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2018.3.25 『1,018mP』  『ハッタオマナイ岳』をリタイア

 今日は自身5度目になる『ハッタオマナイ岳』頂上に立つ予定だったが、

天候不順で途中撤退した。

但し、前回の『ハッタオマナイ岳』は晴天だった

 

昨日(土)の終業後、急いで支度をしてHiromiを迎えに行った。

そして石勝樹海ロードのモトツトンネル手前で車中泊。

今早朝から湿った雪が降りだし、

車の窓にそんな雪が当たって流れ落ちる気配を感じていた。

5時に起床して外を見ると真っ白。

モチベーションがた落ちだ。

しかし天気予報では雨や雪は早朝までと・・・

但し、晴れるのは午後からだとも言っていた。

とりあえず雪から小雨に変わった中を、

6時ちょうど、オコタン橋手前の駐車スペースをスタートした。

急斜面に刻まれた古い作業道を一部利用しがら高度を上げて行く。

地形図上の729m標高点に達すると、一旦傾斜がゆるくなり、

ホッとするところだ。

しかし間もなくまた傾斜が増し、東の稜線を目指して一気に登る。

そして高度を上げるほどにガスが濃くなっていく。

稜線上に上がる頃にはもう目の前のものしか見えない。

「つまんね、全くつまんね」と思っていると、

Hiromiが言った、「これなら戻って馬追丘陵に行ったほうがいいんじゃない!?」と。

同感・・・

我々は山に登って美しい景色を眺めることを楽しみにしている。

それがガスに覆われて何も見えないのであれば、もうどこに登っても同じこと。

ただ、私は今後しばらく週一の休みしかないので、

貴重な一日をなんとか良い方向で楽しみたい。

とりあえずもう少し進もうとHiromiを引っ張る。

7時20分、「1,018mP」。

う~ん、相変わらず全く

何も見えず、回復の兆しも見られない。

それでももう少し先まで進んでみる。

そして7時40分、撤退!

下山はHiromiのスノーシューをザックに装着させて、ツボ足で下るように指示。

傾斜の急な部分をスノーシューでは危険と判断した。

 

 8時30分駐車地。

今回は私の山選定ミスだ。

もっと西の低山を目指すべきだった。

そちらの方は天候回復が早かった。

この時期になると雪が残る今、登りたい山がたくさんある。

それに対して4月の休日は日曜日だけ。

焦る気持ちが勘を狂わせる。

今回はそんな選定ミスをした。

Hiromiには申し訳なかったが、Hiromiもまた別件で重要事項を抱えており、

余裕が出来た今日の時間をそちらにまわした。

そして最後は『長官山』に登って帰宅。

更にその後「サイゼリヤ」でワインをたらふく!

なんだかんだ言っても、まあいい一日だったじゃないか~

 

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2018.3.21 『幌向岳』(836m)  三市を分かつ境界の山に登る

 

 昨日の春分の日は夕張から『幌向岳』に登った。

この山の存在は昨年まで知らなかった。

昨年地理院地図で夕張の山々を眺めていると、

ふとこの山に目が止まった。

それは私の好きな夕張の北はずれにあり、

しかもその頂上が3市の境界にある。

この山の頂上で夕張市、三笠市、岩見沢市の山市が分かれている。

一つの山の頂点で自治体が3つに分かれている山なぞ、

私は他に知らないし、大変興味が湧いた。

それでこの地形図に点名のない山に昨年3月初めて登ってみた

地形図を見るとなかなか複雑な尾根が入り混じるも、

赤鉛筆で尾根通しのルートを記せた。

そしてこの山に『幌向岳』という俗名があることを、

ずいぶん後で知った。

 

