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2024.3.24 『北川奥』(528m)  静かなる夕張の峰

 月も下旬に入ると、

今の職場は繁忙期となり、

先週末からもう土曜日も出勤だ。

足下の雪が絞まるいい時期に、

週一休みはきつい。

しかしまあ、貧乏暇なし!

頑張って働きましょ!

一昨日の日曜日は、

夕張の山で楽しんだ。

「北川奥」にはこれまでに二度登っている。

いずれも積雪期で、

夕張市南清水沢から、

「熊の沢川」に沿って伸びる林道と、

その支流に沿って伸びる林道を利用し、

林道から尾根に取り付いて登ってきた。

そして今回はアプローチ地点を変え、

道々3号線で夕張に入る手前の錦沢で、

「大蛇の沢川」に沿って伸びる、

旧サイクリングロードを利用することにした。

要するに、

これまでは南側から攻めていたものを、

今度は逆の北側から攻めようということだ。

アプローチ地点には、

駐車スペースがないので、

「錦冬橋」手前の歩道に乗り上げて駐車した。

積雪期にこの歩道を歩く人は、

まずいないだろう。

旧サイクリングロードに下り立つと、

雪面は適度に締まって歩きやすい。

一直線のサイクリングロードを、

ただ黙々と歩いていく。

そして2kmほど歩くと、

サイクリングロードが、

水害で寸断された場面に出くわすので、

それを回避して右手の斜面を登った。

すると間もなくまたサイクリングロードに出る。

ここは二段或いは三段にロードが走っている。

そして、サイクリングロードから更にまた一段上がると、

今度は立派な林道に出る。

しばらく林道歩きとなるが、

ここは秋になると紅葉が美しいところだ。

林道が「大蛇の沢川」の源頭部辺りで、

大きく蛇行を始めたところで、

尾根に取り付いた。

尾根上には作業道が現れるものの、

直に下降を始め、

全く当てにはならない。

作業道を外れて尾根筋を進む。

誠にわかりやすい尾根筋は、

自動的に目指すピークへと誘ってくれる。

おまけになかなか雰囲気のいい尾根だ。

 広かった尾根は次第に狭くなり、

目指すピークの手前では、

東側に樹木がないポイントがあり、

夕張市街地の向こうに広がる、

夕張山地が美しい。

そんな風景を眺めて、

三等三角点「北川奥」。

南側から登るのも面白いが、

北側から攻めるのもまたいい。

ふと気付くと、

そばの小木に私製標識が付けられていた。

栗山町の「天狗山」(四等三角点・330m)や、

当別町の「金沢」(二等三角点・126m)に付けられているものと、

作者が同じであることがわかる。

まだ空腹感がなかったので、

すぐに下山を開始した。

本来は尾根筋を更に先へと進み、

周遊ルートとしたかったが、

この後予定があったので、

登路のルートをそのまま引き返した。

 下山となると、

太陽光が強くなり、

直射日光が当たるところでは、

徐々に雪が腐り出し、

スノーシューを取られることも。

それでも急下降ではHiromiが、

「楽しい!」を連発。

 快調に下って駐車地に戻り、

片付けを済ませ帰途に着いた。

素晴らしい天候の中、

週一登山が最高の条件の中で楽しめたことに感謝!

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2024.3.17 『馬追』(ウマオイ・229m)  雨が落ちる前に・・・

