オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【釣りバカたち】我が身につきささる言葉がズラリ...。

2024年06月06日 00時00分00秒 | 釣りキチ三平語録


へびんさんの紹介で書籍版を古本で購入している。

 この本のすごいところは「釣りの技術のうんちく」だけでなく「釣りという魔物に取り憑かれた」僕のような人種の顛末を描いているところである

 矢口先生いわく,1971年頃から出版しているそうで,この単行本発行時の1991年に「画業20年で続けてきたもの」とも描かれているから,『釣りキチ三平』以上に長く支持を得てきたというわけだ。


道楽にこると親の死に目に会えない/考え方が貧しいなど。

 矢口先生のスゴイところは,とても「作り話」に思えないところだ。御本人いわく「最初の頃は絵が下手くそ」みたいに謙遜されているが,21世紀のいまでも,これだけの画力をもつ漫画家など知らない

 道楽に凝りすぎて人生を踏み外した男達の人生が描かれていることも多い。その顛末は,まるで社会的地位とかそんなものより釣りが大事になってしまう,自分の人生感に通ずるものがあり,この本は「釣り好き」の人こそ読まない方がきっと安心するだろう。ましてや,平和な家庭を望むなら,だ。

 趣味は人生の息抜き,って終盤の矢口先生も力説しているヨネ


【しつこい! 釣りキチ三平語録】「生活の中のたのしみとしての釣り」と「プロの漁師の釣り」...。

2024年05月04日 13時35分09秒 | 釣りキチ三平語録


5月になったら俺の好きなムツゴロウの話だ。

 何度も何度も書いている話題だが,どうしても好きなシーンがあるので紹介したい病気な自分をご容赦頂きたい


生活の中のたのしみとしての釣り,漁師としての釣り。

 この「有明海のムツゴロウ」が収録された単行本第25巻は,すでにボロボロである。小遣いで買ったような記憶がぼんやりあるが,40年以上前の話である。

 何が好きかといえば,この矢口先生でしか語れない「釣りの意味」の違いだ。そしてそれがまた押し付けに感じられない。魚紳さんにしろ,網元のおやっさん...違った,小次郎おじさんにしろ,みんな冷静で「人生の機微に通じた大人」なのだ。

 『9で割れ!』に描写の特徴的な矢口青年の「実体験」がこうしたセリフを主人公に語らせるのだろう。『釣りバカたち』では,かなりブラックな話題もあるが,それは「釣り」の中毒性をも切実に語っている。

 そんなことに気づいたのはおそらく30代になってから。もう100回以上読んでいるのに飽きない 本棚から消えない それもまた,自分が「釣りキチ」なのだということを改めて理解させてくれるのだった。

 2024年も4ヶ月が過ぎてしまった。まったくもって速い。5月はもっと速い。6-8月なんて一気通貫である。諸行無常の日々である


(再掲・初出2010/06/08)【釣りキチ三平第8巻】「要するに釣りは実戦だ」,なんてカッコイイ!!

2024年04月16日 17時37分45秒 | 釣りキチ三平語録

★2010/06/08初出の記事ですが,いま再掲します。

何が言いたいかというと,ネットの記事に踊らされている自分自身への反省と,釣れた記事や動画だけUPしている「釣り自慢」への批判です。

「自慢」は大いに結構です。でも,「釣れない」ことも正直に書いてナンボだと思います。何回も引用していますが,動画ならミラクル宮さんだけは信用できる,ということです。

 今回も,オズマの記憶に鮮烈に残ったセリフを。

 「O池の滝太郎」は,たしか,秋田に実在する大鳥池がモデルになった,とこの続きの9巻巻末に書いてある。

 この8巻は,いとこが最初に9巻を買ってしまったので,その前を読むために,たしか銭湯帰りにとうちゃんにせがんで購入したものだ。


ルアーに憧れました。
第二次ルアーブームの到来らしいです。


 そして,この巻では,外国帰りの,いまでいう帰国子女がルアーのカッコヨサとか,キャスト技術をこれみよがしに見せつけるのだけれでも,それに対して魚紳さんが言った次の一言が実にカッコイイ。


