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2016.2.27 『647mP』、『609mP』(夕張)

 

 この週末は、今日土曜日だけの山行。

しかも夕方からHiromiに予定があったので、昨晩近距離の夕張に出かけて車中泊。

前泊で出かける場合、距離が近いと酒を飲む時間が確保されていい。

と、また飲兵衛の勝手な言い分である。

 

旧「石炭の歴史村遊園地」を見下ろす道々夕張~万字線に、車一台分の駐車スペースを見つけて一杯やっていると、雪が降り出してきた。

車中泊での降雪は嫌なんだよねえ。

除雪車が走り回り、いかにもこちらがその作業の邪魔になっているようで。

案の定それは午前3時頃やってきて、しばらくそばで停車したあと去っていった。

 

 今朝6時55分、駐車地をスタートした。

当初は未踏の『874m峰』を目指したのだが、スタートしてすぐに敗退の予感。

スノーシューで今日の雪は深すぎる。

私の車には二人のスキーも積んであるが、今大切な時期に樹木が混んだところでHiromiにスキーはさせられない。

「ダメなら偵察だけでもしておこう」と言うことで、予定の林道を進んだが、林道終点で中止。

僅かな部分、沢の中か右岸をトラバースして突破しなければならないが、このところの新たな降雪でいつ雪崩が起きるかわからない。

沢の両岸は急勾配だ。

もう少し雪が安定してから再度挑戦しよう。

 

 気持ちを切り替えて西の600m台のピークを目指すことにした。

それは地形図を見たとき、頭にうっすらと記憶していた。

また、おあつらえ向きに林道が上部目指して伸びている。

深いラッセルを交代しながら淡々と登って行く。

そしてだだっ広いが、明らかに周辺よりは高いと思われるピークに着いた。

9時10分、『647mピーク』着。

この時は風が出て、木々の枝に蓄えられた軽い雪が飛ばされて雪模様となっていたので、長居はせず即下山開始。

下山はショートカットして林道入口に下りた。

 

 10時ちょうど、一旦道々夕張~万字線に戻った後、300mほど先の駐車地には戻らず、そのまま道々を渡り、西の斜面に取り付いた。

には夕張が炭都として栄えし頃、数え切れないほどの炭住が立ち並んでいた。

今その面影はなく、全てが整理され、広々とした斜面だけになっている。

そしてそんな斜面には、無数の桜が植樹されている。

以前Toshiから聞いたところによると、ニトリホールディングスが行っている事業で、夕張を桜でいっぱいにするらしい。

 

 広いところ大好きおじさんは、こちらの風景がまた気に入った。

この登りで、珍しくHiromiが少々バテ気味だ。

 

 11時ちょうど、『609mピーク』着。

こちらも広い頂上だ。

ちょっと早めの昼食タイムとした。

 

 昼食後は一気に下る。

南に面した斜面は、もうかなり力が出てきた太陽の光に照らされて溶けている。

その重い雪がスノーシューを滑らせてくれない。

斜度があっても滑ることができず、つんのめる。

それでも下りは速く、どんどん高度を下げる。

 

 12時ちょうど、駐車地着。

色々な山登りを楽しむ中、この一帯の地形を知る上で、今日はよい山行であったと自負する。

いや、山登りはどこに登っても、天気さえよけりゃあ100倍楽しいさあっ!!

 

 

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2016.2.25 『鳩ノ巣山』(622m)~『624mP』~『518mP』

 

 私は22日より、3月15日まで、定年退職の有給休暇消化期間に入った。

現在61歳。

昨年の3月で退職し、1年間再雇用で勤めてきた。

本来は65歳まで働きたかったのだが、会社は1年間の再雇用しか認めないという。

2013年の年金法改正で、企業は65歳まで雇用の義務を負っているはずなのに、おかしな話だ。

ある意味「ブラック企業」と言われても仕方のない会社。

そんな会社には未練も寂しさも、感慨もなく・・・

要は登り続けられればいい。

所詮職業は食っていくための手段、としか捉えてこなかった。

 