 先日の日曜日、

雨が降り出す予報の中、

午前中降られずに「天狗山」に登った後、

まだ空が明るかったので、

もう一つ登って帰ることにした。

 栗山町南角田から、

由仁町古山を経由して国道274号線にのった。

そして長沼町の道の駅方向に走り、

道の駅手前4kmほどのところにある、

林道入口に駐車。

林道は除雪されていないので、

入口に駐車しても問題はない。

 ここは馬追丘陵の南端だ。

馬追丘陵は北の「長沼スキー場」から始まって、

この南の「由仁林道」入口で終息する。

直線距離にして13kmになる、

南北にひじょうに長い丘陵地帯だ。

その丘陵には、

「長沼スキー場」から「長官山」を越え、

一旦旧「馬追温泉」に下ったのち、

道々をまたいで「馬追山」を越えて、

南の道々夕張~長沼線との出合いまで、

整備された遊歩道が続く。

そして道々から今回の274号線の間は、

「由仁林道」が通っている。

従って北の端から南の端まで通して歩ける。

ただ、私もそれを一本のルートとして歩き通したことはない。

 駐車地に着くと、

辺りはめっきり春めいた雰囲気が漂う。

足下の雪もそこそこ締まり、

「ツボ足でもいいかな?」、

と思ったが、

念のためスノーシューを装着した。

 国道沿いの駐車地から200mほど歩くと、

ダイヤルキーで施錠された、

「由仁林道」のゲートが現れる。

それを越えて林道に入った。

樹林の中に刻まれた、

広い林道を歩いて行く。

すぐに人工造林地に付けられた、

プレートが目に入った。

そこには「S6」と記されている。

つまりこの林の植林がなされたのは、

昭和6年と言うことだ。

昭和6年と言うと、

もうとっくに亡くなってしまった、

私の母が生まれた年。

ここを歩いてこのプレートを目にするたびに、

亡き母のことを思い出す。

 林道は前方の見晴らしがよく、

写真には前を歩き、

遠く離れて行くHiromiの姿が写る。

ここでも体重の軽いHiromiは雪面をスイスイ歩いて行くが、

私は一歩一歩ズブッ、ズブッと沈むので、

とてもじゃないがHiromiのペースでは歩けない。

スノーシューを装着してよかった。

 ちょうど200で目指すピークの基部に達した。

ここから作業道を利用して、

一旦北側に回り込んだ。

もう笹が広く出ていて、

正面を登ることが困難だったからだ。

北側に回り込んで、

雪が残っている部分を登った。

そして三等三角点「馬追」

この季節に登るのは初めてだった。

 ピークからは登路とは別の、

東側に下って「由仁林道」に戻った。

この間の笹の背丈の高いこと!

私の身長の倍はある。

 林道に下るとすぐに伐採地が現れ、

その標高故高度感はないが、

南側の広々としたいい風景が眺められる。

ここの伐採は昨年されたものだ。

 登りに比べると、

比較にならないほど楽な歩行を終えて駐車地へ。

結局雨には当たらずに済んだ。

誠にありがたい。

いい日を終えて帰途に着くと、

弱い雨が降り出した。

ホント、ラッキーな一日だったことに感謝!



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2024.3.17 『天狗山』(栗山・330m)  意外にも全線ツボ足歩行!

 先日の日曜日は、

どんよりとした重苦しい空から、

じきに雨が降り出す予報だった。

それではじめから極近場の、

時間がかからない山に登ることに決め、

栗山町南角田地区に向かった。

そこで久しぶりに「天狗山」に登ることにした。

 南角田に行ってみると、

融雪が思いの外進んでいることに驚いた。

なかなか気温が上がらず、

融雪が進まない今冬だったが、

元々積雪の少ないこの辺りは、

一旦融けだすとどんどん進む。

 除雪終点を駐車地としてスタートしたが、

農道にキャタピラ痕が続いていた。

これは楽ちんとばかりに、

スノーシューを手に持って歩く。

畑の融雪作業のため、

農業機械が走行した跡だろうと思っていたが、

キャタピラ痕は農道から林道に入っても、

更に奥へと続いて行く。

これはハンターのものかぁ?

 手に持っていたスノーシューを、

ザックにくくりつけて、

ツボ足で進むことにした。

 キャタピラ痕の上は、

固く締まってツボ足で十分だった。

そして駐車地から2kmほど歩いて、

「不動の沢林道」のゲートを越えた。

楽に歩かせてくれるキャタピラ痕は、

更にゲートの奥へと続いていた。

そこではっきりした。

これはハンターの乗り物だ。

ゲートのダイヤルキーを開けて進んでいた。

 キャタピラ痕が、

どこまでも続いてくれるおかげで、

楽に歩けるのだが、

前を行くHiromiが相変わらず速いので疲れる。

マイペースで歩く私との間隔が、

だんだん開いて行く。

 「不動の沢林道」は、

250で「天狗林道」に出合うので、

そちらに乗り換えた。

するとキャタピラ痕も、

「天狗林道」上に続く。

こりゃあ最後まで楽をできそうだ。

 上空は相変わらず重苦しい雲に覆われている。

しかし雨が降り出さないだけましか・・・

 「天狗林道」を歩いて高度を上げて行くと、

「天狗山」の頂上部が正面に現れ、

上空を走る送電線の下をくぐる。

そして林道を離れて藪に入る。

この藪にははっきりした踏み跡が続く。

やはり人が入っているようだ。

ちょっと前までは、

人の痕跡なぞ全く見られない、

実に静かな山だったのだが・・・



 四等三角点「天狗山」。

そばの立ち木に小さな私製標識が付けられている。

この私製標識が付けられた翌年に、

例の黄色い私製標識も付けられたのだが、

今回それはなくなっていた。

誰かが持ち去ったのか?