千変万化する自然を相手とする本物の釣りは
甘いものじゃねえ,と。実戦がすべてだと。


 この頃の魚紳さんは,風来坊釣り師の雰囲気バツグンで,ウイスキー片手に釣りをしていたりしていたのだけれど,とにかくこのセリフにはしびれたもんです。

 オズマ中学生時代には,釣りキチ三平のアニメで釣りが学校中でブームになってしまい,まあ,その前からやっていた自分なんかはやたらと訊かれるわけです。あれはどう釣るんだ。今日は釣りに行くのか,などなど。

 で,自分の方が釣れなかったことなんてザラでした。だって,実戦がすべてですから。多摩川の二ヶ領用水では,真冬にクチボソ釣り対決をしたものだが,かなりの大差で負けていましたね。

 まあ,こんなカッコイイセリフ,一度でいいから,釣る前に言ってみたいものです。釣れてからいうのは誰でもできるしね。


【釣りキチ三平カレンダー】卓上版は仕事の疲れを癒やすために!

2024年01月09日 00時00分00秒 | 釣りキチ三平語録

 釣りキチ三平カレンダー卓上版をご覧のように仕事の机に置いた。

 ウム。実用的ではないが,精神の安定を図ることができる。副交感神経が優位になりそうだ。

 もったいないのでこのカレンダーに書き込みはしない。書き込み用のカレンダーは別途ある。いや,大雑把なものはグーグルカレンダーに入力するようになった。

 自分の所属する部署も,また組織改編で「〇〇DX本部」だそうだ。

 稟議書やら決裁書類関係一式いまだアナログなのに...。電子印鑑でもなんでも来い,ってんだ。自分がつくったマニュアルは100種類じゃないぞ。とっくにDXの先頭を戦闘してきたよ。

 よく見ると「デラックス部」でもあるんじゃないか マツコ

 これはもう,会社が銀行に操られている気配濃厚だ。

 ワシの読みは深いから当たるんですよ,釣り以外は


【釣りキチ三平】2024年もカレンダーをGET! 躍動感ある絵が最高だ!

2023年12月24日 00時00分00秒 | 釣りキチ三平語録


12月まで経過したらoiさんが「売ってるよ」と教えてくれた。

 『釣りキチ三平』リアル世代としては,単行本はおろかグッズ関係も揃えたい

 2023年は連載50年記念として販売されていたカレンダーが,見つからない。検索方法が間違っているのだろうか...

 あきらめかけて,会社関連でもらえる面白くない(仕事を思い出すので憂鬱にさえなる)カレンダーしかないか,と思っていたそのとき

 「オズマさん,売ってるよ」とoiさんからLINEが来た。

 探すと楽天で売っていた。ポイントが溜まっていたので実質無料で購入した


オラが一番好きなのは有明海のムツゴロウ。ウッヒョー,て声が聞こえてくるだ。

 この他に卓上版も購入し,卓上版は会社で活躍する。いや,気分的にいつも癒やされるのである。書き込みなんてもったいないからしない。あくまで日程を俯瞰するのに使うのだ。

 それにしても二色もまた味わい深い

 矢口先生の迫力ある動画のような仕事の結集 およそ,釣りマンガでこれ以上のものはないといつも思う(最近ボチボチ出ているものは論外)!

