獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

カレー一家のほぐしチキンカレー

2007年06月30日 | グルメ&観光
   
 本日我が家は、石狩市の「カレー一家」でのランチ。ホントはラーメンを喰いたかったのだが、私の高脂血症を気にする家族に猛反対され、やむなくカレーになったのだった。

   
 赤を基調にした建物が、なかなか洒落ている。土曜日のお昼時とあってか、店内は結構賑わっていた。

   
 スープカレーのメニューは上記のとおり。辛さは普通・中辛・辛口から選べる。同業他社よりも、価格が若干安く抑えられているのがうれしい。

   
 スープカレーのみならず、いわゆる「ルーカレー」(この店では欧風カレーと呼んでいる)も選択できる。こちらの辛さは中辛か辛口のどちらかとなる。

   
 そして、キッズメニュー。Aセット380円は、間違いなくリーズナブル。財布の軽い我々一家が、大いに喜んだことは言うまでもない。

   
 私は、スープカレーから、「ほぐしチキンと野菜」(850円)の辛口をオーダー。生涯で2回目のスープカレーである。ターメリックの黄色味よりも、トマト&チリソースの赤みが勝るこのカレー。ほぐしチキンはチリソースで真っ赤に染まっている。ナス・ピーマン・レンコン・カボチャ等の野菜類もいい感じでスープに絡んでウマい。
 最初一口食べたときには結構辛いように思ったのだが、食べ進むと舌が慣れてきて、この辛さは程よく私の胃腸を満たす。思うに、この辛口で、一般的なカレーの辛さと同じか、若干甘めくらいかもしれない。だが、私は結構気に入って、またこの店を訪れてみようと思っている。
 ちなみに「辛さ普通」でオーダーした妻は「ちょっと辛さが足りない」とおっしゃっていらっしゃいました・・・・

   
 全体的にマイルドな辛さのお店のようである。だが、テーブルには「チリペッパー」が用意されている。額に汗してヒイヒイいいながら、辛いカレーを流し込むように味わいたい、体育会系のカレーフリークのアナタは、このチリペッパーを上手に活用しましょう。
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薄幸なる5ドア車たち(14) トヨタ・ビスタ

2007年06月28日 | カタログ倉庫

   
 時は1982年。他社に比べて遅れているといわれていたトヨタ車のFF化だが、満を持して、トヨタ初のエンジン横置きFF車が発表された。その名は、ビスタ。このクルマを売るために、「トヨタビスタ店」を整備したほどなのだから、当時のトヨタの意気込みがうかがい知れますネ。

   
 イメージキャラクターは、若き日の多岐川裕美嬢と、「マツケン」こと松平健氏である。

   
 このクルマのカタログも、5ドア車が中心に作られている。やや背が低いのが惜しいが、全体のスタイルは伸びやかでイイ感じ。当時ドアミラーが正式に認可されていなかったため、フェンダーミラーがバランスを崩しているが・・・

   
 兄弟車のカムリとほぼ同じスタイルの、4ドアセダンも、もちろんラインナップされていた。

   

   
 私はこのクルマに乗ったことはないが、当時の雑誌・評論等によると、その室内は、国産車としては異例なほど、ドカンと広かったらしい。

   
    
 そして、なぜか当時のトヨタが大好きだったデジタルメーター。
   
   
 アナログメーター仕様は、このように落ち着いた意匠。

   
 このクルマならではの装備として、「バリアブルスピードウォーニング」なるものがある。任意の速度にセットすると、その速度に達したときにチャイムが鳴るというものである。そういえば、かつての国産車は、時速が100km/hに達すると、キンコンとチャイムが鳴ったものだった。いつからその装備が消えたのかは忘れてしまったが・・・
 さらに、「2ステップフューエルメーター」というのが面白いというか、なんというか。燃料残量警告灯が付いているので、それで充分だと思うのだが・・・当時はガス欠ギリギリまで給油を引っ張るドライバーが多かったのかもしれない。

