marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(357回目)世界を形成する歴史認識の通奏低音(Ⅱ)

2017-06-04 08:43:32 | #日記#手紙#小説#文学#歴史#思想・哲学#宗教
 僕が海外出張の時に1ドル紙幣を手にしたとき(成田空港で「円」を換金してくれます。今はどうか、中国「元」へは信頼性がないのか変動が大きいからか取り扱ってませんでした)以外と小サイズだなと思ったもので、これが例のシンボルマークかと思ったものです。海外に行く時は、使われている紙幣の絵柄も興味津々。フィリピンでは、裏面におそらく自国を守ろうとした民族統一戦線だろうと思うけど何人かが銃を持ちドクロを机上に置いて何やら相談しているような絵柄でした・・・残念ながら理由は調べられ無かったけど。昨日、フィリピンで日本人男性二人が銃で撃たれて死亡とのニュース、かの地では通常の量販店で銃も売っている。血だらけの木造のキリスト像も・・・。ホテルの有線放送では司祭の説教も時折放映される。脱線したが何を言いたいのか。
◆そう・・・フリーメイソンだった。モーツアルトの「フリーメーソンの葬送曲」。彼も一員だったけど前に書いたが、この曲の最後は魂が天上に帰っているいくようにすーっと終わる不思議で気に入ってます。彼らの事については評論家で終わりたくはない。まして、秘密結社なる一つの暗いイメージでは終わりたくない。なぜなら、今の僕らの生活のまさに通奏低音のように精神生活に影響を与えてきてもいるのだから・・・(と僕は考える)。
◆さて、表題のこと 先の永遠の命のことば。前回の、全知全能の神であるのであれば、少なくともそう地上の儚い人間が思うのであれば、話ができる相手がいないといけないだろうと。けれど聖書を手に読んだがさっぱり心情に訴えない。せいぜい、よきサマリア人と題されているところだった。そうなのである。人は自分の都合のいいように読もうとするのである。特に宗教書に関する類いは・・・。ところが聖書はまるで無味乾燥。ときおり、突拍子もないことも書かれている。しかし、一字一句神の霊感によって書かれていると。これに言われている人、キリストなりを信じて自分の死をも賭けたという、自分の暗さも含めて、全知全能のその人を知りたいと心から僕は思ったものだ・・・。
◆さて、それにしても裾野は広すぎた。あれやこれやで、生身の人間の説教か・・・といえば、何かしっくりこない。つまり、それはそれで尊重するとして、やはり、何度も自分の言葉で読まなければ始まらないと思われた。んで、疑問は正直、ひっかかりは覚えておくことにした。その点を気にすると今度は引っかかりだらけ。まずは、読み通すことに・・・。並行で日本の宗教や政治、歴史など少々、読んできたが、それをも参考に・・・・。
◆そうすると、この国の精神構造とやらが・・・、しかし、本当の事を知るには今の知識を持って、当時に生きないといけない。それもできようもないから、その当時の人間のそう思った意識、つまりその時代に生きてはいるが同じ人間としての当時の考えはいかなるものであったのかを知りたいと願った訳です。時代や因習、伝統、詰まるところ人間を含めた環境、そして遺伝的気質、生い立ちまで・・・。そうでなければ、うわずみでの知識だけで、いくらいいこと言ってもおそらく違うのではないか、あるいは逆に悪いことが言われてもそれはその個人の見解であって一般化されるものではないのではないかという考えに行き着いた訳です。
◆そうであるならば、尚更、イエスの時代、使徒たちの生きた時代、教父の時代、古代、中世、近世、近代、現代とその時代に生きた人々に語りかけたイエスは、今、僕らにどのように語りかけようとしているのか・・・。イエスばかりではなく、むしろ当時、同時に生きていた使徒たち、そして多くの弟子たち(名前も知らない多くの弟子たち)と言われていた人たちは・・・。
◆イエスは言うわけです。助け主を送ろうと、それは私が地上に来た事をより教えてくれるであろうと・・・。生きている人間がいる限り彼を信じて死んだ者たちも多くを語るであろうと・・・。  続く ・・・