ライアン・ゴズリングは
なんでこんなに色男なのか。
そしてこのタイトルは
なんでこんなに覚えにくいのか(苦笑)
「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」79点★★★★
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ルーク(ライアン・ゴズリング)は
移動遊園地で命がけのバイクショーをする
天才的なライダー。
彼はかつての恋人ロミーナ(エヴァ・メンデス)と偶然再会し、
ロミーナが自分の子を生んでいたと知る。
二人を養おうと決めたルークは
危ない仕事に手を染めるようになり――。
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「ブルーバレンタイン」の監督×ライアン・ゴズリング×
ブラッドリー・クーパーという
期待あおりまくりの作品。
そして実際
「うーむ・・・こうきたか!」とやられました。
こうきたか!を存分に味わいたい方は
ここまでにしておきましょう(笑)
前半はライアン・ゴズリングの危さをともなう
匂い立つ色気で押しまくり
「いつブラッドリー・クーパーが出るのかしらん?」と思わせておき、
アッ!という感じでバトンタッチ。
後半のクーパー主体のストーリーへとつないでいくという
展開なんですねえ。
クーパーはマジメな警察官役で、
この対照的な二人の男の人生が
交わるかに見えて一瞬で離れ、次へと進むっていうのは
二人のスター度からしても、かなり意外性があってうまいと思う。
さらにそこから
彼らの子ども世代へと話がつながるという
壮大な二世代にわたる「男」の物語なんです。
色気むんむん醸し出しつつ、
色っぽいシーンがほとんどないのも洒落てるし
アイスクリームのエピソードや
「スター・ウォーズ」のセリフなど
胸につん、とさせる細部もしっかり描き込んでる。
思ったよりも大きな物語を前に、
しばしボーッと、エンドロールを見上げつつ、
じわじわと込み上げてきました。
★5/25(土)から新宿バルト9ほか全国で公開。
「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」公式サイト