   
 搭載エンジンは、2000ccと1800ccの「レーザー」エンジン。
 
   
 5ドアならではのスペースユーティリティーを謳うカタログ。リヤシートはダブルフォールディング式に倒すことが出来る。
 
   
 「ボデーカラー」も8色と豊富に揃っていた。
   
   
 トヨタというメーカーは、プリウスに代表されるように、時々チャレンジングなコンセプトのクルマを発表する。このビスタも、当時としては、相当に理想主義的な思想で作られたクルマのように思える。だが、ビスタというクルマは、カローラやクラウン程の認知度を得るには至らず、つい最近「トヨタビスタ店」も消滅してしまった。今後もトヨタには、カローラやクラウン・プレミオ・ヴォクシー&ノアを売って得た利潤で、「売れないかもしれないが攻めたコンセプト」のクルマをリリ-スしてほしいものだ。合掌。 

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我が家の啓蟄

2007年06月27日 | むしむし大行進
   
 本日16時頃。娘達より私の携帯にメールが届いた。「きんきゅうニュース。カブト虫がでてきたよ!おすだよ!」と。私は期待に胸を膨らましつつ、息せき切って帰宅した。
   
 おおっ!例のカブト虫カプセルのフタをあけると、そこには黒光りした、精悍なオスのカブトムシの姿が!私はサナギの大きさからみて、おそらくメスだろうと予想していたのだが、コレは意外であった。だが、やはり、カブトムシはオスのほうが圧倒的にカッコイイ。
   
 いやあ、このカブトムシカプセル。なかなか面白いかも。普通に成虫のカブトムシを、ただ買ってくるよりも、結構長期間、ドキドキワクワクと楽しめる。
   
 エサとしては、昨年クワガタ用に購入した「蜜ちゃん」を与えることに。もう購入してから月日が経っているので、カブトムシちゃんがお腹をこわしたりしないだろうかと、ちょっと心配だったりしたのだが・・・
   
 賞味期限はまだタップリある。おそらく大丈夫であろう。
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スバル最中

2007年06月25日 | モノローグ
   
 ヤマト運輸から届いた、嬉しいお届けもの。
    
 封を開けると、そこにはBLレガシィのイラストの包み紙。
   
 これが、最近このようなモノの存在を教えていただき、思わず伊勢屋さんに電話で注文してしまった、知る人ぞ知る「スバル最中」なのだ。
   
 箱の中身は、BLレガシィを型どったモナカが10個入っている。
   
 表面の皮はサクッ!とした食感で、中のアンコはモチッ!ま、フツーのモナカなのだが、このコンビネーションは、お茶受けには最高であろう。やはり、発泡酒にはあまり合わないが・・・
   
 この製品のキモは、添付の「スバルの歩み」なる、このリーフレット。
   
 まさに、スバリスト必携のマストアイテムといえましょう。カタログとともに、永遠に保管することにしよう。
   
 送料込みのこの価格は、やや微妙ですが・・・
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Q・B.・B 本わさびスモークチーズ

2007年06月24日 | モノローグ
   
 近所のスーパーで購入した「本わさび入りスモークチーズ」。この、ワサビのツンとした辛さと大山桜チップ使用のスモークチーズとのコンビネーションが、ビール(発泡酒)のつまみに、もう最高!実売価格198円で買えるシアワセとは、まさにコレである。あなどれません、Q・B・B
   
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「知識」

2007年06月23日 | 今だから拓郎を語る

   

 もう25年以上も前のこと。今と違って、どちらかといえば真面目な少年だった私は、割と成績が良かったこともあってか、当時の担任から「お前、学級代表をやってくれないか」と要請されて、とても悩んだ経験がある。「自分は自分のことだけで精一杯だし、大体自分はそんな器じゃないし・・・」などと、いろいろ理由を考えて、結局その要請をなんとか断った。しかし、断ったことが割といつまでも尾を引いて、自分の心の中に影を落としていた。

 この曲と出会ったのは、そんな出来事があってから1年くらい経ってからのことだった。当時は、どちらかといえば責任感の強い方だった中学生の私は、まず、この曲の歌詞に腰を抜かした。「♪おしつけられたら逃げてやれ 気にする程の奴じゃない」とあっさりと言い切ってしまう拓郎に、爽快感を感じた。そして、非常に気分が軽くなった。逃げるが勝ちとは、まったく卑怯者なのだが、それを肯定するスタンスの歌はそれまで聴いたことがなかったし、とても新鮮に私の心に響いた。そして、拓郎に救われたような思いがした。

 中高年のリストラ・フリーターの増加・若年者の晩婚化・・・なんだか昔と違って、安定感のない社会になってしまった今日この頃。
 「♪年功序列は古いなどと かんばんだけの知識人よ」
 1974年に発表された、吉田拓郎のこの「知識」という曲は、今なお、時代を撃っているような気がするのである。