 昨日の朝7時40分、

国道452号線の「三夕トンネル」夕張側入口手前の除雪スペースをスタートした。

今回は美香が参加。

今年から『ミニ山の会』メンバーとなった美香は、

きっちり月一で参加してきている。

趣味としては写真撮影がメインの美香だ。

それでも体育館でのランニングや外でのランニングを欠かさず、

常に山に登れる状態をキープしている。

従って、月一でも決して足でまといになることはない。

  スタートしてすぐ、とある尾根の突端に取り付く。

雪面は締まってスノーシューを必要としない。

しかし、帰路で気温が上がってからの腐った雪対策でスノーシュー装着だ。

空は雲一つない快晴。

そして雪面は締まり、快調に歩を進める。

進みゆく尾根は北方向に進んだあと、

西に向きを変えるが、また一旦南に進む。

途中で古い作業道に出合うところがあり、

それを利用して「634mP」をショートカットしたのだが、

今冬の大雪と先日の大雨以降締まった雪面で、

ひやりとするトラバースがあった。

しかし結果、問題なくクリアして先に進む。

その後一旦広い尾根を下降してからCO.770mのきつい登り返しだ。

この登り返しがこのルート中では一番きついところ。

急斜面に積もった新雪がスノーシューのアイゼンを効かせてくれない。

ズルズル滑り落ちてしまう。

そこでスノーシューをデポしてツボ足で進むことにした。

新雪下の雪面は固い。

ツボ足で十分だった。

とんとことんとこ登りつめると広い頂上大地に出る。

10時ちょうど、『幌向岳』

広いがなんとなくここだという最高標高点に立った。

空には相変わらず雲ひとつない。

こんな日が年間いったい何日あるだろう?

とにかく風もなく最良の日。

 

 スノーシューをデポした地点まで下って、早めの昼食とした。

昼食後はスノーシューをザックにくくりつけ、

ツボ足で下降することにした。

雪が腐った時点でスノーシューを装着することにして。

しかし、雪は駐車地まで締まったままで歩きやすかった。

先日の大雨でいつもの年より早くにツボ足可となった。

これは使えるぞ!

 12時20分、駐車地。

夕張市街地に戻って、「レースイの湯」で汗を流して帰途に着いた。

そして帰宅してみると突然玄関ドアが開き、

な、なんと乃々が現れた!

これには驚いた。

聞けば、この日はママのSa~と乃々、虎が暇をもて余し、

3人で電車とタクシーに乗って来たという。

そんな公共交通機関を利用して訪れたのは初めて。

この日は携帯圏外に出かけていたので電源を切り、

帰宅するまでそのままだった。

それでいつものようにHiromiと行くはずだった「サイゼリヤ」にみんなで行くこととし、

Hiromiにタクシー役を頼んだ。

いやあ、なんか盛り沢山の楽しい一日だったわぁ~

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2018.3.18 『分監山』(460m)~『三角山』(708m)  樺戸山地の鋭鋒に登る!

 この週末からGWまで、私の土曜休日がなくなる。

勤め先がGW前の繁忙期となるため、

毎年この期間は週に日曜日一日だけの休日となる。

それがまた山にとっては素晴らしい時期に当たるものだから、

ストレスのない私がストレスを抱え込むことになってしまう。

まあ、それもかなり慣れたし、

その繁忙期が終われば割と自由に休めることを覚えたので、

自分をなんとかなだめながらやっていくさぁ~

 

 「三角山」という名称をもつ山は各地に点在している。

それが札幌市内の『三角山』のように、

東側から見るとその名の通り美しい三角形の姿を持つものもあれば、

夕張市の『三角山』なぞは、「どこが三角ぅ~?」と首をかしげてしまうその姿。

そして樺戸山地の『三角山』はと言うと、

鋭角でピラミダルなその姿は、

『三角山』という名にふさわしい姿を見せている。

そんな樺戸山地の『三角山』には20年近く前、

中小屋川の林道を詰めて沢筋に入り、

とある尾根に取り付いて、

一度だけその頂上に立っている。

その後数度再登頂を試みたが、

激しい降雪や雪崩の危険を察知してアプローチ段階で断念してきた。

それで常にモヤモヤとしたものが心の片隅にあり、

いつかそれを振り払わねば、と思い続けてきた。

また、Hiromiにとっては初登の山であり、

大いに登行意欲を掻き立てられての挑戦だった。

 

 今朝6時ちょうど、『分監山』麓の駐車地をスタートした。

今回は沢筋の雪崩の巣を回避して登るルート開拓をすることとし、

一旦『分監山』頂上に立ち、

そこから北に伸びる尾根を伝って『三角山』を目指すことにした。

数年前にもこれを狙って挑戦したことがあったが、

その年は積雪が少なく、

途中の細尾根でブッシュがうるさくて嫌気がさし、

リタイアしてしまった。

地形図で確認すると尾根は『三角山』までつながっている。

ただ一箇所気になるところはあったが・・・

 