 いざ長期の休みに入ると、色々しなきゃならなかったことが次々に頭に浮かび、なかなか山に向かえない。

それらを明日までに終わらせ、活動開始だ。

 

 とりあえず今日は、除雪を済ませたあと夕張に向かった。

午後また所要があるので、『鳩ノ巣山』に登り、更に歩を進め、『624mP』を過ぎ、『518mP』まで下って引き返した。

雪が深く、スキーの方がよかったのだが、シールをはがしたあとのアップダウンが好きではないので、スノーシューで登った。

 

 私は『鳩ノ巣山』~『624mP』間の、広い頂稜が好きだ。

だだっ広く長い頂稜を歩くのは気持ちがいい。

とにかく広いところ大好きの私である。

今日は降雪直後で、エゾマツが樹氷と化した風景がまた素晴らしい。

天気予報では雪の予定だったのに、とんだ晴天の拾いものであった。

 

 全行程3時間半の短い山行ではあったが、なんとなく気ぜわしい中、ホッとするひと時であった。

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2016.2.21 『銭函天狗山』(537m)

  今日は朝から除雪だ。

今朝までに帯広空港で41cmの降雪があったという。

いやあ、昨日日勝峠方面を中止し、帰ってきて正解だった。

雪が降ると除雪車が走り回るので、のんびり車中泊なんかしていられない。

 

 一晩での降雪量、我が家の庭では20cmだった。

湿って重い雪を片付け、9時半近くにHiromiがやって来た。

江別西インターから高速自動車道を利用し、『銭函天狗山』登山口へ。

高速自動車道を利用すると、我が家から『銭函天狗山』までは30分で着く。

高速を利用すると本当に速い。

現地集合にしていたToshiは、9時57分に到着。

相変わらず時間には正確な男だ。

 

 10時15分、夏道の登山口をスタート。

駐車場が雪で閉ざされているので、「緑花会」の職員用駐車場に車を止めさせていただいた。

登るルートは夏道沿いではなく、夏道が付けられた尾根の一本西側に並行して走る尾根を登る。

その方がスノーシューやスキーだと快適に登下降できる。

雪の状態は、固いバーンの上に緩んだ新雪が乗っており、スノーシュー歩行にはまずまずのコンディション。

ただ、傾斜が増すと、新雪がスノーシューアイゼンの固いバーンに対する食い込みを阻むため、ズルズルとずり落ちてしまう。

そしてそれは蹴り込みの浅いHiromiが、いつも苦労するところだ。

 

 今日は終日降雪模様だと諦めていた。

しかし降らないじゃないか。

降りしきる雪に煩わされることもなく、登行を楽しむ。

 

 11時20分、頂上着。

夏道沿いに登った先行者の2名パーティーを頂上近くで見かけたが、頂上までは行かずに下山していた。

もう何度登ったか知れない『銭函天狗山』だが、たった537mの標高にもかかわらず、高度感は万点だ。

頂上で記念撮影をしたあとは、即下山開始。

途中の樹林帯で昼食を予定していたが、朝食を食べ過ぎた私だけでなく、皆空腹感がないことで、昼食タイムもカット。

  11時55分、登山口着。

今日は当初から天候を捨てて挑んだのに、結局雪に降られることもなく、楽しい山行に終始した。

なぁんだ、楽しかったじゃん!

3人とも「満足の」二文字を胸に、手稲の銭湯で汗を流して帰途に着いた。

 

 

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2016.2.20 『坊主山』(791m)

 

 この週末はまた天候が良くない予報。

とりあえず昨日(金曜)の夜Hiromiを拾い、日勝峠方面に向けて出発した。

しかし、天気の状態が気になるので、穂別キャンプ場で車中泊。

穂別キャンプ場と言っても冬は誰もおらず、除雪もおおざっぱ。

ただ、辺りは異常に積雪が少ない。

20時過ぎに到着した段階では気温がまだプラスで、雪は融けた状態だった。

 