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スーパーカップ カリブ海風チリソース焼そば

2007年06月22日 | 麺’s倶楽部
 こないだの日曜深夜。F1アメリカGPを見ながら、カップ焼きそばを喰おうと私は目論んでいた。ホントは「一平ちゃん夜店の焼そば:特別版」というモノを喰いたかったのだが、私のいきつけのスーパーには、残念なことにそれは置いていなかった。そこで、セカンドベストとして購入したのが、この「スーパーカップ:カリブ海風チリソース焼そば」である。   
   
   
   
 この、添付のスパイスがキモである。「お好みにより量を調節してご使用ください」と書かれているが、チマチマ味見をしながらスパイスの量を調整するのは、私の性に合わない。当然、何も考えずに全部ぶっかけるのが、正解なのだ。
   
 と、いいつつも、このチリソースは案外辛く、深夜(3時頃)にコイツを喰うと、翌朝は結構胃腸が重かったりして・・・今更「もう若くはなかったのだ」と、自戒する自分がそこにいたのだった。
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Pizzaパーティin Dadyson’s House

2007年06月20日 | モノローグ
 友人のDadyson氏が、自宅で「全部手作り」ピザパーティーを開催した。
  
   
 主な材料は、ベーコン・サラミ・コーン・チーズ・タマネギ・ミニトマトetc・・・

   
 そして、必需品のピザソース2種。

   
 このピザの生地は、イースト菌を発酵させて作った、Dadyson氏オリジナルである。

   
 さらには、庭に設置されたこの焼釜も、Dadyson氏の自作。彼曰く、もしも地震がきて崩れても、またすぐに組み直せるので、災害時にも有効であろうとのこと。

   
 下釜にピザを投入し、待つこと数分。

   
 ご覧のとおり、みごとにピザは焼きあがった。

   
 ピザ生地のカリカリ感と、チーズのトロトロ感がフュージョンした、焼きたてのこのピザは、野外で喰うにはもう最高である。

   
 そして、上釜で炊いた、このチキントマトスープ。ヴィクトリアステーションのスープバーのスープに勝るとも劣らない秀逸な出来。まるで、アメリカの家庭料理を味わったかのような、充実してリッチなひととき。いやあ、ごちそうさまでした!
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銀波露(ぎんばろう)の醤油ラーメン

2007年06月18日 | 麺’s倶楽部
   
 先日スバルにクルマを点検に出した帰り道、信号待ちで止まっていると、なんだか聞いた事のある名前の店が見えてきた。「銀波露」・・・う~ん、気になる!ちょうどお昼時(11時30分)で、なんだか腹も減ってきていたので、思わず入ってしまった。
   
   
 メニューは多彩だったが、あまりよく下調べをしないで飛び込んだので、まずは無難にメニューの1番上に掲載されている「醤油ラーメン」(600円)をオーダー。
   
 このスープ、なかなかイイじゃないですか!タマネギの甘みと、ニンニクの香りと、ゴマの風味が渾然一体となったこの醤油味は、なかなかいける。チャーシューも近年のトレンド通り2枚入りである。これも嬉しい。
   
 麺はさがみやの中細のちぢれ麺。この麺も、スープにうまいこと絡んで、とても秀逸。600円という価格は、いまどき非常に安い!
 だが、なんというか、麺そのものの量がかなり少ないように私は感じた。麺をたくさん食べたい私としては、次回は迷わず「大盛」(+100円)をオーダーすることを心に誓ったのだった。美味しゅうございました。
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18ヶ月点検

2007年06月17日 | レガシィ2.0i(5MT)

    
 我が家にレガシィ2.0iがやってきてから、早いもので、もう1年半が経過した。私は過去所有したクルマを、18ヶ月目に点検に出した経験はないのだが、「お徳で安心点検パック」に加入していることもあり、マイレガシィをドッグ入りさせたのだ。     
   
 このパックに入っていると、技術料は基本的に無料で、部品代のみが実費となる。
 で、今回はオイル交換をオプションとしてお願いした。現代のクルマのエンジンは工作精度が高いので、オイル交換は1万キロに1回で問題はないらしい。私のクルマの前回オイル交換時の走行距離は、1万2千キロ弱。現在は1万9千キロ弱。次回本年12月の24ヶ月点検時に、オイル交換は無償でやってくれる契約なのだが、その時点ではオイル交換のインターバルが1万キロ以上あくのが明白なので、今回オイルも換えてもらうことにしたのだ。
   
