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河井夫妻逮捕~東京地検が動いた2つの理由

2020年06月19日 23時51分50秒 | 事件と事故
河井夫妻逮捕~東京地検が動いた2つの理由

河井夫妻が逮捕~極めて悪質な事件

政治 河井議員夫妻を立件へ 衆院本会議を終え、議場を後にする河井克行前法相=2020年6月17日午後、国会内 写真提供:産経新聞社

2019年夏の参議院議員選挙で地元県議らに現金を渡し、票の取りまとめを依頼したなどとして、東京地検特捜部は18日、公職選挙法違反(買収)容疑で、自由民主党を離党した衆議院議員で前法務大臣の河井克行容疑者と、妻で参議院議員の案里容疑者を逮捕。衆議院第二議員会館と参議院議員会館内の2人の事務所などを家宅捜索した。 飯田)94人の県議、市議、地元首長らに2570万円を提供した疑いがあるということです。この河井夫妻の逮捕、そして起訴の可能性、量刑などにつきまして、東京地検特捜部副部長でいらっしゃいました、若狭勝弁護士に話を伺います。 若狭)今回、逮捕事実が本当であれば、極めて悪質極まりない事件です。逮捕され、証拠があれば、起訴されるのは当然だと思います。

投票買収、票をお金で買うというのは、公職選挙法のなかでも極めて悪質なことです。民主主義を蔑ろにする恐れがある。民主主義というのは選挙で選ばれる、選挙の公正ということがいちばん大事ですが、それをお金で買うようなことが横行すれば、正しい選挙ができなくなり、民主主義が危機に陥ることになります。さらに今回は、極めて多額であり、人数が多過ぎるのと、夫婦共々でやっていたということ。さらに、この事件を起こした後に法務大臣になっています。犯罪を取り締る所管の責任大臣であった。このような特別な状況が付加されています。 

飯田)そこまでの悪質なものだと、量刑はきついものになりますか?

克行容疑者は実刑の可能性が~受け取った議員については司法取引で処罰なしということも

参院選、違法報酬疑いで広島地検が事務所捜索を受け報道陣の取材に応じる河井案里氏=2020年1月15日午後、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社

若狭)克行容疑者に関しては、この事実が認められれば、判決に執行猶予はつかず、実刑となると思います。案里容疑者のほうは、克行容疑者に従属しているという意味においては、執行猶予がつく可能性もあると思います。 

飯田)一方で、合わせて94人の方々にお金が渡った。渡した方というのは今回逮捕されていますが、もらった方が何か罪に問われるということはないのですか?

 若狭)もらった方も犯罪になるのが公職選挙法です。ただ、今回はかなりの人数になりますので、議員の人たちは公民権停止となり、選挙にも出られなくなってしまいます。そうなると、地元の政治が混乱してしまう恐れがある。その意味では、検察が今回に限り、事実上の司法取引を行って、処罰はしない、あるいは罰金程度に抑えて軽くする可能性はあります。 

飯田)それは現場の検察サイドの裁量でできるということですか? 

若狭)そうです。司法取引というのは最近、法律で制度化されたのですが、公職選挙法違反は法律で制度化された司法取引の対象にはなっていないのです。ですから、正規の形での司法取引は難しいですが、事実上、検察が持っている「起訴するかどうか」という裁量権に基づいて、「今回は起訴しない、処罰しない」という選択をする可能性はあると思います。

東京地検が動いた理由~黒川前検事長がいなくなった

東京高検の黒川弘務検事長=2020年5月22日 写真提供:共同通信社

飯田)それから、今回、東京地検も動いてという形になりました。もともと、広島の地検がやっていたと報道されていたのですが、今回、東京で逮捕にまで至るというのは、検察は相当、気合を入れて取り組んでいるということなのですか? 若狭)そうです。相当な力を入れているのは間違いないと思います。

本来は広島の事件なので、広島地検で逮捕するのが通常なのですが、今後、河井夫妻が裁判において徹底抗戦をする可能性がある。そうした場合に、裁判で検察が特別なシフトを組む必要がある。そうなると、検事の数の多い東京でやるのがいちばん望ましいということになります。

また、東京だと東京地検、東京高等検察庁、最高検察庁という組織が1つの建物に入っているので、情報がリアルタイムで共有でき、いろいろな指示や指揮がしやすいということで、東京に持って来たのだと思います。 

飯田)その東京高検ですが、前の検事長が黒川さんで、物議がありましたけれども、この影響はあると思いますか? 

