猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

スペル

2014-04-19 04:14:28 | 日記
2009年のアメリカ映画「スペル」。
銀行の窓口で融資の担当をしているクリスティン(アリソン・ローマン)。ある日ジプシー
風の老婆が訪れ、ローン支払いの延期を訴える。「家が差し押さえられると住む所がない」
と哀願するが、彼女は既に2回もローンの支払いの延期をしていた。クリスティンは上司と
相談し、これを断るが、老婆の態度が急変してクリスティンにつかみかかり、警備員に
取り押さえられて外に出された。
その夜、帰宅するために車に乗り込んだクリスティンに、昼間の老婆が襲いかかった。
必死で抵抗するクリスティンだが、老婆はコートのボタンを引きちぎり、「ラミア」と
呪文を唱え、そのボタンをクリスティンに返した。
帰宅後から、クリスティンの周りで怪奇現象が起こり始めた。

ホラーなんだけど、怖いようなおかしいような。びっくりさせられるシーンは多いの
だが、ちょっとやり過ぎの感が。クリスティンの恐怖はすごく伝わってくる。
大体銀行で融資を断ったからといってこんな目に遭うのは理不尽過ぎだろう。逆恨みも
いいとこだ。あんなパワフルでしつこいばあさんがいたら怖い。
ジプシーの老婆に呪いをかけられるというと、スティーブン・キングの「痩せゆく男」を
思い出す。「痩せゆく男」の方がはるかにおもしろかったな。ジプシーの老婆ってみんな
あんなに怖いのだろうか、と思ってしまう。
とにかくクリスティン役とばあさん役は熱演だった。でもラストはちゃんと解決して
欲しかったなー。「エクソシスト」みたいに。
この映画の監督サム・ライミって「死霊のはらわた」の監督なんだな。納得。



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コメント
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