クールビズの効果は？

　今まではノーネクタイなぞ考えられなかったのだが、今年度は「クールビズ」というお墨付きのおかげで、ノーネクタイ、そして空調の設定温度を例年より２度ほど高めでキープできています。
　当院の努力でどこまで省エネになっているのかわかりませんが、患者さんがたまに「暑いです」と言われるを聞くと、「クールビズ」しているのかなと感じることもあります。
　最近、東京の「風の通り道」についての報道がありました。この時期に気温３６度なんて異常と思えるのですが、無計画な土地造成、ビル建造も一因なのではないかと思います。いまさら建てたものを壊せと言うつもりはありません。これを機会に行政に環境と歴史に調和した長期的な都市計画を望みます。もちろん私たち個人がそれぞれ考えることでもあります。

大切なもの

　最近はこんな私でも頼ってくれる患者さんも増え、無理のし過ぎが続いていたと自分でも思います。自分でも疲れているとわかっていても、患者さんの依頼を無下に断ることもできません。そうしていると悪循環に陥っていくのがわかっていても自分ではどうすることもできませんでした。そんな中、私の側近であるスタッフが「余裕がないと良い仕事はできない。」と私に言ってくれました。
　古来より部下の箴言を聞き入れないトップはたいてい失敗しています。また多くの組織では上に物を言えぬものです。私は所詮小さなクリニックの院長でお山の大将に過ぎませんが、どれだけお金を出しても得られない大切なものが私の側にあるのだ、としみじみ感じました。