 久しぶりの車中泊に、「かんぱーいっ!!」。

しかし、この日3月15日退職予定の私は、有給休暇消化の初日であり、前夜の深酒が災いして調子悪し。

それでも飲兵衛は決まった量を飲まなくては満足せず・・・

 

 今朝7時近くに目が覚めた。

いや、今朝はどういうわけか、Hiromiが先に起きた。

二日酔い・・・

頭がクラクラしている。

そんなに飲んだつもりはなかったのだが・・・

外は青空だ。

「Hiromi、坊主山に登るかあ!?」

「いいですねえ!」

Hiromiは私の提案に、ほとんどの場合肯定してくれる。

更に、天気予報をチェックすると、今晩の予報がひどく悪いので、「坊主山に登ったら帰るかぁ?」

「うん、帰ってサイゼリヤに行く?」

と、どこまでも私が望む路線を走ってくれる。

 

 8時15分、道々から登山口への林道に入り、1.3km進んだ地点に駐車スペースを見つけてスタート。

林道はさらに奥まで除雪されていたが、登る楽しみがなくなるので、適当なところをスタート起点としたわけだ。

そして今回は駐車地からすぐ東の沢に降り立ち、小さな渡渉を経てしばらく沢沿いを東に進んだ。

雪が異常に少なく、笹がむき出しだ。

進路はしばらく東に取り、やがて北から派生する尾根に乗る。

どこまでも笹が露出しており、時には積雪0で、スノーシューを装着しながら、土の上を歩く場面も・・・

 

 9時50分、林道合流。

私は地形図もGPSも持っていない。

しかし、複雑な尾根をめぐり、目指す地点に到達できる。

これはこの山域をよく知っているだけではなく、生まれつき方向感覚が人一倍優れていることによるものと思われる。

私が常日頃から口にしている「脳内GPS」。

 

 一旦林道にで出ると、そこは完璧にブルドーザで除雪されていた。

それは夏道の登山口を過ぎてもまだ奥まで続いており、どうやら造材用のトラックが往来するためらしい。

 

 10時50分、夏道登山口。

ここからが面白くて素晴らしい。

美しいカラ松林の中を東に進路を取ると、急斜面の登りを経て一気に視界を遮るもののない世界に飛び出す。

夏は緑の美しい笹が生い茂る一帯だ。

その後はメルヘンチックな世界を夢見心地て歩を進め。わずかな急登を経て頂上に至る。

 

 12時10分、頂上着。

天候がもってくれたことに感謝。

下山はまたルートを変えて、夏道を利用したあと樹林帯の急下降を経て林道へ。

低山だが、チャレンジのしようによっては色々楽しめる、素晴らしい山である。

 

 

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2016.2.14 お粗末なり、「秀岳荘」!

 今日の午後、Hiromiが「秀岳荘」でのGPS講習会に参加することになっていたので、『分監山』の下りでフレームが折れたNORLITEのスノーシューを持って行ってもらった。

すると名前はわからないが応対した店員が、「岩場を歩いたのか?」とか、「雪道か?」とか「いつか?」とかと問いただし、しまいには

わざとやったみたいに言われたそうだ。

いったい何様?

どれほどの経験があってものを言っている?

私は通算2,800回を超える山登りの中で、数百回のスノーシュー登山を経験している?

その私が幾多に及ぶ修理を依頼した中で、昨年も今回折れたフレームを有償(6,000円)で交換している。

そんなフレームを何故故意に折らねばならぬ?

全く呆れ返ってものも言えない。

所詮「秀岳荘」もその程度か?

