川端林道」と出合う。

本来はこの「川端林道」に入って、

「於兎牛山」の基部まで行くのだが、

この林道は弧を描くように、

大きく北側をまわって伸びている。

つまりひじょうに遠回りをするわけで、

これを歩いたのは初めて「於兎牛山」に登った時、

一回だけだ。

その後は樹林の中を抜けてショートカットしている。

 「川端林道」出合いを過ぎると間もなく、

「クオーベツ川」に架かる、

「九尾別橋」(くおべつばし)を渡る。

そしてしばらく行くと、

「クオーベツ貯水池」だ。

この貯水池は春先美しい水面が広がるのだが、

現在は渇水期で河川部分にだけ水が流れていた。

林道入口の「入林届」に、

目的を「クオーベツ貯水池見学」、

としている人がいた。

これだけを見に来る人もいるんだねえ。

 「クオーベツ貯水池」を眺めた後、

林道を少し戻って伐採地の作業道に入った。

ここは2年前に伐採されたもので、

それ以前はトドマツの林の中を登ったものだ。

伐採地の風景は広々としていい。

その中を登って行くと、

「クオーベツ貯水池」の一部が見えた。

そして更に登って行くと、

北方向から続く「川端林道」にのる。

あとは「於兎牛山」基部までこの林道を行く。

 「於兎牛山」の頂上直下まで行くと、

新たな斜面の崩落現場が現れた。

思えば先月大きな地震があった。

その地震で崩れたものと思われる。

 「於兎牛山」頂上部の基部を、

北から南へと林道に従って回り込む。

頂上部の北から西にかけての斜面は、

崖状地形で登れない。

南側に回り込んで尾根に取り付く。

林道から尾根への取り付きは、

登山道のように固められ、

ずいぶん登りやすくなっていた。

それだけこの山に登る人が増えたということだ。

 尾根筋は薄い藪漕ぎで、

間もなく前方に目指すピークが見えてくる。

そして三等三角点「於兎牛山」(点名:於壮志山)。

四季を通して気軽に楽しめるピークだ。

それを物語るような、

なんとも温かみを感ずる私製標識あり。

これを制作した方の人柄がにじみ出ているようだ。

 下山は同ルートを引き返した。

頂上付近は冷たい強風が吹き、

若干寒ささえ感じたが、

林道に下るともう暑い。

汗を拭き拭き下って行く。

そして駐車地に戻ると、

先行者のパジェロがまだそこにあった。

どうやら「クオベツ山」に行かれたようだ。

「クオベツ山」までは、

この林道入口から約10kmの歩行距離がある。

 これで今年の盆休みが終わった。

8連休で山に向かわず完全休養としたのは、

16日一日だけだった。

いい盆休みだったけど、

暑さには悩まされたなあ・・・

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2023.8.15 『三号沢』(179m)  緑美しき丘で・・・

 14日の「敏技沢」下山後、

最寄りの「平取温泉」で汗を流し、

むかわ町へと向かった。

そして「鵡川」に架かる「旭生橋」を渡り、

旭岡地区に入って、

「春日旭岡林道」にのった。

砂利のデコボコした林道をゆっくり走り、

旭岡二区で「イクベツ沢川」に沿って伸びる林道に入った。

そしてすぐ左手の作業道にのって伐採地へ。

その片隅を車中泊地とした。

着いた時点で17時過ぎ、

気温が24℃だった。

その気温ではまだエンジンを切ることができず、

この夜もまた就寝するまで、

エンジンをかけっぱなしだった。

燃料を食うしエンジンにもよくないのでやめたいのだが・・・

ただ、就寝後は気温が下がり、

4枚の網戸からは冷たい空気が流れ込み、

快適な眠りを得ることができた。

 翌15日朝起きて車外に出ると、

ひんやりと涼しく、

なんだか前日までと空気が入れ替わったような気がした。

確実に秋は近付いている。

 連日の山行で疲労が蓄積しているので、

この日はパッと登って、

速やかに帰途に着くことにしていた。

 「三号沢」には今年の5月下旬、

単独で登っている。

なかなか良い雰囲気の山なので、

この朝Hiromiを案内することにした。

 伐採地の中の駐車地から、

そのままスタートした。

もう車両が入らなくなって久しい、

下草に覆われた作業道を歩いて行く。

すると前方が開けて伐採地の風景が広がる。

ここはもう伐採地も作業道も、

とにかく緑、緑、緑!