 矢口先生と販売してくれるプロダクションに感謝である,いや教えてくれたoiさんにもだ


【有明海のムツゴロウ】ミラクル宮さんが挑戦していた。「針を置いて」いたがスゴイ。

2023年10月25日 21時53分38秒 | 釣りキチ三平語録

むつかけにチャレンジ!【有明海】



 これは,自分もやってみたいぞ

 宮さんは「針を置く」作戦で5匹ほどムツゴロウをかけていた。スゴイな

 自分に「マス底の死点」はつかめるわけもないから,大いに参考になった。

 そもそも,ムツカケって「極めて習熟度を要する高度な漁」だから,最初の5匹はその人の実力,って小次郎おじさんが言ってたよね(『釣リキチ三平』での小次郎おじさんね)。

 いやいや,マジでこれは楽しそう

 ありがとうございました,ミラクル宮さん


【閲覧注意・釣りバカたち】野糞が最高...なのか...。たしかに気持ちよかったかも。

2023年05月31日 00時00分00秒 | 釣りキチ三平語録

 『釣りバカたち』を読み進めると,最後は中国に行く話になっている。当時の矢口先生は45歳ぐらい。もちろん創作もあるにせよ,絵から何からダイナミックかつ繊細で,矢口先生の実力が発揮されている素晴らしいエピソードだ

 そのワンシーンがこれ。

 遠征で食べ物や時間が異なると,たしかに僕も苦労したことがある。

 初の琵琶湖遠征では,毎夜20時就寝・3時起床なんてリズムだったから排便機会を逃していく

 そして,4日ほど経過したファミレスで好物のサラダが食べ放題。思い切り食べたら「スイッチ」が思い切り入って,ファミレスのトイレに通いっぱなし。

 友人には「おめえ,食べ過ぎだよ」「馬みたいな食べ方だったぜ」と言われた。まあ,食べ方に対して僕はきれいな方ではないと自覚しているが,まずは排出できたのが何よりだった。彦根の,ビッグボーイというファミレスだったが,いまでもあるのだろうか(と調べたら閉店していました)。

 この記憶が鮮明だが,なんといっても水郷・与田浦での事件も思い出せる。

 大雨で,いやあ釣りにくいなあなんてクルマで待機していたら急に便意が襲ってきた。ちょうど与田浦まですぐだったから,誰もいない与田浦の護岸で思い切り「した」。いやあ,あのときの爽快感は最高だった。出たものは大雨で流されていったし。与田浦にコンビニがない時代だから相当前だよ。

 友人Kと行った琵琶湖では,友人がいきなり「したいんだけど」と叫ぶ。コンビニなどめったにない時代なので,クルマを止めるためにパチンコ店の駐車場に入る。

 10分程経過したら爽やかな顔で「いやあ,紙ありがとうよ」となって西の湖に行ったんだっけ。

 メトロリバーは幸いなことに徒歩圏やら近隣にトイレがあったり・事前に確認している。なにより,普通の起床時間で行っているのでリズムはあまり狂わない。もっとも,2023年GWは毎日21時就寝・5時起床していたけどね。まあ,単純に歩き疲れたという意味だけど。

 いまの子供達にはこんな記憶ないのかな 田舎ならともかく,まあ重要な経験であると思うよ,僕も


【釣りバカたち】これは「ブラック」釣りキチ三平ではないだろうか?

2023年05月11日 00時00分00秒 | 釣りキチ三平語録

 ついに『釣りバカたち』を入手した

 2021年9月に秋田のまんが美術館で途中まで読み,「これは全巻読みたい」と思っていたが時間切れで終わってしまった。あのときは悔しかった。

 電子版があるのは知っている。そもそも,へびんさんが紹介してくれて「いろいろな意味ですごい作品ですよ」と教えてくれたのだ。

 だが,電子版は僕の購入対象にない。

 あきらめていたそのとき,粘り強く検索していると7巻・ハードカバーセットが税込み4200円で購入できた

 そして読んでみる。

 これは,矢口高雄が書きたかった「本当の釣りの話」だとわかる。『釣りキチ三平』は,『釣りバカたち』の少年バージョンなのだと。

 実際,企画がそうなっているらしく『釣りバカたち』の方が先に発表され,さらに11年近くも連載継続されているではないか

 この本を読むと,本当に自分にもあてはまるようなことがある。ああ,高3(一般には進路を控えた重要な学年)の夏休みにメトロリバーで鯉釣りして,その途中で自転車でコケて足首靭帯損傷

 水郷での落水も何回もあるし,もう本当に笑えない話ばかりである。

 社会人になってからが本当に始末におえない。お金が使えるようになった結果,本当に「釣り優先」で生きてきてしまった。いわゆる「普通の幸せ」を捨ててしまっている...