札幌市内では登山専門店として市場にあぐらをかいているのではないか、と思える対応だ。

本州の「秀山荘」他の大手登山用品専門店が進出してきて、競争の中で更なる経験と顧客への対応の質が向上することを切に望む次第だ。

  Hiromi、今日はありがとう。

気まずい思いをさせてすまなかったな。

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2016.2.14 『分監山』(460m)

 

 今朝7時に新十津川町のコテージ「ヴィラトップ」を発ったあと月形に寄り、『分監山』に登った。

今日の午後Hiromiに予定があり、Takも神奈川まで帰らなければならないため、当初から短時間で登れるこの山に決めていた。

しかし天候は雨。

Hiromiは最初から「車の中で寝てるかなぁ・・・」と、モチベーションが上がらず、私もまるでテンションが上がらない。

それで田園地帯再奥の駐車地に着いて、皆に確認。

「登るか?」

「Yes!」

それで気持ちを新たに登ることにしたのだが、雨は強弱を繰り返すだけで、決して止む様子が伺えない。

今日は神奈川からやって来たTakが、初めて購入したスノーシュー(MSR)の履き初めだ。

一番最初に準備完了でひとり歩き出した。

そしてそのまま先頭を歩いてもらうことに。

雪は昨日と同じく、融けてザクザク。

深雪にスノーシューごと飲み込まれるよりはいいが、重い雪にズブズブ取られるのも決して楽ではない。

その後急登に入って、私とHiromiが先頭を交代交代。

天候は相変わらず雨。

加えてたった460mの頂きを目指しているというのにガスが次第に濃くなり、やがて視界なし。

しかしながら1時間ちょっとの登りは短く、ほどなく頂上へ。

昨日に続き、何も見えない中を何も見えない頂上へ。

ただ、今日は全員集合しての雨中山行であるため、ずいぶん気が紛れる。

頂上で記念撮影をしたあとは、重い雪の中を淡々と下る。

下りのスピードが遅いと思っていたTakとAotaが意外に速いことに、私とToshiは驚いた。

逆に自分が一番遅いことに気付いたHiromiは、ちょっとだけ、一瞬だけショック!

この下山で、私の左すねに硬いものが当たって痛みを感じたので見てみると、なんとスノーシューのフレームが折れているではないか!

しかもそのフレームはちょうど1年前にも折れて、交換(6,000円)したものだ。

「NORLITE」が好きで、信頼して使用してきたのにショックだった。

『分監山』の短い下りでフレームが折れるなぞ、有り得ない!

欠陥ではないのか!?

私は大小4セットのスノーシューを所有し、雪質、行程によって使い分けているが、4セット中3セットが「NORLITE」である。

  駐車地に着いてもまだ10時前だったので、みんなで最寄りの月形温泉に寄って汗を流し、解散した。

 

 

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2016.2.13 全員集合! (コテージ ヴィラトップ)

  昨日(土曜)の午後、『ミニ山の会』のメンバー5名が、新十津川町のコテージ「ヴィラトップ」で合流した。

そう、たった5名で全員集合だ。

 

 この日は二手に別れ、私とHiromiが樺戸山地、ToshiはTakとAotaを連れて、十勝連峰の『三段山』へ滑りに出かけていた。

今回はTak来道の報を受け、久々に全員集まることとなり、であれば一泊でゆっくり過ごそうぞ、とコテージ泊を決めた。

Takは神奈川県在住で、以前北海道で単身赴任をしていた時にToshiから紹介された。

              

 今回の夕食はオードブル。

先般このコテージ泊を決めた直後、山行ついでにHiromiと隣接する新十津川温泉での夕食宴会を想定した下見をしたのだが、全くパッとしないため、自らオードブルを仕立てることにした。

             

ただ、「仕立てる」とは言っても、手作り品はポテトサラダだけ。

あとの食材は全てスーパーで買い込んだ惣菜を並べただけ。

それでも買い物や野菜サラダの下準備には随分時間がかかった。

ちなみに、酸味の強い私の手作りポテトサラダは、皆に好評であった。

山登りをして疲れた身体には酸味の強いクエン酸が必要なのよねえ~

 

 午後4時、「かんぱーいっ!!」

楽しい楽しい宴の始まり始まりぃ~

リズム良い会話がトントン進み、時間の経つのが早い。

そんな中、一人だけずうっと笑い続けている奴がいる。

Hiromiだ。

何もおかしくないのに、決して笑う場面じゃないのに、常に肩をゆらして「ククク・・・」、「アハハハハ・・・」。

一同ア然とする場面が多々。

Hiromiは酒を飲まない。

その飲まない正常な意識の中で、ひとの笑える部分に目を付け、ひとり「ククク・・・」と肩をゆらすのだ。

とんでもないやろうだぜぇ~

 

