午前中ノーバイトの猛攻。午後からバイトの猛攻。
メトロリバー。
A澤さんがなんとラージマウスを釣ったという連絡が入った。
奇跡に近いようだが,いるところにはいるのだろう。
だが,僕にとってのメトロリバー,それも真夏はいろいろな面で勉強させられる。
3mの水底が丸見え。したがって警戒してルアーに食わない。
午前中もっとも苦労したのがこの展開。
真冬に濁って真夏にクリアになる,これがメトロリバーの現実。
そして水温は真夏でも20℃程度と,驚異的な冷たさを誇る。
9時から開始したロマンポイントは,天才ヘラ師のおじさん(自分もおじさんですが)をして「今日はブラックも厳しいでしょう」とのこと。
だが,メトロリバーの偏屈な性格をむしろ楽しんでいるのは僕だけではなかろう。
昼ごはんを食べて,シュリンプに変更した。3インチシュリンプの効果に期待しよう。
それまで,カットテール,ドライブスティック,ゲーリーイカなどをスプリットで投げるもノーバイトだった。
しかし
シュリンプに変更すると「コツコツ」という空振りバイトが2連続。
おそらくは10UPがつついているはず。
しかし,僕は10UPを狙うのは2017年で卒業したつもり。結果として釣れるのはよいが積極的に狙わないことにしている。
そして12時6分。昼マズメがたしかにあるメトロリバーは,僕にドラグを鳴らす25UPをもたらした。
これで28cm。強烈な引きであせってしまったよ。今日も出家回避。
毎回釣りたい僕としては何より嬉しい1匹。相変わらず30UPが釣れないが贅沢は言っていられない。
この後何度もチビバスのバイトが続く。
粘りに粘って,重みを感じながらフッキングするとまたもやサイズは同じながらとりあえず2匹めが5分後に来た。
26cm。これで今日も美味しいビールが飲めそうだ。
まったく同じストラクチャーから抜いたためなのか,その後のバイトは超子バスばかり...。
2017年度までなら「2インチセンコー」を投入したが,いまの僕は積極的に10UPを狙わない。
それにしても,テトラ帯をよく観察すると,バスがへばりついている
逃げないのでおかしいと思っていると,なんと,ラインブレイクした仕掛け(自分のものではなかったが)に絡まって身動きできないようだ。
なんとかして助けないと。
ラインを切って助けてあげたがかなり弱っていた。供養するには時間が早いし...。
痛ましい個体を見てしまった。
僕も毎回のようにラインブレイクされてしまっている。
つまり,こういう魚を増やしている。
これではマズイと反省したが,なにしろ引きがラージの10cm増しなのは事実。
今後,有効な手段を考えよう。
そして,テトラ帯を観察した結果,「穴撃ち」を久々にやってみるといきなり「ゴゴゴン」ときた。
アタリは強烈だが10UPだった。それでも3匹目。
結果として釣れたものに贅沢は言わない。
さて,時刻は15時を過ぎて,そろそろカープマンが帰宅しそうだ。
その帰宅後のポイントには大量に練り餌が撃ち込まれているはず。
ゆえに小魚が集まり,それを狙ってバスもいるはずと考えていると,まずは「ゴリッ」ときた。
しかし,またもやラインブレイク。本日2度目のラインブレイクに情けなく,魚に申し訳ない。
よし。考え方を変えよう。
次に「大きな魚」がきたら「思い切りラインをくれてやる」作戦だ。
幸い,10分もしないでラインが「ツツツ..」と動いた。
フッキングすると同時に強烈な引き まるでコイでも釣っているかのようだ。
バスなのはわかったが,このままではまたラインブレイクだ。
思い切ってドラグを開放し,ラインをありったけくれてみる。
案の定,石化けしている。
それでも少しずつ巻いてみると,魚が動き出した。
手元まで寄ってきたらこちらのものだぞ。
やったぞ35UP。苦労の成果がついに出た。午後になって濁りが出たのもよかった。
この1匹を釣ったあとは興奮のあまり膝がガクガクしていた。
ラージで35UPを釣ってもこんな感激はめったにないが,スモールはやっぱり違うのだ。
ラインブレイクから得た「ラインくれてやる作戦」は,やはりGT-Rならではの結果だったろう。
よくまあボロボロのラインで釣れたものだと思った。
そして夕闇迫る16時30分。
隣で70UPのコイが釣れていたのでランディングを手伝い,釣り場を後にする。
今日もまたロマンあふれるロマンポイント。本格的な秋にどのように釣れるのだろうか
前回の台風で土砂の堆積が変わったようなロマンポイント。
それでも,これだけの魚が釣れることはメトロ本流屈指のポイントだと思う。
では,来週は天候がよければ土曜日に釣り,日曜日に八郎潟遠征準備だ。
ついに秋の空がやってきた,ツクツクボウシとともに。