 その価格は、税込み4,095円。町のカーショップの価格よりはやや高いが、ディーラーさんにはクルマ購入時から色々お世話になっているし、特殊な水平対向ユニットを積むスバル車だけに、安心料として、納得してお任せしたのだった。ちなみに、ほぼ空っぽだったウオッシャータンクは、サービスで満タンにしてくれた模様。ありがとうございます。

   
 さて、6月2日~17日の間の燃費報告です。私は花粉症持ちなので、北海道とはいえ窓を閉め切ってエアコンはほとんどオンにしておりました。走行モードは通勤&買い物のみ。燃費計数値は11.3km/Lでした。
   
   
 満タン法では360.8km÷34.36km=10.5km/Lですネ。ずば抜けてイイともいえませんが、充分満足できる数値であります。

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我が家の小動物その後

2007年06月16日 | むしむし大行進

 5月・6月になってから、我が家では小動物たちがなんだか増えてきて、私の妻は非常にイヤがっているのだが、今回はそれらの近況報告をお届けしよう。
   
 まずは、5月28日に誕生した、鈴虫の赤ちゃんである。
   
 ホームセンターで「飼育のプロも使っている」という触れ込みの「鈴虫のえさ」(にぼし・お徳用)というモノを発見したので、それに併せてナスビを串に刺して与えている。
   
 部屋の明かりを落とすと、鈴虫たちは、ゴキブリの如くゾロソロと、この「鈴虫のえさ」にたかってくる。
   
 その結果。今日現在で、丸々と太った鈴虫の幼虫が、20匹程度確認された。さすが、プロが使っているだけあって、この「鈴虫のえさ」は、なかなかヨイ。来月か再来月には、鈴虫たちの奏でる美しい音楽会を、自宅で堪能できるような予感がイッパイである。

 お次は、6月6日に誕生した、カマキリたちのその後である。
   
 100匹以上誕生した、この小さな狩人たち。放っておくと、共喰いするのが明白なので、半分程度はウチの庭に放してやった。残ったカマキリのエサに何を与えるべきか思案したところ、釣りの活餌が適当なのではと思い浮かび、「サシ」(Sサイズ)を買ってきた。
   
 ところが、この「Sサイズ」のサシでも、カマキリの1齢幼虫にとってはやや巨大だったようで、カマキリたちはうねうねと這い回るサシに恐れおののいて逃げ惑うばかり・・・そのうち、このサシたちは全部土に潜ってサナギになってしまった。あと数週もしたら、キンバエになって地表に出てくることと思われる。
   
 そうこうするうちに、案の定、カマキリたちは共喰いしたり、餓死したりで、今現在で残っているのは上の写真の3匹のみとなってしまった。
 ネットで調べると「フライトレスフライ」という飛ばないショウジョウバエが存在するらしいので、このカマキリの卵を売っていたペットショップを訪ねてみた。だが、残念なことに、ココでは「フライトレスフライ」は扱っていなかった・・・
 また、店員さんによると、カマキリの飼育法としては、やはり大量に生まれた幼虫をまずは共喰いさせて、ある程度大きくしてから、釣りエサやバッタ等を与えるのが一番育てやすいとのこと。私は共喰いを恐れて半分近くを庭に放してしまったが、それは間違いだった模様。加えて、庭に放したカマキリたちは、北海道の気候が合わなかったのか、あるいはアリに駆逐されたのか、どうやら壊滅してしまった。カマキリ飼育の行く先には、暗雲が漂っている。

 そして、6月2日に拾ってきたおたまじゃくしはどうなったかというと・・・
   
 エサとしてパンの欠片を与えていたところ、順調に育って、今朝現在で2匹が「ほとんどカエル」になった。
   
 こうなると、もうパンくず等は食べず、小さな虫しか食べない。この子ガエルを飼育するのは困難だし、残ったおたまじゃくしも、すでに手足が生えており、すぐにカエルになるのが明白なので、本日近所の公園の池に放してきた。
   
