いつかすべて終わるのだから今は頑張ろう、この言葉は2年前、
82歳で他界した漫画原作者の小池一夫氏の言葉である、人間い
つかは死ぬ、必ず死ぬ、今は苦しいけど苦しいから生きていこう
とも私には解釈できる含蓄のある言葉である。
さらに小池氏は著書のなかで死について読者にこんな言葉を投げ
かけている「自分がこの世から一瞬でいなかったことにできるス
イッチがあれば、あなたは押しますか?」元々自分がこの世に存
在せず、誰の記憶にも存在しなくなるスイッチだけれど、押した
い人がいるのでは?と思うのは私だけではないような気がする。
それでも今生きていればこそ経験できることもある、希望を持っ
た瞬間から過去に対する見方が変わることだってある、そう考え
ると人間の価値はやっぱり生きることにあると思いたい、今は苦
しいけど苦しいから生きていこう、いつかすべて終わるのだから
とにかく今は頑張ろう、落ち込んだ時はそんな気持ちを大切にし
たいものである。