紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

確定申告 悪癖が消えた?

2019年02月18日 | 田舎暮らし&家族

申告期限までには、いずれ提出しなきゃならない確定申告。

何でも追い詰められギリギリまで腰を上げない我が悪癖。それがわかっているだけに、確定申告だけは「早々に提出してしまえば気にすることもないし」と、毎年、早々にとりかかるものの提出日はずれ込んでいた。

今年の意気込みは違った。

確定申告受付開始日の今日、8時半過ぎに提出し納付も済ませた。確定申告を初日に提出したのは今回が初めてだった。

8時半過ぎ、受付開始間もない時間に税務署に到着すると、案内職員がいつもどおり「提出ですか・相談ですか」と尋ねたので、「提出です」と返答すると「赤い線に沿ってどうぞ」と。

通路脇の待合室を見ると、すでに10数人もの相談者が椅子に座って待っていたのでビックリ。提出窓口に向かうと、提出者は誰もいなかった。すぐ、職員が受付をしてくれた。「控」に受付印も押してくれた。納付を申し出ると、すぐに受領処理をしてくれた。自分専属の窓口みたいで爽快な気分だった。

聞けば、自分が「提出第1号」とのことだった。思わず「ヤッター」とガッツポーズすると、職員さんがニヤニヤ笑っていた。


申告作業が手軽になったのは、国税庁のシステムのおかげ。

昔、手作業で作成していた頃は厄介だった。不動産内訳では土地情報や相手情報の記載の手間、農業内訳では減価償却計算や費目別集計の手間、提出書類の計算ミスがないかのチェック、下書きしておいた申告書を書き写す手間、税額表をみて納税額を計算したりと厄介で手間のかかる作業だった。

システムを使えば、必要事項を入力するだけで自動で計算してくれる。間違ってもその項目だけを入力し直せばいい。前年のデータも引用してくれるので、不動産の内訳や相手先の情報などを入力しなくてもいい。今は家庭園芸なので農業収支の提出が必要なくなったとは言っても、システムがなかったら今頃は四苦八苦して作業していたに違いない。

昨年の申告書控と作成したばかりの今年の申告書を見比べて気がついた。家内の国民年金の掛金納付が昨年途中で終わったので、社会保険料控除が少なくなっていた。医療費控除も一昨年よりは減っていた。出費が減ったことで家計が大助かりになり喜ぶべき筈なのに、控除額が前年より減っているとなぜか損したような気がした・・・

ただ、「e-tax」はなぜか馴染めない。毎年、案内が送られてくるが利用していない。得体の知れないハッカーなどが暗躍する世界だけに不安感しかない。税務職員がチェックしてくれペタン・ペタンと判子を押してくれると、「提出した」という安堵感にひたれる。彼等には手間かも知れないが・・・

帰路、久し振りに喫茶店に立ち寄った。コーヒーが一段と美味しく感じた。