これまでこんなに雑草の「緑」を美しい、

と感じたことがあっただろうか?

これも歳のせいなのか?

 朝のすがすがしい空気の中、

美しい緑の中を歩くのは本当に気持ちがいい。

初めて訪れたHiromiも、

すぐこの風景に引き込まれた。

 作業道は1kmも歩くと終点となるので、

針葉樹林の中で藪に入った。

ただ藪は少しの間薄い。

その後樹林が切れると、

藪の密度が増すものの、

たいして抵抗はなく進んで行ける。

前方には目指すピークが見えており、

背後にはむかわ町の田園風景が広がる。

そして再び樹林の中に入るとピークは近い。

片側がスッパリと切れ落ちた、

崖状地形の端を歩き、

四等三角点「三号沢」

 下山は同ルートを引き返し、

再び緑美しい風景の中を歩いた。

駐車地について気付いたが、

ここにはアブがいない。

空気感が変わってアブも活動が低下したか?

 早々に帰途に着き、

途中でコンビニ弁当をほおばって帰宅。

夕方あらためて「反省会」とした。

 

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2023.8.14 『敏技沢』(ピンギザワ・271m)  二風谷ダムから藪尾根へ!

 13日に山旅を一旦中断し、

帰宅して14日の朝あらためて、

一泊の予定で家を出た。

そして途中でHiromiを拾い、

平取町へと向かった。

平取町に入ると「義経神社」前を通り、

「沙流川」の右岸を走る舗装道路にのった。

この道路沿いには、

「沙流幹線用水路」なるものが施設されている。

そしてこの道路を4kmほど走ると、

「二風谷ダム」に行き着き、

その先にも舗装道路が伸びているものの、

ダムの管理用道路として一般車の侵入を、

ゲートで拒否している。

それでゲートのそばを駐車地とした。

 ダムの広い敷地の端で車外に出ると、

この日は気温が26℃まで下がっているものの、

やはり湿気が多く暑くて不快だ。

その暑さに関わらず、

長い歩行距離のルートを設定したものの、

歩き通す自信が失せるジジ。

 前日までの疲労を考慮し、

遅い時間に家を出たので、

10時30分、駐車地をスタート。

そもそもこの遅いスタート時刻が災いした。

まず、北側の「敏技沢」を目指し、

そこに立ったあと、

むかわ町と平取町の境界線上の尾根を歩き、

「奥真牛沢」(四等三角点)まで行き、

そこから「二風谷湖」に下って、

舗装道路を「二風谷ダム」の駐車地に戻る計画とした。

「奥真牛沢」までは5kmほどの藪を行く事になるが、

この辺りは藪が薄いので、

その辺の負荷は心配はしていない。

 ダム施設から一旦平取方向に戻り、

藪尾根に取り付いた。

はじめは古い作業道があったので、

取り付きやすかった。

藪は予想通り薄く、

笹の丈も低い。

スッキリとした尾根上を、

ゆっくり進んで行く。

しかし暑い!

この日も汗拭きタオルが、

立ち止まるたびにみるみる濡れて行く。

 尾根の取り付き点から1kmほど進むと、

突然前方の視界が開け、

伐採地に飛び出した。

この伐採地は、

過去に「敏技沢」に登った際、

利用したところで、

上部に立つとその時にたどった軌跡がよみがえる。

緑美しい伐採地の風景を眺めて、

再び尾根筋に入った。

ただでも藪が薄いか、

全くない状態で快適に歩けるが、

快調そのもののHiromiに対し、

私は前二日の山行による疲労が重くのしかかる。

暑さと戦って溜まった疲労は、

そう簡単に抜けてくれない。

そこにこの日も湿気を含んだ暑さが容赦なく襲ってくる。

 11時45分、四等三角点「敏技沢」

ここに立つのは4度目か?