 この池は、昆虫も豊富にいるので、この子ガエルたちには絶好の環境であろう。元気で育ってくれることを祈りつつ、涙のお別れをしたのであった。

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オーリス試乗記

2007年06月13日 | CARS&F1

 さて、アコードの走りを愉しんだ後、我々取材班3名の意見は、「やはりトヨタ車に乗らずして国産車を語ることは出来ないだろう」との点で一致をみた。そんなワケで、次はネッツ店に向かったのである。いやあ、ホント、ディーラーの皆さん、いつもご迷惑おかけして、どーもすんません

   
 インプレッサともっとも近い存在は、トヨタでいえば、この「オーリス」であろう。実は、インプレッサと一番比較してみたいのは、マツダの「アクセラ」だったりするのだが、この日は時間の都合上それが叶わなかった。後日、機会を見て試乗してみたいと思ったりしている。
   
 試乗車は、150X”S Package”の4WDモデルである。乗ってスロットルを踏むと、思った以上にスッと走り出すのだが、これは意図的にアクセルの「ツキ」が良くなるようにセッティングされているフシもある。ちょっとコレは敏感すぎるような気もしたりして・・・
 その点はちょっと気になるのだが、巡航スピードになってしまうと、CVTも滑らかに、何の不満もなく、このオーリスは淡々と走るのだった。そう、まるでカローラみたいに・・・静粛性も高く、乗り心地もイイのだが、なんだか運転しているというよりは、クルマに乗せられているような感覚が強い。
 なお、フローティングしたセンターコンソールのデザインやインテリア全体の質感は、トヨタ車らしく、ソツなく仕上げられている。
   
 論理的に考えると、「育ちすぎたヴィッツ」のようなスタイリングを除けば、「なかなかいいクルマ」だったのだが、なぜか私の心には響かない。このクルマを所有する、自分の生活のイメージが沸かないのだ。
 4WD車の場合、価格だって決して安くない。詳しくはWEBカタログ等で比較していただければ分かると思うが、トヨタ・日産・ホンダの4WD車の価格は、スバル・スズキのそれと比べて、明らかに割高なのである。それは私のように北海道在住の人間には、重要な点なのだ。

 とはいえ、クルマという耐久消費財に、こだわりを持つ人間とそうでない人間とがいて、実際にはそうでない人間の方が大多数であろう。そこを分かっていて、確信犯的にその手のクルマを提供するトヨタというメーカーは、やはりしたたかであなどれないのである。さすが大トヨタ。

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ホンダ大商談会

2007年06月12日 | CARS&F1
   
 新型インプレッサに乗った後、我々取材班3名はアクセスサッポロで開催されていた「2007 Honda Cars 札幌 大商談会」へと出かけた。こういうイベントは、気兼ねなく試乗が出来るので、大変素晴らしい。
   
 ホントは「アコード・ユーロR」に乗りたかったのだが、残念ながらその試乗車の用意は無かった。そこで、もっともテイストが近いと思われる「アコード・タイプS」に試乗することに。
   
 この車の2.4L・DOHCエンジンは、200psを発生するという。「レガシィB4 2.0R Spec.B」とエンジンスペックも価格もいい勝負。
   
 左折を4回繰り返すだけの、ごく短時間の試乗だったが、おおまかな印象を語ろう。私のレガシィ2.0iよりも乗り心地はちょっと固め。だが、決して不快な突き上げがあるわけではなく、まるでエスプレッソコーヒーのような大人のテイストである。ボディもしっかりしているし、インテリアの質感も上々。キビキビ走る、なかなかいいクルマだった。
 アコード。日本国内での販売台数ではレガシィに大きく水をあけられているが、その内容は拮抗していると思われる。やはり、問題は、アテンザとアルファロメオを足して2で割ったようなそのスタイルだったのかもしれない。惜しい。

   
 さて、その会場には中古車も展示されていたのだが、なんともレアなクルマを見つけてしまった。それは、インサイト!このクルマも、もはやカルト・カーといえましょう。
   
 グラスハッチが往年のCR-Xを彷彿とさせるリアスタイルは、絞り込みが効いていて、なかなかアート。リアタイヤの交換がちょっと面倒そうですが・・・
   
   
 ただし、インテリアデザインは若干未消化な感じが否めない。この98万円という価格が高いのか安いのかは謎ですが、機会があれば、一生に一度くらいは運転してみたいものですネ・・・
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2007F1カナダGP