 7時05分、『分監山』。

雪面が締まり、スノーシューのアイゼンがよく効くため、

ずいぶん短時間で『分監山』に達した。

そして休むことなく北尾根に乗る。

尾根はおおよそ幅が広く、快適に歩を進めることができた。

アップダウンが続くものの、たいして負荷がかかるところはない。

そんな快適な歩行を楽しみながら歩き、

8時ちょうど、CO.440で気がかりだった箇所に着いた。

尾根が限りなく垂直に近い斜度で深く落ち込んでいる。

一瞬Hiromiのことを考え、「まずい!」と思ったが、

雪に助けられた。

今冬の多い積雪が崖状の尾根を覆い尽くし、

難しい下降を和らげてくれていた。

スノーシューをザックにくくりつけ、

ツボ足で下降を開始。

少々時間を要したものの、何の問題もなくクリア。

これを下りきると、あとはもう最後の登りに耐えるだけだ。

スノーシューをデポして登行を開始。

相変わらずよく締まった雪面の尾根を淡々と登って行く。

高度が600mを超えると背後に空知平野の広々とした風景が広がる。

そして最後は狭く壁のような急登だ。

写真ではその斜度が表れないが、かなりきつい。

そこでHiromiが、「私ここで待ってるから行ってきてえ」。

その時点でHiromiに「いいから登れ」と言ってしまえば登った。

しかし、それは怖い。

技術的に難しいわけではなく、Hiromiだって登れるのはわかっている。

ただ、Hiromiの心の中にある「恐怖心」、これが怖かった。

もうヒビりまくりでガチガチだ。

申し訳ないがひとりで頂上に立った。

9時20分、『三角山』。

遠くから見るより意外と広い頂上からは『隈根尻山』方面の景色が美しい。

Hiromiが頂上直下30mのところで待っているので、

そそくさと写真を撮って下山開始。

Hiromiは変わらず不安そうな面もちで待っていた。

して「ここまで登れただけで幸せだ~」。

その言葉にホッと安堵して下降。

 

 下山は中小屋川に下って林道を利用することにした。

先日の大雨で崩れるべき雪庇は既に崩れ落ちているであろうとの判断だ。

小屋川に下ると巨大なデブリが数箇所。

そんなデブリを越えて、腐りかけた雪を踏みしめながら淡々と歩を進め、

12時05分、駐車地。

積年のモヤモヤがようやく吹き飛んだ。

そして新たなルート開拓ができたことに満足して帰途に着いた。

 

 

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2018.3.11 『浦臼山』(718m)~『782m峰』~『五森山』(664m) 素晴らしき樺戸山地!

 土曜日の『鳥越山』から下山後、

新十津川温泉で汗を流し、

他の山へのアプローチ地点を確認しに行ってみたが、

とにかく今年は雪が多くて駐車スペースを確保できない。

それでまた浦臼町に戻り、翌日曜日は『浦臼山』に登ることにした。

  日曜日(昨日)の朝、浦臼内川に沿う農道の終点で目覚めた。

この駐車地を基点として入山する。

私が積雪期の『浦臼山』に登るときは、

東尾根を利用し、直接頂上に登る。

もう15年ほど前に開拓したルートで、

駐車地を起点に周遊できる。

そんなこのルートが気に入り、回を重ねて登ってきた。

Hiromiも昨年の2月に同ルートを周遊している。

  6時25分、駐車地をスタート。

前日に続き、素晴らしい晴天だ。

そして夜明けが早くなった。

日毎に日が長くなっていくというのは、

それだけで気持ちが明るくなる。

 