「敏技沢」から「奥真牛沢」までは、

3km強の尾根歩きとなり、

その行程の全てが、

むかわ町と平取町の境界線上を歩くことになる。

 尾根筋は常にスッキリしているわけではなく、

紛らわしい枝尾根がいくつか現れ、

進路を修正する場面も。

 尾根歩きはアップダウンが常で、

小さなアップダウンを繰り返していると、

それなりに疲労が増してくる。

そして残り1kmちょっとを残した地点で、

私はリタイアを決めた。

そのまま進むことは出きるが、

時間も押してきて、

予定を完遂すると、

17時過ぎの駐車地着が見えてきた。

それで最寄りの尾根を伝って、

「二風谷湖」に下ることにした。

まあ、エスケープルートとしたわけだが、

「ルオマナイ川」北側のこの尾根はまずかった。

下り出すとすぐ、

5年前の「胆振東部地震」による崩壊地形に遭遇し、

危険極まりない状況の中へ!

そこで登り返して別ルートを選択することにした。

境界線上の尾根まで登り返し、

地形図を見ながら下降可能な尾根を探る。

そしてダムの近くまで戻って下り出した尾根に、

偶然作業道跡が残っていた。

これを忠実に下っていくと、

利用しようとした尾根に沿って、

忠実に下って行く。

ずいぶん楽に、

そして安全に下って行けることに安堵する。

 最後は作業道が消失してしまったので、

軽い藪漕ぎを経て、

駐車地そばのゲートに下った。

いやはや疲れはてたが、

なかなか面白いルートだった。

もっと涼しくなってから、

再び挑んでみよう、

もっと早いスタート時刻を設定して。

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2023.8.13 『別茶利山』(ベッチャリヤマ・618m)  藪がない!

 

 12日の夕方「三石温泉」で汗を流した後、

隣りの浦河町に入り、

「元浦川」に沿って伸びる道々348号線を走って、

ベッチャリ地区から、

「ツケナイ沢林道」に入った。

ここに入ったところに空き地があるので、

それを車中泊地とした。

位置としては『リクンヌシ山』(429m)の麓に当たる。

 車中泊地に着いたのが17時をまわった頃。

その時点での外気温が25℃。

この気温ではエンジンを切れない。

その後延々と22時の就寝まで、

エンジンをかけっぱなしだった。

それでも気温は25℃のままだったので、

車窓4枚を網戸にして寝た。

しかし寝苦しい夜が続いた。

 13日の朝、寝不足感たっぷりで目覚めると、

外は霧雨が降っていた。

前日確認した予報がガラリと変わり、

この日は雨だと言う。

全くモチベーションが上がらず、

しばらくウダウダと過ごし、

7時過ぎになってようやく重い腰を上げた。

そして7時25分、「ツケナイ沢林道」をスタートした。

雨が当たるものの、

ほんの少しなので、

強くなったらそのまま濡れて強行する覚悟だ。

 曇ってはいるがひどく蒸し暑い!

おまけに「ツケナイ川」に沿って歩くせいか、

吸血アブが群がってきて離れない。

アブは刺すのではなく、

噛みつくから痛いのだ、

と確か後輩のY澤が言っていた。

そう、痛いのよねえ!

従ってひじょうに煩わしい。

 吸血アブにつきまとわれる林道を、

約2kmほど歩いた地点、

300で尾根に取り付いた。

ここから標高差350mの急登が始まる。

地形図を見て等高線の混み具合から、

それは容易に想像でき、

Hiromiにもそれを伝えていた。

 尾根筋ははじめ枯れた笹や、

松の幼木などが若干うるさかったが、

それらはすぐに消えた。

すると藪がない!

足もとがなんとすっきりしたことか!