 だいたい,自分も矢口先生同様「釣りに行かないと精神的にどうにかなってしまう」のである。椎間板ヘルニア療養中に一番辛かったのが「釣りの記憶」を寝かしつけることだった。

 この本で問いたいのは「趣味もほどほどにしておけ」ってことなのかもしれない。

 ホント,「釣り」が趣味だったら一度読んで損はないね


【釣りキチ三平・有明海のムツゴロウ】アニメで見るとガッカリ感が半端ない。気のせいですか?

2023年01月21日 00時00分00秒 | 釣りキチ三平語録

 GYAOで無料公開されていると知って,見てみた『釣りキチ三平』のアニメ版

 本当に好きな話題の「有明海のムツゴロウ」が安っぽく見えるのは少年時代に見た通りであり,40年以上の月日が流れても自分の中では「原作>>アニメ」の図式が出来上がっていたことを噛み締めた。

 アニメ版が悲しいのは作画力の圧倒的乏しさ。原作を読んでいる友人の多くが「魚紳さんの声はカッコイイのに,なんか変な絵」とか,まあほぼ友人のほぼ全員が否定的だった。魚・風景がまったく「ダメ」なのだ。

 当時でいえば,出崎統演出だったらスゴイ豪華な演出がされたであろうが,『あしたのジョー2』が併行放映されていた時期であり,あり得ないことだ。

 矢口先生があまりにも素晴らしい描写をしたため,アニメが真似できなかったということか...。

 でも,白土三平の『カムイ外伝』『サスケ』は,原作とアニメを見てもそれほど違和感を感じない。白土三平作品のアニメ化は,昭和40数年のことだからアニメ版『釣りキチ三平』より古いのに

 「有明海のムツゴロウ」を推しているのは,そこに矢口先生が「趣味としての釣り,プロの漁師としての釣り」を描いていたからに他ならない。

 あらためて原作を読み返してもけして色褪せない「テーマ」がある。「テーマ」後付の作品が多い中,矢口先生の作品にそれはない。あるべきは「テーマ」であり「訴求したいこと」なのだ。

 そんなわけで,無料動画だから全部見ようかと思ったら一気に拍子抜けした2022年末だった。「シャークキャスティング」も原作のかっこよさが失われているようにしか感じなかった

 『釣りキチ三平』は原作に限るべし,と改めて感じたのである。


【釣りキチ三平カレンダー2023】すぐに影響された男。でも,買ってよかった。

2022年12月15日 08時13分54秒 | 釣りキチ三平語録

 oiさんが買ったというので自分も買ってみた。通販で売っていた。届いてみると期待以上


なるほど,1枚目から捨てることができない

 実用性と鑑賞性の備わったカレンダー僕は2200円+送料で購入したが,十二分に活用できる素晴らしい体裁

 まさに矢口プロダクションの仕事。矢口先生は「床の間の飾りの竿なんて要らない」という人だったし,僕もそう。だから,カレンダーにも実用性と鑑賞性を備えたのだと理解する。


好きなエピソードNo.1は,有明海のムツゴロウ。

 淡水の話が原則的に好きで,実は「ハワイのブルーマーリン」などにはあまりハマらなかった。いや,それでも21世紀のいまでも,超えるマンガなどありはしない。

 「有明海のムツゴロウ」には「趣味としての釣り・プロ漁師としての釣り」が描かれていた。子供ながらにそのセリフを噛み締めた。そして,その考えが根底にあるからストーリー展開により引き込まれたのだろう。