 8時過ぎに一旦中断して、隣接する新十津川温泉で入浴。

歩いて出かけたのだが、雪が融けてベチャベチャな歩道に、皆足を濡らしての往復だった。

  戻って二次会だ。

それでも4時から延々6時間飲み続けた宴会は、10過ぎにお開き。

全員即眠りについた。

 

 今朝は6時起床と号令をかけていたのだが、私が目覚ましで起きてガタゴトしだしても、誰も起きてこない。

おかしいと思いつつ、壁の時計を見ると5時35分ではないか!

私の目覚ましが30分早かったのだ。

う~ん・・・

 

 朝食は前日用意しておいたサンドイッチ。

それを腹に入れ、7時、コテージを後にした。

 

 写真では私がえらそうに見えるかもしれないが、オードブルその他の飲食物や消耗品の全てを用意し、ゴミを分別して全て持ち帰ったのはボクだからあ。

えらそうに見えるだけで、実は「下働き人Amigo」だからさぁ・・・

 

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2016.2.13 『鳥越山』(668m)

 

 2月1日の転倒による大腿骨大転子の打撲は、相当量の内出血があったようで、それが時間の経過とともに、重力の影響で下に下がり、現在はご覧の有様だ。

   

困ったことに腫れと痛みが引かない。

看護師の女房は、「その出血だもの、そう簡単には戻らないわぁ」。

 

 この週末は『ミニ山の会』としてのちょっとしたイベントがあり、新十津川町のコテージで一泊することにしていた。

それで近場の樺戸山地を予定していたのだが、天気予報は「雨」。

この厳冬期に雨だ。

そんなときは短い行程の山へということにした。

 

 昨日(土曜日)の8時20分、浦臼町から札的沢に沿う農道の除雪終点に駐車し、スノーシューでスタート。

雪は融けてズルズルだが、まだ雨は降っていなかった。

大きな砂防ダムを右手に見てしばらく進むと林道の分岐点となり、札的沢を離れて南の山側に付けられた林道を行く。

この林道はジグザグを繰り返して高度を稼ぐ。

従って、ところどころをショートカットして急斜面を登る。

そしてほぼ林道の終点辺りで西から伸びている尾根に取り付く。

急登を繰り返すこの尾根を忠実に登って行き、東に空知平野の展望が開けると傾斜がゆるくなる。

その後は太い白樺の林を南東に向かって進み、短い急登を経ると尾根が細くなり、眼前に『鳥越山』の美しい山容が現れる。

ただ、この日は林道から尾根に取り付いた辺りで雨が降り出し、高度を上げるに従ってガスが濃くなり、頂上付近は視界なし。

つまんねぇ~っ!!

Hiromiは私がいつ撤退を決めるかと待ち望んでいる。

しかし頂上は目の前だ。

 

10時30分、何も見えないまま、何も見えない雨の頂上に立った。

そんな中で記念撮影をする気にもなれず、即下山開始。

下山は速い!

重い雪にスノーシュー操作が大変だったが、

11時40分、駐車地着。

雨で身体が濡れたときは、すぐに入浴したいものだ。

最寄りの「浦臼温泉」に駆け込んで温まった。

 

 入浴後は滝川に移動して買い物。

コテージでの夕食用食材の仕上げ部分を買い出しだ。

そしてまだ少々時間があったので、滝川に住む高校時代からの古き良き友を訪ねてしばし歓談。

インフルエンザ後の夫Toshiと女房のKazuを訪ねると、とにかく笑い転げて、楽しい時を過ごせる。

このKazuがネジが数本外れた天然で、笑うことを決して休ませてくれない。

それはまたのお話し・・・

 

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2016.2.11 乃々と過ごす祝日

 