すっきりした尾根を登って行く。

しかし予想通り傾斜がきつい。

急登が延々と続く。

先を行くHiromiは淡々と登って行くが、

ストックを手にしたこの年寄りは、

もう辛くて辛くて・・・

おまけに蒸し暑さで体力が、

いっぺんに消耗してしまった。

こういう時と言うのは、

いくらでも水分が摂取できてしまうもので、

ガブガブ飲んだ。

それでも荒い呼吸が治まらず、

汗拭きタオルもすぐにびっしょり!

前日に続きこの日も疲労困憊だ。

それでも一歩一歩歩を出して踏ん張る。

そしてようやく登りきって、

稜線状の尾根の頭へと上がった。

 尾根上はほぼ平坦で、

先の見通しが効く中を進み、

うっかりして目指すピークへと続く枝尾根を、

見落としてしまった。

それで修正して戻り、

9時50分、三等三角点「別茶利山」

木の間越しに少しだけ見える下界を目にし、

すごい高度感を感じた。

また、この時点で3泊の山旅を一旦打ち切り、

自宅に戻って休むことにした。

とにかく暑さに参ってしまった。

 下山は同ルートを引き返したが、

なにしろ傾斜があるので慎重に下った。

下山でルートミスをしやすいところには、

ピンテを付けて登り、

Hiromiを先に立たせ、

ピンテの回収を命じた。

「周りをよく見ながら下山せよ」、

と言ってやっても、

何か所かピンテを見落とし、

別の枝尾根に入ろうとしたHiromi。

まあいい、それどころではない。

早く帰ろう!

 11時40分、駐車地。

かたずけを始めると、

吸血アブが群がってきたので、

試しにオニヤンマ君を帽子に付けてみた。

するとどうだろう、

あっと言う間にアブが消えた!

あれ~っ、吸血アブには効果があるのかい!?

いまだにはっきりしないオニヤンマ君。

 この後速やかに帰途に着き、

16時過ぎに帰宅し、

エアコンの効いた我が家でゆっくり休んだ。

本当に暑さには弱くなったぁ・・・

 

 

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2023.8.12 『歌笛山』(ウタフエヤマ・510m)  今は亡き義父故郷の山へ!

 今年の盆休山旅は、

以前から中日高と決めていた。

そしてそれも、

三石町辺り限定で。

ところで今は「三石町」と言うのかな?

三石って新日高町に吸収された?

平成の大合併で、

自治体の体制が大きく変わったが、

私はいまだ馴染めず、

以前の体制に戻ることを望んでいる。

 12日の朝三泊4日の予定で家を出て、

Hiromiを迎えに行き、

一路中日高へと向かった。

厚真町からむかわ町に抜け、

海岸沿いの国道を走る。

いつもは内陸の道々を走るのだが、

なんとなく海岸線の国道を走ることになった。

但し盆休みが始まり、

車が混雑しているであろうと予想したものの、

案外空いていて助かった。

海岸線の国道を淡々と三石町まで走ると、

道々234号を利用して内陸に向かい、

三石川上で「咲梅川」に沿って、

北に伸びる農道に入った。

そして農道の最奥地点を駐車地とした。

ここから林道となる。

 ところで駐車地まで走る手前に、

「三石歌笛」と言う地区がある。

この「歌笛」は、

私の女房の実父、

つまり私の義父が生まれ育ったところだ。

もう30年も前に亡くなった義父ではあるが、

この地には思い入れがある。

増して点名が「歌笛」とあれば、

登らないわけにはいかない気がする。

 林道入口で準備のため車外に出ると、

「うわっ、暑っ!」。

涼しいことを願いつつ向かった先は、

10時半過ぎのこの時点で32℃だった。

もう後には引けず、

11時ちょうどスタートするも、

暑くてかなわない。

ただでも空気が湿っているのに、

天気が良く直射日光が照りつける。

元気いっぱいのHiromiに対し、

すぐにヘロヘロな私。

ちょっと前に「昨年、一昨年より体力が回復した」、

たどと言ってみたが、

あれはウソだから!