 浦臼内川に沿って西進する林道は、

大雨の後の暖気で緩みきった雪が、

夜間の低音でカリカリに凍り、大変歩きやすい。

そこでスノーシューを小型に切り替えた。

軽いスノーシューのアイゼンを効かせて快調に歩を進める。

それでいつもは途中からショートカットして尾根に取り付くところを、

勢いに乗って林道を突き進んだ。

ちょっと遠回りにはなるが、

雪面の締まり具合だとたいしてロスにはならない。

適当なところから林道を離れて尾根に取り付いた。

傾斜の急な尾根をどんどん登っていく。

尾根は緩急を繰り返し、我々を高みへと誘ってくれる。

そして最後は標高差300mの急登で締めくくる。

きついがスノーシューのアイゼンがよく効く。

この登りでHiromiが珍しくきつそうにしている。

時折歩を休め、呼吸を整えている。

聞けばこの前日の『鳥越山』もきつかったという。

人間である限りいくらトレーニングを重ねても、

必ず体調の悪い時がある。

  最後の雪庇を乗り越えて、

8時50分、『浦臼山』。

この頂上には「浦臼山」と書かれた立派な頂上標識が立っているのだが、

今回はスッポリと雪に埋まって何も見えなかった。

こんなことも初めて。

やはりこの冬は大雪だった。

 『浦臼山』からは夏道に沿って『782m峰』を目指す。

この稜線歩きが私は好きだ。

東に大きくせり出した雪庇が見事だ。

途中からクレバス帯があり、慎重に見極めて進む。

そして9時30分、『782m峰』。

夏道では何も意識することなく通り過ぎてしまうこのビークだが、

積雪期となるとなかなかの存在感がある。

その向こうには『844m峰』が鋭角な山容を見せている。

今回は『782m峰』を南に少し下った地点から東に伸びる尾根に取り付いた。

ただ、やはりカリカリでスノーシューでは危険なため、

スノーシューをザックに括りつけて、

ツボ足による下降だ。

カリカリの雪面はガリガリではないため、

登山靴のかかとやエッジがよく効き、

気持ちよく下っていける。

ところがここでHiromiが顔面蒼白!

固く急な雪面を下ることに恐怖を覚え、

ガチガチに固まっている。

人を連れて登ることの難しさを痛感する場面だ。

普段からこの63歳に対して悪態を繰り返すHiromiに言ってやったさ、

「ここで悪態ついてみろ!」ってね。

しかし本人はとにかくそれどころではなく、ビビリまくりでただただ無言。

ピッケル、アイゼンを必要とする場面でもないんだけどねえ・・・

 

 Hiromiにとっては大冒険となった下降を終えて、

10時10分、『五森山』。

ここまで下ればもう安心とばかりに、早めの昼食とした。

   昼食後の下りでは暖気と直射日光に雪が腐りだし、

少々難儀をする場面もあったが、

まあ楽をして林道に下り立ち、登行時につけたトレースに合流。

あとは淡々と歩を進め、

11時40分、駐車地。

わずか5時間ちょっとの山旅ではあったが、

なんと盛り沢山の内容か!

素晴らしき樺戸山地に感謝。

  下山後後片付けをしていると、

Hiromiが「この靴下もうだめだわぁ~

穴3つになったあ。

二つまではまだ履けると思って使ってきたんだけどねえ~」

なあみんな、こうでなきゃ金はたまらないんだわぁ・・・

 

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2018.3.10 『鳥越山』(668m)  大雨のあとの様子見登山

 3月に入り、いきなり二日間暴風雪に見舞われたと思ったら、

今度は季節外れの大雨だ。

やはり二日間で8~9日。

北海道はいったいどうなっているのか?

 

そんな大雨直後の週末は、各地の国道や道々、市町村道が通行止めの嵐だ。

また、大雨が山の雪に深く重く染み込み、

雪崩の危険が高まっているはず。

そこで今回の土日は登り慣れた樺戸山地で過ごすことにした。

 

土曜日の朝、Hiromiを拾って浦臼へ向かった。

まずは様子見で『鳥越山』に登ってみることにしたので、ゆっくり家を出た。

 

