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「沈没しよるけん、今までありがとうね」 知床観光船から妻に電話

2022年04月27日 22時03分56秒 | 事件と事故


北海道・知床半島沖で乗員乗客26人を乗せた観光船「KAZU Ⅰ(カズ ワン)」が浸水した事故で、安否が分かっていない佐賀県有田町の70代男性が事故のあった23日午後、妻に「船が沈没しよるけん、今までありがとうね」と電話をしていた。男性は息子と製材所を経営し、かつては商工会の中心的存在だった。家族思いで知られ、親族らは「怖かっただろうに、あの人らしい」と涙を流した。


4/26/2022

【写真】救助された人を搬送する様子も 現場は今  

「奥さんにお礼を言いたかったんだろう。優しい人だから」。男性の義弟(69)は寂しそうな表情を浮かべた。男性は地元商工会などで親しかったゴルフ仲間2人と乗船し、事故に巻き込まれたとみられる。 

 男性の製材所は父から引き継いだ頃、従業員が数人規模だったが、男性の経営手腕で二十数人を雇用するまでに成長した。自身も勤めていた義弟は「仕事に厳しいが、思いやりがある。奥さん思い、家族思いで、孫のことも可愛がってくれる」と話した。 

 かつては地元の西有田商工振興会で理事を務めた。男性を知る有田商工会議所の川原耕洋事務局長は「いつもにこにこしていて、みんなに慕われている。地域の発展に尽くした人だ。無事に帰ってきてほしい」と祈るように話す。

  ゴルフ仲間の男性(72)は17日にゴルフをした時、男性から「北海道に行く」と聞いていた。「しっかり者で慎重な人だから(カズ ワンが)昨年、事故を起こしていると知ったら乗船していなかったと思う。周囲もこんな事故が起きないよう対処してほしかった」と悔やんだ。【山口響、城島勇人、峰下喜之】


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運航会社の無線アンテナ、壊れて観光船とやりとりできず…GPS巡り海保の指導も

2022年04月27日 20時03分58秒 | 事件と事故


北海道・知床半島の沖合で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が消息を絶った事故で、運航会社「知床遊覧船」(北海道斜里町)の無線設備が破損していたことが26日、国土交通省関係者などへの取材で分かった。事故直前に、観光船の設備について海上保安庁の指導を受けていたことも判明。国交省や同庁は、安全管理体制に問題がなかったか詳しく調べる方針。 


4/27/2022


【表】近年の観光船による主な事故




 国交省関係者によると、破損していたのは、運航会社社屋の屋根に設置されている無線用のアンテナ。沖に出た船舶との連絡に使用する。しかし、23日の事故後、同省職員が監査で立ち入るなどした際、破損しているのを確認したという。

 雪で破損し、使用できない状態だったとみられ、同社関係者も26日、読売新聞の取材に対し「会社の無線アンテナは、しばらく前から壊れ、事故時は船とやりとりができない状態だった」と証言した。


 事故当日にカズワンの異変を察知し、同庁に最初に118番通報をしたのは知床遊覧船ではなく、斜里町内の別の観光船会社だった。この会社によると、カズワンが帰港予定時刻になっても戻らず、無線で「どこにいる?」と尋ねたところ、船長と思われる男性から「カシュニ(の滝)にいて時間がかかる」と返答があった。

だが、その後、慌てふためいた様子で「大変だ。ライフジャケットを着せろ」との声が聞こえたため、通報したという。

 旅客船事業者は事故発生に備え、海上運送法に基づき、安全管理規程で船と事業所間での通報・連絡手段を定める必要がある。国交省などは規程が順守されていたかを確認している。


 また、事故2日前の今月21日に海上保安庁による定期的な安全点検で、洋上での位置などを確認する「GPSプロッター」と呼ばれる機器がカズワンから取り外されており、海保が指導していたことも分かった。

運航会社の無線アンテナ、壊れて観光船とやりとりできず…GPS巡り海保の指導も


 海保関係者によると、「船のカーナビ」とされる機器で、自船の位置や海図、水深を把握できる等深線などがモニターに表示される。搭載は義務ではないが、多くの船で使われ、カズワンは昨年6月に座礁事故を起こし、海保が「GPSプロッター」を再発防止に使用するよう指導していた。

 21日の点検で、知床遊覧船は「整備のために外している」と説明。海保は再度取り付けるよう指導し、後日、確認する予定だった。事故当時に取り付けられていたのかは不明という。




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解剖学実習用の献体50体を不適切処置 島根大学医学部

2022年04月27日 18時51分34秒 | 医学部と医師の育成のこと
解剖学実習用の献体50体を不適切処置 島根大学医学部


某私立大学医学部

島根大学医学部(島根県出雲市)で、解剖学授業の実習に役立てるために献体を受けた50人の遺体について、適切な保存処置が行われていなかったことが分かり、大学が27日、記者会見を開いて謝罪しました。 


【写真を見る】解剖学実習用の献体50体を不適切処置 島根大学医学部 大学の説明によりますと、今年3月10日、献体を引き受けた後に行う、保存のための処置が適切に行われていない複数の遺体があることを解剖学実習の担当教員が発見。 状況を確認したところ、預かっている献体112体のうち、50体について、適切な保存処理が行われていなかったことが分かったということです。

本来、献体を受けると、AiCT撮影や固定液注入、脳摘出などの保存処理を行って安置・保管。その後、解剖学実習に活用されます。 

しかし今回は、固定液の注入が不十分だったものや、個人の識別番号を振っておらず、当初は個人が特定できない状態の遺体もあったということです。その後、112体すべてのAiCT検査を行い、照合したということです。 

50体は2017年度から2021年度にかけて提供されたもので、問題発覚後、保存のためのできる限りの処理を行い、実習に活用できるか様々な検討を行っているということです。 遺族に対しては、新型コロナの感染状況を見ながら謝罪と説明を行うとしています。 

大学の説明によると、献体の安置・保管作業は1人が担当して行っていたということです。 原因について大学は、組織の管理体制の不備が一因として、再発防止に向け、医学部内に委員会組織を立ち上げ、抜本的な組織の見直しと管理体制の強化を図るとしています。


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アオモミジの春です🍀

2022年04月27日 13時01分46秒 | いろいろな出来事
生命力を感じる緑ですね🍀



4/10/2022
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意外な対応>知床観光船事故 北方領土周辺海域捜索をロシア側「了承」

2022年04月27日 07時02分23秒 | 事件と事故
中村逸郎教授 知床観光船事故 北方領土周辺海域捜索をロシア側「了承」 その理由を解説

>中村逸郎先生の所属は以下です>
筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授

4/26/2022

>筑波学院大>これは間違いですね!



ロシア政治を専門とする筑波学院(ママ)・中村逸郎教授がフジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。北海道・知床半島沖で子供2人を含む乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」=19トン=が遭難した事故で、海上保安庁がロシアが実効支配する北方領土周辺海域に捜索範囲が及ぶことをロシア側に通知し、了承を得たことについて言及した。

 【写真】https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/04/26/gazo/20220426s00042000166000p.html  

ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、日本とロシアの国際関係は微妙な状況。ロシア側との交渉が必要なのではという見方も出ていた。 

 ロシア側の了承が得られたことについて、中村教授は「実は日本は北方領土に住むロシア人に対して、たくさんの人道支援をしてきた。

ロシア人が病気になった時、日本からドクターヘリが行って、北海道の病院に運ぶとか、これまでやってきたんですね。こういった形で日本が非常に支援を求めるような形になれば、ロシアもすぐに対応すべき事案だと思っています」と述べた。


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