この時点でまだ9時40分。

腹が減るはずもなく、

即下山を開始した。

 またキャタピラ痕の上を下って行くが、

下りではショートカットを織り交ぜる。

上部林道から下部林道へと急斜面を下った。

また後には「不動の沢林道」ゲートへとは戻らず、

途中のカラマツ林を抜けて「不動の沢」に下った。

そして対岸を登り返すと、

エゾシカの防護柵ゲートがすぐそばだ。

それを越えて直線的な林道を歩いて駐車地へ。

キャタピラ痕のおかげで、

快適なツボ足歩行を楽しめたことに感謝!

まだ時間が早いし、

雨も降りだしそうに見えなかったので、

近くのもう一座へ!

雨よ、降らないでくれ~

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2024.3.16 『448m峰』~『517m峰』  夕張で無名峰を結ぶ

 

 先週末の土曜日は、

夕張市で未踏の無名峰に登ることにした。

以前から気になっていたルートで、

無積雪期に利用できるルートかどうかの、

下調べを兼ねて挑んでみた。

 土曜日の朝いつものようにHiromiを迎えに行き、

夕張市へと向かった。

そして夕張市内を走る、

国道452号線の南清水沢で、

「熊の沢川」に沿って伸びる道々に入った。

これは舗装された広い道路で、

2.5kmほど走ると、

突然現れるチェーンゲートで行き止まりとなり、

そこが除雪終点だ。

そしてその先には林道が続く。

かつてこの道々を更に延伸させて、

山を越えた先で栗山町につなげようとしたらしい。

それが自然保護か、

予算の都合で打ち切りとなったのだろう。

まあよくある話しだ。

 道々の終点には人家が一軒あり、

この地で農業を営んでいたようだが、

昨年までは人が住む気配が感じられたものの、

この度はそれを感じることがなく、

とうとうこの地を離れて行ったようだ。

冬季間は人が住む人家があったからこそ除雪されていたが、

今後はどうなるものか・・・

 道々の終点を駐車地としてスタート。

林道を少し行くと分岐となり、

右に枝が伸びて行く。

下山時はこの枝に下って戻る予定だ。

つまりこの分岐を起点に周遊する。

 林道分岐のすぐ先でゲートが現れる。

ここからは「雨霧林道」で、

このゲートから始まり、

「雨霧山」の頂上基部辺りまで登り一辺倒で伸び、

その後は下り一辺倒で、

栗山町東山地区で終息する。

 ゲートから1kmほど歩いた地点で、

右手の尾根に取り付いた。

ここから尾根伝いに地形図上の「488m標高点」から、

「517m標高点」へと縦走する。

取り付き点の急登を終えると、

しばらくトドマツの林の中を、

ゆっくりと高度を上げて進んだ。

すると目の前に壁と表現していいような、

急斜面が現れた。

しかも回避はできそうになく、

これを登りきらなければ尾根の頭に上がれない。

それからは木の枝をつかんだり、

露出した笹の茎を握ったり、

または四つん這いになったりと、

ひどく苦労して登りきった。

体力がかなり消耗した。

尾根筋に出ると、

下から伸びてくる作業道が現れた。

結果、これを利用できたはずだ、

と残念に思えたが振り返る気力も失せていた。

 その後作業道は下降していったので、

それを離れて急斜面のトラバースをすることにした。

斜面は固い層の上に、

新雪が積もって雪崩の危険があったので、

後ろのHiromiに十分間隔を空けるように指示。

そして尾根の先へとつなげて、

「488m標高点」。

尾根上は少々トドマツの幼木の小枝がうるさい部分もあるが、

おおむね快適に歩を進められた。

背後には夕張市の風景が見え隠れする。

そして小さなアップダウンをいくつも越え、

「517m標高点」

なかなかいい尾根だったねえ。



 517からは東に下り行く尾根にのった。

この尾根もまたなかなか快適だが、

この尾根に数日前と思われる、

スノーシューのトレースが残っていたことに驚かされた。

この尾根を登下降したようだった。

しかし夕張の、この名もなき山に、

登る人がいるとは信じられない思いだ。

 尾根筋を下りきると、

「熊の沢川」の支流に沿って伸びる林道に出た。

これは以前にも二度ほど歩いた経験がある林道で、

これを歩いて林道分岐へ。

そこで周遊ルートが完結した。

その後駐車地まで戻り、

Hiromiと夕張の山歩きの楽しさを振り返った。

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2024.3.10 「馬追丘陵」  バリエーションルートを楽しむ

 もう先週の日曜日の話しになってしまったが、

この朝起きると外は雪!

それも20cm以上積もっていた。

もうそこでモチベーションガタ落ち。

この日はまた夕張に向かおうと思っていたのに、

そんな気は失せてしまった。

嫌気がさして適当に除雪をし、

Hiromiを迎えに行った。

すると私が住む地域ほどではないが、

やはりしっかりと雪が降り積もっていたので、

除雪に精を出した。

人のところは適当には済ませない性分だ。

 Hiromiの家の除雪を終えて走り出したが、

さて、どうしようか?

こりゃあどこへ行っても雪がひどいだろうし、

田舎方面は日中除雪車が走り回る。

と言うことで、

「馬追丘陵でいいべえ」

と言う結論に至った。

 「長官山」の麓の火葬場入山口に行ってみて驚いた。

雪が少ない!