シャークターン,ではなくシャークキャスティング。誤植があった。

 この素晴らしいカレンダーのよいところは,単行本の表紙とそのテーマ解説がされているところ。

 ただね,「シャークの仁」がやっていたのは「シャークキャスティング」ですよ。残念ながら誤植です。まあ,三平が「フルターン」「トリプルフルターン」キャスティングをやっていたので,校正も引きづられたんだろう。

 冒頭に記したように,このカレンダー最大の問題点は,破って捨てることができないこと

 もったいないので,書き込みは別のショボイカレンダーにするとして,まあ,毎月剥がして保存しよう。クリアファイルを重ねればなんとかなりそうだ(スキャンするつもりはまったくない)


【再掲・魚紳さん語録】ポイントは誰のものでもない,ってことですよね。

2022年05月03日 20時55分37秒 | 釣りキチ三平語録

 ★2011年11月20日の記事ですが,自分の原点なので再掲します。

 久々に釣りキチ三平語録。

 これは魚紳さんが「三日月湖の野鯉」の際,三平君に語った言葉である。

 「俺は釣り場やしかけを秘密にするやつが大嫌いでね

 子供の頃はあまり深い意味を考えず,いい釣りをしたときは学校で自慢した。するとどうだろう,翌週には自慢した相手がポイントに先に行っているじゃないか 当時は幼かったので「出しぬかれた」と思っていた。なにより悔しく「さっさと帰れよ」なんてことを言った記憶がある。とくにオズマはエサ釣りだったのでポイントは絶対的だった。1日がそれで変わってしまうものだった。

 しかし,ある程度の年齢になると,いい釣りをしたらそこに友人を積極的に一緒に連れていった。俺の話題はガセネタじゃないだろう・本当だろう,なにより「釣りって楽しいだろう」と思ってもらうために。バス釣りでは,ネット上での公開は自粛している(現地の方に迷惑がかかることがある)が,現場で会えば全員お友達である。いまでも現場でならいくらでも公開するし,必要とあれば連れても行く。

 たぶん,矢口高雄さんも同じ考えに至ったのだろう。だから作中ではしばしばポイント争いの不毛さについて,一平じいちゃん・魚紳さんなどに語ってもらっている。もうそういう争いはやめよう,という意味を込めて。

 とくにバス釣りに限って言えば,「そのポイントに先に入る」のも実力のうちの一つだろう。一箇所で粘って食わせる釣りもあるし,歩きまわって釣る釣りもある。「先行者が居て打てなかった...」ことを悔やむより,「先行者に一声かけて情報を聞いてしまう・友達になって一緒に釣りをしてしまう」ことができない”不器用さ”を反省した方がずっと釣果はあがるのではないだろうか。

 実際,今年の夏のガイドではそれを改めて思い知った。「ポイント」には次々人が入ってくる。しかしながら,腕に差がある以上結果はイコールじゃない。
 ボートだと近づくのは危険だが,オカッパリなら「釣れてますか」の一言で済む話ではないだろうか。

 実際,オズマも冬にはヘラ釣りの人々と同じような場所を釣ることも多いので,まずは挨拶してみて状況を聞いてみている。少なくともそれで嫌な思いはしたことがなく,むしろ楽しい結果の方が多い。

 さて,11/26はさっそくこの声かけ作戦で行こう。もっとも現場に行けて初めての話ですがね...


【感動】隻腕(せきわん),隻眼(せきがん),....。矢口先生の語彙に触れる日々。

2021年09月25日 10時13分36秒 | 釣りキチ三平語録

 矢口先生のセリフには,小学生ではとんと理解できないような単語が多い。

 隻腕(せきわん),隻眼(せきがん)という言葉もそう。ルビはあえて振らなかったのだろう。辞書を引くことが重要だとして。

 汚く言えば,カタワ,片眼だが,言い換えると意味が変わってくるようだ。

 類義語なのに,漢字が異なるだけで異なる受け止め方になる。

 それは,水木しげる先生のアトリエにお邪魔するときの話だった。そこで「隻腕の漫画家」と紹介されていた。

 ルビがないので困った。

 たぶん類義語だと思って調べると,出てきた。老眼凄まじく,もはやルーペなしで辞書を引くことは無理になってしまった。

 矢口先生の知性は,(ご本人曰く)”知性と教養あふるる”「矢口釣りコーナー」においてとくに身近だったが,大人になっても読み続けられるのは,矢口先生がけして子供向けで書いていなかった証拠だろう。