ほんの一時の気の迷い、勘違い!

暑さの前では見栄もはれない。

 よく整備されてきれいな「川上咲梅林道」を、

約2kmほど歩いて、

12時15分、樹林の藪に入った。

藪は薄くどこでも歩ける。

ただ、しつこいが暑くて暑くて、

汗がしたたり落ちる。

汗拭きタオルがすぐにべっちょりだ。

斜度が増すと、

もうきつくてきつくて、

やっと歩を出す状態だった。

しかし一歩一歩歩を出せば、

いつか着くさ頂上に!

 13時40分、二等三角点「歌笛山」。

標石そばの立ち木に、

例の黄色い私製標識が付けられていた。

 登路は北隣りのピークを経由したので、

下山は東に下る尾根にのって林道を目指した。

すると間もなく、

突然前方の視界が開け、

伐採地に飛び出した。

 広い伐採地の風景は、

我々が望むもので大歓迎だ。

ただ伐採されて時が経過しており、

雑草に覆われているため歩きにくい。

そこで作業道跡をたどり、

ゆっくり慎重に下った。

そして林道に下り立ち、

歩いていると雨が降り出した。

青空いっぱいのスタート時には、

雨なぞ予想だにしなかった。

15時15分、濡れて駐車地に戻った。

急いで後片付けを済ませ、

三石温泉へと車を走らせた。

以前として蒸し暑い!

 

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2023.8.11 「馬追丘陵・文学台」(250m)  忙しい一日!

 11日の「山の日」は、

毎年恒例の墓参りに出かけることにした。

但し、私の家系に墓参りなどという行事はない。

行くのは女房方の墓参りだけだ。

女房方の墓は千歳市で義兄が守っている。

その義兄に対して、

女房の立場が悪くならないように出かける。

私は人に言わせるとバチあたりな人間だ。

 墓参りに行く前に、

時間がないので馬追丘陵に出かけた。

そして「長沼スキー場」から、

「文学台」を往復して帰ることにした。

長沼スキー場に着くと、

まず目に入るのがテントだ。

スキー場の駐車場を、

無積雪期はキャンプ場として利用している。

これはコロナ禍でキャンプがブームになった結果だ。

海も川も水もないただの駐車場で商売とは、

たいした商魂だ。

 7時前にスキー場麓の駐車地に着くと、

既に30℃近くに達していた。

「山の日」を、

よりによってどうしてこんな暑い時期に制定したんだあ?

この日も極軽装でスタート。

風通しの良い広い車道を登ることを選択した。

 「文学台」までの車道は、

めったに車が通ることはない。

この日も往復する間に、

一台の車も目にすることがなかった。

 はじめ舗装道路だが、

途中の分岐で砂利道に入る。

この砂利道沿線の緑が美しい。

秋には素晴らしい紅葉が楽しめるところだ。

そんな美しい樹間の砂利道の奥には、

石狩平野を一望できる「文学台」だ。

そこには既にススキが穂を広げていた。

これもまた秋の訪れが近いことを思わせるが、

とにかく現実は暑く、

この時点でシャツがベチャベチャだ。

 石狩平野の風景を眺めて復路に入った。

すると前方から見たことのあるやつが来る。

よく見るとHiromiではないか!

この日は全く別行動としていたので、

この出現には驚いた。

別の入山口から登ってきたHiromiと、

とりあえず「文学台」に戻って記念撮影。

その後Hiromiはそのまま私に着いて、

スキー場麓まで下りてきた。

そしてひとり登り返していった。

Hiromiはまだまだ運動したいのよねえ。

しかしHiromiもまたこの日は、

亡くなって久しい父親の墓参りに行くと言っていた。

  一旦帰宅し、

車を洗車して女房を乗せ、

千歳の墓地へと向かった。

女房は「暑い中を出かけるのが嫌だ」、

としきりに口にする。

やめたっていいんだよ!

俺なんか義理で行くだけなんだから。

高い燃料を使って、

女房のためにやっていることで、

何故不満を言われなゃならん!?