若狭)1つは、先ほど申し上げた、東京地検に持って来たということが影響としてあると思います。仮に、黒川前検事長が現時点においても検事長のままであったとしたら、東京に持って来ることは難しかったのではないかと思います。黒川さんは政治的に近いと言われていたところがありまして、黒川さんのお膝元の東京に持って来ると、「手心を加えるのではないか」と国民が心配、不安に至る。

そうすると、検察もおいそれと東京には持って来ることができないと思うのですが、検事長が変わったために、そのような危惧がなくなり、東京に持って来ることができたということでしょう。それからもう1つの側面として、黒川さんの掛け麻雀などで、検察の信頼が国民から失われたということがあると思うのですが、今回の事件をやり遂げることで、国民の信頼を回復したいという意気込み、思いがあったのではないかと思います。


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小池百合子さんはカイロ大学を首席卒業していません」元同居女性が証言《この記事が全ての発端だった!》

2020年06月19日 17時45分38秒 | 社会のことなど
小池百合子さんはカイロ大学を首席卒業していません」元同居女性が証言《この記事が全ての発端だった!》

ノンフィクション作家・石井妙子氏の『 女帝 小池百合子 』が大きな話題となっている。小池百合子東京都知事の“知られざる経歴”を暴いた同書の発行部数はすでに15万部を突破。その内容を受け、カイロ大学が小池都知事の卒業に関して声明を出すなど社会的事象となっている。 

【画像】小池百合子氏が“初めて”カイロ大学を卒業したと語った新聞記事  

同書の基になっているのは、石井氏が「文藝春秋」2018年7月号に寄稿した「小池百合子『虚飾の履歴書』」という記事だ。かつて、小池都知事とエジプトのカイロで同居していたという女性が、40年余の沈黙を破り、「小池さんはカイロ大学を首席で卒業していない」と証言したのである。今回、すべての発端となったオンライン記事を再公開する。(初公開:2018年6月8日) 

◆◆◆ 〈私は小池百合子さんとカイロで、同居しておりました者です。カイロ大学を卒業、しかも首席で、という肩書を掲げて小池さんは今日の栄光を勝ち得ましたが、彼女は実際にはカイロ大学を卒業していません〉  

今年1月、ノンフィクション作家の石井妙子氏宛てに一通の手紙が届いた。差出人は早川玲子さん(仮名)。小池百合子都知事がエジプトの首都カイロに留学していた時期に同居していた女性である。  

これまで早川さんはマスコミの取材を受けたことは一度もなく、40年以上も沈黙を守り抜いてきた。だが、早川さんは石井氏が「文藝春秋」2018年1月号に寄稿した「女たちが見た小池百合子『失敗の本質』」を読み、真実を話すことを決意したという。  

早川さんからの手紙にははっきりと、「彼女は実際にはカイロ大学を卒業していません」と書かれていた。  


小池氏がこれまで自著で記してきたカイロ時代の経歴は、主に、次のようなものだ。 「1971年秋にカイロ・アメリカン大学に入学してアラビア語を学ぶ。翌1972年10月、カイロ大学文学部社会学科に入学し、1976年10月、日本人女性として初めて、しかも首席で卒業」(『振り袖、ピラミッドを登る』1982年、講談社など) 

 しかし小池氏の説明には矛盾も多い。例えば上記の『振り袖、ピラミッドを登る』には、「(カイロ大学を)一年目は落第し」と書いている。もしも1年、留年したのであれば、卒業は1977年でなければ、話が合わないはずだが、彼女は「1976年に卒業」とはっきり書いている。またアラビア語は非常に難解な言語で知られ、日本人で最初にカイロ大学を卒業した小笠原良治・大東文化大学名誉教授でさえ卒業までに7年もかかっている。4年で、しかも日本人の首席卒業はほとんど奇跡に近いという。

それゆえ、これまでもたびたび、この「カイロ大学首席卒業」については、疑惑の目が向けられてきた。しかしそのたびに小池氏は、「卒業証書もある」と語ってきた。そして選挙公報にも「カイロ大学卒」と記している。  

真実は一体、どこにあるのか。  石井氏は早川さんへのインタビューを重ね、彼女が保管していた膨大な量の手紙や手帖を検証し、それと同時に、当時の小池氏を知る関係者らへの取材を数カ月にもわたり続けてきた。カイロでは彼女たちが当時住んでいたマンションも訪ねた。 