9時30分、札的内川に沿う農道の除雪終点をスタートした。

週間予報では悪天だったこの日、

予報に反して素晴らしい青空が広がっている。

そして風もない。

雨を吸い込んだ雪は重く、かなり締まっているが、

まだ大型のスノーシューが必要だ。

駐車地に至るまでに感じたが、すごい積雪だ。

もう古くから何度もここを訪れているが、

これまでで最高の積雪だ。

札的内川に架かる橋を渡ると、

その積雪の多さが一目瞭然となる。

ここからは林道歩きとなるが、

降り注ぐ太陽光が春に向かって力を増し、暑い暑い。

額から汗が流れ落ち、時折目に染みるのがわずらわしい。

タオルで汗を拭いながらの登行だ。

私がそんな状態なので、大汗かきのHiromiは大変だ。

後ろから行くと、下半身にも汗がにじみ出ているのがわかる。

 ルートは林道から尾根へ。

傾斜が増すとほどよく締まった雪面がなかなか心地よい。

その後急登に耐えて高度を上げていくと、

背後に空知平野の雄大な風景が広がり出す。

また、前方には『樺戸山』から『844m峰』、

そして『浦臼山』への純白の山並みが美しい。

急登を終えると傾斜が緩くなり、

辺りの風景を楽しみながら淡々と歩を進める。

そして白樺の樹林帯を抜けて急斜面を登りきると、

目の前に『鳥越山』頂上部が姿を現す。

その姿は青空を背景に太陽光を浴び、実に美しい。

そんな頂上に一歩一歩近付いていくと、

深いクレバスが口を開けていた。

もうずいぶん回を重ねて登ってきたこの山だが、

ここでこんなクレバスを目にしたのは初めてだ。

クレバスの狭い部分で中を覗き込んでみると、深さが5mほどある。

誤って転落したなら、自力では絶対に上がれないだろう。

そんなクレバスを眺めていると、Hiromiがどんどん先を行く。

そして最後の急登に取りかかった。

スノーシューのアイゼンを効かせて一歩一歩登っていく。

背後には遮るもののない空知平野の広大な風景が広がる。

 

12時00分、『鳥越山』。

素晴らしい天候、光景だ。

そしてその先の『樺戸山』方向にも雲ひとつない。

当然先に進む所存だった。

ところがHiromiは気が進まない様子。

汗だ。

その頃には全身びしょ濡れになってしまった汗が前進を拒む。

致し方ない。

元よりこの日は様子見登山で『鳥越山』が目標だった。

昨年はここから『樺戸山』~『隈根尻山』~『844m峰』と縦走した。【昨年の記録】 

 記念撮影をしたあと、後ろ髪を引かれる思いで下山を開始。

林道の風が来ないところまで下って昼食とした。

その後朝よりずいぶん融けだした雪を踏みしめて淡々と歩き、

13時50分、駐車地。

素晴らしい天候の中、ちょっと燃焼不足ではあったが、素晴らしい山旅を終えた。

下山して山並みを振り返ると、全体に雲がかかりだしたのがせめてもの救いかなあ・・・

 

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2018.3.4 虎がひとりでやってきた!  ママや乃々と離れて・・・

 

 昨夜はいつもの「サイゼリヤ」で、

Toshi、Hiromi、こざるんとワインをたらふく飲み、

今朝は頭がクラクラしていた。

 

今日は月に一度の「乃々と虎の日」だ。

ところが今回はママのSa~が仕事の上、

乃々もお友達の誕生会におよばれしているので、

虎だけ我が家に連れてくることになった。

虎をひとりだけ連れてくるのは初めてのことであり、泣かれるんじゃないかと、

ジジとババは少々緊張した。

しかし、昨夜からお泊りしていたSa~の実家へ迎えに行くと、

初めてのことに最初は固まっていた虎ではあったが、

途中で虎のおやつや果物を買って帰るまでには、

大きな声を出すようになっていた。

そして我が家に戻ると元気一杯遊びだした。

そんな虎が今回初めてうれしい言葉を発してくれた。

それは「ジジ!」。

やっと覚えてくれた。

ところが覚えてくれたのはいいが、

「ジジ!」、「はいっ」、「ジジ!」、「はいっ」、「ジジ!」、「はいっ」、「ジジ!」、「はいっ」、

「ジジ!」、「はいっ」、「ジジ!」、「はいっ」、「ジジ!」、「はいっ」、「ジジ!」、「はいっ」

「ジジ!」、「・・・」、「ジジ!」、「・・・」、「・・・」・・・

延々と続ききりがなく、こちらが根負け~

 