 対して,「言葉狩り」の現代である。たった25年位前までは使えた言葉が使えない。

 再放送ができにくいのは,権利関係が複雑なせいもあるが,言葉狩りを「楽しむ」輩がいるからだろう。

 僕にとっていま一番違和感があるのは「障害者」でなく「しょうがい者」というように,なんでも「ひらがな」にすること。

 漢字には意味がある。父も障害者一級だし,そこにひらがな表記はない。

 言葉狩り,言葉いじり。

 そんな世界とは無縁でありたいが,黙っていられないのも性分。

 まあ,大目に見てください


【増田まんが美術館】大人買いしたのは「三平そば」含めていろいろと。矢口先生,ありがとう。

2021年09月17日 00時00分00秒 | 釣りキチ三平語録

 9/15にはまんが美術館に行ったわけだが,当然のように「大人買い」した

 なにしろ,通販なんてもんでは買えない。そして,自分にはもう一回来るためにはかなり時間調整が必要だ。

 まずは,画業50周年図録。いやはやびっくりしただ。なにせ,オラのまったく知らない作品ばかり。オラ,相当に漫画好きのはずだったが,矢口先生の作品はこんなにあったのかと驚くばかり

 さらによかったのは構成。基本的に1作品に原画が貼られているイメージ。三平くんの扉絵なんて,原画ならではの迫力 漫画は最高の芸術ダベ

 次は,矢口先生の日めくりカレンダー。ああそうか,そういえばこういうセリフ魚紳さんや一平じいさんがいっていたっけ,というセリフが多い。ホント,水郷時代はとくに場所を隠さずに釣っていたから共感できることばかり。

 絵葉書セットももちろん購入。しかし,もったいなくて,いつ使うのかが最大の問題

 そして,タックルBOXにシール付きのものも買った。シールが劣化するのが嫌だから,上から強い透明テープで補強しようかな。もったいなくて,釣りには使えないかな

 三平そば(ここに写真はないが乾麺)は,一把400円だったかな。在庫全部買ってしまったダ。他にも,Tシャツとか欲しかったけど,サイズが全部M。オラ,LかLLでないと着れないのでアキラメただ

 支払額は想像に任せるだども,一瞬カードを使うかどうかで悩んだぐらい。でもね,最高のお土産ができただ。

 それにしても,館内展示の単行本とかは全部無料で読み放題。オラが近所に住んでいたら,毎週通って全巻読破したいようなものばかり。ちなみに,『釣りキチ三平』の単行本で抜けていたのは57巻だけだった。月刊マガジンに連載されていた話だったね。ほかは全部持っていたよ。

 旅ってなんだろう,という思いにさせられるコロナ禍。

 11月には「ワクチンパスポート」なるものを発行するらしいが,2022年度すぐにでもある「ブースター接種」も当然必要なセットだべな

 そういえば,毛虫に刺された中指はすっかり治まった。でも,こうして一つひとつ実体験して「毛虫にむやみに触らない」なんてことを伝えていくのも,オラの年齢からすると必要なんだろうな。

 いやホント,矢口先生のおかげでいまのオラがあるのは事実。そういう,連帯感ある人の集まりがメトロリバーであり,けして爆釣できる場所じゃないけど,1匹の重みを感じる重要な場所だから,これからも楽しく釣りをすて行こう