今シーズンここを訪れるのは初めてだった。

例年山となっている雪が本当に少ない。

長沼は小雪の冬だったんだなあ。

 この日はホームグラウンドみたいな馬追丘陵で、

バリエーションルートを組んでみることにした。

火葬場入山口~旧マオイゴルフ場~「文学台」~「長官山」~「ユニ東武GC」

~「220mP」~「山形西部(四等三角点)」~馬追林道~「馬追山」~火葬場入山口

といった具合だ。

まず火葬場入山口から旧マオイゴルフ場に下り、

広いゴルフ場を歩いて樹林に入る。

そして「文学台」へと続く尾根の取り付き点で、

新たな伐採地を目にした。

知らぬ間に伐採されていた。

そんな風景を眺めて「文学台」に上がった。

その後「長官山」へと歩を進めた。

この時点で9時半だと言うのに、

頂上にはまだ誰も訪れた形跡がなかった。

珍しいねえ、人気の「長官山」なのにぃ・・・

「長官山」から南東尾根を下って「ユニ東武GC」へ。

ゴルフ場の広い風景を眺めたが、

意外にもHiromiはこの風景を、

初めて目にしたとのこと。

Hiromiがここでバナナタイム。

バナナが大好物のHiromiにとって、

この日4本目のバナナだ。

バナナが大好きって、

いかにも昭和を生き抜いてきたって感じだよねえ。

 「ユニ東武GC」で広い風景を眺めた後は、

進路を南に取った。

ちょうどよい作業道が続く。

作業道をしばらく歩いて、

右手の斜面に取り付いた。

けっこう斜度のある崩れやすい斜面に少々難儀した。

そして尾根筋上がって登って行く。

この日も天候に恵まれて、

降り注ぐ陽射しがまぶしい。

間もなく明瞭なピークに上がり、

ここが地形図上の「220mP」だ。

最寄りの道々から眺めると、

きれいな三角形に見える。

この後すぐ南隣の「山形西部」へ。

ここでちょっとまごついた。

己の勘で進めばよかったものを、

携帯GPSなんかを覗いてしまったものだから、

方向を勘違いしてしまった。

「山形西部」には無積雪期に登って、

三角点標石は確認している。

 「山形西部」からは、

更に南の急斜面を下った。

そして道々に下り立ち、

斜め向かいの林道入口へ。

「馬追林道」のゲートを越えて進む。

この日は南に進むほど足もとの雪が深くなった。

林道の途中で昼食とした。

そのころになると、

直射日光がかなり強く照りつけ、

雪面が湿ってきた。

それがその後の歩行を困難にした。

湿った新雪がスノーシューのアイゼンやフレームにくっつき、

ダンゴとなって重くなる。

おまけにゴロンゴロンしてひじょうに歩きにくい。

だからしょっちゅう立ち止まって、

そのダンゴをストックで叩き落す。

しかしHiromiはそんなことを全く気にする様子もなく、

どんどん進んで行く。



 途中で林道を離れて、

広い斜面に取り付いた。

雪の条件が悪い林道を長く歩くのが嫌になり、

斜面を登ってショートカットすることにした。

雪ダンゴが付いた重いスノーシューを引きずる斜面はきつい。

しかし距離が短かったので、

ほどなく尾根筋に付けられた遊歩道に出た。

この地点から「馬追山」までは200mの近距離だった。

ここでスノーシューをデポし、

ツボ足で「馬追山」へ。

大勢の人が歩く遊歩道は、