 今日は月に一度の乃々と過ごす日。

いつものように朝迎えに行った。

我が家に連れてきて、そり遊びにでかけようとはりきっていたジジだったが、「いかな~い」。

乃々にとって外で雪遊びをすることは日常で、ジジとババのうちに来ることこそが「お出かけ」なのだ。

従って、ジジとババの家の中で遊びたいというのは自然だろう。

家の中でボール遊び、おうちごっこ、トランプ、すごろく等、めまぐるしい。

そんな中、昼食後ババが絵本をたくさん読んでやっている間に、また寝てしまった私だ。

乃々と一緒にいると精気を吸い取られる。

これは間違いない。

そのことを乃々に言うと、私の眼前まで接近して息を吸うは吸うは・・・

 

 おやつの時間にはババと一緒にホットケーキ作りだ。

卵を割るのが上手。

ババがちょっとこぼれた生地を口にすると、「いいなぁ」。

遊びながらも一人で7枚焼いた。

そして、他のおやつでお腹いっぱいの乃々は、ホットケーキをただの1枚も食べることなく(ジジもババも)、全部「ママのお土産にする」と言って持って帰った。

 

 トランプ遊びでは、「神経衰弱」が随分上達し、半端な気持ちで挑んだ私は乃々に全然勝てなかった。

いや、真剣に勝負しても勝てないかもしれない。

大きくなったなあ。

また、乃々が知らなかった「7並べ」を教えてやり、2度やり終わると、「今度は8しよう!」。

いちいち笑わせてくれる、めんこい乃々。

来月はいよいよ卒園だ。

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2016.2.7 『696mP』(金山湖)

 

 今日は金山湖のホテル「ラーチ」北側より広い尾根に取り付いてほぼ直登し、『696mP』に登った。

やはり大腿骨、大転子の打撲による控えめ登山だ。

右脚大腿骨、大転子の腫れと痛みはなんの変化もなく継続中だ。

 

 私はこれまで約2,850回に及ぶ登山の中で、怪我や痛みにより登ることをためらったことがない。

「登ることによって、痛みを生ずる箇所を保護しようとする筋肉が発達する」、というのが私の持論だ。

従って膝が病んで、痛みに耐えながら這うようなスピードでしか登れなかった時も、ふくらはぎの筋肉が断裂した時も、足を引きずりながら登り続けた。

また、頭に怪我をし、9針縫った時も、傷口に医療用ホチキスの針を刺したまま『戸蔦別岳』を往復したこともある。

そしてここまで私の持論に間違いはなかった、という自負がある。

だから登り続ける。

今後そんな無理が原因で登れなくなったとしても、悔いを残すことなく登り続けたい。

何もせず後に、しなかったことを後悔するよりも、やるだけやって失敗した方がましだ。

 

 今朝は7時近くまで寝ていた。

今日も私が起こすまで、絶対に起きないHiromiだ。

以前から登ってみたいと思っていたが、短いのでなかなかチャンスをつかめないでいた本日のルート。

怪我をした今がちょうど良い機会。

 

 7時45分、ホテル「ラーチ」の駐車場をスタート。

すぐ北側のカラ松林に入る。

私はこのカラ松林が大好きだ。

まっすぐ天に向かってそそり立つカラ松が林立する姿は実に美しい。

そしてそんな中を歩いていると、誠清々しい気分になるものだ。

 

 長いカラ松林を抜けると、エゾ松の林が現れる。

この林はすぐに過ぎてしまうが、次なる景色が楽しみだ。

進行方向右手には『0の山』が現われる。

ルートは一旦尾根が狭まり、再び広くなると疎林となり、雪景色が美しい。

短いながらも実に変化に富んだ素晴らしいルートだ。 

 8時45分、『696mP』着。

素晴らしい景色とあまりの気持ちよさに、Hiromiが「寝っ転がるか!」。

なんのためらいもなくバタン → ふっかふか~

 

 短い行程で下山はあっという間。

9時15分、駐車場着。

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