2007年06月11日 | CARS&F1

 セーフティーカー続出で、大荒れのレースだったが、これを生で観ないでビデオに録画して観てしまったことを、私は激しく後悔している。カナダGPは時差の関係で、録画して観ることが多いのだが、このレースは仮に生で観ていたとしても、眠けも吹っ飛ぶような、見所満載のレースだった。

   
 クビサ選手の大クラッシュには、背筋が凍りつく思いがした。彼が、大事に至らなくて、本当に良かった。速さもあり、将来有望な若者だけに、早くこのショックから立ち直って、また果敢なレースを見せてくれることを願う。

   
 なんといっても、仰天したのは、佐藤琢磨選手の6位入賞である。プライベートチームの日本人が、マクラーレンの№1ドライバーのワールドチャンピオンを、コース上で抜くなんて!こんなことがあると分かっていたなら、私も寝ないで起きていたのに・・・色々あったレースだったとはいえ、やはり琢磨選手は素晴らしい。もう、ビックリだ。

   
 そして、ハミルトン選手。この、黄色いヘルメットを見ていると、どうしても彼の活躍が、亡きエヤトン・セナ選手と被ってしまう。デビューイヤーにして、あの図太いアロンソ選手を、精神的に追い込んでしまう彼の速さには、もう脱帽だ。セナ選手にしたって、若い頃は荒削りで、優勝かリタイアかというレースが多かったものだが、1年目からのこの安定感と速さは、驚きだ。彼をいきなりチャンピオンと組ませたロン・デニスの眼力も大したものだ。マイケル・シューマッハ選手が引退した翌年に、その彼を超えるかもしれない存在が、現れるとは思いもしなかった。今年のアロンソ選手対ハミルトン選手の戦いは、かつての「セナ・プロ」時代以上に、熱いものになるような予感がする。今年のF1は、面白い。
   

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新型インプレッサ試乗記

2007年06月10日 | CARS&F1

   
 本日の札幌は、YOSAKOIソーラン祭りたけなわで盛り上がっていたようだが、そんな世の中の流れとは全く関係なく、唯我独尊の我々取材班3名は、ニューインプレッサの試乗へと、北海道スバルへ赴いたのであった。


   
 まずは、私のレガシィ2.0iと同じエンジンを積む20S(4AT)を試す。

   
 205/55R16と、私のレガシィ2.0iと同サイズのシューズは、アルミホイール風フルホイールキャップを装着した、鉄のホイールである。アルミの価格も高騰していますからねぇ。なお、ボンネットも、もはやアルミ素材ではないとのこと。

   
 この、ニューインプレッサ。全幅は1740mmと、BPレガシィよりも10mm広い。だが、コックピットはレガシィよりも明らかにタイト感がある。手前にせり出しているセンタークラスターのせいもあるのかもしれない。だが、アイボリーのインテリアは、明るくてなかなかイイ感じ。

   
 まず私が驚いたのは、ルームミラーの装着位置である。フロントスクリーンのほぼ中ほどに付いたコレは、後方視界を確保しやすいのは確かだが、気にしだすといつも視野に飛び込んできてやや煩わしい。なにかスバルの深い思惑があってこういう位置にしたのかもしれないが、通常の位置に装着してくれたほうが、私としてはありがたかった。なお、レガシィ同様、アイポイントはやや低めに設定されている。

   
 そして、私が危惧していたことが現実になってしまった。サッシュレスドア廃止はみなさんご承知のことと思うが、更に、これまでスバル車のステアリングコラム上には装着されていたハズの「パーキングランプ」も省略されている。スバル車の美点であった「イグニッション連動ライトオフ」は廃されて、よくある「ライト消し忘れ警告ブザー」になってしまったのだ!
 それともう一つ。オドメーターとトリップメーターが同時表示式ではなく切替式になってしまったのも悲しい。「一般人にはどうでもいいと思われるところにコストを掛ける」スバルらしさが、どんどん失われていく・・・これがトヨタとの提携のせいなのかどうかは謎ですが・・・
 そして、現代のクルマらしく、水温計は略されて、水温警告灯に取って代わられているのだった。コレも、時代ですネ。

   
 だが、3連ダイヤル式のエアコン操作ノブは、使いやすくてイイと思う。私のレガシィも、できればコレにしてほしい。プッシュスイッチ式よりも、ずぅーっとこちらの方が手探り操作性バツグンである。