しっかりと締まっており、

ツボ足で十分だった。

 「馬追山」(一等三角点・273m)のピークには、

三人の先行者がいた。

マイナーな山ばかりを歩くようになってから、

山で人に会うことなぞ、

全くなくなったので、

人の姿はずいぶんなつかしい気がした。



 「馬追山」から引き返してスノーシューを回収。

そのままツボ足で旧「馬追温泉」方面へと下った。

そして道々に下り立った後は、

道々を歩いて火葬場入山口の駐車地へ。

いつも歩いている山も、

ルートの組み方で違った楽しみ方をできる。

この日は極近場での活動だったが、

歩行距離や体力の消耗具合も、

なかなか満足できるものと納得して帰途に着いた。

二日間天候に恵まれたねえ・・・

 

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2024.3.9 『遠幌加別』(エンホロカベツ・571m)  好天の夕張で!

 先週末の土曜日は、

Hiromiと夕張の山に出かけた。

この日は「本遠」(二等三角点・796m)に登ることにして、

その前々日の木曜日に予定を送っておいた。

私は毎週木曜日の夜に、

その週末の予定を送っている。

ところがHiromiを迎えに行ってしばらく走ると、

「あっ、ピッケルとアイゼン忘れた!」

はいっ、予定変更。

 「本遠」に向かうのと同じく、

夕張市で国道452号線にのって走る。

そして南部夕南町で市道に入った。

それを山に向かって走り、

除雪終点まで入った。

ここは広く除雪されており、

誰がいるわけでもないので、

自由に駐車できる。

秋季に車中泊をしたこともある場所だ。

しかし何のために広く除雪しているのだろう?



 スタートして間もなく、

人家が現れるが、

もう人が住まなくなって久しい。

ここの住人はここでいったい、

どんな暮らしをしていたのだろう?

この先この家はいったいどうなるのか?

いずれ冬季の積雪に押しつぶされてしまうのだろうか?

 人家を過ぎて間もなくカラマツの林を通り抜け、

広い尾根に取り付いた。

Hiromiがこの日も元気よく前を行く。

そして私との間隔がだんだん開いて行く。

また一週間激務に耐え、

この日の活動を楽しみにしてきたんだから、

まあ仕方ないけどねえ・・・

 この日は前日に登った「ふくろう山」同様、

素晴らしい晴天に恵まれ、

濃い青空と緑のトドマツとのコントラストが美しい。

 尾根筋は広くなったり狭くなったりを繰り返す。

そして地形図上の「465m標高点」で、

このルートのほぼ中間点を迎えた。

すると間もなく東側に樹木がない部分に出た。

そこにはこの日登る予定だった、

「本遠」から続く山並みが、

晴天の下でくっきりと見えていた。

思えばこの南の「本遠」から始まって、

北に伸びる尾根は約7km先の「768m標高点」まで、

何度かに分けて歩いて来た。

「夕張は本当に楽しませてくれる」、

とつぶやきながら。

 「本遠」の姿を確認した後は、

一旦細尾根を下り、

広い雪原に出て登り返す。

そして三等三角点「遠幌加別」

この三角点ピークは、

積雪期にしか登ったことがないので、

標石を目にしていない。

今年は挑んでみようか?