アホくさっ!

墓地に着くと墓参りの人の多いこと!

不平不満を口にし続けた割には、

一生懸命墓石を洗う女房だった。

 とにかく義理は果たして帰途に着いた。

そして帰宅して車のワックスがけだ。

暑い中での作業は汗だくだった。

しかしこれで一段落。

翌日から山旅だ~

 

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2023.8.10 『上志文』(カミシブン・152m)  なんでこんなに暑い!?

 

 10日の朝「奥千代谷」から駐車地に戻った後、

同じく岩見沢市の「いわみざわ公園」へと向かった。

そこには広いパークゴルフ場があり、

広い駐車場には利用者の車がたくさん停まっていた。

おまけに大型バスも2台駐車しており、

なかなか有名なパークゴルフ場なんだと思わせる。

 パークゴルフ場の最奥に駐車し、

徒歩でスタートした。

暑い!

この時点で気温は30℃を超えていた。

北海道の夏がどうしてこんなことになってしまったんだあ!?

昔は暑いと言っても、

それは直射日光の暑さであって、

空気は乾燥していた。

そりゃあ雨上がりなんかで蒸し暑いときはあったが、

すぐに空気が乾燥したものだ。

また、もう盆も近くなると空気が入れ替わり、

寒くさえ思えることもあったのに、

今はもう盆を迎えると言うのに、

この蒸し暑さが治まる気配はない。

どうしてこんなことになった?

やはり地球温暖化か!?

 ここは「利根別自然休養林」という大変広い公園だ。

遊歩道が何キロにもわたって施設されている。

ただ、それが今ではなんとか遊歩道が確保されているくらいで、

閉鎖された部分もある。

案内板が外れた箇所もあり、

そのまま放置されている。

そんな中で地蔵が現れた。

しかも「八十八か所」とかで、

宗教が大嫌いな私は、

こういうものを、

しかも山の中で目にすることに不快感を感ずる。

山に宗教をもちこんでほしくない。

 樹林の中の遊歩道を進んで行くと、

突然前方にスキーリフトの施設が現れる。

ここは「萩の山スキー場」で、

冬季には大勢のスキー客でにぎわう。

ただ、今は誰もいない。

広々としたスキー場の風景はいい!

リフト終点の「157m標高点」を、

「萩の山」と言うのだろうか?

 スキー場に出てからは、

右手に広々とした風景を眺めながらの歩行となる。

もう遊歩道ははっきりせず、

スキー場の最上部に沿って歩く。

そしてスキー場の北の端まで歩くと、

再びはっきりとした遊歩道となる。

と、その先に建物が現れた。

どうやら見晴らし台の休憩施設のようだ。

もう古くて汚い感じさえする。

建物の前には大きな案内板があるが、

古く汚れて何が書いてあるのか、

よくわからないありさまだ。

更に歩を進めていくと、

四等三角点「上志文」

前回ここを歩いた数年前は、

三角点になぞ全く興味がなかったので、

ここに三角点があることを初めて確認した。

しかも遊歩道の端に標石があり、

すぐ目につく。

 三角点を確認して復路に着いた。

そしてスキー場南側の端にある、

リフトの降り場で簡単な昼食とした。

しかし暑くて食欲がない。

スライスハム4枚を使ったハムサンドを、

無理やりほおばった。

それとカップ麺で塩分補給。

今年の私は昨年、一昨年に比べ、

いくらか体力が回復したように思う。

その要因を思い浮かべながら歩いた。

朝食を毎朝卵入りのキャベツどっさり味噌汁のみ、

としているのがいいのか?

あるいは就寝する2時間前に飲酒をやめ、

γ-GTPが正常値に戻ったことが要因か?

だけどねえ、

「回復」ったって、

たいしてあてにはならんのよ!

だって歳だもの~

 

 暑さに耐えながら、

ただ淡々と下って駐車地へ。

そこで気温を確認。

ゲッ!

暑いわけだ~

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