 虎はモリモリ食べる。

おやつのおかわりを要求するようになったし、

昼食時間が近付くと、自ら食卓の椅子に座り、ご飯を要求する。

これにはババと二人して驚いた。

そして両手に鶏の唐揚げや納豆巻きを握り締め、

口の中の食物を飲み込んでいないのに、次が次へと頬ばりガツガツ食べる。

だから昼食後にウンコを2回もした。

ウンコをする時としたあとは、

気持ち悪いのかジッと固まるからすぐわかる。

そんな虎は保育園で毎日昼食後に昼寝をしているので、

今日もその習慣に従おうと思い、寝かせようとした。

しかし興奮しているので寝ようとしない。

眠い目をこすりながら「ママいない」、「ののいない」と口に出して遊び回る。

そのうちにババが根負けして寝入ってしまった。

そんなそばで私も寝たふりした。

そうすれば虎も寝るんじゃないかと。

薄目を開けながら虎の様子を見ていると、

ひとりで40分ほど遊び、突然ババの頭に自分の頭を寄せて寝込んでしまった。

全然手がかからない。

眠くなると自分でババのそばに行って寝る。

めんこいねえ~

 

 夕方送って帰る時間がやってきたので、ババが最後におしめ(紙パンツ)を取り替えた。

ところが脱がせたはずの紙パンツがない。

嫌だようババ!

なんと、今脱がせた紙パンツをまたはかせてしまったのだ。

まったく天然でボケボケのババらしい。

最後は笑いに包まれながら、

かなり日が長くなった中を札幌に送って行った。

いやあ、虎ひとりなら楽だわぁ・・・

 

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2018.3.3 『長官山』(254m)  暴風雪がようやく去った

 

 木曜日からまる二日間北海道全体で続いた暴風雪は、

各地に甚大な被害をもたらした。

おかげで我々の山行にも影響が及び、

どこへも行かずいつもの馬追丘陵でトレーニング登山をすることにした。

我が家の庭に二日間で40cm以上降らせた雪は、山中となると更に多く、

またそこに至るまでの農道や市町村道の除雪が追いつかず、

それ故駐車スペースが確保できない。

従ってどこにも向かえない現実があった。

そんなときは迷わず馬追丘陵に留まってトレーニングと割り切る。

  今朝8時15分にHiromiが私の家まで来ることになっていた。

ところが20分になってもやって来ない。

「これはまたやられたな」と直感し、

メールをしてみると、「すみません、二度寝してしまいました」。

それで即別行動とした。

ところが長沼町の馬追丘陵まで走った一時停止交差点で、

長く待たされている間に偶然Hiromiの車が後ろに着いた。

結果、予定通りの同行登山となった。

  ずいぶん回を重ねて登ってきた『長官山』であるが、

今日は必ず除雪されているであろう読んだ、

長沼スキー場横から登ることにした。

現地に行くと予想通り除雪が終わっていた。

  スノーシュー装着でスタート。

最初は広い車道を歩くが、最初のカーブで樹林帯に入った。

ショートカットして最上部の車道まで登る。

上部の車道に戻っても人のトレースはなく、

我々がラッセルだ。

今日はHiromiが積極的にラッセルを買って出る。

上空は天気予報大外れの青空だ。

暴風雪に苦しめられた二日間のあと故、

青空と木々に積もる雪とのコントラストが一段と美しく感じられる。

そんな楽しさを味わいながら『長官山』頂上へ。

そしてそこから引き返さず、火葬場の登山口に向かって下った。

このコースもまだ人が入っていない。

淡々と下って登山口へ。

駐車スペースが出来ていることを確認して、

下ってきたトレースに従って引き返した。

但し、登山口から200mも入らぬうちに、送電線下のルートに足を向けた。

こちらも今回の降雪後に人は入っていない。

送電線の下に伸びる保守管理用の刈り分け道に沿って登る。

結構雪が深く難儀した。

最後は急登でグイグイ高度を稼ぎ、登りで付けた我々のトレースに合流。

トレース上を楽に下って駐車地へ。

総行程2時間半ではあるが、登ったり下ったりの、なかなかよいトレーニングとなった。

それから昼食を摂り、もう一度我々が付けたトレース上を『長官山』まで登って帰途に着いた。

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