   
 インフォメーションメーターは、外気温・燃費計・時計を同時表示する。現代のクルマは燃費計を標準装着するものが多くなってきた。とてもイイことだと思う。コイツがあると、ついつい燃費を気にして、いつの間にかエコ運転になってしまう。この装置の環境に与える影響は、意外に大きいように思う。

   
 ラゲッジ下を見ると、「サブトランク」は廃されたが、スペアタイヤ(テンパータイヤ)が積まれていたので一安心。ここを「パンク修理セット」にしなかった点は、大いに評価したい。

 で、この「20S」の乗り味だが、同じエンジンを積むだけあって、私のレガシィ2.0iとフィールは非常に近かった。しなやかな乗り心地で、あなどれない加速をする。ロードノイズ等は、むしろレガシィよりも、よく抑えられているかも。この、EJ20型のSOHCエンジンは非常に熟成されて良くなっており、下のトルクは若干細いが、スムーズに爽快に吹け上がり、充分に速い。それでいて、実用燃費もイイのだから、このエンジンをキャリーオーバーしたのは正解だと思う。惜しむらくは、ミッションかもしれない。4速ATというのは、この時代、やや見劣りして見える。だが、私見を述べると、ATというものはやたら多段化すれば良いというものでもなく、日本国内のスピードレンジで使う分には、4段もあれば充分ではないかという気もする。問題は、このエンジンに5MTが与えられなかったことの方だと思ったりして・・・


   
 お次は、1500ccDOHCのベーシックモデル「15S」(4AT)に試乗させていただく。

   
 レガシィツーリングワゴン同様、ビルトインルーフレールが装着されている。

 この「15S」。やはり「20S」よりも、歴然とレスパワーである。「20S」と同じように走らせようと思ったら、結構スロットルを踏み込まなくてはならないし、そうするとエンジンのうなり音もそれなりに室内に響いてくる。だが、このグレードには5MTが用意されている。このクルマを5速ミッションを駆使して引っ張って走るのは、結構面白いのではなかろうか。もし私がインプレッサを買うなら、15Sの5MTにするだろう。


   
 そして、いよいよ最後は、ターボの「S-GT」(残念だが4AT)。
   
 メーターのイルミネーションはレッド。このグレードには、水温計が装着されている。
 いやあ、このクルマ、速い速い!だからといって、シビックタイプRのような粗っぽい乗り心地ではなく、基本はあくまでしなやか。とはいえ、前述の2グレードよりは、若干足回りは硬めではある。「15S」の後に乗ったせいもあってか、このクルマの速さには、ホント驚いた。その加速フィールは、まるでレガシィGTのごとく、スルスルッといつのまにか相当なスピードが出ているという類のものであった。


 この、新型インプレッサ。実車を見てもクリアレンズのテールランプにはあまり感心できなかったが、乗ってみると、非常にジェントルないいクルマだった。それは、まさに「レガシィS-ワゴン」ともいうべき上質なフィールのクルマと思う。だが、思うに、このクルマに「インプレッサ」名を冠することが本当に正しかったのかどうか・・・それは「WRX・STI」待ちなのかもしれない。
 乗ると、ホントに素晴らしいクルマだ。コストダウンされている部分も散見されるとはいえ、価格からみても、このクルマのコストパフォーマンスは高い。まさにバーゲンプライスといえる。
 スバルの今後の経営のためにも、このクルマがマーケットで受け入れられることを、ただただ祈るばかりの私なのである。
   

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チャロ君写真館 ’08.12.1~’10.11.28

チャロ君写真館 ’10.12.18~’11.12.24

チャロ君写真館 ’12.01.01~’12.12.24

チャロ君写真館 ’13.01.01~’13.12.29

チャロ君写真館 ’14.01.01~’14.12.27

チャロ君写真館 ’15.01.01~’15.12.27

Waterlogueチャロ君

チャロ君写真館 ’16.01.01~’16.06.25

チャロ君写真館 ’16.07.29~’16.12.28

チャロ君写真館 ’17.01.01~’17.12.21

チャロ君写真館 2018

チャロ君写真館 ’19.01.01~’19.09.07

チャロ君写真館 ’19.09.22~’19.12.31

チャロ君写真館 ’20.01.01~’20.04.27

チャロ君写真館 ’20.05.01~’20.08.26

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チャロ君写真館 ’21.09.02~’21.12.31

チャロ君写真館 ’22.01.01~’22.04.30