ただ、このピーク手前の雪原は、

樹木がないので、

かなり激しい笹漕ぎを強いられるだろう。

 下山は登路のルートを下った。

そして駐車地へ。

この時点でまだ10時だったが、

私は三日目で少々疲労が溜まっており、

HiromiはHiromiで、

新居の色々をするために帰途に着いた。

それにしても、いい天気だったなあ・・・

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2024.3.8 『ふくろう山』(291m)  いい景色だ~

 

 先週の金曜日は前日に続いて、

また当別町の当別ダムを目指して走った。

我が家からは比較的近い距離にあり、

燃料代節約になる。

 この日は起床時から天気が良かったので、

当別ダム西側の「ふくろう山」に登ることにした。

天気が良いときの「ふくろう山」は、

大変素晴らしい風景を楽しめる。

「ふくろう山」に登るときは、

「ふくろう湖」に架かる「望郷橋」付近から、

周遊ルートで登ることにしている。

ところが今年はいつまでも低温が続いたため、

3月に入ってもさっぱり雪融けが進まなかった。

それで現地に行ってみると、

駐車できそうな場所が見当たらず断念。

当別ダムまで戻って、

ダムの管理施設横に駐車した。

しかしそこには「駐車禁止」の貼り紙が・・・

先日ここを通った時、

かなりの台数が、

この狭い駐車スペースに押しかけていた。

ダムの管理者側はそれを嫌ったか?

とりあえず管理者がおらず、

ウィークデーで他の車もないことから、

そこに駐車してスタート。

駐車地向かい側の尾根に取り付いた。

この山はヤマッパーに人気とあって、

しっかりとスノーシューのトレースが刻まれていた。

 尾根筋は反時計回りで、

弧を描くように伸びて行く。

そして右手に「ふくろう湖」の、

純白の湖面が見えるようになる。

傾斜が一旦緩むものの、

再び斜度を増して登りきると、

背後に「ふくろう湖」の風景が広がる。

そこから更にもう一段急登に耐えると、

「ふくろう山」の一つ手前のピークで、

360度遮るもののない世界が広がる。

南には当別町弁華別の田園地帯。

東から北にかけては、

南北に長い「ふくろう湖」と、

その向こうに雄大な樺戸山地の風景が広がる。

この日は晴天の下で、

この風景が見たくてここに登ることに決めた。

 素晴らしい風景を眺めた後は、

目指すピークとのコルに下り、

登り返して「ふくろう山」。

三角点があるこの山は、

私製標識の少し東側に標石が埋められている。

それは2年前の4月下旬、

藪を漕いで登って確認している。

三等三角点「十万坪」。

 下山は同ルートをたどるが、

見晴らしの良いピークに戻って昼食とした。

それにしても素晴らしい景色だなあ!

大満足で下降し、

駐車地に下ってみると、

ダム施設の関係者と思われる男性が、

除雪機で除雪をしていた。

こりゃぁまずかったな、

と思いつつこちらから詫びた。

するとその男性は、

両手を合わせて合掌するように、

「ここに置かないでくださいね」。

皆さん駐車禁止ですからぁ・・・


 
いやあ、いい天気に恵まれて、

楽しかったね~

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2024.3.7 『中小屋』(ナカゴヤ・309m)  ふくろう湖を眺めながら尾根歩き

 