【釣りキチ三平】最近は「釣り」以外の話がイイ感じです。

2021年07月14日 00時00分00秒 | 釣りキチ三平語録

 『釣りキチ三平』ほぼコンプリートしている自分だが,いまもまだ,何度も読み返している。

 電子媒体でなく紙媒体なのは,購入したのが40年前(最新で29年前)とかとんでもなく古いから。しかし,腐ってない。

 なにより内容が腐ってない。画力は秀逸という言葉しか思いつかない。

 子供の頃は「釣りじゃないのか,つまんねえな」と思っていたが,購入しておいて損はなかった。

 投網であれ梁であれ,「魚を取り尽くさないように」という先達の思いが,秘伝となって受け継がれている話が実によい

 三平くんが「釣りは所詮,1匹1匹釣っていくから,投網とかとはレベルが違う。取り尽くすなんてことはできない」って語っているけど,そのとおり。

 なぜなら,鬼軍曹が「(心の声:オズマさん下手くそだなあ。アタリがあるなら)全部釣れるよ,クロダイ」と勇んででかけたようだが,3回行って釣れてないのだ。

 そう,これが「釣り」なのだ。

 ルアーであれエサであれ,1匹1匹釣っていくしかないのが釣りの基本。

 おっと。投網を否定していないぞ。メトロリバーでは,入漁券きちんと払えば投網を使える。

 ただし,実際に投網をやっている姿を何度も見ていて「なんという重労働だべ...」とも感じた。とても,自分の体力じゃムリだと感じたのだ。

 そんないろいろな経験があって,『釣りキチ三平』に帰着するのが自分。

 そうえいば,ワクチン接種翌日は副反応で左腕が上がらなくなったが,2日めは大丈夫

 さて,繁忙期を乗り越えて,また新たな世界へ飛び出そう


【釣りに序列なし】ホント「釣りキチ三平」にはお世話になったなあ...。

2021年06月28日 00時00分00秒 | 釣りキチ三平語録

 「釣りに序列なし」とは,OZM軍団副会長トモさんの名言である

 やはり僕らOZM軍団(と勝手に命名したのは鬼軍曹だけど)の「釣り」に対する姿勢は,きっと「釣りキチ三平」に帰着するのだろう。

 写真の話は何度も紹介したので割愛するが,「釣りに序列なし」とは「いい釣りもわるい釣りもない」「面白さはそれぞれで,地域によって様々な仕掛けがあって」「とくにルアーは,見えない水の中を想像しながら動かすのが面白い」というところだろう。

 梅雨明けまで,いやさ連続出家を相当くらうまで,2021年はクロダイ釣りにかけようと思う。本格的な磯釣りを始めるとお金が大変なことになるので,堤防釣りとか釣り公園とかにも行ってみたい。意外と,電車とバスで行けるんだよね。

 バス釣りが嫌になったわけじゃないよ。ただ,自分の実力ではデカイ魚を釣ることが困難な時期が夏。困難だからこそ燃えるというのもあるが,まあ,バス釣りは30年以上やっているので,他の釣りをすることによっていろいろ考えを深めたいとも思うのだ。

 それにしても,トモさんはタナゴ釣りで早くも「ツ抜け」したとか。要は10匹以上釣りだしたという。やっぱりすごいな

 近所にそんな素晴らしい環境があったら僕も行きたいが,電車で行こうとすると乗り換えが3回もかかって,その時点でやる気がなくなってしまった...。

 そういう意味でメトロリバーでの釣りには夢がある。かつての水郷のように「なんだ,これは」という驚きがあるし,雰囲気もいい。なにより片道1時間程度なのでやる気になる。ああ,もちろん交通費は往復1000円かかりません。

 ホンダのN-oneRSとか,気になるクルマもあるけど,交通費で割り算すると,2000000÷1000=2000回も往復できる計算。一年50回で40年だ。やっぱりクルマは要らないや。

 そして,「小さなビッグゲーム」を始めたトモさん。

 近いうちにクロダイ釣りをしようという話になったが,テナガエビ釣りの仕掛けをもってくればもっと楽しいかもしれないネ。

 釣り以外の夢を抱いたことがない。会社での地位なんかどうでもいい。

 こんなふうになったら,釣りキチ廃人です