『週刊朝日』の★取りで
男性と女性の評価が真っ二つなのが笑えた。
ワシはどうかって?
あ、一応“女性”票で・・・(笑)
「人生、ブラボー!」71点★★★★
****************************
2011年、カナダ。
42歳、独身のダヴィッド(パトリック・ユアール)に
ある面倒が巻き起こる。
23年前、彼は小遣い稼ぎに
693回の精子提供を行ったのだが
病院側がそれを大勢に提供し
彼の遺伝子を持つ、533人の子どもが生まれ(!)
さらに、そのうちの142人に
「身元を開示せよ」と訴訟を起こされたというのだ!
「そんなの知るか!」とシカトを決め込むダヴィッドだが
好奇心を抑えられず、
自分の子どもたちにこっそり会いに行くことに――。
****************************
まず題材のおもしろさに加点。
気の効いたセリフで笑わせて
のちホロリもいい。
ただ
全体にもっさり垢抜けないところがあり(特に編集かな)
無駄に長い感じが、ちょっと惜しいですねえ。
子どもたちから、なぜ彼が訴えられるのか?も
イマイチよくわからないんだけど、
まあそこはさておき、
借金ありの中途半端なダメ人間である主人公は
遺伝子上の自分の子どもが少し気になり始め
くじ引きのように一人一人のプロフィルをひいては
こっそり会いに行ってみる。
なかにはプロのサッカー選手がいたりと
けっこう嬉しいこともあり
名乗り出ることは出来ないけれど
主人公自身も彼らと触れ合ったり、知り合ったりすることで
人間的に成長していく・・・という展開。
言ってみれば“兄弟姉妹”な大勢の若者たちが
集まって団結しちゃったりする描写も
けっこう斬新で(笑)
まあフツーに楽しめたけど
男の人にとっては、タネをネタにされる点も含め
どこか引っかかるとこがあったりするのかしらん。
ワシにはわからんけどね。
★1/26(土)からシネスイッチ銀座ほか全国順次公開。
「人生、ブラボー!」公式サイト