 また今回、石井氏は同書の“続編”ともいえる記事を「文藝春秋」7月号に寄稿した。2018年に希望の党が消滅した後、沈黙を貫き通していた小池氏は、なぜ今回のコロナ禍で不死鳥の如くよみがえったのか。感染が拡大する中、彼女が最優先に考えていたのは、コロナ対策でも都民の安全でもなかった。復活劇の裏で小池氏がとっていた行動とは――。  その全貌は「文藝春秋」7月号及び「文藝春秋digital」に掲載の「 女帝・小池百合子が豹変するとき 」で詳述されている。

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【速報】FNN 産経新聞合同世論調査で不正が発覚 委託先社員が電話をかけずに架空のアンケート結果を入力

2020年06月19日 14時52分00秒 | 日々の出来事
>やはり、増すごみのアンケートの実態は、こんなものでしたね笑


FNN(フジニュースネットワーク)と産経新聞が実施していた世論調査で、委託先の社員が一部のデータを不正に入力していたことが明らかになった。

データを不正に入力していたのは、調査業務を委託された株式会社アダムスコミュニケーションが、実務のおよそ半分を再委託していた、日本テレネット株式会社のコールセンターに勤務していた社員。

日本テレネットは、FNNと産経新聞が2019年5月から世論調査業務を委託している、株式会社アダムスコミュニケーションから、実務のおよそ半分を再委託されていた。

FNNと産経新聞は、「政治」をテーマに、世論調査をほぼ毎月行っており、全国の18歳以上の男女およそ1,000人を対象に、コンピューターで無作為に選ばれた固定電話と携帯電話の番号にアダムス社と日本テレネットの2社がそれぞれおよそ500件ずつ電話して調査していた。

私どもがデータを検証したところ、実際には電話をしていないにもかかわらず「電話をした」として架空のアンケート結果が一部入力されていることがわかった。

架空のアンケートが入力されていたのは、14回の調査のすべてのサンプル数のうち、およそ17%分だった。

この日本テレネットの社員は、フジテレビの聞き取り調査に対して「利益を増やしたかった」、「オペレーターの人集めが難しかった」と説明している。

私どもは、今回の事態を重大なものと認識し、視聴者の皆さまには誤ったデータが入った調査をお伝えしてきたことをおわびいたします。

委託先の選定や、データの確認の方法などについて、今後さらに検証し、しかるべき処置を行ってまいります。

世論調査は、確実な調査方法が確認できるまでは休止し、問題の期間に行われた調査結果とそれに関する放送は取り消します。

2020年6月19日 金曜 午前11:30


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初夏の気候で新型コロナ、撃滅できる

2020年06月19日 14時00分57秒 | 医療のこと
紫外線と高温多湿に新型コロナウイルスは、弱いそうですから☀
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新型コロナ、高湿度に弱い♪>日本の梅雨で新型コロナは終息か?

2020年06月19日 09時30分56秒 | 医学と生物学の研究のこと

新型コロナウイルスは、湿度の高い環境では消滅が早まるように思われる。米国の研究では、暗く乾燥した環境での実験においては、ステンレスなど通気性のない素材の表面でウイルス粒子の半数が機能を失うまでに18時間を要した。

だが高湿度の環境では、ウイルス粒子の半数が不活化し感染力を失うまでに要する時間は、6時間に短縮された。高湿で日光の当たる状況では、半数が不活化するまでの時間は2分になった。

ジョンズホプキンス大学医療安全保障センターの上級研究員で米国感染症学会の広報担当者を務めるアメシュ・アダルジャ氏は、「ウイルスが周囲の環境によって影響されることは分かっている。多くのウイルスは、高温下や紫外線放射が強い状況では生き残れない」と述べている。

だがアダルジャ氏は、夏の気候条件によって、表面に付着したウイルスの生存能力を損なう可能性はあるが、それは人から人に感染しなくなるという意味ではない、と警告する。

<夏の到来は感染抑制につながるのか>

ハンター氏は、「新型コロナ感染症が北半球の夏のあいだにかなりの程度抑え込まれる可能性は高い」という。

 一方、「流行が再燃するかどうかは議論の余地がある」とハンター氏は言う。「夏のあいだにほぼ消滅し、冬になって再び現われても私は驚かない

https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-seasonality-idJPKCN2290PO
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