 先週は一週間休みだったが、

車の燃料費節約につき、

ウィークデーの山行日を火、木曜日の二日と決めていた。

それで木曜日だが、

近場へということで、

当別町の「当別ダム」へと向かった。

ダムのすぐ手前に、

「みどりヶ丘葬苑」という火葬場があるので、

そこの駐車場に車を停めさせていただいた。

この施設は管理人が常駐しているわけではないので、

無断で駐車させていただいた。

 「中小屋」へは無積雪期だと、

東側の国道274号線付近から登るのだが、

積雪期は駐車場所が見つからないため、

逆側の当別ダム付近から登ることになる。

こちらだと他にも駐車場所は確保できる。

また、適当な尾根歩きを楽しめるのも魅力だ。

 駐車場からそのまま東側の樹林に入った。

そして少し足を伸ばすと、

「ふくろう湖」を見下ろすことができる。

この日は石狩に大雪注意報が出ており、

空が少々暗くて風景が冴えない。

 樹林は長く続かず、

突然開けた林道に出る。

これをしばらく登って行くと、

林道はこちらの意図とは違う方へと伸びて行くので、

それを離れて尾根筋を進むことにする。

これがまたいい尾根で、

周囲の風景を楽しみながら誘ってくれる。

尾根上からは時折航空自衛隊のレーダー基地がある、

「阿蘇岩山」(一等三角点・418m)の姿が見える。

しかし天気予報通り、

日本海から押し寄せる雪雲に隠れてしまった。

 尾根はその性質上アップダウンが激しく、

時には細尾根となる。

変化のある尾根歩きは楽しい。

そして目的の「中小屋」のピークが見えてくる。

すると尾根歩きは終了となり、

広い林道に出る。

これは無積雪期に歩いている林道だ。

 林道を少し歩いたところで、

トドマツの林に入った。

ここまで来ると目指すピークはもう目の前で、

東側がスッパリと切れ落ちた縁から、

空知平野の田園地帯が眺められる。

実に良い風景を楽しみながら詰め、

三等三角点「中小屋」

何度登ってもいいピークだ。

 下山は登路のルートを忠実に引き返した。

この時点まで「大雪注意報」の影響は全くない。

しかし西側の「阿蘇岩山」は雪雲に覆われて、

その姿が見えないままだ。

恐らくこの辺りでは標高の高い「阿蘇岩山」が、

西の日本海から入ってくる雪雲を、

完全にブロックしてくれているのだろう。

なんだか不思議な経験をした感じだ。

 途中純白の「ふくろう湖」が見えるところで、

ちょっと早めの昼食とした。

その後駐車地へ。

火葬場にはやはり誰も来ていなかった。

「駐車させていただいてありがとうございました」、

と心の中でつぶやいて帰途に着いた。

 

 

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2024.3.5 『宇佐美』(194m)~『本沢』(152m)  栗山湖で三角点Pを結ぶ

 先週の一週間は、

勤め先の社屋一部改修工事のため、

休みとなっていた。

しかし、だからと言って、

毎日山に登っているわけにもいかなかった。

車の燃料費を考えると、

そう毎日は出かけられない小市民!

出かけたとしても、

極力近場で活動する。

まあ、私の場合はどこでも、

何度登った山でも、

とにかく登ることができれば満足なので、

その点は省エネタイプかな?

 この日は久しぶりに「栗山湖」に行ってみた。

地元の江別市では降らなかった雪が、

栗山に近付くにつれて新雪が多くなっていった。

結局「栗山ダム」に着いてみると、

この朝までに新たな降雪が20cmほどになっていた。

 「栗山ダム」によってせき止められた「栗山湖」の南側に、

「宇佐美」(三等三角点)があり、

北側には「本沢」(四等三角点)がある。

この日は二つの三角点を結んでみることにした。

「栗山ダム」の駐車場を起点に、

まずダムの天端(テンパ)を歩いて対岸に渡り、

「宇佐美」を目指す。

栗山ダムの堤頂長は長く、

その長さは500mにもなる。

天端の上を歩いて気付いたのだが、

今年は雪が少ない。

以前積雪期にこの上を歩いた時は、

欄干の上まで積雪があり、

怖かったものだ。

しかし今回は欄干より低い位置の歩行となった。

 500mの長い天端を渡りきると、

すぐ左岸尾根に取り付いた。

そして尾根筋を忠実に登って行く。

ところどころに「王子」のマークが貼り付けられている。

この一帯は全て王子製紙の社有地だ。

はじめ雲が多かった空は、

歩を進めるほどに青空が広がり、

日の光が樹林の中に差し込んできた。

足もとは新雪の下に固い層ができているので、

歩行に苦しめられることはない。

そして三等三角点「宇佐美」。

四季を通じて登り、

私が小学生時代に住んでいたところから、

最も近い三角点ピークだ。

 「宇佐美」からは登路の尾根に替えて、

北側に伸びる尾根を下った。

これを下って行くと、

栗山湖の周遊林道にのる。

それをしばらく歩くことになるが、

この頃になると日光が新雪を融かしはじめ、

それがスノーシューのフレームやアイゼンにくっつきだした。

雪ダンゴとなったスノーシューが重い。

スノーシューを裏返して、

ストックで叩き落すのだが、

何歩も歩かないうちにまたダンゴ!

結局その重さに耐えて歩くしかない。

 湖の対岸にダムの管理施設が見えて間もなく、

湖面に下った。

結氷した湖面を歩き、

ショートカットして対岸に渡る。

そして目指すは北側の「本沢」だ。

湖を渡りきった湖岸から林道をまたぎ、

正面の伐採地に入った。

この伐採地のメルヘンチックな風景が好きだ。

伐採地の最上部に立つと、

「栗山湖」が見下ろせる。

この後は伐採地の最上部を歩き、

広葉樹林の中に入って、

四等三角点「本沢」

ここで昼食とした。

 昼食後は更に先に進み、

別の伐採地を下って林道へ。

するともう駐車地は近い。

スノーシューに付いた雪は重かったが、

天気は上々で十分楽しめたことに感謝!

 

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2024.3.3 『石油沢』(171m)~『金沢』(126m)  美しい景色の林道歩き

 先日の日曜日は、

我が家にHiromiの車を置き、

樺戸山地へと向かった。

月形で活動する予定だったのだが、

私が住む江別市を抜けると、

目指す北の空は分厚い雪雲の中にあった。

こりゃダメだ~

とばかりに即変更!

雪雲の下に入る手前で活動することにした。

 当別町金沢で「北海道医療大学」の前を通ったが、

この大学は数年先に、

北広島市へと移転することが決まっている。

当別町にとってはあまりにも大きな存在が、

この地から去ってしまう。

そうなると当別町は、

いったいどうなるのだろう?

またここに建つ巨大な校舎群は、

何かに利用されることになるのだろうか?

 北海道医療大学から町道を2kmほど走ると、

左手に神社が現れる。

そしてその前に「当別消防団第四分団」の建物がある。

そこが広く除雪されており、

一応駐車場となったているようなので、

その隅に駐車させていただいた。

 この日の前夜から結構な降雪があったので、

大型のスノーシューを装着してスタート。

すぐに神社の鳥居を越えて、

神社脇の斜面に取り付いた。

斜度のあるカリカリ斜面に、

スノーシューのアイゼンを突き立てて登った。

すぐに登りきると、

トドマツの中に作業道が続く。

なかなか良い雰囲気の作業道だ。

これを登って行くと、

いやあ、素晴らしい青空じゃないか!

真っ青な空に白樺が映える。

そして傾斜が落ち、

緩やかな尾根歩きに変わる。

木の間から空知平野の田園地帯が見下ろせる。

 尾根筋を歩いて行くと、

やがて広い林道に合流する。

これは医療大の裏手から入り、

北に向かって伸びる林道だ。

無積雪期には何度も歩き、

この沿線の三角点を訪ね歩いて来た。

 合流点の目の前には二等三角点「金沢」があるのだが、

それは帰りに寄ることとし、

まずはここから北に向かう。

そして3kmちょっと先の「石油沢」を目指す。

広い林道の周辺はトドマツの林が多く、

大変景色が良い。

空は意外なほど晴れ上がり、

美しい景色を一層引き立てる。

またところどころの木の切れ間から、

田園風景が眺められる。

そんな美しい世界を、

直線的な林道にのって歩くのは楽しい。

 林道との合流点から歩いて、

ほぼ中間地点で林道ケートを越えた。

そこには車両だけではなく、

人が歩くことも禁止する旨が記されている。

これまで無視して利用してきた林道だが、

何も人が歩くことまで禁止しなくてもいいじゃないの・・・

 ゲートを越えてしばらく歩いたところで、

極度の空腹感に昼食とすることにした。

Hiromiはこの日も果物ばかり食べていた。

 空腹を満たした後は、

また直線的な林道を歩き出した。

そして予定の距離を稼ぎ、

林道を離れて尾根に取り付いた。

しかし目的のピークまでは距離が短く、

ほんのひと登りで、

三等三角点「石油沢」

私製標識の取り付け位置が非常に高い。

それだけ今年は積雪が少ないと言うことか?

この標識は積雪期に、

手が届く範囲で取り付けられたはずだ。

 復路に入ると、

自らがつけたトレース上を歩くので、

往路よりは楽な歩行ができる。

しかし長い。

空も雲に覆われだして、

なんだか暗くなってきた。

 登路で利用した作業道との合流点を過ぎて、

ちょっとした高みに上がり、

二等三角点「金沢」(カナサワ)。

こちらにも私製標識が付けられている。

しかも林道脇のちょっとした高みが二等三角点だ。

これは意外だ。

 「金沢」から作業道との合流点に戻り、

作業道を下った。

そして神社の裏手から鳥居に下って駐車地へ。

はじめは心配した天候だったが、

入山してしまうと素晴らしい晴天に!

結局この土日は二日とも晴天に恵まれて終わった。

いい週末を過ごせたことに、

Hiromiともども満足し、

一旦帰宅してから改めて「反省会」!

 

 

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